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エアコン電気工事

2021年8月 6日 (金)

コンセントの交換

200V用のエアコンを設置し、それに合わせエアコン専用コンセントを100Vから200Vへ交換します😄

こちらのお客さんは10数年前の新築時から何度かご依頼いただいており設置してあるエアコンは全部当店で取り付けています。
(いつもありがとうございます!)

いつものように室内機を取り付けるため据付板を取り付けて配管穴を開けます。
据付板の取り付けと配管穴を開けて

室内機を引っかけたら一旦前面グリルを外します。
室内機を取り付けたら一旦前面グリルを外す
なぜこんなことをしているのかというと・・・

この機種は
室内機固定強度向上用ねじの取り付け
室内機の固定強度向上ねじというものがあってグリルを外さないと取り付けられないから😅

グリルを戻して室内機設置完了
グリルを戻して室内機取り付け完了

本題のコンセントの交換を行います。
100Vコンセントを200Vへ交換
このコンセントの形を見て200V用と思っている方がたまにいらっしゃいますが100V用です。

ためしに普通の100Vプラグを差してみると入ることがわかります。

左側が横に切れていて”T”を横にしたような形をしてます。

なぜこんな形をしているのかというと20Aまで流れる機器を使用できるようにするため。

普通のコンセントは15Aまでですがエアコンのようにたくさん電気を使用する機器では機種によって20Aというものもあります。

交換作業をする前にブレーカーを切ります。

コンセントを取り外して電線の先端(銅線が露出している部分)切断しました。
コンセントを取り外して
人によっては切断せずに次のコンセントにそのまま使用すればいいと考えますが・・・

新しい200Vコンセントに接続するため電線の被覆を取ると
電線の被覆を取ると銅線が黒い
真っ黒ですね😅

このままでは接触がよくないので磨きます。
(接触がよくないと電気が入ったり切れたりするのではなく発熱します)

すると・・・
銅線にキズがある
電線にキズがありますね。

このキズはこちらの建物を建てた時の電気屋さんが電線の被覆を取る際にナイフやペンチなどで付けたものです。

このような単線の電線ではキズを付けるとその部分に曲げ力が加わった際に折れてしまい、これも発熱発火の原因となります。

電気工事士の技能試験でこれをやると落ちます。

こういうことがあるから先ほど切断したんですよ。

もちろん電線の長さに余裕がなければできませんが。

キズの部分を切断して再度被覆を取って磨きました。
電線の被覆を取って銅線を磨いた
被覆を取る長さもコンセントの指示に従います。

200V用コンセントの取り付け完了
200V用コンセントの取り付け完了
200V用にも15Aと20Aがあり、これも定格20Aです。
(15Aでも使えます)

これでプラグを差し込んでエアコンの運転開始!

なんてこと思っている方いませんか?

残念ながらこのコンセントはまだ100Vのままです。

あくまでコンセントはそこへ差し込めるプラグを限定しているだけで電圧を切り替える機能はありません。

ではどこで電圧を切り替えるかというと分電盤
分電盤で電圧を切り替える
ここで回路を200Vにします。

ブレーカーが200V用かも必ず確認。

切り替えが終わったら線間、対地間の絶縁抵抗測定をして漏電などがないか調べてからブレーカーON。

コンセントの電圧は
電圧測定
206V、だいたいこんなもんです。

あとは各種測定結果などを保存するため控えます。

室外機も取り付け終わってエアコンを試運転したらすべて完了😊

なおコンセント交換や電圧切替の作業は自宅であっても電気工事士の資格がなければできない内容となっています。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年4月24日 (土)

2階の室外機へ接地工事

一戸建ての2階に設置したエアコンへの接地(アース)工事を行いました😊

本題に入る前に・・・

こちらのエアコンは当店で入替工事をしたのですがなんとエラー(シリアル信号異常)が出て運転できず本体の初期不良が発覚😱

メーカー技術へこのことを報告すると・・・
「内外連絡線の接続間違いはないですか?、一度抜いてつなぎ直して間違いないか再確認してください。」
とのこと。

まるで素人扱いですな🤣

今を遡ること20数年前、私は当時会社員で改装工事の保育園において業務用エアコンの新設工事をしていた時に設置したものが同一メーカー、同じくシリアル信号異常が発生。

メーカー依頼をしてくれるように上司へ話すと、もう一度つなぎ直して間違いがないか確認しないと修理依頼を受け付けないとメーカー側から言われたそうです。

まったく同じ対応ですね。

この程度のミスをするようじゃとっくにエアコン屋なんか辞めてますよ。
(まぁ、こういうミスを連発する不向きな工事屋さんもいるのですが)

こういっちゃなんですがエアコン屋になって30数年経ちますが配線間違いは一度もしたことはありません。

当時と同じく今回もアホらしいと思いながらも電線を差し直しました。

当たり前ですがこれでエラーが直るわけがありません。

その後メーカーが来て修理完了。

だいぶ手こずったようで室内機の基板、室外機の基板、膨張弁コイル、ファンモーターなどを交換し直ったが原因はよくわからずとのサービスマンから連絡が入りました。

試運転のため再訪問。

ところがしばらく試運転を行うと今度は別のエラーが出て停止。

その後またシリアル信号異常が再発。

なんじゃこりゃ😆

メーカーの対応にお客さんも呆れているご様子でした。

最終的にメーカーが製品交換してようやく直りました。

基板交換で直らない時点で素直に製品交換していればいいのに・・・
というか現行機種なら初めから製品交換でしょ。

こういう対応が更なるイメージダウンになりますね。

とまあ、こんなことがありました。

やっとここから本題です😅

接地極(アース棒)と接地線(電線)
接地極(アース棒)と接地線(電線)
接地極を地面より深く埋めて接地線で室外機へ接続します。

接地極のリードと接地線を圧着接続
接地極のリードと接地線を圧着接続
リードが5.5m㎡、接地線が1.6mm(2m㎡相当)で合計7.5m㎡なので8m㎡のP形スリーブを使用しました。

接地極はこの辺りに埋設します。
接地極を埋設する場所

砂利をよけて防草シートをめくり穴掘りします。

掘った穴から地中へ接地極を差し込み
接地極を地中へ差し込み
棒を使ってさらに押し込みました。

何が埋まっているかわからないのでハンマーで打ち込むことはしません。

穴を埋め戻す前に専用の計器で接地抵抗の測定
接地抵抗の測定
指針は7.6辺りをフラフラとしながら指しています。

レンジが×10Ωなので76Ω位です。

ルームエアコンではD種接地工事と言って接地抵抗を100Ω以下(規定の漏電遮断器があれば500Ω以下)にします。

接地極は地中深く埋めたほうが抵抗値は低くなります。

さて今度は2階のベランダまで配線します。
地上から2階のベランダにある室外機まで接地線を配線する
配線するルートはこうなる予定です。

接地線は防護管に入れる必要があるので今回は合成樹脂管(塩ビ)を使います。

配線ルートの途中には何カ所か曲がりがあるので
VE管をバーナーで温めて曲げる
VE管をバーナーを使い温めて曲げます。

接地線を通しながら防護管を壁へ固定していきます。

地上部分
接地線を入れたVE管の地上部分

2階への立ち上げ
VE管を2階へ立ち上げ

ベランダの手すり付近から室外機まではフレキシブルのPF管を使いました。
曲がりの多い部分はPF管で

VE管とPF管のつなぎはカップリングで
VE管とPF管をつなぐカップリング

そして接地線を室外機に接続
室外機に接地線を接続
これで工事完了です。

メーカーさんの交換工事で銅管のテーピングが少し変になった感じがしますが・・・

お客さんからの情報でメーカーさんが室内機を取り付ける前に前面グリルを外してうつ伏せに置いて作業したらしく熱交換器が変形したという画像をいただきました。

ザツな作業をするとこういうことになります。

当店の施工の後にメーカーが交換工事することにお客さんは抵抗を感じられていたようで・・・
こればかりは残念ですが致し方ありませんね。

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2021年3月15日 (月)

エアコンの接地工事

横浜市内でエアコンの入れ替え工事を行いました。

しかしコンセントにアース端子がありません。
エアコン専用コンセントにアース端子がない
今ではエアコン用コンセントにアース端子を設けることになっていますが、こちらの建物が建築された当時はまだその規定がなかったのでしょう。

室外機周辺の地面からもアースが接続されていた形跡はありませんでした。

ということで地面にアース棒を埋めて室外機に接続します。

今回使用するアース棒
アース棒
これを使います😊

よくホームセンターなどに売られているものには緑色のコードが初めから付いていたりしますがそれは使いません。

コードはだいたい断面積が1.25m㎡のものが多くエアコンには細いんです。

使用するアース棒にはリード線のようなものが見えますが、その太さは5.5m㎡でそこへ電源の過電流遮断器(ブレーカー)の容量に応じた電線を接続して使用します。
(今回は直径1.6mmのビニル絶縁電線[IV電線]、約2.0m㎡)

電線を接続したら地面に穴を掘ってそこからアース棒を更に地中へ差し込みます。

しかし建物近くは基礎のベース、少し離れると設備配管などが埋まっていてそれほど深くは差し込めませんでした。

あとはどの程度の接地抵抗値になるかです。

ここで毎度おなじみ・・・写真を撮り忘れて没頭😂
ありゃまた忘れてた・・・気付いたときにはほぼ終わってました。

室外機のアース端子に接地線を接続
室外機のアース端子に接地線を接続
緑色の電線を使用します。

地面から室外機までは
カールした接地線
接地線をカールしました。

こうすると次回エアコンを入れ替える際も長さに余裕があります。

それと目立つので草刈りなどで誤って切断なんてことも防げます。

そうそう、肝心の接地抵抗値は
接地抵抗約130Ω
約130Ωです。

D種接地工事(接地抵抗値100Ω以下)という種類で施工したのですが、こちらにはエアコンの電源に定められた定格の漏電遮断器が設置されているので抵抗値は500Ω以下であればOKです。

”以下”という表現から低ければ低いほうがいいと思われがちですが、あまりにも低いと漏電時の地絡電流(地面へと流れる電流)が大きくなるのでほどほどに。

しかしアースがなければ機器が漏電していても大地との抵抗が大きくて漏電遮断器はうまく作動しません。

しっかりと漏電遮断器を動作させるためにもアース工事は必要です。

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2020年11月24日 (火)

アース棒、線が細くて交換

エアコンの設置工事に伴い既設のアース棒を交換しました。(川崎市内)

地面から出ているアース線
地面から出ている既設のアース線
以前ここについていたエアコンに接続されていたようです。

今回当店で新品のエアコンを設置し、このアース線を室外機につなぐ予定だったのですが・・・

どれどれ・・・ホッソ!
既設のアース線が細い
この電線は1.25m㎡です。

内線規程では使用電圧300V以下の機械器具に施設するD種接地工事の接地線(アース線)の太さは、機器を保護するブレーカーが20A以下の場合で1.6mm(2.0m㎡)以上となっています。
(聞きなれない方には意味不明かもしれません😅)

ただし移動して使用する機器で可とう性(フレキシブルに動かせる)が必要な場合に1.25m㎡以上のコードなどを使用可能。

※内線規程とは・・・電気設備技術基準の省令や解釈を具体的にわかるようにした書物。

エアコンって移動しながら使いませんよね?たぶん😁

以前のエアコンを工事した人がホームセンターで買ってきたアース棒を打ち込んだのでしょう。

お客さんへはここまで説明はしませんが、お話しして交換することになりました。

事前にこのようなことがあるのでは?と見積もりに計上して材料も準備していました。

まず既設のアース棒を引き抜いてみると
既設のアース棒を地面から引き抜いた
よくホームセンターなんかで見かけるコード付き。

簡単だから知らない人は使っちゃうんですよね。

アース棒はほとんど地面と同じ深さまでしか入っていませんでした。

新たに使用するアース棒(接地極)
新たに埋設するアース棒
出ている線の太さは5.5m㎡。

ここに1.6mmのアース線を圧着して使用します。

内線規程では接地極が棒の場合、長さ0.9m以上のものを推奨していますが、建物が建った後では現実的ではありません。
(推奨事項なので施工上安全な短いものを使用します)

画像の上に見える赤い柄の工具はP形スリーブ(電線の包合容量m㎡で選定する)などを圧着する工具です。

5.5m㎡+1.6mm(約2m㎡)=7.5m㎡を圧着するのでスリーブはP8=8m㎡用(包合容量6.64~10.52m㎡)を使用します。

接続したら穴を掘って更にそこからアース棒を地中へ押し込みます。

”打ち込み”ではありません”押し込み”です。
建物の周囲は設備の配管などが埋まっているのでハンマーなどでコンコン打ち込むと突き破ってしまうことがあるんですよ。

画像はありません😅

そして接地抵抗測定。
接地抵抗測定
94~97Ω位を指示しています。(多少のふらつきがあります)

100Ωを超えていたら漏電遮断器を見に行こうと思ってましたがすんなりOK。

規定された感度の漏電遮断器がない場合は接地抵抗100Ω以下。
ある場合は500Ω以下にする必要があります。

まあ、今どき漏電遮断器が設置されていないところのほうが圧倒的に少ないですが。

「うちもアース工事してもらったけどこんなことしてるの見たことない」という方、これが本来やるべき工事なんですよ。

日本で行われている中性点接地方式の電源ではアース工事(接地工事)は重要なもので電気工事士の有資格者がすることになっています。

接地線を室外機に接続してアース工事完了
エアコンのアース工事完了

他で工事されたエアコンのアースを見ていると、線を引っ張ったら接地極がなくてスポッと抜けてきたりするところもあります。

もしかするとアースをインバーターノイズ防止程度に考えているのかもしれませんね。

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2020年7月25日 (土)

20mは遠い。専用回路露出配線

川崎市内にてエアコン用専用回路(エアコン専用コンセント)の増設工事に伺いました。

以前から何度もうかがっているお客さんのお宅です。(いつもありがとうございます😄)

エアコンはすでに設置されているのですが専用コンセントがありません。

エアコンを取り付けた工事業者が延長コードで近くのコンセントにさしていったそうです。

以前に点検をしたとき壁のコンセントと延長コードのプラグが発火しそうなほど過熱していたので延長コードを切断してエアコンを使用できないようにしました。

しかしその部屋を使うことになったそうで今回の電源増設工事です。

近頃は専用回路増設もめっきり減って珍しい工事となってきました。

久しぶりにVVFケーブル2.0mmの2心
VVFケーブル2.0mm、2心
これで露出配線します。

というのもネズミ🐭が時折顔を出すそうで、天井内に隠ぺいなどするとかじられて中身の銅線が露出配線😆になってしまう恐れがあります。

昔、飲食店の天井裏できれいにかじられて裸になった銅線をよく目の当たりにしたので。

各所必要なところに穴を開けます。
電線を通すために開けた穴
しかしこのまま電線を通すと壁の中でネズミにかじられる可能性もありますね。

大きめの穴を開けて塩ビ管を挿入
ネズミの被害を防ぐため壁貫通部に塩ビ管を挿入
防護します。

配線。
室内をケーブル露出配線
通すルートをお客さんと相談しながら進めます。

しかし広いお家でエアコンまでが遠い・・・分電盤からエアコンまで同じ1階ですが20m近い配線です😅

これだけ長いと電圧降下もありますがエアコンの電流量と計算してこの程度なら2.0mmでもなんとかなると判断しました。

もっと太い電線で電圧降下を減らすこともできますが費用が高価になりますからね。

ようやく配線が終わってコンセントを取り付けます。
コンセント取付位置

コンセント取付完了
露出ボックスでコンセント取り付け
露出ボックスで埋込用のコンセントを付けました。

多くのエアコン業者は材料費節約で露出形コンセントを取り付けると思いますが、コンセント交換が必要になったときに線の長さが変わってしまい壁の傷が増えたり、壁が崩れてコンセントの固定が難しくなったります。

その点、露出ボックスで埋込形コンセントを使用すると配線に余裕が出て今後の交換も容易になります。

エアコンは15A、なのに20A(15/20A兼用)のコンセントを使用していますが、15Aコンセントよりもプラグの刃を差し込んだ時しっかりしていて緩みにくいためです。(過熱が起こりにくい)

そして分電盤。
分電盤の空き回路
右上の空き回路にブレーカーを増設します。

今回使用するのは
2P2E20Aのブレーカー
2P2E20A。

2ポール(2極)、2エレメント(2素子)の20A。
200Vにも使える20Aのブレーカーです。

将来、200V機種の導入も検討されているとのことなのでこれを選定します。

今回は100Vで使用、もちろん100Vにも使えます。

ブレーカー取付完了。
ブレーカーの取り付けが完了
絶縁抵抗測定等をしたらON。

しかし既設の配線がごった返してなかなか厳しいかったですよ。
既設の配線を縫うようにブレーカーを取り付け
もうちょっと余裕も持って配線してくれるといいんですがねぇ。

手前にあるケーブルなんかどこを通しているんだか・・・まあいいか

エアコンを運転して念のため発熱等をチェック。

分電盤は問題ないのでカバーをして
分電盤作業完了
こちらは完了。

エアコンのコンセントプラグ
エアコンのプラグ
こちらも温度チェック。

あれ、高い・・・
エアコンのプラグは温度が高い
これはちょっと高すぎます。

今回設置したコンセント側か、それともエアコンのプラグ側か調べました。

結果はエアコンのプラグコードの劣化です。

エアコンを取り付けた業者が延長コードとの接続を本体裏の狭いところへ押し込んでいたためコードの付け根が屈曲していたのが原因でしょう。

専用回路の必要性にも触れず延長コードで工事完了とする場当たり的な施工がエアコンの寿命を縮めてしまう一つの事例とも言えます。

このエアコン、20年以上前の機種のため補修パーツはないでしょう。

市販のプラグを取り付けてしまうと改造となり、何かあったときには責任を負うことになるのでできませんね。

お客さんとどうするか話し合い検討。

とりあえず様子を見ながら気を付けて使うとのこと。
早めのエアコン買い替えを検討していただくことで終了となりました。

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2020年6月29日 (月)

コンセントを15Aから20Aへ

エアコン工事をしていてたまにあるのがコンセントの15Aから20Aへの交換です。

200V用15Aコンセント
200V用15Aコンセント
(タンデム形)

これを

200V用20Aコンセント
200V用20Aコンセント
(エルバー形)

こちらに交換しました。

角度が90度変わってわかりにくいかもしれません。
15Aは「―」が二つ人の目のように並んでいます。
20Aは片目が涙目(エル形)のようになっています。

口のようにある穴はアース端子です。

15Aと20Aはエアコンの使用電気容量によって決まり、15Aのコンセントに20Aのプラグは物理的にささらず使用できませんが、20Aコンセントには15A/20Aどちらのプラグでもさせます。

なので20Aコンセントは15/20A兼用ということですね。

そしてこの20Aのコンセントに交換するにはある基準を満たしていなければなりません。

コンセントだけ取り替えてハイおわり!ではないんですよ。

どこかの電器店でエアコンを買ったらなにも確認せず、しかもブレーカーも切らずに20Aのコンセントに変えていった、なんて場合はちょっとあやしいです。

電気工事をしたらそれなりの検査と5年間の帳簿保存が義務付けられています。

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2020年6月10日 (水)

ユニクロと三価クロメート

川崎市内で床置き形のエアコン入替工事に伺いました。
当店をご利用いただき有り難うございます😄

この古いエアコンを
撤去する床置き形室内機
撤去して

新しいものに
取り付けた新しい床置き形室内機
交換しました。

撤去したエアコンは100V電源機(コンセント差し込みタイプ)。
新しく付けたのは200V電源機(室外機直結タイプ)。

ということで分電盤で電圧を200Vへ切り替えます。

分電盤
これから分電盤内で200Vに切り替える
右上の回路がエアコン用です。

ブレーカーも100V用なので交換します。

切替用のバー
200Vへ切り替えるためのバー
分電盤の中にころがってました。

だいぶ汚れて接触がわるそうですね。
汚れて電気的接触の悪そうな切替バー
熱を持ちそうです。

接続部分だけちょっと磨きました。
接続部分だけ磨いた切替バー
これで使えます。

しかしこれを接続固定するためのねじがありません。

ホームセンターで合うねじを探して用意しました。

切替完了
ブレーカーを交換して200Vへ切替完了
・・・気になる。

このねじ
分電盤のブスバーに付けたねじが気になる
ホームセンターで買ったねじがユニクロメッキ。
しかもかなり長い。

(なお衣料品店のユニクロとは関係ありません)

200Vバーのほうは長いねじが使えないため中性バーについていたものを移動して使用。

ホームセンターで売っているねじはユニクロメッキばかりなんですよね。

正式には光沢クロメートというそうです。

安いけど耐食性が低い。
しかも青白くていかにも安物って感じ。

やっぱこういうものはホムセンじゃだめだな~

とりあえず作業は終了して検討。

近頃の電気の端子台などは三価クロメートメッキのねじが多用されています。
昔は六価クロムを使用してましたが人体などに有害なのですっかり見かけなくなりました。

この分電盤に元から付いているのは六価クロムですね。
黄金色しているのがそれです。

ネットで検索するとちょうどいい三価クロメートのねじが見つかり購入。
三価クロメートのねじ
使い切れないほど入ってます。

やっぱりネットは便利。
以前では入手困難であったものでも容易に買えます。

ねじを見比べると
ユニクロと三価クロメートのねじ
ユニクロの方が青っぽいのがわかりますかね。

電気抵抗を調べると差はありませんでした。

後日交換に伺いました。
三価クロメートのねじに交換
長さもちょうどよくいい感じ。

ちなみにこういうところのねじにはステンレスは向きません。

三価クロメートは自動車、その他でもすでに定番になっているのに建築関連で使用されるのは安いユニクロメッキが多い。
そのためホームセンターではユニクロが主流なんでしょう。

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2019年11月27日 (水)

専用回路引き直し

先日こちらにアップした点検の修理というかエアコン専用回路の引き直しです。

まずは不要となるコンセントを外します。
エアコン用コンセントの取り外し
このコンセントは金属ボックスが壁内に入っていて配線も金属管に収められています。

今回、これら金属に電線の被覆が破れ漏電していたので別のところへ新しくコンセントを設置します。

そしてコンセントを引き出すと
撤去するコンセントを引き出す
あれ?アース線が抜けた

これってもしかして・・・

やっぱり
アース線が金属ボックスの穴に差してあっただけ
なんとアース線はボックスにねじ止め接続してあったのではなく穴にさしてあっただけ。

このコンセントを付けたのはエアコン工事人で間違いないでしょう。
元から付いていたコンセントとエアコンのプラグの形状が合わないので交換したのだと思います。

これぞ”エアコン屋”の電気工事モドキ。
こういう工事してれば作業も速いわけです。

アースを甘く見てますね。
ノイズ防止とか静電気を逃がす程度に考えているのかもしれません。

コンセント交換の際に無理に電線を引いたり、押し込んで漏電させたことも大いに考えられますねぇ。

もし当時、きちんと絶縁抵抗、電圧など測定していれば気付いたかもしれません。

しかし絶縁抵抗計を扱ったことすらないエアコン工事人が多いので・・・


続けて作業します。

壁の内部を確認したら新しくコンセントを取り付ける位置に開口、通線します。
エアコン専用コンセントの開口と通線
エアコンの横にしました。

電線はアース線を含め3心(3本線)を使用。

次にボックスの取り付け
コンセントボックスの取り付け

ここは間仕切り壁なので断熱材等は入っていません。
そのためボックスを入れなくても挟み込み金具で簡易に取り付ける方法もあり、多くの電気屋さんはそうすると思いますがわたしはそういうの好きじゃないんですよね。

どうもあの挟み込み金具で付けるのは手抜き感があります。

今回付けたような電気の樹脂製ボックスというのは大概、自己消化性なのでいざというときにはあった方が安全です。

配線が終わったら先に分電盤のほうを施工します。
本当はコンセントを仕上げてから分電盤という流れが基本ですが工事上の都合により逆にします。

新品のブレーカー
箱入り新品のブレーカー
2P2E20Aです。

この記号のような表示、意味がわからないかもしれませんが簡単に言うと100/200V兼用、20Aです。

既設の古いブレーカーは長期使用されくたびれた感じなのでこれを機に交換としました。

中身を出して
ブレーカー本体
一流メーカー中国製😅これもか~

取り付けました。
ブレーカーの取り付け
ブレーカーは切ってあります。

ブレーカーって新品はONになっているので必ずOFFにしてから接続します。

それと分電盤にたくさんのアース線が通っていたのでエアコン用もそこへ圧着接続。

そしてコンセント取り付け
コンセントの取り付け
耐火プレートにしました。

こちらの壁は界壁ではないので耐火プレートでなくても問題ないと思いますがいままで金属ボックスだったので念のため。

こちらも取り付け完了
コンセント設置完了

不具合のあった撤去したコンセントはカバープレートに交換しました。

絶縁抵抗測定等が終わったらブレーカーON。

電圧を測定します。
コンセントの電圧
207.8VでOK。

これがエアコンに印加される電圧です。(無負荷時)

上側端子の対地電圧
コンセント上側端子の対地電圧
103.9VでOK。

下側端子の対地電圧
コンセント下側端子の対地電圧
103.4VでOK。

先日の点検時(異常時)とは変わって対地電圧が両方とも100V(公称)となりアースがつながっていることがわかります。

これで漏電問題が解決。

エアコン工事は電気工事に分類されるのに電気工事未経験の者がエアコン屋を勝手に開業するのでこういう事故が発生します。

例えるなら車を運転して自動車免許を取りに行くみたいな感じですかねぇ。開業してから電気工事士の資格取得する者が後を絶ちません。
ヘタすると資格ありません。

以前ネットを見ていたら「エアコンこの道十数年。このたび第二種電気工事士を取得しました!私にお任せください!」なんておもしろい宣伝広告が出てました。
自分で何を言ってるかわかってないんですね😁

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2019年10月20日 (日)

室外電源機の設置(2)

前回に引き続き室外電源機の設置です。

エアコンに電源をつなぎます。

でもその前にこれを撤去。
19101800
冷暖房の効かなくなった天井埋込型エアコンの室外機。

このエアコンも室外電源機で電源容量が新しく設置したものと同じなので電源はここから延長します。

というのも分電盤(ブレーカー)から室内機または室外機に専用回路を増設するには配線ルートに無理があり費用も高くなるため。

ここから室外機までは約5mほどと近くです。

もしここから延長して室内に専用コンセントを設け普通の室内電源機を付けるとなると無駄が多くなります。
エアコンの電気はそのほとんどを室外機内のコンプレッサーが使用するため、室内のコンセントまでいってそこから室外機へ連絡線で戻ってきては電圧降下が大きくなり使用中に電圧不足で停止する可能性も出てきます。
しかも工事料金が高くなります。

なので今回お客さんに室外電源機をお勧めし購入していただきました。
(当店ではエアコン販売はしておりません)

撤去する室外機の端子台
撤去する室外機の端子台
左の2本線が電源。右の3本線は室内外連絡線。

いまのエアコンと変わりありません。

ただつなぎ方がねぇ
端子台への接続が悪い
電線をそのまま差し込んでねじ止めしてありました。

ブレーカーなどの押しねじ式の端子台であればこれでもいいんですが・・・
これではねじの片方にだけ力がかかるので端子台が傷みます。

それと電線押さえの部分
絶縁物が薄くなって銅線が透けて見える
絶縁物が薄くなって銅線が透けて見えてますね。

もうすぐ漏電しそうです。

電線押さえはケーブルの外皮(シース)の部分でするもので、これは電気工事的にはバツ。

おそらくエアコン工事屋さんが接続したのかな?
昔からエアコン工事人には電気とは畑違いの人がなっているケースがほとんどなので・・・

― 撤去が終わって本題へ入ります。 ―

ボックスや電線管の取り付け
電線管や接続ボックスの取り付け
合成樹脂管で施工しました。

室外機側
室外機への電源は合成樹脂管で施工
室外機まで水平に配管。

管内に水などが溜まらないように所々水抜きの穴を開けてあります。
(下側なので見えません)

接続ボックス
電線を接続するボックス
このボックスは防雨性能があるタイプです。

ここにも水抜き穴を開けました。
雨水は入らないとしても断熱されているわけではないので条件によっては結露することがあるため。

電線はケーブルを使用しました。屋外なので管内でもケーブルが安心です。

電線接続
電線は圧着接続
王道の圧着接続。

歴史もあって安心確実な方法です。

電線をボックス内に収めて
接続した電線をボックス内に収納
接続部分が上向きになるようにしました。

蓋をして
電線接続ボックスの蓋をして
必要なところにコーキングで止水処理。

この部分はこれで完了。

次は室外機への接続。
でも実際は作業の流れ、他との兼ね合い、影響なども考慮するのでこの順番通りではありません。

室外機には
この室外機には電源線、内外連絡線、アース線を接続する
電源線、内外連絡線、アース線の3つがつながります。

今回室内機側ではアースをつなげられないため室外機脇にアース工事しました。

電線類は画像にあるバルブに触れないように施工します。
暖房時に熱の影響を受けるため。

電源線の接続準備
電源線はリングをつくって接続
リング(輪)をつくります。

撤去したエアコンのように真っ直ぐのままでは接触不良のもと。

それとこのようにリングは右巻きでつなぎます。
ねじを右回りで締めるのでそのほうが理にかなっています。左巻きでつなぐと電気工事士試験では減点されます。(試験に落ちるかどうかはわかりません)

接続
室外機の電源線接続
こんな感じ。

念のため電線に余長をとっておきました。

漏電がないか絶縁抵抗計で測定して問題なし。

ブレーカーをONにして電圧測定
室外機での電源電圧測定
203.4V・・・OK

200V丁度じゃないの?
はい、普通は公称の電圧より少し高めになっています。

近隣のお宅を含めて同時に多くの電気を使用したり、このエアコンを使用すると電圧は途中の電線で降下して下がってきます。

はじめから低めの電圧だと電圧不足になるためです。

室外機のカバーを戻して
室外機のカバーをして
施工完了。

エアコンの試運転結果もすべてOK。

角からボックス方向
角からボックス方向の電線管

角から室外機方向
角から室外機方向の電線管
こんな感じになりました。

久しぶりの室外電源機でしたが発売しているメーカーはあまりないようです。

でもダイキンさんにはいろんなシリーズに採用されていて選べますね。

これからもこのような案件で必要となるケースが出てくると思います。

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http://kato-aircon.com/

2019年9月18日 (水)

これ、一般家庭の分電盤?

エアコンの工事に伴い電気工事(電圧切替)をおこなったのですが・・・

分電盤内の分岐回路
分電盤内の分岐回路
ひぇ~😱

このブレーカーの数・・・負荷側も全部配線もされてます。

30回路ありますよ。
下にはあと2回路増やせるようになっています。

2階建ての一軒家で約30年前に建てられたそうです。

近頃では回路数の多いお宅も珍しくありませんが30回路はなかなかありません。

エアコン回路の電圧を切り替えたのですがこれだけ同じものが並んでいると間違えそうですね。😅

そうならないように独自の方法でうっかり防止をして施工しました。

施工による影響がありそうな周囲のねじも増し締め。

もしこれ全部のねじを増し締めするとなると約170ヶ所以上ですよ。
手を負傷しそうなレベルです。

盤内のねじは昔から定期的に増し締めをと言われてますがこれじゃちょっと大変ですね。

これらのねじの締めが緩いと発熱して発火することもあるので施工は慎重かつ確実におこなう必要があります。

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