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2021年4月17日 (土)

アースがないとメーカー保証なし⁉

エアコンメーカー
エアコンメーカーはたくさんありますが・・・

今回はびっくり(残念)なメーカー対応のお知らせです😆

エアコンにアース線が接続されていない場合(D種接地工事がなされていない場合)は本体の保証が受けられないというあるメーカーからの正式な回答をもらいました。

何らかの影響が出るといけないのでここではどのメーカーかは伏せさせていただきます。

エアコンにはアースを接続することが義務付けられているのですが、建物の構造上どうしてもそれができないことがあります。

たとえばアパートや団地、マンションなどでアースを接続するところがない場合などです。

団地でアース工事するために外壁を配線して地面に接地極を埋設するなんてことは許可が下りませんよね。

だからといってこのご時世にエアコンなしで生活しろったって無理ってなもんです。

そのメーカーは工事説明書に従っていない場合はすべての保証は無効になるようです。

アースがつながっていないと直接関係のない本体でのガス漏れが起きた場合も無効とのことでした。
(まじか・・・😱)

厳しいですな~😅 何かあったのかな・・・

そこで他のメーカー1社にもそのへんどうなのか電話して聞いてみました。

回答はアースが接続されていないからといって製品の保証をしないという対応はしたことがないとのことです。

こちらのメーカーの方が安心ですね😊
(てか普通そうですよ)

取り付け場所の状況によってもメーカーを選ばなければならないようです。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年3月10日 (水)

資料があてにならないことも

室外機移動(移設)の依頼で下見に行った時のこと・・・

室内機とを結んでいる電線(VVFケーブル)を延長するので太さを確認。
電線の太さを計測
電線に太さを表す数字の表記が見当たらないのですが見た目ではメーカー指定通りの2.0mmです。

今回は念のためノギスで計測しました(13.2mm)

厚みも計測。
VVFケーブルの厚み
6.4mmです。

外径は6.4×13.2mmですね。

その他一通り下見を行い、施工方法を打合せしてこの日は完了。

帰ってから内線規程(電気工事に関する詳しい本)の資料を見ると、
資料の電線太さ
一番右が計測したケーブルの仕上がり外径です。

えっ⁉

2.0mmは6.6×14.0mm・・・

1.6mmの6.2×13.0mmの方が近いですね。

1.6mmか?・・・もしかして判断ミス?

う~ん🤔・・・エアコンの設置は量販店の施工みたいなので1.6mmもあり得ます。

それでは容量不足なので室内機側から電線を入れ替えなければなりませんが、そうなると手直しやらが大変で費用も大きく変わります。

仕方ありません確認のため再訪問させていただくことにしました。

ここで余談ですがVVFケーブルの断面構造はこのようになっています。
VVFケーブルの構造
電気の流れる導体(銅線)の周囲にビニル絶縁物があり、さらにその周囲にビニルシース(外装)がついています。

エアコンでよく使われる3心(3本線)の場合は導体が一列に並んだ平形を使います。

この”VVF”というのは”ビニル絶縁ビニルシースケーブル平形”の略号で、
V:ビニル(vinyl)絶縁
V:ビニル(vinyl)シース
F:平形(フラット flat)
というふうになっています。

VVF2.0mmであれば先ほどの資料から
資料によるVVF2.0mmの構造
このようになります。

さて現地へ戻りまして外装の仕上がり外径ではなく中のビニル絶縁の外径で確認します。
ビニル絶縁の外径
3.4mmでした。

導体の径が2.0mmであれば資料からすると3.6mmのはずですがその数値通りの電線は今まで見たことがありません。

この部分は3.3~3.4mmというのが普通でこの電線は2.0mmということがわかりました。

電線は交換しなくても大丈夫です。

ついでに別の電線メーカーのVVF2.0mmの外装のサイズも確認してみました。

幅は
VVFケーブル2.0mm3心の幅を計測
あらま13.0mm。

中の電線が見えませんが引っ込んでいるだけで空洞部ではなく中身のある部分で測っています。

厚みは
VVFケーブル2.0mmの厚みを計測
やっぱり6.4mm。

規格に準拠した製品でも資料と実際は異なるということですね。

肝心の導体(銅線)はピッタリ2.0mmなので絶縁物の厚みがちょっと薄いということです。

もしかすると製造後に少し縮むのかもしれませんね。

また資料の仕上がり外径には”約”がついているのでモノによりバラツキがあることを表しているのだと思います。

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2021年3月 7日 (日)

建築工事をみて思うこと

マンションに初めから開けられているエアコン用配管穴。

新築時そこには雨風が入らないようにキャップ(フタ)が付けられているのですが・・・

これは当方でのエアコン施工時の事例
金属の縁で傷が付かないよう電線を塩ビ管で保護
電線を保護するため塩ビ管を入れました。

なぜこんなことをしたのか?

穴のキャップには縁がセットで付けられていて、その部分が穴に差し込まれ固定されています。
(こちらのマンションでは金属)

この縁の形状によっては電線を保護しなければならない場合があるんです。

よく見ると
電線傷に傷が付く
縁の奥の方は内側にすぼんだ形になっています。

これはキャップの縁を穴に差し込みやすいように設計されているのです。

しかしその部分は先端が鋭利になっていて電線を傷つけてしまい最悪の場合、漏電やショートを引き起こす可能性があります。

建設会社もしくは設備施工会社の資材選定がよくないですね。

そこで塩ビ管を入れて防護しました。

エアコン工事をしていると”穴さえあればいいんでしょ”、”エアコン屋がなんとか付けてくれる”、”あとは知らん”といったテキトウな設計、施工をよく目にします。

今回は穴のキャップを一例としてとりあげましたが、その他の設計が悪くエアコンをどうにも取り付けられず泣く泣く設置を諦めているお宅もあります。

建築設計や設備設計、そしてそれらの施工をする人はエアコンのことをもっと勉強してもらえるといいんですが。

いまやエアコンはなくてはならない生活必需品なのですから。

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2021年1月27日 (水)

コンクリート用アンカー

数年前に当店で取り付けたエアコンの取り外し工事に伺いました。
(建物はUR賃貸住宅)

取り外してみると
室内機固定用の穴が4つ?
室内機の固定用ボルトの穴が4つあります。

室内機は2本のボルト(公団ボルト、左右45cm間隔)で固定します。

”なんで余分な穴があるんだっけかな?”と考えていましたがだんだんと思い出してきました。

取り付け工事を行ったときに躯体コンクリートに打ち込まれているアンカーが抜けてきたんですよ😱

そこでお客さんからURへ連絡を入れていただき、アンカーの打ち直しを要請したためこのようになっていたんです。
(URさんの場合はそこの契約業者が打ち直しに来てくれます)

帰ってからデータを調べたら、途中で作業を中止して後日再訪問した記録が残っていました。

お客さんが保存していた穴のフタなどと一緒に抜けたアンカーもありました。
抜けたコンクリート用アンカー
このタイプはよく抜けるんですよ。

むか~しの業務用エアコンの室内機(天カセ形や天吊り形など)でもコンクリートスラブへこのアンカーがよく使われてました。
入替工事で吊っていたボルトを回して抜こうとするとアンカーごとスポンってとれちゃうことがあるんです。(こわ~)

構造に問題があるのだと思いますが・・・

このアンカーは
コンクリート用アンカー
(黄色の枠線がコンクリートに開けた穴だと思ってください)

奥にコーン(外部コーン式)があって、アンカー本体を打ち込むことでコーンに押されスリット部分が広がりコンクリートに固定されます。

この時点で”おや?”と思いますよね。

そう、周囲のコンクリートを削りながら打ち込むので抜けやすくなるのは当然。
どの程度打ち込めたか視認することができず、打ち込みが硬くなりやすいため途中で完了したと勘違いする。

URさんで打ち直してもらったアンカーもやはりこのタイプ。

昔(公団)からの仕様で決まっているのだと思います。

エアコン工事を始めてから30数年経ちますが上記のアンカーはほとんど使ったことがありません。

そのころには既にもっといいものが登場しています。

それがこれ
当店で使用しているコンクリート用アンカー
当店で使用しているタイプのアンカーです。

広がる部分は
アンカーの広がる部分
同じようにスリットが入っています。

コーンはどこにあるのかというと
アンカーの中にコーンがある
アンカーの中にある内部コーン式。

打ち込みは
内部コーン式のアンカー
打ち込み棒を使用して内部コーンを奥へ入れることでスリットが広がり固定されます。

打ち込みの完了もわかりやすく確実です。
このアンカーが抜けたのは見たことがありません。

いまでも外部コーン式は売られているので需要はあるようですね。
使う気にはなりませんが。

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http://kato-aircon.com/

2020年7月28日 (火)

室内機が凍る。

エアコンの故障により入れ替え工事の下見に伺いました😊
(ちょっと特殊な工事のため下見を行いました)

冷房を付けると室内機の熱交換器が凍りつくとのことで、ガス漏れか室外機内の部品が不具合を起こしていることが考えられます。

しかし使用年数から寿命と判断し買い替えることに。

一通り見終わったところで、お客さんから「ガス漏れかどうか確認を」とのことで簡易的に点検します。

リークディテクタ(ガス漏れ検知器)を持ってきてガス漏れの可能性が高い室内機を調査。
リークディテクタで室内機のガス漏れを調査
ゆっくりとディテクタのノズルを動かしていくと・・・

ピピピピピピ・・・

盛大な反応音と共にディテクタ本体のランプのレベル表示が最大まで上がりました。

思った通り、室内機の熱交換器に穴が開いて漏れてます。

ガスが漏れているといってもかなりゆっくりとしたスピードなので酸欠とかにはなりません。
(ただし、一気に抜けると酸欠の恐れあり😱)

現在の新冷媒のエアコンでは圧力の関係もありやたらと多いこの症状。

ガスの回収云々する前に漏れて放出されるガスが多いことも考える必要があるような気がします。

近年、あるメーカーでやたら多発してたりします。

この場合、修理費も高額なので保証期間が過ぎていたら本体買い替えになってしまうパターンがほとんど。

なんとかならないもんですかねぇ🤔

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2020年4月17日 (金)

先行隠蔽配管は気密試験すべき

冷媒管の気密試験にも使用する窒素レギュレータ
[冷媒管気密試験などに使用する窒素ガスレギュレータ]

先行隠蔽配管は建物を建築時に冷媒管やドレン管、電線をあらかじめ壁や天井、床などの中に収めて見えないようにする配管方法です。

とくにバブル期の頃には一戸建てなどで美観を重視しよく行われていました。

いまでもマンションなどで外壁に面していない部屋に行われることがあります。

しかし新築で一度も使用されていない冷媒管は正常に使用できるものなのかわかりません。
たまにねじや釘が打たれて穴が開いていることもあるんですよ。

というのもほとんどのルームエアコンの隠蔽配管は気密試験が行われていないからです。

途中に接続なく一本もののパイプで通すため気密試験は必要ないと思っているのかもしれません。

またそれだけの費用や手間はかけられないというのが大きな理由でしょう。

先行隠蔽配管は躯体コンクリート打設後、室内の造作が行われる前に急いで配管します。
その後、造作工事が入り工期に追われたいろんな工事業者が出入りしドタバタになるため何があってもおかしくない状況となります。
(マンションの新築工事のドタバタかげんといったら凄まじいものがあります)

一方、業務用のエアコンでは多くの場合パイプを途中で溶接接続するため、室内の造作などが始まる前に圧力ゲージを取り付け窒素を入れて加圧し圧力をかけたままにします。

定期的にゲージ圧力を見て回りパイプに漏れがあれば圧力が下がるのでその時点で漏れ箇所を探し修理を施します。

これらのことがルームエアコンではほとんどされないんですよ。
またその技術を持った者もいないというのが現実です。

中には半端なパイプを使って途中(点検できない壁、床、天井内)でユニオン接続(メカニカル接続)するというとんでもない工事さえ存在します。

そのため当方では一度も使用されていない先行隠蔽配管は気密試験が行われていない場合、エアコンの取り付け工事は行いません。
万一そのパイプに漏れがあると、その後の対処がたいへんな事になるためです。

先行隠蔽配管へのエアコン設置を断る業者や販売店が増えてきているのも、それらのことに巻き込まれたくないといった事情があります。

当店ではこちらで事前に気密試験を行い問題なければ設置可能ですがその費用は安くはありません。

なので配管を施工した業者や建築会社が責任を持って気密試験を行い、問題の無いことを確認しデータを残して引き渡すというのが本来のあり方だと思います。

施工しっぱなしで確認せず引き渡すのは楽でしょうが無責任というものです。

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2020年3月 4日 (水)

化粧カバーの中は・・・

パイプを配管化粧カバーで仕上げると見た目がきれいになっていいものですね。

しかーし!中身のパイプが見えないということはどんな施工がされているかもわかりませんヨ😁

これなんかもその一例。
エアコンの配管穴がごみで穴埋めされている
これってアリ?

カバーを外すと穴にごみが詰められてました。

本来はエアコン用パテで埋めて空気の流入がないようにしますがこれじゃスカスカ。
しかも室内側(こちらも化粧カバー付き)は穴埋めされてませんでした。

換気扇で室内は負圧になり配管穴から外気が吸入されるので穴の中は真っ黒け。

何のごみか抜いてみると
配管化粧カバーの入っていた袋
配管化粧カバーの入っていた袋をまとめてつっこんでありました。
透明だった袋も真っ黒け。

工事をした人の発想は”パテの節約ができて持ち帰るゴミも減らせるし俺ってアタマいい!、カバーで隠れるしバレねーべ”って感じですか?

こんなことをしたら取り外すときにはバレるって思わないんですかねぇ。

工事はどこかの下請け業者でしょうが店や元請けに対していい思いを持っていないのかもしれませんね。
業者を大切にしないのでお互い様というところでしょうか。

でもそのあおりを食らうのはお客さんなんですヨ。

どうしようもないですね。

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2020年2月14日 (金)

エアコンの寿命は

古いエアコンでは故障して点検にきてもらったら部品がなくて修理できないと診断されるケースがあります。

現在主流のインバーター制御のエアコンでは室外機内部にある制御基板(インバーター基板)の不具合が一番多い故障ですね。

メーカー補修部品の在庫があれば修理は可能なのですが、ルームエアコンでは製造から10年程度でほぼなくなります。

長く使用することを想定していないからです。
近年では室内機に”設計寿命10年”と表示されてますね。

メーカーは長期の使用で事故などが発生することを警戒、責任の回避策を講じ、更なる利益につなげるのをビジネススタイルとしているようです。
長く愛用するのは望まれていないんです。(お寒い話でございます😅)

これは故障した室外機の制御基板です。
室外機内部の電気部品
十数年経過していると思います。

近づいてみると
エアコン制御基板部品の劣化
パーツが劣化してますね。

でもこの部品が故障の原因ではなく別のところでした。

目に見える劣化とは別に見えないところでも徐々に傷んできます。

たまたま運よく基板の在庫があってこちらのエアコンは修理できましたが。

基板には
室外機制御基板
このようにたくさんの部品が付いています。
(各パーツが大きいので古い世代の基板です)

メーカーの補修部品は基板まるごとアッセンブリー(組品)になっていて個々のパーツは部品設定がなく入手できません。

たとえこの中から故障部品を特定できて汎用パーツがあり交換したとしても、また別の部品が劣化故障なんてことになるでしょう。

またそのような修理はメーカーから改造とみなされる可能性がありおこないません。
技術があればなんでもやっていいというわけではないんですね。

ヘタなことして発火でもしたらおしまい😱
エアコンは電流量が多いので危険です。

いずれにしてもメーカーは10年以上のものはどうなっても知りませんよと宣言しているので、それを超えて故障したら寿命と判断したほうがよいでしょう。

それでももう少し使いたいという方はメーカーへ部品在庫を調べますのでご連絡いただければと思います。

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2020年1月31日 (金)

実験。コンバーターの倍電圧整流

先日こちらで交流を直流に変えるコンバーターの実験を行いました。

それに引き続き今回は”倍電圧整流”です。

すみません、電気回路が苦手な方にはちょっと難しい内容です。

前回の実験で交流を直流に変換し平滑すると交流電圧の最大値がほぼ直流の電圧になることがおわかりになったかと思います。

エアコンに搭載されているコンバーターからは直流約280V強の電圧が出ます。
インバーターで使用するにはこれくらいの電圧が必要。

でもエアコンで100V電源の場合、交流の最大値は約141V程度。
これでは直流もこの程度の電圧しか出せませんね。

まずは普通の全波整流回路を見てください。
全波整流、平滑回路
基本回路はこんなふうになっています。

これが前回の実験で使用した回路。

左の交流電源が100V(実効値)であれば右の直流出力は約141Vです。

この直流をオシロ(オシロスコープ)で見てみましょう。

コンセントの100Vをそのまま使うのは危険なので実験用電源を使用し1/10の交流電圧10Vで行います。
(実際には10V強出てますが😅)

すると
オシロに表示された14.5Vの直流
交流電圧(実効値)の√2倍(最大値)に近い14.5Vの直流が見えます。
(交流が10V強のため14.1より0.4V大きくなっています)

例えば電源の交流電圧を倍にすれば出力する直流電圧も倍になります。

エアコンで言えば電源200Vにすればインバーターに使用できる直流約283Vが得られます。
でもそれではエアコンは全部200V電源でないと使えませんね。
それとも大きなトランスを搭載して200Vに昇圧するか・・・そんなコストかけられません😆

そこで使用されるのが倍電圧整流回路。

これはエアコンでよく使用される倍電圧整流回路
倍電圧整流回路
これは部分的な基本回路です。

これを実際に作ったのがこれ
倍電圧整流回路の実験
実験なのでかなりテキトウ😅ですが回路は間違いありません。

そして今度は同じ交流10Vを加えこの倍電圧整流回路を通してオシロで見ると
オシロで見た倍電圧整流後の直流
前回の波形(?)もピンク色で同時に表示。

倍の29Vになってますね。

たったこれだけで倍電圧になりました。

どうしてこうなるのか・・・🤔

先ほどの倍電圧整流回路からコンデンサを外します。
倍電圧整流回路から平滑コンデンサを外した回路
直流出力側の1線を”a点”としました。

今度はこのa点を基準にオシロで見てみましょう。

a点を基準として+側にオシロのプローブを接続
オシロのプローブを接続

これでどうなるでしょうか。

波形を見てみます。
オシロで見たプラス側半波整流
あれ~、なんか山と山の間に平坦なところがありますね。

これを半波整流といいます。

では-側はどうでしょう。

a点を基準にプローブを-側に接続
プローブを接続

波形は
オシロで見たマイナス側半波整流
おっとこんどはさっきと逆に谷と谷の間に平坦なところがあります。

ここに+側の波形を表示させると
プラス側とマイナス側の半波整流波形を重ねてオシロに表示
交流電源の正弦波になりました。

なのでプラス側の山のてっぺんは14.5V。
そしてマイナス側の谷の底は-14.5V。

あ、わかっちゃいました?

プラス側半波整流波形にこんどはコンデンサを付けたときの波形を表示すると
オシロにプラス側半波整流の平滑前と後の波形を表示
平滑され14.5Vの直線になりました。

マイナス側も同様に
オシロにマイナス側半波整流の平滑前と後の波形を表示
-14.5Vの直線ですね。

+と-の直流同士は
オシロにプラス側とマイナス側の直流を表示
このように互いに29Vの電位差が生じています。

これが倍電圧になる仕組みです。

この原理で電源100Vのエアコンでも室外機の中のコンバーターには直流280V以上の高電圧がかかります。
開けると”!高電圧注意”や”直流300V注意”などと注意喚起してあります。
触ったらエライこっちゃです。

詳しい方は倍電圧整流回路を見てブリッジダイオードである必要はないことに気付いたかもしれません。
ダイオード2個でもできますね。

しかしエアコンではブリッジダイオード(ダイオードスタック)を使っています。
万一のときコンデンサ保護になるためでしょう。

ということで今回も実験終了です😊

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2020年1月27日 (月)

エアコン買うのは量販店?ネット通販?

エアコンを買うのは量販店?それともネット通販?

エアコンを買おう!、買い替えよう!となったとき、みなさんは量販店派ですか?それともネット通販?

インターネットの普及した現在では通販を利用して購入される方も大勢います。
当店へ工事を依頼されてくる方のほとんどはネット通販ですね。

でもたまに量販店で買ったものを工事はそちらに頼まずにこちらへ依頼されてくることもあります。
理由は多分書かなくても皆さんおわかりでしょう。

わたしがエアコンを購入する場合はやっぱりネット通販。

いままでも知り合いのところを含めて10台以上購入したことがあります。

インターネットが不得意なお客さんのところでは購入手続きを手伝うこともしばしば。

ネット通販を選ぶ最大の理由は価格の安さでしょう。
メーカーから直送されてくることも割と多いので倉庫や店舗、人件費といった経費を抑えられますからね。

それと店へ出向かなくても簡単に購入できる手軽さ。
手続きが終わればエアコン本体(室内機と室外機)が宅急便で送られてきます。

当店のお客さんにはいろんな量販店へ見に行ってどれにするか決めたらネットで買うという方もいます。

まあ、いまではメーカーサイトで機能やスペックを詳細に知ることもでき比較も簡単です。

― 量販店仕様のエアコン ―

エアコンには”量販店仕様”なるものがあるのをご存知でしょうか。

量販店仕様と本来のメーカー仕様(以下メーカー仕様)があります。

同じものなのに双方で型式(型番)が違うんですよ。

ネット通販ではどちらの仕様も購入することができます。

また、メーカーサイトを見るとだいたい初めに出てくるのが量販店仕様のページ。
そしてわかりにくいように”[その他の名称]仕様”で別ページが用意されていてそちらがメーカー仕様です。

それでも中には量販店仕様の型番を検索しても出てこないメーカーもありますね。

その他には量販店仕様に販売店の頭文字(アルファベット)が加えられたものも存在します。

では量販店仕様とメーカー仕様に違いはあるのでしょうか。

メーカーに聞いてもおそらく”同じもの。型番を分けているだけ”と言われるかもしれません。

でも業者の目はごまかせませんよ😁

調べると製品仕様や電気配線図をみてもほとんど同じ。
一般の方は流通ルートが異なるだけでやはり同じものと思うでしょう。

ところが詳細仕様をよ~く見ると許容配管長、許容高低差、チャージレス配管長(ガス補充不要の配管長)の欄だけが異なります。
(メーカー仕様の方が許容長などが長い)

やはりどこかに差があるということですね。
でなければ同じ型番を使うはずです。

これを見て何が異なるのか少し考えました。

電気配線図をみてもすべて同じ回路。製品質量や大きさも同じ。電気特性も同じ。封入ガス量も同じ。
ということで表立ってのちがいはありません。

量販店仕様は製造費を抑えて安く造られたものと思いますのでその辺をよく考えると・・・

コンプレッサー?・・・まじか・・・

う~ん、これしか思い浮かばない・・・

許容配管長などの差はこのほかの部品を変えてもあまり変わることはないでしょうし製造費用の節減にはほとんど寄与しません。

しかし心臓部ともいえるコンプレッサーは車でいうところのエンジンに相当するエアコンを構成する部品の中でも一番高いパーツ。
しかもモノによって許容配管長などの差になります。

これを安価なものにすればエアコンの価格を抑えられ実店舗で販売してもそれなりの利幅を確保できるのではないでしょうか。

あくまでも推測に過ぎませんが。

昔、某エアコンメーカーさんは冷媒の流れを制御する部品を、量販店仕様には安価な”キャピラリーチューブ”(細いストローみたいなもの)、メーカー仕様には高価な”電子制御膨張弁”を搭載していました。

さすがにこんなあからさまな違いがあるとまずいですよね。
それでも当時メーカーさんに確認すると”同じもの”の一点張りでしたから。

ネット通販ではメーカー仕様品を安く購入することができます。

あとはよく比較検討していただき、どちらを選ぶか、どこで買うかは自由です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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