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エアコン点検

2022年1月15日 (土)

エアコンのランプが点滅(点検)

エアコン室内機のランプが点滅(エラー、故障表示)して動かないとの点検依頼を頂きました😊
場所は川崎市内、ありがとうございます。

事前に頂いたメールにランプの点滅回数が記載されていたので調べると”室外機過電流保護”のようです。

現地に到着し室内機を見ると確かにメールと同じ点滅回数です。

こうなると室外機の制御基板(インバーター基板)もしくはコンプレッサーあたりが壊れている可能性が高いためその部分を重点的に点検します。

こちらが室外機
故障していると思われる室外機

天板を外すと制御基板が一番上に見えました。
室外機の天板を外した
この部分で調べます。

基板を近くで見ると
室外機の制御基板
昔に比べるとチップ部品が多用されてコンパクトになりました😄

今では平滑用のコンデンサも小さく基板上に付いてます。

故障内容が過電流だったのでまずはコンバーターの出力電圧をチェック。

DC280V位で異常なし。

続いてインバーターの出力電圧を調べるにはこれ
3相を同時に調べる電圧計
3相を同時に見るための電圧計。

かれこれ20年位前に作ったものです😅

インバーターの出力は3相交流なのでこれが重宝します。

ちょっと専門的な用語になってしまいますが欠相していたり3相にバラつきがあるとわかります。

結果は
インバーター出力がない
コンバーターからの280Vは入力されてますがインバーターからは0V。

皆無😆

電圧計の針がピクリとも動きません。

コンプレッサーからの唸りもまったく聞こえません。

黒い部品はパワーモジュール(パワートランジスタ)と呼ばれる部品です。

ここから出力された電力でコンプレッサーが回転します。

3相とも電圧が出力されないのでパワーモジュール以前の制御側に故障があるようです。

でもそれでは過電流は起こらないと思いますが・・・🤔

たしかに点検中は過電流異常も他のエラーも出ませんでした。

室内機はあたかも室外機が正常運転しているように動作しています。

もしかするとたまに突然復帰していきなり出力が発生し過電流になることも考えられます。
(モーター(コンプレッサー)は停止しているときに大きな電圧を加えると大電流が流れます)

今回はこれが一番考えられますね。

ということで制御基板が故障ということがわかりました。

万一コンプレッサー側のロック、断線、漏電などだとエアコンを買い替えたほうがいい修理金額になりますからね。

室外機を元通りに戻して
室外機の天板を元通り戻して
部品の金額を調べます。

お客さんに修理費用を提示し修理することになりました。

次回、修理のもようをアップ予定です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年12月12日 (日)

隠蔽配管は・・・

隠蔽配管で取り付けられたエアコンを新しいものに交換したいということで現地調査に伺いました。

通常、隠蔽配管というのは建物を建築時に壁、天井、床などの中に予め冷媒管、電線、ドレン管を埋設しておくものをいいます。

その配管類が再使用できるか、また使用不可の場合どのような施工方法があるかを検討するための調査です。

室内機
隠蔽配管に取り付けられた室内機
時々水漏れするそうです。

室内機のグリルを外してまず目に付いたのはこれ
室内外機接続電線を室内機裏で延長接続している
室内外機接続電線を室内機の裏で接続していました。

室内機で水漏れを起こせば水で濡れることは容易に想像できます。

しかも周囲は発泡スチロールなどの燃えそうな断熱素材に囲まれています。

もしも発火したら・・・危険ですね。

よくみると
太さの異なる電線が接続されている
太さが違いますね。

1.6mmの細い電線で延長したようです。

このエアコンは冷房能力7.1kW(23畳用)で最大20A程度まで流れるので1.6mmでは細いと思います。

次にドレン管はどのようになっているか、
コンセントボックスを外してドレン管を見る
コンセントボックスを外して鏡で見てみます。

VP20かな?
隠蔽されたドレン管はVP20
これはまた細い。

わかっている人であればここは2サイズアップのVP30で立ち上げます。

そうしないとうまく接続できません。

なのでこのエアコン本体から出たドレンホースは途中から断熱材が剥ぎ取られ壁内は一部ですが断熱がありません。

これではホース周囲が結露しますね。

試しに本体ドレンパンから水を流します。

外部のドレン水出口
ドレン水出口
ここから排水されます。

しかしそこから出てきた水は
ドレン排水には異物が入っている
何か入ってますよ。

上から見ます。
ドレン排水に木くずのようなものが混入
木くずのような感じです。

隠蔽ドレン管の途中に逆勾配があるかもしれませんね。

もしそれが室内機からの水漏れ原因だとすると壁の中にも漏れている可能性があります。

最後にしばらく暖房運転しましたがほとんど暖まりません。

これはガス漏れや途中の冷媒管折れなども考えられ隠蔽配管の再使用はやめたほうがいいでしょう。

お客さんには露出配管をお勧めして現地調査完了となりました。
(後ほどメールで見積もりを送りました)

背面の壁に穴を開けて露出配管すれば水漏れ、ガス漏れ等の心配も少なくなります。

隠蔽配管というのはいつか使用できなくなるものです。

設備の中でもとくにエアコンの配管類は施工の未熟さも相まって長持ちしません。

建物を建てるときに設計士や建築屋さんから勧められてもできればやめたほうがいいですよ。

はじめはよくてもあとで後悔が待っています。

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2021年11月24日 (水)

エアコンからコンコン音がする

エアコンを使っていないのにコンコンと音がするという点検依頼をいただきました。

場所は都内のマンション。
ご依頼ありがとうございます😄

状況はというと
エアコンを使っていないのにコンコンと音がする
このように聞こえてくるようです。

寝室でこの症状が出てしまうと響く音のため気になって眠れません。

これは通称”ポコポコ音”と呼ばれてますが排水のドレンホース内の水がはじけて出る音です。

ドレンホースには室内が屋外よりも負圧になったりすると空気が早い速度で流れます。

そのときに溜まった水が弾けてしまうんです。

しかし点検に訪問したときには音がしなくなっていました。

おそらく秋になり冷房を使用しなくなったためホース内に溜まっていた水が蒸発し消えたものと思われます。

また来年冷房や除湿を使用すると再発しますので😅

とりあえず症状を再現するため室内機に注水して外部から吸引器を使って水溜りの程度を確認しました。

これが吸引器
ドレンホース用吸引器
ドレンホースが詰まったときに使用するものです。

吸引器の手ごたえからそれほど多くはありませんが水が流れず溜まっているところがあります。

ではその原因がどこにあるのか探っていきます。

まず気になったのがこれ
配管が水平
室内機から出てすぐのところで配管が水平です。

このような場合でも水平部分にうっすら残留した水が風で戻されドレンパンの接続口付近で甲高い音を立てることがあります。

そして次に怪しいのがここ
見るからにドレン管が逆勾配になっていそうなところ
黄色の丸が室内機から来たパイプを通してあるところです。
(下のパイプは別の部屋のもの)

カバーを開けてみます。
ドレンホースが逆勾配
やっぱり逆勾配。

ここは確実に水が溜まってますね。

こういう細かなところの排水勾配を付けられないエアコン工事屋さん非常に多いです。

パテをはがすと穴の中も逆勾配でした。

これは余談ですが本当は穴の外側に出るまでドレンホースは断熱するべきなんですけど。

そして室内側と室外側の中間にはパイプスペース(パイプシャフト)があり、そこも気になります。

点検口を開けてみると
パイプスペース内室内機方向
室内機からのパイプがパイプスペースに入り、

90度曲がって室外機方向へ抜けていきます。
パイプスペース内室外機方向

どうもこの室内機方向と室外機方向にある穴の高さはほぼ同じ。

非常にドレン勾配がとりにくい状況になっています。

ここが一番問題のようですね。

マンションを建築したところの設計というか施工がエアコンのことをわかっていなかったのでしょう。
(わかってないところがほとんどですが・・・)

そしてこれ
ドレンホースにたるみができて水が溜まっている
ドレンホースがたるまないように中間でテープ固定してますが結果これにより両サイドがたるんでます。

全体をテープ巻きすればもう少しマシだったかもしれません。

一通り点検を終わり修理方法は決めました。

これらを見るとなぜ量販店等がポコポコ音を強制的に止めるドレン逆止弁をやたら強く勧めてくるのかわかりますね。

ちなみにこちらには逆止弁は付いていませんでした。

逆勾配を直さず逆止弁を付けて誤魔化すと室内への水漏れリスクが高くなります。

お客さんに説明し後ほど見積もりをメールで送信。

修理もご依頼いただき次回その様子をアップする予定です。

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2021年9月30日 (木)

マルチ、残念ながら寿命

20年以上経過したマルチエアコン2セットの点検依頼をいただきました😊
(2室マルチが2セットなので室内機4台に室外機2台)

故障原因がわかっても部品がないため修理は難しいことを事前にお伝えしましたが、それでもということで点検に伺いました。

1セットはあまり冷えず時間が経つとランプが点滅して止まる。

もう1セットはすぐに点滅して止まる。

というものです。

1セット目
室外機のバルブが凍っている
室外機のバルブが凍っています。

凍っているバルブの温度は
凍っているバルブの温度は-6℃
-6℃

隣のバルブは
隣のバルブの温度は+19℃
+19℃

考えられる原因は
・ガス不足
・コンプレッサー圧縮不良
・膨張弁不良
などがあります。

もう1セットのほうは室外機のコンプレッサーを起動しようとしますが失敗してエラー(室内機点滅)を出しているのでDC過電流で
・インバーター基板不良
・パワートランジスタ(パワーモジュール)不良
・コンプレッサー不良
が考えられます。

いずれにしても設計寿命をかなり過ぎているため買い替えをお勧めしました。

ここで費用をかけて延命できたとしても他がすぐに壊れてやっぱり買い替えなんてことになりますからね。

お客さんも故障の原因がほぼ判明して買い替えの決断をされたようです😊

当方では人数的に対応できる工事内容ではないため、どのような施工方法があるのかをご説明し完了となりました。

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2021年9月 9日 (木)

室内機と壁の隙間が・・・

室内機と壁との隙間がだんだん広がってきていて落ちるのではないか?との点検依頼をいただきました。
(ご依頼いただきありがとうございます😊)

近年、室内機の質量と奥行きが増してきてこのような依頼も増えてます。

今回のエアコンも当店の施工ではありません。

ではどのような状況か確認します。

室内機
これから点検をおこなう室内機
パイプが左から出ているので万一落下すると振り子のように落ちてエアコンだけでなく壁などの破損もありえますね。

下に人がいるときであれば怪我をするかもしれません。

お子さんがいれば更に心配です。

横から見ると
室内機上部と壁の間に隙間がある
上の方に若干隙間がありますね。

隙間の寸法を測ります。
隙間の寸法を測る

拡大
隙間の寸法
3.4mmほどです。

室内機据付板の浮き上がりがないか点検します。
据付板の浮き上がりがないか点検
上からペンライトで照らしました。

拡大
据付板の状況
ピントが合っておらず見にくいですが壁に着いていて浮いてはいません。

一応いまのところ問題なさそうですね。

取り付けた人がどのような工事をしたか不明なので”一応”ということにしておきます😅

ではなぜ隙間が段々大きくなったか・・・

まずこの室内機の質量
室内機の質量17kg
17kgもあります。

しかも高さより奥行きが大きい機種なので室内機を引っかけている背面上部のフックには常時大きな引っ張り荷重が掛かっています。

室内機のフックは樹脂なので荷重で徐々に変形して壁との隙間が広がったと推測します。

それに加えて据付板(鉄板)側も変形しているかもしれません。

まあ考えてもみてください、18リットルのポリタンク満タンの灯油って持ってみるとかなり重いですよね。

でも水よりも比重が少ないのでタンクの重さを加えても実際には15~16kgだそうです。

今回のエアコンはそれより重い17kg。

そのような重くて奥行きのあるものを壁にねじで固定して引っ掛けているだけなんですからムリがあるのも当然と言えます。

この質量に加え管内を流れる冷媒と、冷房除湿時の熱交換器やドレンパンに溜まる結露水を考慮するともう少し重いはずです。

その他接続した電線、パイプ類の重さや張力なども加わるかもしれません。

重くて奥行きのある室内機は本体の変形だけでなく場合によっては壁まで変形させることもあります。

もしも壁が変形してしまうと次回エアコンを入れ替える際には取り付けられず石膏ボードなどを含む内装工事を行う必要が出てきます。

せっかく電気代で元が取れると思って高価な省エネエアコンを選んだつもりが壁の補修でそれ以上の費用が発生しては困りますね。

なので省エネ性能だけにとらわれずこれらのことも考慮して機種選定をするとよいと思います。

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2021年9月 3日 (金)

施工次第では逆止弁も意味なし

エアコンからポコポコ音が出るとのことで点検依頼をいただきました😊

ご依頼いただきありがとうございます😄

エアコンを取り付けたのは量販店のようです。

”ポコポコ音”というのは排水用ドレン管の中の水が流入する空気で弾けるときに聞こえる音です。

マンションなど気密性の高い建物で発生します。

しかしその多くはドレンが逆勾配(登り勾配)になっていてホースの中に水溜りが生じることによる施工不良です。

その他、下り勾配がついていても横引きが長いと音が出てしまうこともあります。

到着してみると
ポコポコ音防止の逆止弁が付けられている
ポコポコ音防止の逆止弁が付いてますね🤔

これがあれば空気の流入を防いで普通は音が出ないのですが・・・

室内側で音を確認すると
”コン、コン、コン、コン・・・”とたしかに音が出ています。

入室してすぐに気になったのがこれ
室内機から水平に配管されている
室内機から水平に配管化粧カバーが付けられてます。

勾配がなくても逆止弁を付ければ問題ないという判断でしょうが、長い目でみれば排水管が詰まりやすくなり室内に水漏れの可能性があります。

カバーを外して見るとこの通り
ドレンホースが角で持ち上がっている
立下りとの角でホースが持ち上がっています。
(黒いのは冷媒管の断熱材です)

しかも室内機から排水ホースが30cm程度水平なのでそこに水が溜まります。

これが音の発生源。

外部から流入してきた空気で水平部分に滞留した水が押し戻され弾けてポコポコと鳴ってしまうわけです。

逆止弁も完全に空気の流入を防げるわけではないようですね。

持ち上がったホースを上から押さえると溜まった水が流れて音が止みます。

そこで
ドレンホースが持ち上がらないように押さえを付けた
上から押さえを付けて上がらないようにしました。

確実な方法はエアコンを取り付け直して修理することになりますが費用がそれなりにかかりますからね。

今回はお客さんと相談してこれで対処することにしました。

配管化粧カバーを元に戻して
配管化粧カバーを元に戻して
完了です😊

このような設置場所では室内機をもっと右に寄せて付け、極力横引きをなくす方法をお客さんに提案するべきです。

そして逆止弁というのは勾配に配慮して施工したにもかかわらず音が出た場合に使用するもの。

はじめから逆止弁を付けることを前提に施工をしてはだめだということです。

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2021年8月30日 (月)

エアコン洗浄は要注意

都内にてリモコンが受信しなくなったとの点検依頼をいただきました😊

しかしエアコンが旧型のためメーカー部品はすでに在庫もなく交換はできません。

それでも一縷の望みに期待して点検を、とのお客さんのご希望で伺いました。
これから点検を行う室内機
なおリモコンの送信は確認して問題ありません。

室内機が通常より高い位置に設置されていましたがお客さんの脚立をお借りして見てみます。

この機種いつも前面グリルの外し方で戸惑うんですよ。

今回もなかなか外れずしばらくは浮かした状態で点検します。

リモコン受光部の付いている基板を外します。
リモコン受光部の付いている基板
うわっ、なにこれ・・・😲

アップ
基板の端子間が白い物体でつながっている
制御基板からきたリード線の端子間が白い物体でつながってます😅

この白いものはエアコンの洗浄のときに残留した薬品と思われます。

去年業者に洗浄を依頼したそうで、どうやらその時にこの基板を外さず行ったことで薬液が入ったようですね。

それがこの夏の冷房使用により結露した際端子間に付いてしまったようです。

エアコン洗浄の怖いところは薬液が強電部分に付着すると絶縁劣化で後になって発火することです。

20年程前まで当店でもエアコン洗浄をしていたのですが、辞めたきっかけは洗浄の薬品によりファンモーターから出火し火災になった公開記事を見て安全性を保証できないと判断したからです。

それでも自宅のエアコンだけは数年に一度やりますが😆

とりあえず白い物体を取り除きます。
基板上の白い物体を取り除いた
基板表面が一緒にはがれました。

かなり周囲も薬剤でやられてますね。

この状態でリモコンを操作すると・・・

”ピピッ”と受信。

おお、受光部品は無事なようです😄

なんとか前面グリルも外せて、制御基板間とショートや断線がないかテスターで調べました。
テスターでショートや断線がないか調べた
こちらはとくに問題なし。

しかしこの基板には各種表示ランプも付いているのですが運転ランプだけが点きません。

LEDが洗浄液にやられてしまったのかもしれませんね🤔

部品はもうないので仕方ありません。

基板を元に戻して
受光部の基板を元に戻して
応急処置となりましたが前面グリルを付けたら完了です。

業者によるエアコン洗浄は薬品が強力なので毎年のように行うと本体の寿命を縮めます。

また養生がいいかげんだと電気部品に薬剤がかかり思わぬ事故にもなりかねません。

しっかりとした業者へ依頼するのが肝心です。
(そうは言っても”あたりはずれ”ですけどね)

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2021年8月27日 (金)

推測は不正確

エアコンが冷えなくなったとの点検依頼をいただきました😊
(当店へ初めてのご依頼ありがとうございます)

症状を伺った際「急に冷えなくなった」とのことで室外機内のある部品を疑ったのですが・・・

現地に到着して室内機から吹き出している風に手をあてると冷房にもかかわらずほとんど冷えていない状態。

室外機のバルブを触ってみると
室外機のバルブに触ってみる
こりゃ疑った部品じゃないな・・・🤔

推測とは違うので一旦アタマをリセットして基本の圧力測定
エアコン停止時の圧力を測定
エアコンが停止しているときの冷媒圧力を測ります。

この時の気温は
気温は約33℃
約33℃で飽和圧力と比較して入っている冷媒はかなり少なくなっていることがわかりました。

ふと室内機から出てきた排水を見ると
室内機から出てきた排水を見ると
あらら・・・😱

油分が含まれてます。
室内機からの排水に油分が含まれている

拡大
ドレン排水に油が浮いている
油が浮いてます。

周囲は油で水がはじかれているところもあります。

こりゃ室内機の熱交換器に穴が開いてそこから冷媒が漏れてますね。

油はコンプレッサーを潤滑するために冷媒と一緒に流れる冷凍機油です。

熱交換器から冷媒と共に漏れた油が結露水に混じってドレンパン(結露水の受け皿)に落ち、屋外のドレンホースから排出されたものです。

室内機へ戻りリークディテクタ(ガス漏れ検知器)で検査すると
リークディテクタで室内機のガス漏れを検査する
中央付近で漏れ反応が出ました。

お客さんへ一通り説明すると数日前にも濡れたにコンクリート面がぎらぎらしていたそうです。

それが漏れ出た冷凍機油ですね。

また、ゆっくりした漏れであればだんだん冷えが弱くなります。

しかし速いとある程度まではコントロール(制御)でなんとかなるのですがその範囲を超えて冷媒が減ったとき急に冷えなくなります。

そのことから結構速いスピードで漏れていることがわかります。

残念ですが使用期間が5年を超えておりメーカー保証も効かないので熱交換器の交換は高額修理となります。

今後も考えて買い替えをお勧めして点検完了。

点検に向かう前にはある程度故障箇所を予想していきますが、その通りではないことが多々あります。

現場で見て、聞いて、触って初めて正確なことがわかってきます😊

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2021年7月 6日 (火)

エラーが変わった・・・マルチ

4年前にファンモーター交換修理でこちらにアップしたエアコンが室内機のランプが点滅して停止するようになったとのこと。

点検に伺いました😊

まずは室外機から見ます。
3室マルチの室外機
この室外機は3室マルチといって1つの室外機で3台の室内機を接続できるタイプです。

メーカーは
サンヨーのエアコン
サンヨーです。

現パナソニック社の製品ということになります。

室外機を開けて
点検のため室外機を開ける

基板を見ます。
室外機の制御基板
6つのLEDでエラーを表示するようになってます。

運転が停止してエラーが表示されました。

エラーコード表を見ると
エラー表示は外気温度センサの異常
外気温度センサの異常を表しています。

センサにつながるコネクタを抜いてテスター(回路計)で測定。
外気温度センサのコネクタを抜いてテスターで測定
温度センサはサーミスタという部品ですがメーカー技術部に温度特性を聞いたところ問題なし。

ということはコネクタの接触不良か最悪の場合は基板不良(基板ボケ)の可能性が出てきました。

作業車から接点復活剤を持ってきてコネクタに塗布してから元通り差し込み再度運転。

と、ここで近所の方から車両を移動してほしいとの指示がありそのままにして車へ。

しばらくして戻ってくると・・・

エラーを出して停止していました。

やっぱりだめか・・・

半田に浮きがないか確認
基板の半田に浮きがないか確認
問題なし。

こりゃ基板交換ですね。

問題は製造からかなりの年数が経っているため部品がないかもしれません。

メーカー部品部門に基板の在庫を尋ねると・・・

「(わかるけど)教えられません」

なんじゃそりゃ🤣

パナソニックさんは10数年前まであちらこちらにサービスステーションがあって部品をそこから入手していましたが、次第に閉鎖が相次ぎ、しまいには商社などを通さないと販売してくれなくなりました。

そして今回は部品の在庫すら教えないときたもんですよ。

理由を聞くと「上の指示」だそうです。

サービスわる~

仕方ないので資材店を通して費用も合わせて確認します。

店員さんに「わかるまでどれくらいかかります?」と聞くと

「パナソニックは返事が来るまで時間がかかるので明日になると思います」とのこと。

困ったもんですね。

ちなみに日本の他社ではこのようなことはありません。
在庫、価格、場合によっては納期まで教えてくれます。

事務所に戻って撮影した画像の整理をしていると・・・

あれ?
エラーが変わっている
最初に見たエラーと違う・・・

エラーコード表を見ると
エラーは分岐管Bセンサ(太管)
分岐管Bセンサ(太管)に変わってました。

どうやら外気温度センサは差し直したことで接触がよくなり直ってしまったようです。

車を移動して戻ってきたときにエラーを再び出していたので同じものだと思ってました😅(気を付けねば)

そしてその裏に隠れていたもう一つの故障、分岐管Bセンサ(太管)エラーを発出していたわけです。

”B”というのは室外機につながった3台の室内機にA室、B室、C室と名前が付いていてそのB室用となります。

再度点検に伺いました。

分岐管Bセンサ(太管)とは
マルチ室外機の分岐管Bセンサ(太管)
これです。

コネクタを外してテスターで測定すると安定せずおかしな値を示しています。

これはセンサ不良ですね。

基板は問題なしとなります。

資材店へ電話を入れてセンサーを追加で確認してもらいます。

エラーを撮影していてよかった~😄

翌日に資材店から連絡が入り「センサーは供給あり、基板はあと4枚で終了」とのこと。

基板がそろそろ終了ですが今回は必要ないのでセンサーのみ発注しました。

更に2日後くらいに資材店から「部品が到着したんですけど・・・C室用が来ました・・・B室用で発注したんですけど」

とりあえずメーカーの技術部に確認すると(部品部門へ聞いてもどうせ教えてくれいないので)

技術「C室用もB室用も特性は一緒なので・・・」

当方「それでB室用の在庫がなくてC室用がきたんですかね」

技術「それはなんとも言えませんが」

とりあえず資材店に再度確認してもらうと単なる間違い発送とのこと。

途中土日が入り4日後くらいにようやく正規の部品が入りました。
正規の部品が入荷するまでだいぶかかった
赤いコネクタが見えますがこれがB室用。

C室用のは青色です。

差し間違いがないように色分けされてます。

壊れたサーミスタを外して
壊れたサーミスタを外して

新しいものを取り付け
新しいサーミスタを取り付け

実は細管側サーミスタも取寄せた部品についているので一緒に交換
細管側サーミスタも交換
隠れて見えませんけど😅

絶縁抵抗を測定
部品交換後に絶縁抵抗を測定
OK。

運転開始
部品交換後の試運転は異常なし
エラーは出ません。

故障時にはなかったファン回転制御による圧力制御も働くようになり絶好調😄
(なにを言っているのかわからないかもしれませんが)

部品があってよかったですね。

そうそう、こちらのお客さんからこんなものをもらいました。
21070275
ガチャガチャの景品みたいですが。

室外機の壁面設置を模してます。

配管化粧カバーまでついて🤣

前面のカバーを開けるとファンやコンプレッサーまで付いている凝りようです。

今回も当店をご利用いただき有り難うございました😄

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2021年5月 7日 (金)

エアコン回路で漏電

分電盤(ブレーカーのところ)にある漏電遮断器が作動して電気が切れるようになり、エアコンのブレーカーを入れると切れることが判明したとのことで点検の依頼をいただきました😊
(場所は川崎市内のマンション)

まずはエアコン全体の絶縁抵抗を測定したところほぼ0Ωなので完全に電源ラインがケーシングなどに接触している状態と思われます。

漏電箇所を特定するために室内外連絡線を抜いてみると
漏電を調べるため室内外連絡線を抜いた
室外機内で漏電していることがわかりました。

室外機をばらして基板を見ます。
室外機の基板をみる
まず怪しいのはコンプレッサー。

どれどれ(コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて)
コンプレッサーのモーター回路に絶縁抵抗計をあてて
やっぱり😞・・・

絶縁抵抗計の針は
絶縁抵抗計はほぼ0Ωを指している
ほぼ0Ωです。

コンプレッサーで漏電です。

ルームエアコンのコンプレッサーは全密閉形でモーターだけ交換することはできません。

ガスの入れ直しも必要となるため部品代、修理代が高額。

残念ですがルームエアコンでは本体を新品に買い替えたほうがいいですね。

こちらのエアコンは製造から15年を超えているようなので部品の供給も終わっていて寿命といえます。

室外機を元通りに戻して終了となりました。

雨の日とかにたまに漏電遮断器が作動するというお宅はどこかで漏電している可能性が高いので点検を行いましょう。

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