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エアコン部材

2025年4月 8日 (火)

気密試験の事前準備😊

隠蔽配管(建物に埋め込まれた配管)の冷媒管に漏れがないか調べるための気密試験を翌日に控え準備を行います。

試験には窒素ガスを使用するため窒素ボンベや圧力調整器、ゲージやホースなど必要な工具は作業車に積み込みました。

それに加え先日、別の現場の気密試験でも使用したこちらの銅管。
冷媒管の気密試験に使用する銅管
室内で冷媒管をUターンさせるものと室外側の端末に取り付けるもの。

今回も使用するのですが念のため接続部(ユニオン)をつなぎなおします。
気密試験に使用するユニオンを接続しなおす
4MPaもの高圧力をかけて試験しますがそのまま再使用し万が一、接続部の銅管が切れたりしてスッ飛んだらたいへんなことになります。

建築現場ではそこまで気にしませんが(オイオイ😅)人の住んでいる一般家屋ではそうは行きません。

昔、気密試験圧力(その頃の気密試験は2.75MPa程度)がかかっていることを忘れてうっかりパイプカッターで銅管を切ったことがありますが、その銅管が飛んでGHP(ガスヒートポンプ)の室外機の分厚い鉄板が凹みましたからねぇ。

現在はそれより高い4.17MPa程度。

3つのユニオンを取り外しました。
銅管のユニオンを取り外した
銅管にはフレアと呼ばれるラッパ状の部分があります。

これは銅管の抜け止めと気密シールになるところ。

そこを締め付けていたフレアナットを緩めたらフレアは再使用できないので作り直す必要があります。

フレアを切断。
銅管のフレアを切断
銅管の切断面のバリ取りをします。

フレアを作り直しました。
フレアを作り直した
ユニオンに接続する直前に冷凍機油をフレアのシール面に塗布しフレアナットを締め付け。

銅管内にホコリなどが入らないようにユニオンにテープを巻いて終了😊
フレアナットを締め付けて準備完了
これで現場での作業時間が短縮できます😄

次回はエアコンの撤去と今回準備した銅管を使用した隠蔽配管の気密試験をアップする予定です。

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2024年11月 8日 (金)

バルコニーで風向調整板取付

都内の一戸建て2階の部屋で、真夏にエアコンの効きがあまりよくなく室外機の設置場所に問題があるのではないか?との点検依頼をいただきました😊

効きが悪くなる原因にはいろいろあるのでまずは点検を行います。

バルコニーに置かれた室外機の設置状況
バルコニーに設置されている室外機
前面の壁がかなり近いですね。

こちらのエアコンは数年前に設置されたそうですが、去年あたりから徐々に効きが悪くなってきたとのこと。

他に異常や冷媒漏れなどが発生していないか点検しましたが本体には問題なさそう。

徐々に効きが悪くなったのは室内機内部の汚れによる可能性が高そうです。
設置されている室内機
吹き出す風の音が不安定でサージングを起こしているような状態。

こちらのような自動フィルター掃除機能付きのエアコンはその機能により室内機内部へホコリが入り込むため実は汚れやすいという欠点があります。

掃除屋さんで洗浄クリーニングしていただくようお勧めしました。

さて、こちらの室外機、運転すると吹き出した風が
室外機から吹き出した風が背面に戻る
前面の壁にぶつかり背面に戻るというショートサイクルの状態。

以前にメーカーから問題ないと言われたそうですが・・・

さすがにこれでは能力が落ちるでしょう。

それにこのエアコンは冷房能力が5.6kW(18畳用)と大きくそれだけ室外機の熱交換量も多く必要です。

室外機を1階へ移設して他の室外機と2段置きするなどを検討されていましたが、それには工事費用がかなり高くなってしまう状況。

またそれでは次回エアコンを交換する際にも高額な工事費が発生します。

そこで今回は室外機に風向調整板を付けて様子を見てみてはどうかと提案し取り付けることになりました。

しかし壁との間隔がかなり狭いのでどの程度効果がでるかは不明です。

取り寄せた風向調整板
取り寄せた風向調整板
エアコンメーカー純正品です。

説明書と取り付けネジ
風向調整板の説明書と取り付けネジ
問題は室外機と前面にある壁の間が狭く固定できるかという点。

長いネジに付属のスペーサーを付けて固定します。

周囲4か所を止めますが奥の下側が手探りでなかなかネジ穴に命中せず数分間格闘・・・

ようやく入りました😅

取り付け後、運転開始。
風向調整板で室外機の風が上向きに
吹き出す風は上方向に吹き上げ、ほぼ背面に戻らなくなりました😄

冷暖房能力が向上することでしょう。

吹き上げる風でバルコニーの手すり(笠木)の内側に雨水が吹き付けられる可能性があるため、部分的にホームセンターなどで売っているL字型の部材などを貼り付けて塞ぐようにお客さんへお願いし作業終了となりました😊

室外機がショートサイクルを起こすと冷房・暖房共に効きが悪くなります。

たまに室外機に木製の棚みたいなものを全体にかぶせているのを見かけますが能力低下の原因なのでやめましょう。

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2024年3月 9日 (土)

冷媒管接続口を塞ぐボンネット

引っ越しなどでのエアコン取り外しや移設の際に使用するボンネットをご紹介します😊
エアコンの冷媒管接続口を塞ぐボンネット
このボンネットはエアコン本体の冷媒管を外した接続口に取り付けるものです。
(素材は銅)

エアコンのヒートポンプサイクル内は普段使用時は冷媒とコンプレッサーオイルのみが流れています。

もしそこに小さなゴミやホコリが入ってしまうと減圧弁を詰まらせたりコンプレッサー内面に傷をつけ能力低下などにつながります。

ビニルテープなどで接続口を塞ぐ業者もいますがそれでは長く保てずはがれてしまいます。

また付着しているコンプレッサーオイルでビニルテープの接着成分が変化し接続金属面に樹脂のように固着し移設後の設置時には接続不良で冷媒漏れに至ることもあります。

それらを防ぐために当店ではこのボンネットでキャップをします。

どのように使用するのかというと・・・

こちらはフレアナット
冷媒管の接続に使用するフレアナット
冷媒管の接続に使用するナットです。
(エアコンの設置時(使用時)はナットの穴に冷媒管(銅管)を通し、エアコン本体に接続します)

フレアナットの中にボンネットをセットします。
フレアナットの中にボンネットを入れる

反対から見るとこうなります。
フレアナットとボンネットのセット状態

そしてエアコン本体側の接続口は室内機、室外機ともこのような形状になっています。
エアコン本体の冷媒管接続口の形状(参考)

そこへ先ほどのフレアナットを取り付けて締め付ければキャップできます。
冷媒管接続口のキャップができた
こうすることで初めに掲げた以外のメリットとしては、
・空気の出入りがなくなるため内面の酸化を防止できる。
・取り外し時に室外機に戻した冷媒の漏れを防止できる。
といったこともあります。

こちらはボンネットを保管しているケースの中。
ボンネットを保管しているケースの中
配管径に合わせ大小サイズがあります。

各サイズを並べて
ボンネットの各サイズを並べて
左の2分(管径6.35mm)と3分(管径9.52mm)は通常多くのルームエアコンで使用するサイズです。

たまに4分(管径12.7mm)も使用します。

手持ちがありませんが5分(管径15.88mm)や右の6分(管径19.05mm)は業務用エアコンで使用するサイズです。

なぜ取り扱っていない業務用エアコンのサイズまであるのかというと、会社を辞めてからも数年間はたまにその会社からお呼びがかかり業務用の施工などをしていたためその時のなごりの品です。

ケース内の画像の右上に写っていますがサイズが大きいため適当に入れていても自然と上に出てくるんです。
(小学校の理科で習ったような・・・)

ルームエアコンの3分ナットと比べると同じくらいの大きさ。
3分のフレアナットと6分のボンネット
業務用からはルームエアコンがいかに可愛らしいかがよくわかりますね。

でも6分管は業務用エアコンの中ではまだ細い方なんですよ。

当方が施工をしていた頃ではインチ5分(1インチと5分)と呼ばれる管径41.28mm程度までが多用されていました。

インチ(1インチ)以上になるとフレア接続ではなく可燃性ガスと酸素を用いた溶接接続やフランジ接続で行っていました。

少し話がずれましたが・・・

エアコンを取り外した際の冷媒管接続口の塞ぎ方でもその業者がどの程度(レベル)か判断できると思いますよ😊

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2023年10月 5日 (木)

室外機に風向調整板を設置

マンションのベランダに設置された室外機に風向調整板の設置を、との依頼をいただきました😊
(東京都調布市)

室外機から吹き出した風がベランダの中でグルグル回ってしまい困っているそうです。

設置されている室外機。
設置されている室外機
ここから出た風が向かいにある斜めの手すり壁にぶつかりベランダ内をグルグル🌀

こちらは取り寄せた風向調整板。
取り寄せた室外機の風向調整板
エアコンメーカー純正品です。

箱をあけると風向調整板本体とその他部品、取付説明書が入っていました。
風向調整板の箱を開けた
この風向調整板は同メーカーの他機種にも設置できるようになっており、同梱されている部品で各機種ごとに対応します。

説明書も機種ごとに何通りも書かれています。

ではまず吹き出し口のファンガードを外して
室外機のファンガードを外した

同梱されていたスポンジを室外機に貼り付けました。
室外機にスポンジを貼り付ける
途中が曲がってますが鉄板の絞り(膨らみ)の部分なのでどうしてもこうなります。

そしてファンガードを戻すと
ファンガードを戻した
このように右側面に風が漏れ出ないようになります。

なお吹き出し方向によってはこのスポンジ貼り付けは不要となっています。

いよいよ風向調整板を取り付けますが・・・
風向調整板の取り付けねじとスペーサー
固定用のねじと一緒にスペーサーが入ってますね。

この室外機の場合はスペーサーを使用します。

説明書を見ると
風向調整板の取付説明書を確認する
風向調整板の固定部先端にスペーサーを両面テープなどで仮固定することが書かれていました。

そうしないとスペーサーが落ちて下手すると室外機の中に転がり入ってしまいます。

作業車に両面テープがあったような・・・なかったような・・・😅

しかしテープは使わず固定完了👍
風向調整板を室外機に固定した
手順を考えながらやれば両面テープは必要ありませんでした。

お客さんによるとネットなどではこの固定が難しいとか、ねじが硬くて入らないとか情報があったようですが、確かにそうかもしれません。

一般の方は施工に見合った工具を持っていないことがありますからね。

風の吹き出し方向は上向き。
風向調整板を上向きに取り付けた
試運転すると風は斜め上45度方向に吹き出し、ベランダの手すりの上をうまく抜けるようになりました😄

これで熱風や冷風グルグルから解放ですね😊

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2022年10月19日 (水)

ミリねじ・インチねじ

エアコンの室内機や室外機を固定するために使われるボルトやナット。

これにはミリとインチの2種類が存在します。

こちらは室外機を天井に吊るために埋め込まれているインサート
室外機を天井に吊るためのインサート
4か所のボルトナットで固定するようになっています。

左に見える化粧ナットとワッシャー、ボルトはこちらにも付けられていたのですが工事のためすでに外してあります。

このインサートは
インサートの中にナットが入っている
中にごく普通の6角ナットが入っているタイプ。

このナットは穴をスライドして位置を調整できできるようになっています。

そこへこちらで用意したボルトナットとワッシャー
室外機を天吊りにするために用意したボルトナット類
これらを用いて金具を天井に固定します。

こんな感じ
ボルトナットで室外機の天吊り金具を固定する
その後他の金具も取り付けて室外機が載せられるようになります。

さて長くなりましたがここからが本題。

これらボルトナットのねじにはインサートも含めミリとインチがありまして・・・
10ミリと3/8インチのボルトナット
室外機の天井吊に使用される10ミリと3/8インチサイズを並べてみました。

違いがわかりますかね。

比べるとなんとなくわかるような気がしますが片方ずつ見たら多分見わけがつきません。

10ミリボルトの直径は
10ミリボルトの直径
9.8mm位。

3/8インチボルトは
3/8インチボルトの直径
9.2mmほど。

0.6mm位の差がありますね。

ナットをならべて
10ミリと3/8インチのナットを並べて
こうすると穴の大きさから右が10ミリのナットとわかります。

同じねじ同士でナットを入れてみました。
ボルトにナットを付ける
当然ですが普通に入ります。

では互いに逆のナットを入れると
10ミリのボルトに3/8ナットは入らない
片方はナットが入りません。

このことを知らないルームエアコン専門工事屋さんいますね。

「あれー?ボルトが硬くて入らない・・・」なんてときは3/8インチのインサートに10ミリボルトを差し込もうとしているかもしれません。

昔は天吊り金具に天井に止めるボルトナットまでが同梱されていて(現在は入っていません)それがインチだったりミリだったりとバラバラでインサートと合わないことがありました。

次にインチサイズのボルトにインチとミリのナット両方は・・・
インチねじのボルトにインチとミリ両方のナットを入れてみる
すんなり入ります。

でもよく見てください。

左はインチのナット、右はミリのナット。

指で軽く押すと右のミリナットのほうは斜めになっています。

サイズが合わずゆるいのでガタガタと動きます。

これでは強く締め込むとねじ山が崩れますね。

今度はボルト同士のねじをナットの山数と同じ程度重ねます。
10ミリと3/8インチのボルトを4山ほど重ねると
ほぼ山同士がかみ合っているように見えます。

しかしこうすると
10ミリと3/8インチのボルトはねじピッチが異なる
矢印部分は山同士が合っていますがその中間はずれてますね。

そう、ねじのピッチも違うんです。
(インチは粗い)

異なるサイズのボルトとナットを使用するとねじ山同士が面で接触せず、ところどころ点で接触するのでまともな締め付けはできません。

これらを考えるとミリねじのインサートにインチのボルトを使用して天井に重い室外機をつけてしまうことは安全とは言えません。

調べず、または知らず、なんでもインチのボルトで固定している業者さん(エアコン業界に限らず)結構いますね。

インサートがミリならミリのボルトナット、インチならインチのボルトナット、これが本来正しい使い方です。

はじめから天井に付けられている化粧用のボルトナットもインサートのサイズに合っていないことが多く、ボルトの長さも不足していることがあるので当方では使いません。

またこのミリとインチの混在する建築、設備業界も困ったもんです。

公共系の建物はミリが基本ですが民間の建物はインチが多く、なんなんでしょうかねぇ。

過去の何かを未だに引きずっているんでしょうか・・・

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2022年8月31日 (水)

断熱ドレンホース接着実験

前回、延長用断熱ドレンホースを交換する記事をアップしました。

そこではホースと部品を接着し取り付けているのですが、その接着剤の乾燥時間や接着力について実験してみます。

というのもエアコン工事や修理では施工後すぐに試験水を流したり、エアコンを使用し始めるので短時間に接続できなければ使うことができません。

ではまず部品を用意
実験に使用する延長用断熱ドレンホースの部品を用意した
延長用の断熱ドレンホースと接着する部品は左が屋外用ドレンホースに接続するもの、右は室内機のドレンホースと接続するものです。

これらの部品を取り付けなければ他のホースと接続することができないわけです。

塩ビ用接着剤を使用し接着しました。
塩ビ用接着剤で断熱ドレンホースと部品を接着
この接着剤の説明では接着後の加圧通水試験は24時間経過後となっています。

これは水道(硬質塩ビ管)などで使用する場合のもので、エアコンのように圧力がかからず流量もわずかなドレン排水にはあてはまりません。

また24時間も待つのは現実的はありません。

最短と思われる時間で試してみることにします。

接着5分後(かなり短めですが😅)
接着実験用にホースをつなぐ
中央に先ほど接着した断熱ドレンホースを配置し左右に別のホースを接続。

すぐにその中を
ドレンホースに実験用の水を入れる
水で満たしました。

この満水状態はエアコンのドレンとしては通常ありえない状態です。

しかも左右のホースが持ち上がっている分、水位による圧力がかかります。

注水直後のホース
注水直後のホースに水漏れはない
水漏れは発生していません。

さあこのあとどうなるでしょうか。

1時間で結果を見ることにしていたのですが、
実験開始後、約1時間20分経過
途中で雨が降って待機していたため1時間20分ほど経っていました。

ホースの接続部は
接着部からの漏水なし
漏れてません。

もう片方
もうひとつの接着部も漏水なし
こちらも漏れてませんね。

ではこれ以上経過するとどうなるのか。

それは接着の状態で判断することにします。

接着した部分はホースを思いっきり引っ張っても抜けませんでした。

この段階でかなりしっかり接着されていることがわかります。

そのままでは外れないのでペンチとニッパで
接着部が取れないのでペンチとニッパで切り裂くように外した
切り裂くようにはがして外しました。

それほど強力です。

部品側の接着部
接着部に水で溶けている様子はない
まだ完全硬化はしていませんが水で溶けているような様子はありません。

この実験ではけっこう短時間で問題なく使用できることがわかりました。

当然といえば当然ですね。

そうでないとあちらこちらで水漏れ事故が起きているはずです。

もし漏水したならば、それは接着剤の塗布の仕方が悪いとか、接着後すぐに力を加えたとかでしょう。

ただしこの段階でもホースや部品に無理な曲げなどの力は加えないほうが安全だと思います。

そうそう、この機会なのでついでに・・・

硬質塩ビ管(業務用エアコンのドレン管)の接着でよく水漏れ事故を起こす人がいます。

知る限り9分9厘、接着剤の塗り忘れです。

接続を失敗したくないという心情から接着剤を塗布する前に長さや角度を確認するため組んでしまう行為(試し差し)。

これはやってはいけません。

いつか塗り忘れてしまい、引き渡し後すっぽ抜けて大変なことになりますよ。

業務用エアコンの水漏れはルームエアコンの比ではありませんからね。

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2021年4月21日 (水)

タテ桟(たてさん)とは

タテ桟
エアコン室内機取り付けに使用するタテ桟
ちょっと画像が見にくくてすみません。

いまではほとんど使わなくなったエアコン部材です。

何に使用するのかというと室内機の据付板を固定する補助的な金具と言ったらいいでしょうか。

古い木造家屋では今でも使われているかもしれません。

当店でもここ数年以上使った記憶がありません😅

使用方法は
タテ桟は廻り縁と鴨居の間に取り付ける
廻り縁と鴨居の間に渡してねじ固定します。

そこへ据付板をとめて室内機を取り付けるわけです。

30年以上前のエアコンではこのタテ桟が標準付属品として付いていました。

これを昔は当たり前のように使っていました。

特に賃貸住宅では壁に穴を開けるということが嫌がられていたため多用されたものです。

当時、設備会社の社員だった私は下請け業者の取り付けたエアコンが”落ちた!”、”落ちかかっている!”とのクレームで何件も訪問しました。

そのとき見た光景はタテ桟と部屋の廻り縁ごとはがれて落ちている室内機でした。

さらに鴨居がないと落ち方がもっと悲惨😱

コンクリートや鉄骨の建物の廻り縁は接着だけで付いているものや、釘打ちされていても細くて簡単に抜けてしまうような弱いものなのです。

本来の木造建築の和室であれば太く強度もしっかりしているので問題ありませんが、そうでない場合にタテ桟を使用しては危険。

当時からコンクリートにはアンカーを打てば強力に固定できたのですが、まぁ下請け業者というのは今も昔も相変わらず手を抜くので面倒くさいことは避け付属品で費用の掛からないタテ桟を率先して使うわけです。

しかし標準付属品でなくなった等により徐々に使用されなくなっていきます。

木造建築と言っても今では和室なんてほとんどなく廻り縁も薄くて軟弱なので使えません。

しかも賃貸住宅でもエアコンを付けるためのネジ穴等は問題になることはほとんどありません。

それでもタテ桟はエアコン資材店でまだ売ってます。

逆に現在こればかり使っているとしたらヤバい業者かもしれません。

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2020年7月 5日 (日)

こういう時も風向調整板

室外機から出る風がお隣の植物にあたるので風向調整板の設置をと依頼をいただきました。
ありがとうございます😄(横浜市港南区)

風向調整板は別名では風向偏向板などともいって室外機から出る風の向きを変えるオプションパーツです。

まずはお客さんからメールで室外機の設置状況の画像を送っていただきました。

これはその時の画像ではありませんが
室外機の設置状況
こういう状況。

なおエアコンを設置したのは当店ではありません。

隣家の植物にかなり接近しています。

これでは風向調整板を取り付けてもそれほどの効果は期待できません。

というのも調整板を付けても風向きは吹き出し方向45度程度しか曲がりません。

メールであまり効果は期待できない旨送りましたが、それでもということで取り付けに伺いました。

入荷した風向調整板
入荷した室外機風向調整板
今回は当方で手配しました。
(なおエアコン本体の手配は行っておりません)

箱を開けて
室外機風向調整板を開梱
樹脂製です。

数があまり出ないからでしょうか?結構なお値段します😅

説明書とねじ類。
室外機風向調整板の説明書と取り付けねじ類
この機種は調整板の取り付けが簡単です。
室外機に穴を開ける必要がありません。

機種によっては電動ドライバーで室外機の鉄板に穴を開けたりしないと付かないこともあります。

ドライバー手もみ(手回し)で取り付け完了。
室外機風向調整板を設置完了
電動ドライバーも用意してましたが、回し過ぎる恐れがあるので使用しませんでした。

ではエアコンを運転してお客さんと状況確認。

風は上斜め45度方向へ吹くようになりました。

でもその方向にある木の葉が揺れています。
(予想通り😅)

そこで風向調整板に加えて前に遮蔽物を置いてみてはどうかと提案しました。

ためしに調整板の入っていた段ボールを室外機の前10cm程度のところへ置いてみると風は真上方向へ吹き上げることを確認。

これなら植物に直撃は避けられます。

風向調整板を付けず遮蔽物を設置した場合、本体背面に吹き出した風が戻るショートサーキットを起こして冷暖房能力が落ちるので両方を組み合わせるのがベスト。

遮蔽物の設置はDIYなどでお願いして完了となりました。

いまではルームエアコンでも業務用エアコン並みの冷暖房能力を持ったものが出てきています。

冷暖房能力が高くなればそれに比例して室外機からの風量、熱量も増加するのでこういった工夫も必要になることがあります。

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2020年6月16日 (火)

留守中にスマホでエアコン管理

外出中にスマートホンでエアコンの操作、管理を行うための無線LAN機器取り付けに伺いました。
場所は横浜市旭区、ご依頼ありがとうございます😊

取り付けるのはこれ
エアコンオプションの無線LANアダプター
無線LANアダプターです。

このアダプターはお客さんが事前に購入され用意されていました。

ではさっそく取り付け。

室内機のカバーを外して
無線LANアダプターを取り付けるため室内機のカバーを外して
内部を露出させます。

基板にコネクタをつないで
室内機の基板へ無線LANアダプターをコネクタ接続
コードを不具合のないように通します。

このエアコンは他店で施工されたもので室内外機のケーブル接続がイマイチですね。
でも今回はそのままスルーします。

配線の挟み込みがないことを確認したら電装カバーを元通り取り付けて
室内機の電装カバーを元通り戻して

室内機のカバー類もすべて戻します。
室内機のカバー類も元通りにして無線LANアダプター取り付け完了
コンセントへ電源プラグを差し込む前に念のため絶縁抵抗測定しました。

アダプター動作確認
エアコン用無線LANアダプターの設置後動作確認
ランプが点滅して正常です😄

あとはお客さんに無線LAN親機と接続設定していただけば使用できるようになります。

そうそう、ご存知とは思いますがネット接続環境とそれに接続された無線LAN設備がないとこのアダプターを付けても使用できませんのでご注意。

そのほか壁掛け形ルームエアコンを遠隔操作する上で一番注意しなければならないことは冷房、除湿時の水漏れです。

壁掛け形には水位センサーがないため排水管が詰まるとドレンパンがオーバーフローするかもしれません。

これについては今後のメーカーの対応に期待したいところです。

ということで排水試験も行っておきました。

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2020年5月26日 (火)

ドレン逆止弁は掃除が必要

気密性の高いマンションなどでは新築購入時にエアコンを設置するにあたり仕様書に”ドレン逆止弁”の取り付けを勧めているところを多く見かけます。

おそらくマンション販売会社へ「ポンポンへんな音がする」と問い合わせが行くのでしょう。

この画像はその逆止弁の取り付け例です。
エアコンのドレン出口に付けた逆止弁

冷房や除湿を使用すると室内機の熱交換器結露水がドレンパンに流れ込みホースを伝って屋外へ排出されます。

しかし気密性が高くドレン勾配のとりにくいマンションなどの設置場所では換気扇や強風によって室内の気圧が下がり、空気と共に流れ出ようとする水が逆流して”ポンッ、ポンッ、”とはじける音が出てしまうことがあります。

そこで使用されるのが逆止弁。

水は排出されますが空気は逆流しない一方通行のような造りになってます。

なお、これを取り付けた場合は掃除が必要になります。

この掃除は業者を呼ぶのではなくユーザー自身で行うもの。

そのことをお客さんへ説明していない業者がこれまた多い。
逆止弁についてくる使用説明書すら持ち帰って捨ててしまうんですよ。

掃除を怠っているとそのうち逆止弁が汚れで詰まって室内機から水漏れを起こします。

「エアコンの水漏れなんてたいしたことないでしょ」と思われた方、そんな甘いものじゃありませんよ。

例えば冷房をつけたまま外出していたりすると思いもよらない量の水が漏れて、へたすると階下のお宅へまで被害が及び補償問題が発生します。

またよくあるのがエアコンの真下にテレビを置いているお宅。
漏れ出た水が内部へ入ってしまい発煙、発火というケースも考えられます。

まあ、基本的にエアコンの下に家電製品や濡れて困る家財は置かないようにとエアコン取扱説明書にもはっきり書いてあるのでそういった事故例が多いということでしょう。

もうすぐ冷房のシーズンに突入しますが逆止弁が付いていないか確認して、もしあったら今のうちに掃除しておきましょう。

あ、それともうひとつ。
ドレンに防虫のキャップを付けている場合も同じです。
必ず掃除しましょう。

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