フォト
無料ブログはココログ

リンク

エアコン点検

2021年5月 7日 (金)

エアコン回路で漏電

分電盤(ブレーカーのところ)にある漏電遮断器が作動して電気が切れるようになり、エアコンのブレーカーを入れると切れることが判明したとのことで点検の依頼をいただきました😊
(場所は川崎市内のマンション)

まずはエアコン全体の絶縁抵抗を測定したところほぼ0Ωなので完全に電源ラインがケーシングなどに接触している状態と思われます。

漏電箇所を特定するために室内外連絡線を抜いてみると
漏電を調べるため室内外連絡線を抜いた
室外機内で漏電していることがわかりました。

室外機をばらして基板を見ます。
室外機の基板をみる
まず怪しいのはコンプレッサー。

どれどれ(コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて)
コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて
やっぱり😞・・・

絶縁抵抗計の針は
絶縁抵抗計はほぼ0Ωを指している
ほぼ0Ωです。

コンプレッサーで漏電です。

ルームエアコンのコンプレッサーは全密閉形でモーターだけ交換することはできません。

ガスの入れ直しも必要となるため部品代、修理代が高額。

残念ですがルームエアコンでは本体を新品に買い替えたほうがいいですね。

こちらのエアコンは製造から15年を超えているようなので部品の供給も終わっていて寿命といえます。

室外機を元通りに戻して終了となりました。

雨の日とかにたまに漏電遮断器が作動するというお宅はどこかで漏電している可能性が高いので点検を行いましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年5月 3日 (月)

室内機が落ちそう・・・

マンションでエアコンの室内機が落ちそうだと点検依頼をいただきました。

取り付けたのはどこの工事屋さんか知りません。

こちらが室内機
落ちそうになっている室内機
ここだけ見ると特に問題なさそうに見えますが・・・

横の壁を見ると
室内機の横の壁に段差が発生
段差がありますね。

角度を変えて
室内機の付いている壁が浮き上がっている
室内機の付いている壁(石膏ボード)が浮き上がってます😱

こ、これは室内機が壁ごとはがれて落ちる兆候です。

エアコンを正面から押すと壁ごとぷかぷかと動きます。

なにはともあれエアコンを外します。

作業中に落ちないようにそーっと、そーっと・・・

据付板
取り付けられている据付板
ボードアンカーが上部2本程度であとはねじが2、3本とまってました。

室内機は軽いタイプですがそれでもボードアンカーが少ないですね。

ボードアンカー部分
据付板のボードアンカー固定部分
金属製のカサ式で使用しているものには問題ありません。
(カサ式ボードアンカーについてはこちら

こちらのマンションの壁はGL工法でコンクリート躯体にGLボンドというものを使用し石膏ボードが貼り付けられています。

一般的によく使われている工法で俗に団子貼りとも呼ばれGLボンドを団子状(直径10cm程度)に点々と付けて接着しています。

コンクリートと石膏ボードは直に接するのではなく数センチの隙間があります。

その隙間を利用してボードアンカーを使用したりします。

今回はそのGLボンドから石膏ボードがはがれて落ちかけているのでその原因を確かめます。

石膏ボード表面からコンクリート面までの距離を計測
石膏ボード表面からコンクリート面までの距離を計測

近づいて
石膏ボード表面からコンクリート面まで42mm
42mmです。

そして使用されていたボードアンカーのねじは
使用されていたボードアンカーのねじ長は45mm
45mm

ねじの方が長いですね😆

こうなるとどのようなことが起きるかというと、
ねじを締めると先端がコンクリートにぶつかって石膏ボードをはがす力になります。

カサ式ボードアンカーは石膏ボードの裏側で傘が開いているためまるでジャッキのような働きで壁がはがれてしまうんです。

センスのある工事屋さんであればコンクリートにねじが地つきした瞬間に感覚でわかると思います。

しかしそれ以前に予め深さを計測しておかなければなりませんね。

このようなことがわからない工事屋さんはほかにもいろいろやらかします。

室内外機の連絡線は
室内外機の連絡線は細い1.6mmが使われていた
VVF1.6mmと細め。

材料費の節約ですね。

室内機の補助配管がねじれてます。
室内機の補助配管がねじれていた
エアコンの効率が落ちます。

床に室内機を置いたまま銅管を接続してテーピングしその後据付板に引っ掛けたためムリな力が加わりこのようなったと思われます。
(テープの巻き方を見ればどのように施工したかわかります)

これも時間節約での結果です。

お客さんはこの時点でエアコンを処分することに決定されました。
まだ購入してそれほど年月は経っていないようですが・・・

それからエアコン用のコンセント
エアコン用のコンセントが分岐延長されている
下のコンセントから分岐延長されています。

専用回路(1つのブレーカーに1つの専用コンセント)ではないですね。

いまでは量販店でもエアコンは専用回路の電源でなければならないと指導しているようです。

これにはお客さんも気づいていたようで
分岐延長されたコンセント回路を撤去
撤去となりました。

壁は内装屋さんを呼んで張替えするそうです。

以前から何度も言っていますが速い(急ぐ)施工は危険。

100m走のように速さを競う工事人はエアコンだけでなく家も破壊します。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年4月11日 (日)

リモコンを操作しても動かない

エアコンを運転しようとリモコンを操作しても動かないとの点検依頼をいただきました😊
(川崎市内)

本体が受信しないのか、それともリモコンが送信していないのか、基板でなければいいが・・・想像しながら向かいます。

現地到着
リモコンを操作しても動かないエアコン
いろいろ試されたようでフラップなどは開いてました。

ではさっそくリモコンから
リモコンの赤外線発光を確認
赤外線の発光を確認できました。

送信はしてますね。

リモコンは問題ないでしょう。

(「うちのリモコンも光ってない」という方、この発光は赤外線なので目では見えません)

となると本体受光部か?

室内機の強制運転ボタンを押してみます・・・

動かない(-_-)

電源プラグを差し直してもなんの反応もなし。

もしかして基板か?

いやいやその前にコンセントの電圧を調べるか・・・

でも室内機の左側面にコンセントが付いていてテスターをあてることは容易ではありません。

じゃ、とりあえずブレーカーでも見るか
分電盤を確認
ん?

これ・・・
エアコンのブレーカーが落ちていた
クーラー200V・・・落ちてるよ😅

そのままブレーカーがONにできるか確認。

OK。

リモコンを操作すると”ピピッ!”と運転開始。

冷暖房両方とも正常に動作。

お客さんの話では2週間ほど前に正常に運転停止した後は使用しておらず久しぶりに運転しようとしたら動かなかったとのこと。

分電盤が冷蔵庫の上にあるので物の出し入れの際に何かがレバーに触れたのかもしれませんね。

こちらのお宅のようなレバーが露出している分電盤ではたまにこういうことがあります。

いや簡単でヨカッタヨカッタ😄

そうそう、ブレーカーが頻繁に落ちる場合は危険なのですぐに使用するのをやめて点検してもらってくださいね。

不具合をごまかして使用していると事故になります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年4月 9日 (金)

アースの点検

エアコンにしっかりとアースが接続されているか点検を、と依頼をいただきました😊

場所は横浜市内の一戸建て。

到着時は
アース端子付きのエアコン用コンセント
エアコン用コンセントにアース端子が付いています。

しかしアース線はつながってませんね。

「だめじゃん!」

ちょっとまってください・・・このエアコンは200Vなので
200Vコンセント差込口
差込口にもアース端子があります。

エアコンのプラグ側もこのアースに接続されるように金属の棒が出ています。

これならば問題なくアースに接続されますね。

しかし中にはそうではないこともあるんですよ。(どっちや?)

その理由は現在発売されている200Vのエアコンのプラグは全機種アース極(棒)が付いているためコンセント内に配線がされていなくてもアース端子付きのコンセントを取り付けることになるためです。

お客さんはある出来事をきっかけにこのエアコンはきちんとしたアース(D種接地)につながっているのだろうか?と疑問に思われたそうです。

エアコンを設置した量販店の下請け業者さんに問い合わせたところ電気には詳しくないので・・・といわれたとのこと。
(まじか😆)

心配したお客さんは
室外機に接続されたアース
ご自身でホームセンターで買ってきたアース棒を地面に打ち込んで室外機に接続したそうです。

[ご注意]アース棒などを地面に打ち込んで(埋設して)家電製品に接続する場合は電気工事士の資格が必要です。

ではまず室内のコンセントにあるアース端子を接地抵抗測定。
接地抵抗を測定
約50Ωです。

こちらのお宅には電源側に規定内の漏電遮断器が設置されているため500Ω以下であれば問題ありません。

たとえ漏電遮断器がなくても100Ω以下でOKです。

コンセントにプラグを差し込むだけでD種接地されることは確認できました。

エアコンのアースは室内機か室外機のどちらか片方に接続すればいいので
室外機に接続されたアースは撤去
室外側のアースは撤去させていただきました。

内外機双方で別の地面に埋設された接地極(アース棒など)へ接続するのはよいことではありませんので。

これで点検完了😊

第二種電気工事士を取得しても電気の基礎を知らないためか応用がきかず接地抵抗の測定方法を理解していないエアコン屋さん多いですね。

これは昔からですが電気をまったく知らない人がエアコン工事業者になるからなんですよ。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年3月12日 (金)

暖房をしても暖かくならない

横浜市内のマンションにてエアコンの暖房をしても暖かくならないとの点検依頼をいただきました😊

本体の使用年数は10年を超えています。
部品の必要な修理の場合は在庫切れでだめかもしれません。

到着して作業車を駐車場にとめ、とりあえず温度計とリークディテクタ(ガス漏れ検知器)を持って訪問しました。

室内機
暖房が効かなくなったエアコン
まずは状況確認のため暖房運転をしました。

画像はありませんがこのとき真っ先に見るのは室外機。

室外機が回り出したらバルブに手をあてて冷媒の往きと戻りの暖まり具合を確認します。

原因は簡単、すぐに室内機の汚れと判断しました。

駐車場までは距離があるため椅子をお借りしてフィルターを抜いて見ます。
詰まったエアコンフィルター
表面は真っ平できれいないように見えますが詰まってます😅

空に向けて透かして見ると
詰まったフィルターを空に向けて透かして見る
うすらぼんやりとしか見えませんね。

このエアコンは自動フィルター掃除機能付きなのでブラッシングによって表面のホコリは取り去られていますが、逆にフィルターメッシュに押し込むことにもなります。

また室内機の設置場所はリビングのためキッチンが近く調理の油煙で表面は油分が付着しそれがまたホコリをくっつけて目詰まりさせます。

自動掃除のブラッシングで格子の部分はきれいです。(意味なし😆)

2年程前に業者さんにエアコン洗浄をしてもらったらしいのですがフィルター自動掃除機能だけでは不十分なことがわかります。

これまで見てきた経験上、自動掃除に任せていると2~3年で完全に詰まってしまうところが多いようです。

まあそれ以前に効率低下は始まっています。

毎日使用するので徐々に効率が落ちても気が付かないんですよね。

お客さんにフィルターを洗剤で洗っていただきました。
洗ったエアコンフィルター
すっかりきれいになりました。

油分を含んだ汚れのため掃除機や水洗い程度では落ちません。

またお客さんに洗ってもらうのは今後のメンテナンス方法をご自身で体験、検討していただくためでもあります。

フィルター掃除のために業者を呼んでいたら大変ですからね。

空に向けて
空に向けて透かしたフィルター
きれいな青空😄

フィルターを室内機に戻し温度測定結果は吸い込み18℃、吹き出し50℃で快調。

吹き出す風も強くなってまだまだ使えそうですね。

フィルターの詰まった状態で冷房や除湿を使用すると室内機の中がカビやすくもなります。

湿気がなかなか抜けないためです。

以前から何回も言ってますがエアコンの自動掃除機能はダメ機能なので面倒ですがフィルターは外して目で見て手で掃除しましょう。

「それじゃ自動掃除の意味ないじゃん・・・」はい、意味ありません。

宣伝をそのまま信じてはいけません😆

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年2月 4日 (木)

室内機から異音がする

東京大田区にて室内機から異音がするとの点検依頼をいただきました😊

到着してさっそく症状を確認します。

しかし運転開始直後はほとんど音はしません。

しばらくして暖房の暖かいガスが室内機を循環し始めファンの回転が上がると同時に
室内機がブルブルと揺れて異音が出る
室内機がブルブルと揺れ、周辺の壁からは”ゴー”という低い振動音が出始めました。

送風ファンのアンバランスでその振動が周囲の壁に伝わり音が出ています。

アンバランスはホコリやカビの蓄積でも起きることがあるので回転中のファンをカメラのフラッシュで静止させて見てみます。
回転中のファンをカメラのフラッシュで静止して見る
割ときれいですね。

この程度でバランスが崩れることはありません。

となると・・・これは重症?

こんどはエアコンを停止して端から端までよーく見てみます。

あら・・・
ファンが割れている
羽根が割れてますね。

こりゃ重症だわ😱

手で回転させてみると
ファンの羽根がなくなっている
羽根のなくなっているところがあります。

これが原因ですね。

お客さんにこのことについて尋ねてみると、エアコン運転中に内装屋さん(クロス屋さん?)が指を入れてしまいバリバリという音が聞こえたそうです。

もしかするとそれかもしれませんねぇ。(きっとそれ)

運転中は絶対にファンに触れてはいけません。

羽根はたった一枚割れてしまっただけでバランスが崩れて異常振動で使用できなくなります。

ファン自体はそれほど高価ではありませんが、このエアコンの場合は設置状況からしても室内機を取り外して分解しないと交換できないため修理費は高価になります。

修理費用の見積もりを出しましたが使用年数などを考慮して本体を新しいものへ入れ替えることにするそうです。

それと余談ですが、ファンの汚れが気になっても割り箸にティッシュを付けてゴシゴシするのはいろいろと危険なのでやめましょう。

とくに”バキッ!”と音がしたらエアコンが終了😱です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年1月23日 (土)

ガス(冷媒)漏れ点検へ

昨年エアコンが効かなくなって他の業者(便利屋さんらしい)にて点検修理を行ったところ1ヶ月程度でまた冷媒不足のエラーが出てしまったとのことで今回は当店が伺いました。

ご依頼いただき有り難うございます😊

前回の修理では室内機と室外機両方の接続から漏れているという判断でそこを直してガスを充てんしたそうです。

その後再びエラーが出た時点でお客さんが他にも接続がないか調べたところ途中にもうひとつあったそうで、そこから漏れているのではないか?と連絡をいただきました。

状況は
ガス漏れ点検のため配管化粧カバーを開けた
このようになっていて配管化粧カバーは点検のため開けてます。

前回修理をした業者さんは便利屋さんとのことなのでカバーの中に接続があるとは思わなかったかもしれません。

このエアコンの冷媒管は先行隠蔽配管で建物新築工事と共に施工されたもの。

その場合、冷媒管は短めにされエアコン設置時に延長接続する形態が多いのですがそれを知らなかったのでしょう。

カバーの中にある延長用の接続部
カバーの中にある冷媒管ユニオン接続部
ユニオンと呼ばれるもので接続されています。

断熱材はお客さんではがしたそうです。

ユニオン部分は少しオイル(冷媒管内を流れるコンプレッサーオイル)が付着していかにも怪しいです。

でも、まちがいなくここから漏れているのか確認する必要がありますね。

しかしガスはすでに空っぽ😅

点検用にガスを少量入れて調べることにしました。

リークディテクタ(ガス漏れ検知器)をあててみると
リークディテクタにガス漏れ反応あり
レベルメーターが振り切り漏れを確認できました。

お客さんの予想通りです(すばらしい😎)

修理方法としては二つ考えられます。

・ユニオン接続だけをやり直してガスを充てんする。(修理費は安価だが長期信頼性は中程度)
・接続部を溶接してガスを充てんする。(修理費は高価だが長期信頼性が高い)

前にも触れているように先行隠蔽配管なのでエアコンを入れ替える際も冷媒管は取り替えません。

そう考えると溶接接続して次回入れ替え時もそのまま使えるように長めに冷媒管を延ばしておくのがいいかもしれません。
(現在長さがぴったりで次回足らなくなる可能性があるため)

ちょっと気になるのは前回の内外機接続部修理が便利屋さんというところ。

しかしそれを考え出したらキリがないですね。

見積もりを出して一連の点検作業は完了です😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年9月16日 (水)

エアコン落ちて撤去へ

エアコン(室内機)が落ちてしまったとのことで点検に伺いました😊
場所は川崎市のマンション。

どこかの量販店の下請け業者が設置したものと思われます。

当店のブログを見ていただいている方は「また?」と思われていることでしょう。

それだけ落下が多いということです。

ん?、前にも同じようなことを書いたような? まっ、いっか😆

現地到着
落ちた室内機をソファーで支えている
落ちた室内機をソファーで支えてました。

ソファーを立てたら高さが丁度良かったようです😄
おっと、感心している場合じゃないですね。

完全に落下したのではなく手前にお辞儀するように傾いたみたいで、就寝中に落ちて朝になって気付いたとのこと。

下にいるときに落ちなくて何よりでした。

横から見ると
据付板ごと壁から外れて落ちている
据付板ごと壁から外れています。

壁は石膏ボードでボードアンカーが抜けたみたいですね。
壁に大きな穴が開いてます。

使われていたボードアンカー
抜けたボードアンカー
ねじ込み式と金属製カサ式の二種類が使われてますね。

ねじ込み式は落下事故が多発して室内機の固定には使用禁止になっています。

もう一つの金属製カサ式はエアコンメーカー推奨のアンカーです。

奥側(本体右側)も
抜けたボードアンカー奥側
同じ組み合わせ。

カサ式のアンカーは2本しか使用されていません。

しかもこのエアコンはけっこう重量級なのでこれだけではいつか落下します。

これを取り付けた業者さんはねじ込み式に加え、カサ式を併用することで大丈夫だと思っていたのでしょう。

なぜ4本ともカサ式を使わないのかというと材料費が高くなるから(セコッ🤣)

でもこの業者さんの施工ではせっかくのメーカー推奨金属製カサ式アンカーを何本使っても意味がありません。

その理由はこれ、
ボードアンカーを締め過ぎ
ボードアンカーのネジを締め過ぎてカサが開き切ってます。

たぶん、でかいインパクトドライバーかなんかで思いっきり締めてますね。

カサ式ボードアンカーの締め付けは加減が必要。
そもそも電動ドライバーで締め付けることが間違い。

最後は必ず手で様子を見ながら開き具合を想像して締めなければいけません。

なぜ締め過ぎるとダメかというと、見えない壁の裏側でカサが開き切って石膏ボードに食い込み破壊するため。

画像のカサの先端と据付板の間は5mm程度しかありません。

石膏ボードの厚みは12.5mmが壁の場合は標準なので、ボード表面の紙を突き破って半分くらい食い込んでいることがわかります。

これじゃ強度がなくなってすっぽ抜けるのもあたりまえ。

さらに奥側(右側)は
ボードアンカーを締め過ぎて変形
だめだこりゃ。

もうカサ(傘)じゃなくなってますよ。

他に止めようが無かったのか・・・

壁を調べると
壁の中には木の下地
ボードアンカーのすぐ右に木の下地発見。

そこから30cm程度右にも同じく下地あり。

この程度のもの見つけられずにエアコン屋なんて務まらないですよ。
でも平気でやっているのがいるから怖い。

しっかり下地にねじを打っていれば落ちてはなかったと思います。

結局10年まで使用していないエアコンですが買い替えるとのことで、このまま放置はできないので撤去開始。

室内機を下ろすと
据付板は左下1本だけねじが下地に効いている
なんでやねーん🤣

左下の1本だけ下地の木にねじが効いてました。

効かすのそこじゃないでしょ。

でもこれは効かしたというよりもねじを打ったらたまたまそこに木があったというパターンです。

まあ、このレベルですから・・・
室外機のカバーを開けたところ
なにか気づきました?

「こんな手間かかるのやらねーよ!」らしいです。
ケーブルをバンドで固定していない
室内外の連絡電線(ケーブル)がバンド固定してありません。

ねじ1本の脱着を惜しむ徹底したスピード重視!

おみそれしました🤣

撤去完了。
エアコン撤去完了
でもお客さんにとってみれば、欠陥と手抜きの工事でエアコンの寿命を縮められ本当に迷惑なことです。

壁の補修も必要になります。

おそらく同じ販売店ではエアコンを買わなくなるでしょう。
(どこの店で買っても同じようなものですが)

せっかくお店に出向いて気に入ったエアコンを選んで買っても工事がお粗末では台無しですね。

近年の室内機が重すぎることもありますが、技術レベルの向上が課題のエアコン業界だったりします。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年9月11日 (金)

新冷媒、いいことばかりじゃありません

冷えないエアコンの点検に伺いました😊

室内機から冷風がでるか確認します。
冷風の出ない室内機
ただの風で冷たくありません。

暖房時期までは普通に使えていたが、夏になり冷房を入れてみたら効かなくなっていたようです。

室外機を見ます。
点検する室外機

カバーを開けてバルブを見ると
室外機のバルブが凍結
凍ってま~す😅

ちなみにこれは異常な状態です。

ここでガス漏れと判断するのは他の可能性があるのでまだ早い。

続いて停止時の圧力チェック。
運転停止時の圧力チェック
こりゃ低い、やっぱりガス漏れか🤔

しかしここで早まっては見誤りますからね。

運転時の低圧圧力。
運転時の低圧圧力
ガス漏れ確定。

このように圧力と針の動きで他の不具合がないか見る必要があります。

さて、問題はどこからガスが漏れているのか・・・

室外機のバルブは見た目で漏れた形跡がありません。

エアコンの製造年を見ると2013年。
この年数だとパイプの接続部漏れの可能性はかなり低い。

怪しむべきは室内機。
リークディテクターで室内機のガス漏れチェック
リークディテクターでガス漏れ検査。

ゆっくりガスの出てきそうなところにあてていくと、
リークディテクターにガス漏れ反応
盛大な音と共にランプがフル点灯。

やっぱりか~

定番の室内機(熱交換器)からの漏れでした。

購入から5年以内であればメーカー保証で無償修理が可能ですが、それを過ぎているので有償です。

まあ、はっきり言ってルームエアコンでは熱交換器ガス漏れの場合は修理せず買い替えることをお勧めします。
(というかほとんどそうなります)

理由は簡単、修理費が高額だから。

本体製造打ち切りから10年位で補修部品のなくなるルームエアコンに大金を掛けるのは無駄です。

今回はエアコンに引導(?)を渡して終了となりました。

過去にオゾン層を破壊することが問題になった旧冷媒(ルームエアコンではR22)から新冷媒(R410A、R32)に代わって早20年程ですが、室内機からのガス漏れがやたら多いのはこの新冷媒の影響だと思います。

ガス圧がR22に比べかなり高いので熱交換が目的で肉厚の薄い銅管でできた熱交換器は亀裂などが入りやすいのではないでしょうか。

この部分が10年持たないエアコンの多いこと。
設計寿命より短いですね。

「漏れてもオゾン層を破壊しないから大丈夫でしょ」そうなんですが・・・

じつは二酸化炭素に比べてびっくりするほど温暖化係数の高いガスなのです。

なおどこのメーカーでも同じように室内機からガスが漏れることがあります。

ある程度年数の経ったエアコンのガス漏れは室内機が一番怪しいですね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年8月11日 (火)

年々、室内機が壁から浮いてくる

室内機が年々、壁から浮いてきているような気がする、そのうち落ちるのではないか・・・と点検の依頼をいただきました。

場所は横浜市内のマンション。

取り付けたのはどこかの量販店の下請けのようです。

到着して見てみると
室内機の左上が壁から離れてきている
たしかに左上が通常より離れてますね。

お客さんの話では、付けた当初よりも少しずつ隙間が大きくなってきているそうです。
また、背面を覗いたところ据付板と壁の間にねじのようなものが確認でき、抜けてきているように見えるとのこと。

鏡で見ると
室内機の背面を鏡で確認
目では見えますがデジカメではピントが合わず撮れませんでした。

ボードアンカーのようなものが抜けかかっているように見えます。

周囲をいろいろと見ていると・・・

ムム・・・壁が変形してる?

😱室内機の荷重で
室内機の荷重で壁が変形している
壁が手前に膨らんできているのを確認。

このまま放っておくと壁を破壊して落下する恐れも出てきますね。

年々浮いてきたのは据付が不十分なことに加え、壁が変形してきているからでしょう。

壁は石膏ボードなので室内機を外してもおそらく元には戻りません。

近頃、省エネ性能を追求し過ぎて室内機が壁からやたら出っ張って、しかもずっしり重いものが売られてますがその弊害がここに。

これは下手すると壁の修理からしないとだめかもしれませんね。

エアコンメーカーが建物の現状を無視してこのようなタイプのものばかりに力を入れて発売するのも問題ですが。

今回はお客さんへ対処方法をいくつか挙げてエアコン脱着費用をお知らせし、どのようにするか検討していただくことになりました。

エアコンはできるだけ薄くて軽いものを選ぶのが壁を長持ちさせるポイントです。
とは言ってもメーカーが力を入れていないので機種は限られますけど😅

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

より以前の記事一覧