梯子作業の現地調査へ
約15年前に当店で取り付けたエアコンの入れ替え工事のため現地調査に伺いました😊
というのも外壁の配管工事がちょっと困難で以前どのように施工したのか、また現在使用している器具で作業可能かなどを確認する必要があったため。
状況はというと、
2階から配管化粧カバーで地面にある室外機までパイプが下りています。
これだけ見ると通常の梯子作業(6m程度の二連梯子作業)のように見えますが。
塀と壁の間は50cm程度しかないため梯子を掛けると垂直に近くなり危険度が高い。
やはり階段から長い梯子を掛けるほうが安全そうです。
こちらのお客さん宅へ初めて訪問したのは17年ほど前。
当時新築で引越し業者の下請け工事屋さんによりエアコン移設工事を行っていたところ、この状況から取り付け作業をお断りされたそうです。
その後、何件か問い合わせて当店へご連絡いただき取り付け工事を行いました。
しかしその2年後(今から15年前)にエアコンが故障したため新品へ入れ替え工事を行いました。
そして今回、まだそのエアコンは稼働しているのですが当方がこのような作業ができるうちに最後の入れ替えをとご連絡をいただいた次第です。
(その間にも何度が他の部屋の工事に伺っていますが)
壁の上の方には15年前の作業時に打ち込んだアイ・スクリューがあります。
掛けた梯子が転倒しないようにするため取り付けました。
これはステンレス製で建物の柱に打ち込んであります。
さて今度は梯子
左は二連梯子で通常の2階までならこれで作業可能。
右は三連梯子にするためのもの。
この梯子はもともと三連梯子ですが作業性や取り回しが悪いため普段は3段目を外しています。
階段の途中に掛けるため力が入りにくくお客さんに手を借りて立てました😅
これで全長8m程度です。
三連梯子に登るとグワングワンとしなって揺れます。
最上部まで上がってアイ・スクリューと梯子をベルトで固定。
胴綱(電柱に登るときに使う綱)を梯子に掛けて後方へ体重を移動させて安定度や作業性などを確認。
しかし右側方を見ると長く続く階段でその高さゆえ恐怖を感じます。
姿勢の基準となるものが近くにないのでバランス感覚がつかめなくなるからでしょうかねぇ。
今回もこれでなんとか工事ができそうです😄
なお3階建ての3階外壁工事は梯子が立てられないことが多くほとんどのケースで工事をお断りしているのが現状です。
現在では安全が重視されるのでこれからますます高所の作業はできなくなっていくのかもしれません。
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