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エアコン修理作業

2024年1月15日 (月)

運転ランプが点かない

東京都世田谷区内の一戸建てでエアコンの運転ランプが点かなくなったとの点検依頼をいただきました😊

予想されるのは、表示基板や制御基板の不良、コネクタ類の接触不良などの可能性。

点検を行わなければどの部品に異常があるのかわかりません。

ということで現地到着。
運転ランプが点かなくなった室内機を点検する
あらま~しかし室内機はずいぶんと高いところに設置されてます😅

当方の脚立では長さが足りず「こりゃだめだ撤収!」かと思いましたが、お客さんが長い脚立(2.7m)をお持ちとのことでお借りして点検開始。

天井が高いため照明器具の電球交換等に使用しているそうです。

室内機のグリル等を取り外して分解します。
点検のため室内機のグリル等を外す

運転ランプはココ
点かなくなった室内機の運転ランプ
ほかのランプは正常ですが運転ランプだけ点きません。

内部の基板を取り外して運転ランプLEDの逆方向抵抗値を測るとおかしな数値が・・・
LEDの抵抗値がおかしい
LEDの不良です。

見積もりを出して修理することになりました😄

後日、部品が入荷し修理開始。
メーカーから取り寄せた表示基板
こちらのメーカーは休日でも部品部門につながり発注できるのでよいです😄

新しい基板に交換。
新しい表示基板を取り付ける
この基板にはランプのほかにもいろいろ付いてます。

グリルを元通り戻してランプの点灯を確認。
部品交換後にランプや動作の確認
運転ランプを含め3つとも点きました😄

リモコンの受信やブザー音、そして運転/停止のスイッチ動作も確認して正常。

修理完了となりました😊

運転ランプが点かないと動いているのか止まっているのかはっきりしないのでやはり困りますね。

機種によっては運転ランプで除霜運転や本体異常を示すものもあります。

Katoairconservice_mark160

2023年12月31日 (日)

室内配管化粧カバーからの水漏れ

前回の記録簿では外壁の配管化粧カバーからの水漏れでしたが、今回は室内側に取り付けられた化粧カバーからの漏れの修理です😊

場所は東京都大田区内にあるマンションの一室。
エアコンの配管化粧カバーから水が漏れる
室内機の右側に設置された配管化粧カバーからの水漏れ。

この時期(暖房時期)には漏れてきませんが夏に何度か水が下のテレビに落ちたそうです。

冷房時に継続的な水漏れではないということはドレン排水の漏水ではないでしょう。

ついでなので・・・
エアコンの真下に電気製品や濡れて困るものを置いてはいけないことが取扱説明書に書かれています。

水漏れなどの際、被害を最小限に止めるため。

さて、では点検から。

水が漏れたのはココ。
配管化粧カバーの水漏れ箇所
室内機から下がってきたところの曲がり部品。

この部品を開けてみます。
配管化粧カバーの曲がり部品を開ける
内部はすでに乾燥している状態。

外した部品の内側を見ると
外した部品の内側を見ると水漏れ跡が
水の漏れていた跡(汚れ)が残っていました。

その先のカバーの内側は
配管化粧カバーの内側を見る
少し汚れているような・・・

外してみました。
配管化粧カバーの内側が水漏れによりかなり汚れている
やはり水漏れでかなり汚れてました。

この水漏れは配管の結露によるものと判断。

カバー内の配管状況は・・・
化粧カバー内の配管
冷媒管は断熱の上に隙間なくテープが巻かれています。

ドレンホースも断熱タイプが使用されてます。

でもこの配管が表面結露したとしか思えません。

その理由は・・・

壁の配管穴のカバーを開けてレンジフード(台所換気扇)を回していただくと
配管とパテの隙間から外気が勢いよく入ってくる
配管とパテの隙間から外気がスースー勢いよく入ってきています。
(お客さんにも確認していただきました)

おそらくこれが原因でしょう。

夏はここから入った外気(熱風)が配管化粧カバー内の温度と湿度を上昇させて冷たくなっているパイプの結露量を増加。

集まった水滴がカバーの継ぎ目から漏れ出てきたといった具合です。

そのため継続的な漏れではなく、その時の温度や湿度、エアコンの運転状態に影響されたまに漏れてくるという状況になったのではないでしょうか。

また、外気はカバー内を通過し室内機背面などにも流れ込み、室内機の結露増加や室内温度の誤検知を招きます。

パテにできた隙間は設置当初しっかりと埋められていても時間が経つにつれ徐々に断熱材の痩せ(収縮)などにより発生します。

配管化粧カバーは見た目はよいのですが、このような結露問題が起きやすいのが欠点。

今回の補修方法としては穴の隙間をなくすことで対処することにしました。

まずは外壁側から。
外壁に設置された配管化粧カバー
配管穴部分を開けます。

やはり隙間ができてます。
パテと配管に隙間ができている

硬くなったパテをはがしました。
配管穴のパテをはがした

新しいパテで隙間なく埋めます。
新しいパテで配管穴を隙間なく埋める
一旦この状態でレンジフードを回していただき室内側で確認すると外気の流入は止まりました。
(こちらもお客さんに確認していただきました)

埋めたパテはまた長期経過後に隙間ができてきます。

それを防止するためシリコンシーラントを表面に塗布することにしました。
パテの上にシリコンシーラントを塗布
(透明なのでよく見えませんが😅)
ゴム状に固まりパテの硬化と隙間を防ぐことができるでしょう。

カバーを戻して周囲をコーキング。
化粧カバーを戻して周囲をコーキング

室内側は現在のパテの上から補強するかたちで埋めました。
室内側のパテを補強
こちらはヘタにパテをはがすとドレン勾配が崩れるので重ねる方法にしました。

室内側のカバーも戻して作業完了😊
室内側のカバーを戻して補修作業完了
あとは来年の夏にどうなるか確認していただくことになります。

今回のようなパテの隙間は断熱材の収縮のほか、マンションの大規模修繕工事でも発生します。

修繕工事ではパイプがつながったままの室外機をあちらこちらに移動させるためです。
(ひどい場合はドレン勾配が崩されて異音や水漏れ、そのほか冷媒漏れ(ガス漏れ)となることもあります)

また室内の配管化粧カバーは見た目以外になんのメリットもない、逆に今回のようなデメリットとなるケースがあることを知っておく必要もありますね。

Katoairconservice_mark160

2023年12月26日 (火)

外壁の配管化粧カバーから水漏れ

外壁に設置されたエアコン用の配管化粧カバーから水が漏れるという点検依頼をいただきました😊

場所は東京都内の一戸建て。

当店へは今回はじめてご依頼いただいたお客さん宅です。

現地へ到着し状況は
外壁に設置された配管化粧カバーから水が漏れる
2階の配管穴から地面に設置された室外機付近まで配管化粧カバーで配管されています。

エアコンが2008年製なので設置されたのは15年ほど前。

しかしこの時期に冷房や除湿は使用しないので水漏れが起きたのは夏のことだと思います。

水漏れを再現するため室内機に注水してみると
室内機に注水すると外壁の配管化粧カバーから水が漏れ出た
窓の上のコーナー部品のところから水が漏れて滴下しています。

しかも結構量が多い。

お客さんはこの下にある窓ガラスに水が流れているのを室内側から見て気付いたそうです。
お客さんは窓に流れる水を見て漏れに気付いた
以上のような状況からほぼ何が原因かは察しがつきました。

本日も二連梯子でたのしい?高所作業😅
二連梯子を掛けて作業
2階の配管穴付近(地上約5.5m)へ上ります。

さてその前に1つ問題が・・・
配管化粧カバーが塗装で固着している
配管化粧カバーが外壁塗装の際に一緒に塗られてしまっており固着しています。

(ジョイント部品が上下逆さまについているのは施工した人のセンスなので気にしないことにしましょう😆)

カバーを開けようにも塗料でねじの頭が埋まっておりドライバーが立たず回せない。

ねじの頭の+部分を削ったりしてなんとか回して外しました。

このねじは再利用ができません。

それに加えてカバーの蓋も全部塗装で固着しているので叩いたり切り込みを入れて外しましたが一部割れてしまいました。

配管化粧カバーは叩き割らないと外せなくなることもあるので塗装してはいけません。

とくにこちらのようなモルタル壁では外壁と化粧カバーの隙間に塗料がしみ込んで固着し、カバーを交換する際にはモルタル部まではがれて高価な補修費につながります。

そこまで塗装屋さんは考えてくれないので施主が指示監督するしかありませんが。

なんとかカバーを開けて最上部の配管接続部が見えました。
配管化粧カバーを開けて配管接続部が見えた
見えているのは冷媒管です。

冷媒管と電線の裏にドレンホース(排水ホース)がありました。
ドレンホースが見えた
やっぱりね、予想した通りの状況。

ここのホース接続部で抜けてます。
ドレンホースが抜けている
ここから漏れ出た水が配管化粧カバーの中を流れて下のコーナー部品から滴っていました。

これはむか~しから現在までもよくあるド定番の症状。

ホース接続部はビニルテープを巻いて止めてあったのですがそれでは足りないのです。

時間がたつと冷媒管断熱材の縮みやホース自身の重さで引き抜け、ビニルテープが解けてこのような状態になります。

特に2階など高所から地面付近まで配管化粧カバーで施工した場合に多く発生します。

施工者はこれでよいと思っているのかもしれませんが未熟さが感じられます。

冷媒管の接続部は防湿テープで巻かれていました。
冷媒管接続部に巻かれた防湿テープを撤去する
このテープは使用場所が間違っているので撤去します。

半分は劣化で粉になっていました。

断熱強化のつもりだったのかもしれませんが雨水で濡れるようなところで使用するものではありません。

防湿テープを撤去すると断熱材は縮んで冷媒管(銅管)が露出していました。
断熱材が縮んで冷媒管が見えている
冷媒管の断熱材は収縮するのでテープの巻き方が悪いとこうなります。

そして接続部も施工がよくないので露出。
冷媒管接続部が露出
防湿テープでは断熱材にすき間ができ断熱不良となります。

それでは補修作業へ。

まずはこの冷媒管の断熱から。
断熱材をビニルテープで固定補強
断熱材に隙間ができないようにビニルテープで補強。

縮んだ分の断熱材は追加してその上からビニルテープ巻き。
断熱を追加しビニルテープで固定
これはまだ仮固定です。

つぎに抜けたドレンホースを接続。
抜けたドレンホースを接続した
この上からビニルテープで固定しましたがこれも仮固定です。

ビニルテープで巻いただけではまた時間が経つと解けて抜けます。

冷媒管接続部、電線、ドレンホース接続部をまとめてコーテープ(非粘着テープ)で巻き全体を固定しました。
冷媒管、電線、ドレンホースをまとめてコーテープで巻いた
こうすることで断熱の縮みによる銅管露出やドレンホースの抜けを防止します。

穴パテの補強。
穴パテの補強
その後配管化粧カバーの蓋などを取り付け、配管穴付近はコーキング(止水処理)をしました。

塗装で使えなくなったねじは交換。
塗装で使えなくなったねじは交換
カバーに適合する太さ3.5mmのステンレスです。

再度、室内機から注水してドレン排水の確認。
室内機に注水して排水状態確認
仮に置いた水受けに水が溜まり排水状態は問題なし。

そして水漏れしていたコーナーでは
配管化粧カバーからの水漏れは止まった
漏れはなくなりました😄

これにて修理完了😊

配管化粧カバーは誰が施工しても割ときれいに仕上がりますが、中の配管はどうなっているのかわからないのでこのような不具合が起こります。

見えないところに施工者の考えや性質が出ているのだと思います。

Katoairconservice_mark160

2023年12月 3日 (日)

パイプの劣化等を補修

パイプのテープと断熱材がはがれて銅管が見えているが修理対応可能か、という旨のお問い合わせをいただきました😊

もちろんエアコンに関するものであれば大丈夫です😄

見積もりを出して補修作業を行うことになりました。

場所は川崎市内の一戸建てで、当店へは初めて依頼いただいたお客さん宅。

状況はこちら
パイプのテープと断熱材は劣化している
劣化しているのは室外機と配管化粧カバーの間。

室外機付近
室外機付近のパイプ劣化
テープははがれ、断熱材にも穴が開いて銅管が露出しています。

化粧カバーの近くも
パイプの劣化
だいぶやられてますね。

このようになる原因は直射日光による紫外線🌞

テープが劣化した時点でそれだけ補修するとよいのですが、そのまま放置すると次に断熱材が麩菓子のようにボソボソになり、風に吹かれて飛んでなくなります。

しまいには銅管がむき出しになりエアコンの効率低下へ。

さてそれでは補修作業を開始します😄

そのまえにちょっと古めの機種だけど・・・
使用冷媒がR22
室外機銘板にはR22の文字が。

これは冷媒(フロン)の種類でR22はオゾン層破壊防止の観点から2020年に全廃となり、当店でも現在では扱っていません。

ガス(冷媒)が抜けないように慎重に扱わないといけませんね😅

室外機を取り外した方が補修作業をしやすいのですが、それでは工数が増えて費用が高くなるのでパイプ類は接続したまま行います。

作業のため室外機を壁から離すように手前に動かしますが、置台が地面に少し埋まっているので台はそのままで室外機だけ移動します。
(台ごと動かすと元の位置に戻しづらくなるため)

室外機背面側の置台との固定ねじを外すためドリルドライバーに長いシャフトを付けました。
ドリルドライバーに長いシャフトを付けた

室外機の上部から差し込み置台のねじを外します。
室外機上部から置台のねじを外す

外したねじはマグネットでビットに吸い付いてきます。
ビットに付いているマグネットでねじが落ちない

壁の配管化粧カバーも開けてパイプを動くようにし室外機を手前に出しました。
室外機を壁から離すように移動した
これで補修作業ができます😄

配管化粧カバーに隠れていた冷媒管を見ると断熱材が切れています。
冷媒管の断熱材が切れている

ちょっと開いてみると銅管が見えました。
切れた断熱材を開いてみる
これは人為的に切ったあとですね。

多分、このエアコンは移設したものではないでしょうか。

移設時の取り外しの際、業者がテープをはがすのではなくカッターナイフなどで切り取ったときにできたものと思われます。

手間を惜しんでカッターで切ってしまうとこのようなことになります。

劣化したテープをはがしました。
劣化したテープをはがした

傷んだ断熱材も取り去ります。
傷んだ断熱材を撤去した

新しい断熱材をかぶせてビニルテープで固定。
冷媒管に断熱材をかぶせてテーピング

電線もまとめてコーテープ(非粘着の化粧テープ)で仕上げました。
コーテープで仕上げ
屋外用のコーテープは劣化を考慮し厚みのあるタイプを使用しています。

室外機を元の位置に戻して置き台へねじで固定しますが、
錆びたねじを新しいものへ交換
使われていたねじは錆びているので新しいものへ交換しました。

置き台へねじ固定。
室外機を置台へねじ固定

補修完了。
補修完了
受け付け時はこの1台のみの予定でしたが、ほか3台も確認をとのことで内2台がテープの劣化で続けて補修します。

2台目。
テープが紫外線で劣化している
やはり紫外線でテープが劣化しています。

しかしまだ断熱材までは劣化していないのでテープのみ補修します。

こちらも1台目とおなじ要領で作業をしました。
配管テープを補修した

これで2台完了。
2台の補修が完了
2台目の冷媒は現行のR32でした。

それでもパイプの扱いは慎重にしなければなりません。

万一室外機と銅管の接続部が切れてすっぽ抜けたら大変ですからね。

エアコンの冷媒は新しいタイプほど圧力が高くなってますので。
(暖房時には3MPa(30kgf/c㎡)以上)

そして3台目。
3台目の配管テープ補修をする
こちらも2台目と同じくテープ補修のみを行います。

ちなみに冷媒はR410Aで1世代前のものです。

テープの劣化も少々進んでいますが巻き方がおおざっぱで断熱材があちらこちら見えてます。
テープの隙間から断熱材が見える

配管化粧カバーを開けるため上を見上げると
配管化粧カバーに違和感
なんとなく違和感🤔

ここにすき間があります。
配管化粧カバーにすき間がある
すき間といってもつなぎ目のわずかなものではなく、下にのびる直線のカバーのフタが下がってできたもの。

左の方はフタが少し浮いているのが確認できます。

カバーが寸足らずのためこうなっていました。

こちらの室外機と置台を固定しているのはボルトナット。
室外機は置台にボルトナットで固定されている

ドリルドライバーに取り付けたシャフトの先端を17mmソケットに交換しました。
プラスビットから17mmソケットへ交換した
これで簡単に取り外すことができます。

外したナットとワッシャーはマグネットで回収。
外したナットとワッシャーをマグネットで回収
そして室外機移動。

室外機背面の地面を見るとドレンホースが横たわっています。
ドレンホースが地面に横たわっている
これもやってはいけない施工。

ドレンホースは土や砂利の地面より5~10cm程度上で切断するものです。

プロのエアコン屋なら当然知っていることだと思うのですが・・・

テープを補修しドレンホースを適切な長さに切断しました。
テープを補修しドレンホースを切断

寸足らずの配管化粧カバーのフタを上方へスライドさせて先ほどのすき間を無くし、
配管化粧カバーの下がり防止にコーキングを付けた
下がり防止に継ぎ目の一部にコーキングを付けました。

あとは再度室外機と置台をボルトナットで固定しすべての作業が完了😊

こうして見ると不具合のもとになりそうな施工の多いことがわかりますね。

見れば見るほど気になるところが出てくるので困ったものです。
(なるべく見ないようにしないと😅)

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2023年11月14日 (火)

上下風向ルーバーが動かない

エアコン室内機の上下風向を調節するルーバーが動かなくなったという点検依頼をいただきました😊

さっそく点検開始します👀
上下風向ルーバーが動かなくなった室内機
リモコンで操作してもルーバーは止まったままで動きません。

運転を停止しても閉まらず中途半端に開いたまま。

前面グリルを外して本体左端にあるルーバーを動かすモーターを見てみます。
ルーバーモーター
リモコンを操作すると「ジジジジ、ジジジジ」とかすかに音が聞こえます。

しかしモーターから出ている軸はまったく動きません。

モーターを室内機から外して手で持ってみると
ルーバーモーターを手で持ってみると内部が動いている
振動が手に伝わって内部が回っていることがわかりました。

モーターがどこか故障しています。

1か月ほど前に業者を呼びエアコン洗浄したとのことですが、それに起因するものかはわかりません。

修理費用を見積もりして直すことになりました😊

部品が入荷し再訪問🚙💨

また前面グリルを外します。
修理のため室内機の前面グリルを外した

モーターのリード線は室内機右側面にある制御基板に接続されています。
室内機の制御基板
モーターとリード線は一体になっているため配線も入れ替えます。

撤去した故障モーター。
故障したルーバーモーターを撤去

こちらは取り寄せたモーター部品。
取り寄せたルーバーモーター部品

一応、新旧のモーターを見比べます。
新旧のモーターを見比べる
違いはありません😊

モーターを取り付けて配線中。
ルーバーモーターから制御基板まで配線する
おかしなところを配線すると水漏れすることもあるので確認しながら行います。

そして制御基板へコネクタ接続。
制御基板へコネクタ接続
基板上は発熱する部品もあるのでそこを避けて通します。

室内機をすべて元通り戻して
室内機のグリルやルーバーを元通り戻す
元電源を入れるとルーバーが動き出し吹き出し口が閉まりました。

運転すると開いて正常です😄

これにて修理完了😊

上下ルーバーは冷房時は上(正面)向き、暖房時は下向きにします。

正常なエアコンであれば自動でそのような向きになります。

むか~しはモーターが付いておらず手で動かして調整してましたね。

モーター付きのルーバーは無理に手で動かすと壊れるので取扱いに注意しましょう。

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2023年10月17日 (火)

冷房を運転すると暖房になる?

さて前回と同じお客さん宅で2台目のエアコン点検です😊

こちらの故障内容は冷房を運転すると室内機から熱風が出て暖房になってしまうというもの。

室外機内部の部品故障が一番に考えられます。
冷房運転しても暖房になる室外機を点検する
1台目と同じ室外機に見えますが同じメーカーでシリーズの異なる機種です。

疑われる部品としては冷暖房を切り替える”四方弁(四方切替弁)”や”制御基板”の故障。

じつはメーカーさんに数週間前に一度点検してもったそうで、結果は四方弁の故障でその部品の供給が終了しており修理不能と判断されたとのこと。

四方弁により冷媒の流れを冷房と暖房とで切り替えるため、それが壊れるとどちらかに止まったまま動かなくなることがあります。
(ごく稀に中間で動かなくなっているものもありますが)

ちょっと見づらいですがこちらが四方弁の参考画像(別機種)
四方切替弁
青色の電磁コイルで手前の小さな弁を動かし、次に冷媒の圧力で奥の大きな弁を切り替えます。

しかしメーカーさんの点検結果が信用できないということで当店へご連絡いただきました。

こちらのエアコンも製造から20年経っているのでたしかに部品がない可能性が大ですね。

もちろんそのことは事前にお客さんへ伝えてあります。

では点検開始。

冷房運転してみると確かに暖房サイクルに入っています。

暖房運転しても暖房サイクルです。(ずっと暖房😅)

これでは暑いと思ってリモコンの温度設定を下げれば下げるほど暖房が強く効きます。
(こりゃたまらん😆)

まずは室外機の天板を外して制御基板を見ます。
室外機の天板を外して基板を点検する

回路図から四方弁へつながるコネクタを見つけました。
四方弁へつながるコネクタ
コネクタを抜いて四方弁コイルの抵抗を測定すると550Ω程度でした。

コイルの断線やショートではなさそうです。

次に回路計(テスタ)を使い基板からの出力電圧を調べます。
回路計(テスタ)で基板からの出力電圧を調べる
冷房運転したり暖房運転したりしましたが基板からは全く電圧が出ていません。

この時点で制御基板の故障はほぼ確定です。

メーカーさんの”四方弁故障”の判断を検証するためもう少し調べます。

ここでメーカーの技術部へ電話し当機種の四方弁コイルの仕様をを聞くと、
・冷房時にAC100Vで駆動(励磁)。
(暖房時は無電圧)
・巻き線抵抗は550Ω程度で問題なし。
との回答をいただきました。

巻き線抵抗550Ωあれば100Vを印加しても0.2A以下と頭の中で計算して直接100Vをコイルに掛けて四方弁の動作を見ることに。

実際にはAC(交流)なのでコイルのリアクタンス(虚数のΩ)が加わり合計のインピーダンスは550Ωより大きくなります。
(ちょっと専門的すぎ😆)

なお不慣れな方はこういうテストは思わぬ事故になるのでやってはいけません。

また現在ではDC(直流)の極性反転で冷暖房を切り替えるタイプが主流なので事前の確認は必要。

ちょっと工夫してコンセントからコイルに直接AC100Vをかけてみました。
コイルに電圧をかける
四方弁から”カチン”と音が聞こえました。
(お、これはいけるんじゃないの?)

そしてこの状態でエアコンを冷房運転。

すると冷媒の流れは冷房サイクルに入り冷房が効くようになりました😄

当方の結論は四方弁のコイルおよび弁の動作に異常はなく、制御基板の故障でまちがいありません。

おそらく基板上のリレー回路周辺がダメになっているのでしょう。

リレーをペシペシ叩いたり揺すったりしましたが電圧は出てきませんでした。
(昭和の修理技術😆)

メーカーサービスステーションへ電話したところ基板の在庫は少ないがまだ有り(ラッキー😄)

修理の依頼もいただきました😊

部品発注・入荷して後日再訪問。
再訪問しエアコンの修理を行う
また外板を外します。

故障した制御基板を取り外し撤去。
故障した制御基板を取り外し撤去
前回の記事でも書きましたがこの時代までのエアコンはパワーモジュールやダイオードスタック、平滑コンデンサが別部品で配置されています。

そのため制御基板の部品価格は現在主流の一体基板よりかなりお安め。

しかしその分接続される配線が多くなり修理には手間がかかりますが😅

接続本数が多いため差し忘れなどがないように抜いたコネクタやファストン端子には黄色のテープを付けています。

取り寄せた部品
メーカーから取り寄せた部品

箱から出して異常がないか目視で確認。
制御基板を箱から出して目視で確認

取り付けて配線をすべて接続完了。
制御基板に配線を接続
周囲の部品にも抜けなどが発生していないか一通り確認。

交換した基板だけに集中していると周りの配線が抜けたことに気付かないこともあるので。

久々の配線の多さに翻弄されました😅

基板下部のコネクタ類は周囲の部品で手が入らなくてちょっと苦戦。

あとは室外機の外板を取り付けてもとに戻します。

ついでにこれも直しましょう。
電線が長すぎる
室内外機の連絡電線ですが長すぎ。

これまで余分な線はカバーの中に曲げて押し込んでありました。

修正してスッキリ。
電線を修正した
室外機の中に赤いランプが付いているのが見えますがすでに冷房運転中。

バルブ付近の温度を測定します。

室内機への往き11.5℃
室内機への往き管11.5℃
ちょっと低めです。

室外機への戻り1.5℃
室外機への戻り管1.5℃
低いですね。

冷房の調子は良いのですが、ヒートポンプサイクルとしては湿り運転でしょう。

長年にわたり使われたので室内機のフィルターやファン、熱交換器がホコリで詰まっているかもしれません。

これはエアコンクリーニングなどで対応していただければと思います。

暖房運転(四方弁切り替え動作)も問題なく無事に修理完了です😊

今回の修理で
「これから暖房だから修理は来年でも・・・」
と思った方がいるかもしれませんね。

でもそれは誤り。

冬にも四方弁が切り替わり冷房サイクルに入るんですよ。

「そんなわけないでしょ・・・なんで?」

と思いますよね。

暖房時には室外機の熱交換器が凍り付いてしまうことがあります。

それは寒くて湿度の多い日。
(雪が降ったりしたときは特に)

そうなると室内機から吹き出す温度も低くなり能力が出なくなります。

そのようなときエアコンは除霜モードに切り替わりヒートポンプを冷房サイクルにして凍った室外熱交換器を溶かし乾燥させます。

暖房時に時々ランプが点滅したりして止まったように見えるのは除霜運転中です。
(点滅したままずっと動かないのは故障だったりしますが)

なので今回のような故障は来年へ持ち越そうと考えてはいけません。

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http://kato-aircon.com/

2023年9月27日 (水)

エアコンが漏電⚡修理

前回に続き修理を行います😊

修理前に再度絶縁抵抗を測定すると100kΩ程度に抵抗値が上がっていました。

おそらく膨張弁が乾いたためでしょう。

でもこれではまだまだ漏電状態です。

室外機の上にある白い箱が取り寄せた補修部品。
メーカーから取り寄せた補修部品
中身は膨張弁コイルです。

室外機の外板をまた外します。

電線の剥きが長すぎますね。
電線の剥きが長すぎる
一旦電線は外すので接続時にできる限り修正することにします。

外板を外します。
室外機の外板を外す
この日はときどき雨がぱらつく天気で降り出してもいいようにシートを用意しました。

またこういう日は蚊が出てくるので蚊取り線香も使用。

側面の外板も外しました。
部品交換のため室外機の側面も開ける
コンプレッサーの周囲には吸音材が付けられています。

この機種は吸音材の内側に膨張弁コイルが位置しています。

吸音材をめくると
吸音材をはがすと膨張弁が出てきた
膨張弁が見えました。

ロックを外してコイルを抜き取ります。
ロックを外して膨張弁コイルを外した
これが漏電していた部品。

室外機側には回転子と弁。
膨張弁
シールドされて直接見ることはできません。

新しいコイルを取り付けてロック(固定)。
新しい膨張弁コイルを付けて固定
ちゃんとロックしないと弁が動かなかったり、コイルが回ってしまう恐れがあります。

制御基板までのリード線も結束バンドで固定。
リード線を結束バンドで固定

コネクタを接続。
膨張弁コイルのコネクタを制御基板へ接続

外板を元通り戻します。
室外機の外板を元通りに取り付ける
ねじ類も種類を間違えないように固定します。

修理屋さんの中には、ねじをつけ忘れて余ったり、足らなくなったり(どこに付けてきたの?)、ねじの種類が入れ替わってしまったりと元通りに戻せない不慣れな人もいますね。

電線は可能なだけ修正して接続しました。
電線をむき直して接続
これならぎりぎり大丈夫でしょう。

絶縁抵抗を測定して100MΩ以上ありOK😄漏電はなくなりました。

運転を開始。
修理完了して運転開始

温度測定などを行い作業完了です😊

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2023年9月22日 (金)

水漏れ点検、そして・・・

エアコンのパイプに取り付けられた室内の配管化粧カバーから水が漏れる、という点検依頼をいただきました😊
(川崎市幸区内のマンションにて)

エアコンを設置したのはどこかの下請け業者だと思います。

こちらが室内機と配管化粧カバー。
室内機と水が漏れる配管化粧カバー
黄色の丸部分の下部から水が出てきたそうです。

お客さんご自身でカバーを外したところ冷媒管が結露しびっしょりになっていたとのこと。

その後は水漏れは止まっているようですが・・・
配管化粧カバーを開けて状態を確認する
開けてみると冷媒管の表面はやはり結露が少し多め。

新型コロナウイルス対策で窓を開けていただいたのですが一旦閉めてキッチンのレンジフードを回してもらいました。

すると配管穴に埋めてあるパテとパイプの隙間から外気が入ってきます。

やはり今回も高温高湿の外気流入により結露水が増加したものと思われます。

しかしそれと同時に室内機から
室内機からコンッ、コンッ、と音が出る
コンッ、コンッ、コンッ、と大きな異音が・・・

ここは寝室とのことで対処が必要そうです。

でもまずは結露の対策。

屋外側のパテ埋めの補修から始めます。
屋外の配管出口
めずらしく穴の出口にはフードが付いてます。

フードを取り外すと
屋外配管出口のフードを外した
パテ埋めの量が少ないですね。

あとフードの固定ねじ3本のうち右側1本は折れてました。

それに加え室外機側面カバーのねじ穴も回し過ぎてダメになってました。

設置工事した人がインパクトドライバーで締めこんだのでしょう。

話は元に戻りまして、

冷媒管などに巻かれた断熱材は時間が経つと少し痩せるのでどうしてもすき間ができることがあります。

パテを付け足してすき間をなくしました。
パテを付け足した

フードを戻します。
配管穴のフードを戻した

室内のパテを少し開けて風が出てこないか確認。
室内のパテを少し開けて風が出てこないか確認
OK、ほとんど風を感じません。

こちらもパテを付け足しました。
パテを付け足した
これで結露が減ると思います。

さて、つぎは異音の対処。

これはドレン管の中の水が気流により弾けて室内機から聞こえてくるもの。

寝室なのに寝てられるような音ではありません。

多くの場合、発生原因は施工不良によるもので、それを誤魔化すために逆止弁(エアカットバルブ)などを取り付ける(売る)業者が多いです。

でもここは配管穴の位置やドレン接続口の関係で逆止弁の取り付けは難しかったのでしょう。

ドレン勾配の修正をして異音解消をめざすことにします。

ここの部分の逆勾配が原因。
ドレン勾配の修正を行う
ホースの弛んだ部分に支えを追加しました。

これで水たまりが解消し音が消えました😄

ヨカッタヨカッタ・・・

しかし少し経つと、

コンッ、コンッ、コンッ、・・・

あれ?まだどこかに逆勾配があるな🤔

ここだな👀
2つ目のドレン逆勾配

この部分が逆勾配
ドレン管の逆勾配部分
微妙ですが水たまりができています。

ここも周囲に支えを入れて勾配修正することで音が消えました😄

ふっ~、ヨカッタヨカッタ。

しかし少し経つと、
(またかい😅)

かなり低い音で「ボコボコボコボコ・・・」という連続音。

しばし考えて音質からして屋外で出ているかもしれない🤔

ここだ
屋外のドレンレールへの接続部でボコボコ音が出ていた
ドレンレールへの接続部。

このドレンレールは蓋つきのタイプで流れはあまりよくなく、どうしても水が溜まりやすい。

少しドレンホースを引き上げました。
ドレンレール接続部のホースを少し引き上げてボコボコ音が消えた
消えました😄

ということで音の原因は施工不良2か所、構造上の問題1か所の計3つでした。

今回の点検は本題の水漏れより異音の対処のほうに時間をとられた感じです。

ホント、ドレンの勾配を取れないというか気にしない業者さん多いですね。

それに加えてエアカットバルブで誤魔化すのもやめてほしいところです。

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2023年9月20日 (水)

工事には適切な工具が必要

外壁に付けてある配管化粧カバーを固定しているねじが抜けて外れてしまったので修理を、という依頼をいただきました😊
(川崎市中原区内の一戸建て)

エアコンは量販店で購入設置されたもののようです。

状況は
外壁の配管化粧カバーが外れている
上のほうは壁に付いてますが、下へいくにつれ壁から浮いてます。

途中にはねじが抜けているのが見えます。
配管化粧カバーを止めていたねじが抜けている
こちらの外壁材はALC(軽量気泡コンクリート)。

”コンクリート”というと硬くて頑丈なイメージがありますがALCは画鋲を簡単にさすことができるほど軟らかいもの。

なので加減して固定しないとねじが空回りして固定強度が落ちてしまいます。

下の方は
化粧カバーの端末に付けられていた部品も外れて落ちている
端末に付けられていた部品もねじが抜けて落ちています。

パイプに引っ張られて抜けたようにも見えたのでお客さんに聞いてみたところ、設置後は室外機を動かしたこともなく、いつの間にやらこうなっていたそうです。

パイプの施工に無理があったのか・・・🤔

さっそく修理することになりました。

カバーを開けて
配管化粧カバーを開けた
壁から抜けたねじを撤去。

壁のねじ穴は再使用できないのでコーキングで埋めることにしました。
コーキング材

穴を埋めて
コーキングで壁のねじ穴を埋めた

カバーを新しいねじを使い固定します。
配管化粧カバーをねじて固定する
ねじにトルクをかけ過ぎるとまた抜けてしまうのでドリルドライバーのクラッチ設定を慎重に選んで行います。

ALCの壁材ではねじの本数も大切。
配管化粧カバーの固定ねじの数を多めにした
以前より多めに固定しました。

さて端末に使われていたジョイント部品。
配管化粧カバー部品の固定用の穴
ここにある固定用の穴は、壁側の抜けたねじ穴の位置なので使用できません。

ステップドリルで別の位置に穴を開けました。
ステップドリルで穴を開けた
ここに新しいねじを打ちます。

画像に見えるのは当店でいつも使用している電動ドリルドライバー(充電式)です。

”20”という数字が見えますがクラッチを1(弱)~20(強)段階で調整できます。
(ALCにねじを打つには3くらいの弱いクラッチです)

カバーの固定完了。
配管化粧カバーの固定が完了

現状、カバーからパイプが離れていますね。
現状では配管化粧カバーの中にパイプがうまく収まらない
これを無理にカバーへ収めると引っ張られてまたねじが抜ける恐れがあります。

銅管の曲がりを少し伸ばして収めました。
パイプを配管化粧カバーに入るように加工
これですんなりフタができます😄

修理完了😊
外れた配管化粧カバーの修理完了

カバー端末
配管化粧カバーの端末
この端末に使われている部品のフタのねじ2本のうち片方はねじ穴がダメになっていてズルズル状態。

ねじをいくら回しても止まらないエンドレス。

そういうことか・・・

このエアコンを設置した人はおそらく電動インパクトドライバーを使ってます。

電動インパクトドライバーは回転が速く、硬いねじも衝撃を与えながら回すので難なく打ち込める優れもの。

でもそれがよくない・・・

ルームエアコンの工事で電動インパクトドライバーは使えないというか不向きな工具だと思います。

クラッチがなく回転が速いことで、あちらこちらのねじ穴がみんなダメになってしまう。

ねじが締まった段階でインパクト機能が働き余計に壊してしまいます。

今回、化粧カバーのねじが抜けたのは銅管の加工に無理があったことに加え、すべてのねじを回し過ぎていることによるものでしょう。

工具には”大(強)は小(弱)を兼ねる”の考えはあまり通用しませんね。

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2023年9月11日 (月)

点検口内で水が漏れる(2)

前回の続きで今回は修理(補修)です。

まずは交換したほうがよいと思われる断熱材をはがしました。
冷媒管の断熱材をはがし撤去した
室内機本体から出ている部分(左の灰色の断熱材)はそのまま再使用します。

冷媒管の太さは2分(管径6.35mm)と3分(管径9.52mm)。

現在のエアコンでは18畳用(冷房能力5.6kW)クラスまでこの太さの冷媒管です。

なおこちらに設置されているエアコンは14畳用(冷房能力4.0kW)。

そしてよく見ると3分管は右上に隠れてもう1つ接続がありますね。

その部分は
異径ユニオンで3分管と4分管を接続してある
隠蔽配管されていたのはなんと4分管(管径12.7mm)。

そこへ異径ユニオンというものを使って3分管と4分管を接続してあります。

これはよいことではありませんが・・・🤔

エアコンは入れ替え前と同能力へ交換したとのことで、交換前に設置さていたのは旧冷媒(R22)のものだったのでしょう。

これも配管の入れ替えができない隠蔽配管の欠点といえます。

冷媒管に新しい断熱材を被せて
冷媒管に新しい断熱材を被せてビニルテープで固定
ビニルテープで隙間ができないように固定。

その上に非粘着コーテープを巻き強化。
ビニルテープの上を非粘着コーテープで巻いた

さらにその上には
冷媒管は断熱の上に防湿テープで仕上げた
防湿テープで結露防止を強化。

さて次はドレン管。

今回は隠蔽配管への接続状況から屋外用のホースを使用します。
屋外用のドレンホースで延長する

そのままではまた結露を起こすのでこの断熱材に入れます。
ドレンホースに被せる断熱材

室内機から出ているホースにつないで延長し断熱材に入れました。
室内機から出ているドレンホースを延長
先ほどの断熱材の周りは細くなるようにビニルテープで隙間なく巻きました。

その理由はこの塩ビ管にドレンホースを入れるため。
ドレンホースを入れる塩ビ管VP30
細くしないと入りません。
(管のサイズはVP30)

塩ビ管は天井内で使用する長さ50cmほどに切断します。

ホースを差し込みながら天井内へセット。
ドレン管を天井内へ設置
動かないように電線の端材で固定。

こうしてホースがたるむことを防止。

隠蔽配管の塩ビ管への差し込み
隠蔽配管の塩ビ管へドレンホースを差し込んだ
VP25と細いのでその部分は断熱材をビニルテープで強めに締めて細くし入れました。

これで点検口内の作業は終了。

屋外の配管出口もパテで埋めました。
屋外の配管出口をパテで埋めた
カバーを戻して作業完了😊

試運転中
補修作業が終了し試運転中
あとは結露などが起きないかしばらくは使いながら様子を見ていただくようになります。

余談ですがこのエアコンが設置されている場所は隠蔽配管である必要はないところ。

おそらくマンション設計の方が美観重視(パイプを見せたくない)だったのでしょう。

隠蔽配管だとこれからエアコンの設置をする工事人がどんどん減っていくと思います。

工事を依頼しようにも断られることが続出するかもしれません。

こちらのお客さんは大規模修繕の際に露出配管へ切り替えることも提案される予定だそうです。

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