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エアコン修理作業

2021年9月27日 (月)

ゴム栓から水漏れ

川崎市内でエアコンからポタポタ水が漏れるとの点検依頼をいただきました😊

点検するのはこちら
水が漏れている室内機
とある量販店で購入施工したものだそうです。

到着したときは床に水受けを置いて使用されていました。

漏れる量からするとドレンパンのオーバーフローではなさそうです。

前面グリルを外して漏れているところを見てみると
ドレンパンのゴム栓
ドレンパンの右端にあるゴム栓付近から出ているようです。

室内機には左右に排水ホースをつなぐ口があり、エアコン新品開梱時はこのゴム栓のところ(右側)にホースがつながっていて左側にゴム栓が付いています。

ということは取付施工時にホースとゴム栓を付け替えたということになりますね。
(うーん・・・ここがあやしい🤔)

拡大すると
ドレンパンのゴム栓から水滴が落ちる
水滴が見えます。

ゴム栓を抜くと
ゴム栓の先端が曲がっている
先端がどういうわけか曲がっています。

こんなの初めて見ました😆

しかもよく見ると
ゴム栓に穴があいている
切れて穴が開いてます。

どうするとこうなるのか・・・

ゴム栓は六角レンチなどを使用してドレンパンの出口に押し込むのですが無理に力を加えたか先の尖った工具を使ったのかもしれません。

これは部品を取り寄せて交換となります。

そしてこちらはマンションで隠蔽配管されているのですが室内機側から壁内へのドレンホースを見ると逆勾配になっていることがわかりました。

裏側の点検口から状態を見てみます。
点検口を開けてドレンホースの状態を確認
パイプスペース内の塩ビ管にドレンホースが差し込まれています。

よく見ると
ドレンホースが逆勾配
ホースが持ち上がって逆勾配になってます😆

エアコンからよくコンコンと音がするそうで、どうやらこれが原因ですね。

ホースのたるみの部分に水が滞留してそこを空気が流れるときに弾け出る音です。

ここも修理が必要です。

やっつけ仕事で急いで施工するとこういった不具合が発生します。

手を抜けば巡り巡って自身へ返ることに気付かないんでしょうかねぇ。

時間に追われてそれどころではないのかもしれませんが。

見積もりを出して修理することになりました。

ー 後日 ー

部品が入荷し再訪問。
メーカーから取寄せたドレンパンのゴム栓
ゴム栓を交換します。

差し込んで注水し漏れがないか確認します。
ゴム栓を交換し注水して確認
水漏れはとまりました😄

次にパイプスペース内のドレン勾配の修正をします。

塩ビ管を勾配が確保できるように切断。
塩ビ管を勾配が確保できるように切断
グラスウールの保温材も少し下げます。

ホースを差し込みます。
ドレン勾配を確保できた
ドレン勾配を確保できました。

これで音も解消できると思います😄

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年6月26日 (土)

パテが取れてしまった

エアコンのパイプを通している外壁の穴に埋めてあるパテが取れてしまったとの修理依頼をいただきました😊

戸建ての2階できれいに無くなってますね😅
配管パテが取れてしまっている
お客さんはエアコンから鳥の鳴く声が聞こえてきて気付いたそうです。

ずいぶん前に地面に白いもの(パテ)が落ちていたそうですがそれが埋めてあったパテとはわからず気にしてなかったとのこと。

このエアコンを取り付けた人はこのパイプの仕上がりからしてベランダから身を乗り出して片手でパテ埋めをしたのかもしれません。

配管パテは時間が経つと硬化して粘着力が弱まるためしっかり押さえないとしばらくしてはがれてしまうんですよ。

工事というのは作業の時間を短縮しようとすると必ず質が落ちます。

経験上、工事はゆっくりやっても必死に急いでやっても時間はほとんど変わりません。
急げば無駄な動きが多くなりミスや事故を誘発するだけ。

時間短縮の一番簡単な方法は何かわかりますか?

そう、”てぬき”です。
だから質が落ちるわけです。

梯子を用意して作業開始
配管パテ補修のため梯子を用意
伸ばして登ります。

配管穴の状態
配管穴の中にはスリーブがない
中にスリーブ(筒)がないですね。

これでは虫も壁の中へ入り放題😆

ヘタすると建物内にハチの巣が作られてしまうこともあります。

いまさらスリーブを取り付けることはできないのでパテ埋めのみ行います。

パテでふさいで
配管パテで穴をふさぐ
しっかり押さえたのでこれで大丈夫です。

今回はさらに
パテの上にシリコンコーキングで補強
違いがわかりますかね。

パテの上にシリコンコーキングを薄く塗布しました。

これではがれ防止とパテの硬化も防ぐことができます。

降りて作業完了。
穴埋め作業完了

1階など低いところであればホームセンターなどにパテが売っているのでご自身で補修されてもいいと思います。

室内で仕上がりが気になるのでしたら専門の業者へ依頼するのも方法です。

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2021年3月 3日 (水)

FL表示、続きますねぇ

またまた出ましたエアコンがFL表示して運転できない😅
室内機にFLと表示
画像にはLしか見えませんが目で見るとFLと表示されています。

このエラーは上下風向のルーバーがちゃんと取り付けられていませんよ、ということを表しています。

この機種は掃除がしやすいようにルーバーの脱着が容易にできるよう設計されているためこのような機能が付いています。

正常であればルーバーをしっかりと取り付けた時点で表示が消え運転できるようになりますがこのエアコンは点いたまま。

FL表示が点くとエアコンはまったく運転できません。

点検を行ったところルーバーの軸や周辺に損傷は無し。

次にルーバー検知部のスイッチをオンオフして抵抗値を測定すると変化することなく1~5MΩ辺りをずっとふらふらしています。

このことから制御基板には問題なくスイッチ不良と判断しました。

これで同じ故障が昨年末から3台目です🤔

こりゃこれからも続発する予感・・・

部品を取り寄せて修理に訪問です。
エアコン修理開始

部品交換のため室内機を分解します。
部品交換のため室内機を分解
黄色の丸部分が交換する軸受兼スイッチ(部品名リミットSW)です。

部品の配線が制御基板へつながっていて作業のため周囲の部品を取り外す必要があります。

お客さんが補助の照明を準備してくださり明るくなりました。(ありがとうございます😄)

部品本体は
交換する部品
これです。

基板へとつながる配線がテープで固定されているのではがします。
配線を固定しているテープをはがす

そして不良部品を撤去。

新しい部品
取寄せた新しい部品
今回も説明書付きでいろいろな指示がミリ単位で出ています😅

なおこのような交換部品の販売は業者向けのみで一般のお客さんへはしていないそうです。

うっかり写真を撮り忘れて部品交換🤣
部品交換
いつものことです。

新しい付属のテープを指示通り貼って
付属のテープを指示通り貼る
この部品交換ではこれが一番気を使います。

元の配線を止めてあった結束バンドは切って外したので
手持ちの結束バンドでコードを固定
手持ちのもので再固定。

結束バンドまでは付属してこないんですねぇ。

制御基板へ接続
制御基板へコードを接続
基板上でも結束バンドを交換。

コードが熱を持つ部品などに接触していないか確認します。

とそこで気になったのが
温湿度センサーにホコリが溜まっている
温湿度センサーにホコリが溜まっています。

これだと検知の遅れや誤差が大きくなります。

お客さんから掃除機を借りて
ホコリを除去した温湿度センサー
ホコリを除去。

すべての部品を元通りに戻して絶縁抵抗を測定したら
FL表示が出るようにルーバー軸を外して
FL表示が出るようにルーバー軸を外しておきます。

コンセントを差し込むと
室内機にFL表示
FL表示が出てOK。

次にルーバー軸を差し込んで
ルーバー軸を差し込んで

表示が消えて運転できるようになりました。
ルーバーを差し込みFL表示が消えた
ちゃんとスイッチが機能していることがわかります。

ちょっと気になっていた室内外連絡線接続部
室内外連絡線接続部の温度を測定
このエアコンを取り付けた業者の電線接続が悪く念のため温度測定。

温度は正常なので補修はせずそのままにしました。

その他、暖房の温度測定と排水試験をして問題はなく完了😊
部品交換修理完了

このシリーズのエアコンは設計上どうしてもリミットSWが弱いですね。

冷暖房の吹き出し口という過酷な環境なので仕方ありません。

その後の機種で改善されているのかは不明です。

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2021年2月22日 (月)

溶接接続でガス漏れ修理

こちらで点検したところの今回は修理作業です。
ガス漏れ修理作業開始

お客さんに検討いただき溶接で修理することになりました。
(ご依頼ありがとうございます😄)

化粧カバーを開けて
21022105
このユニオン接続部で漏れています。

室外機を外すためカバーを開けたら電線の色順を覚えておきます。
外す前に電線の色順を覚えておく
再接続時に間違えると最悪の場合エアコンが壊れるので。

室外機を外して
室外機を外して
このパイプは短いのでもう使いません。

ユニオン部分から撤去して次回エアコンを入れ替えることを考慮し新しい冷媒管は長めに溶接接続します。

撤去したユニオン接続部のフレア面を見ると
フレアナットの締め付けが不足している
これは明らかな締め付け不足。

いかにもトルクレンチを使用した感じです。

フレア面の周囲は全体に接触が弱く、特に黄色の丸部分は中央に向かって弱いことがわかります。

これじゃ漏れるの当然😆

エアコンで”トルクレンチ信仰”はやめたほうがいいですよ。

このエアコンを付けた工事屋さんはあちらこちらでガス漏れを起こして大変だったことでしょう。
中には逃げちゃって連絡つかなくなる業者も結構いるようですが。

さて、外しが終わったら延長用の冷媒管を溶接接続できるように広げ(膨らませる)ます。
セージングツール
それにはこのセージングツールを使います。

余談ですがこれはルームエアコンのような細い管に使用するもので、業務用エアコンなどの太いパイプにはエキスパンダーというものを使用します。

まずは3分管(太い方)から
3分管を溶接接続できるように広げる
このようになります。

広げた部分の内径が3分管の外径程度になり、そこへ相手の銅管を差し込むわけです。

2分管(細い方)
2分管を広げる第一段階
これはまだ第一段階。

このツール、2分管は一度で広げられないんですよ。

銅管をセットし直して第二段階
2分管を広げる第二段階
これで拡管完了。

相手の銅管の内側はバリ取りをします。
溶接する銅管のバリ取り
これをしないと冷媒の流れの抵抗になったり、特に2分管は火炎で炙り過ぎるとロウで詰まることがあります。

溶接の準備
冷媒管溶接の準備
銅管はガス溶接でロウ付けという方法を使います。

水バケツ等を用意し周囲に熱の影響などが出ないように養生をして行います。

画像の下に見えるボンベは窒素ガス。

溶接時は銅管がピンク色に輝く程度に熱するので冷めていくときに空気中の酸素で表面が酸化し煤が付きます。

管の外面は何の問題もないのですが内面に付いた煤は冷媒回路に悪影響を及ぼすことがあります。

そこで窒素を管内に流しながら行うことでこれを防止します。
(窒素置換、窒素ブロー)

もちろん、流量や流す方向を間違えると溶接部に気泡が生じてガス漏れの原因になるので調整が必要。

全神経が溶接作業に集中し画像はありません😆

はい、溶接完了
冷媒管溶接完了
溶接そのものの時間は非常に短時間(全体の1割)なんですが、準備と片づけ(9割)で時間がかかります。

溶接に使用したガスはプロパン類(可燃性ガス)と酸素(支燃性ガス)です。

ホームセンターで売っているような酸素を使用しないお手軽なバーナーもありますが、それでは温度が低く時間がかかることと、炎が太く長いため今回のような壁や窓が近いところでは不向きなのです。

その点、酸素を使用することで高温でしかも炎が細くなりピンポイントで加熱することができます。

断熱、テーピング、室外機接続のフレア加工までして
配管加工完了
室外機を接続します。

これだけの長さがあれば次回の入れ替え時もそのまま使えます。

真空引きが終わってガスチャージ中
エアコンにガスチャージ中
規定量900g中、700g程度で入らなくなりました。

冷媒ガスボンベの圧力とエアコン側の圧力が均等になってしまうとそれ以上入りません。

さてどうしましょう😅

こういうときはエアコンを運転して圧力を下げることで吸い込ませるようにします。

しかしこれには細心の注意が必要。

冷媒を送り込む量を手でバルブ操作して調整するのですが多すぎるとコンプレッサーを破壊します😱

圧力計を見ながら微妙にコントロールして900gに無事到達😊

そして試運転も問題なし。

室外機背面
修理完了後の室外機背面のパイプ

全体
ガス漏れ修理完了
これで無事修理完了です。

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2021年1月17日 (日)

おっと、またこの症状⁉

当店で7年前に設置したエアコンが動かなくなったとのことで点検に伺いました😊

連絡をいただいたときに「フラップ関連のエラーで・・・ブログの記事にあった症状に似てます」とのこと。

まずは点検に伺いました。
フラップ関連のエラーで停止したエアコン
でも今日は問題なく動作しているそうです。

先日修理した機種と同じシリーズで年式違いです。

エラーを検知するセンサーというかスイッチ部分はここにあります。
ルーバーの取り付け状態を検知するスイッチ部分
この部分を揺すってみるとエラーが再発し運転が止まりました。

やっぱりこのスイッチですね。
ルーバー軸を検知する部分
しかし検知部は中央のここだけで他の軸受にはありません。

ここだけにある理由がわかりませんが・・・(そもそもいらないんじゃないの?)

お客さんに費用を提示して修理することになりました。

後日再訪問。
入荷したスイッチ部品
”コテイテープ イリ” と書いてあるのでまた細かな指示の説明書付きです。

”ここから何ミリの位置から貼って・・・” とミリ単位で指示が出ています。

室内機の分解作業中。
部品交換のため室内機分解中
いろんな部品がたくさん付いてますがこの中のひとつでも故障すると今回のようなエラーを出して運転停止になるんですよねー😅

これが機能の多い上位機種の泣きどころ。

スイッチへつながるリード部分
スイッチへつながるリード部分
ここから奥へ下ったあたりにスイッチがあります。

下にめくったテープは、これで風や結露水などが入らないように塞いでいるもの。

これ・・・設計に無理がありませんかねぇ🤔

ここは上がドレンパン、下が吹き出し口で冷房時などは特に結露を起こしやすく気圧差により冷風が部品内を通過します。

起こるべくして起きた故障とも言えそうです。

同じ症状が他でも多発しているのではないでしょうか。

部品を交換してリード類を付属のテープで固定
部品交換して付属テープでリード類を固定
部品についてきた新しいテープに交換します。

基板への接続
基板へコネクタ接続

室内機を元に戻していきます。
分解した室内機を元へ戻す
ねじ類は場所によって長さが異なることもあるので取り外したときにチェックして間違いのないように戻します。

絶縁抵抗を測定後、運転開始。
エアコン修理後の試運転
ルーバー検知部を揺すってみてもエラーは出ません。

またルーバーを外せばちゃんとエラーを表示。

ドレンテストなども行い問題なく完了😄

こりゃ他でも同じ修理依頼が来そうですね。

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2020年12月17日 (木)

エアコンが点滅して動かない

当店で10年前に取り付けたエアコンが点滅して動かなくなったとの点検依頼をいただきました😊

えー、もう10年も経ったのかという感じ😅

伺ってみると
室内機の表示が一斉に点滅している
前面にあるランプが一斉に点滅しています。

お客さんからはリモコンにルーバー(上下や左右の風向調整の羽)の取り付け確認を要す旨の表示が出ていると報告をいただきました。

今年の夏にエアコンをクリーニング業者で洗浄してもらったそうです。

その後すぐに一度同じような症状があって復帰したそうですが久しぶりに暖房をつけてみたらまた再発。

今度は復帰しませんでした。

ルーバー軸受の取り付け検知部
室内機のルーバー取り付け検知部
ここで取り付け状態を検知しています。

ルーバー軸受の中を見ると
ルーバーの軸受の中にあるスイッチ
中にスイッチがあります。

スイッチ部分を押したりするとたまに点滅が消えますがまたすぐ点滅に戻ってしまいます。

どうやらスイッチ部分が壊れてしまったようですね。

どのように配線されているのか、脱着方法や現状の状態を探るため前面グリルを外します。
脱着方法を確認するため前面グリルを外し
夏に行われた洗浄できれいですがリンス成分でしょうか、ちょっと表面がぬるぬるする感じです。

スイッチの動作を確認するため基板に接続されているコネクタを配線図から調べます。

が・・・
エアコン洗浄で消えた配線図
エアコン洗浄で配線図が半分消えてしまい読めません😅

養生してから洗浄してくれるといいんですがねぇ・・・

仕方ないのでコードをたぐって調べました。

テスター(回路計)でチェックするとおかしな数値。
スイッチを押さない状態で約5MΩ。
スイッチを押して1kΩ~5MΩと変動しています。

こりゃやっぱりスイッチが壊れてますね。

念のためメーカーに確認すると正常では
押さない状態でオープン(導通なし)、押してショートとのこと。

たんなるスイッチですね。

費用を見積もって修理することになりました。

世田谷にあるサービスステーションへ問い合わせると部品の在庫有りとのこと。
この日は時間もあり、部品を取りに行きそのまま即日修理します。(めったにこうは行きません)

部品
メーカーから仕入れた補修部品

箱を開けると
補修部品の箱を開けると説明書が入っていた
説明書が入ってました。

あちゃ~😆、これが入っているということは交換が面倒なパターンですね。

いろいろな機種との共用部品で、機種ごとに使用する付属品が異なったり取り付け方や注意事項があります。

説明書通りに交換完了。
部品交換完了

付属のテープ類も
部品に付属のテープ類も説明書の指示通り取り付け
説明書の指示通りに何カ所が取り付け。

基板にコネクタを差し込んで
基板に部品のコネクタを接続して
あとは元通りカバーやグリルを戻します。

この後画像はありませんが点滅は消えて試運転は正常。

暖房もよく効いていて問題なく修理完了😊

故障した部品がどうなっているか見てみます。
故障した部品
外観はこんな感じのものです。

開けてみると
部品を開けてみると
奥の方にスイッチがありました。

よく見ると
スイッチや周囲に白い粉のようなものが付いている
スイッチや周囲に白い粉が付着してます。

スイッチを外して
スイッチを外して
断定はできませんがエアコン洗浄時の洗浄液が入ったかもしれませんね。

白い粉は薬液が乾いて固まったものと思われます。

エアコンの洗浄液は電気部品に着くと電流が流れた時に金属を腐食させるようです。

洗浄液がモーターなどに入って後日火事になった事例もありますからね。

再度この状態でテスターで計測してみます。

まずはスイッチを押さない状態
スイッチを押さない状態で12.1MΩ
12.1MΩです。

点検時よりも大きくなってます。

スイッチを押して
スイッチを押すと272.5Ω
272.5Ωと点検時より低い。

もう一回スイッチを押し直すと
スイッチを押し直すと1.106kΩ
1.106kΩとこれまた変化。

この後もどんどんと抵抗値が変化しました。

エアコンは上位機種になるほどいろんなセンサーやスイッチなどが装備されて、大した故障でなくても動かなくなることがあります。

やはり故障の頻度が少ないのはスタンダードタイプでしょうかねぇ。

余計な装備のない省エネエアコンがあれば一番ですけどね。

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2020年12月14日 (月)

エアコン、ポコポコ音で・・・

マンションに取り付けてあるエアコンからポコポコと音がするのでドレン逆止弁を付けてほしいとの依頼をいただきました😊

この音はドレン管に逆止弁を付ければとまりますが、じつはそう簡単な話ではありません。

お客さんへ説明してまずは点検から行うことになりました。

エアコンは2台。

まず一台目は引越し屋さんの下請けエアコン設置業者の施工です。
室内機からポコポコ音がでる
ぱっと見でだめだこりゃ😆

室内機から出てすぐのところでドレン管が持ち上がってます。
室内機のそばでドレンが逆勾配
このドレン管は室内機から出た排水を流すためのホース。

このように持ち上がって逆勾配があると中に水が溜まり、窓を閉め切った状態で換気扇を回すとドレンホースから外気が吸入され水がはじけてポンッポンッと音がします。

施工するときこれに気付かないのはちょっとレベルが低いと言わざるを得ません。

この程度であればパイプをちょっとねじるだけで勾配がとれました。

お客さんの話では冷房時期が終わってもかなり長い期間音が出続けるとのことなので、これだけではないですね。

パイプの径路を追いながら勾配のとれてなさそうなところを探ります。

室外側
ドレン勾配のとれてなさそうなところを探す
これねぇ、配管化粧カバーは勾配ついてるけど中身のパイプはヨレヨレで上がったり下がったり。

一番あやしい穴の中
穴の中でドレンが逆勾配になっている
画像に写すことはできませんでしたが、ドレンが室内側より室外側が高くなってこちらも逆勾配。

これだけ何カ所も逆勾配があればいつまでも音が出続けますね。

ここに安易に逆止弁などを付けてしまうと室内機から水漏れする可能性が高くなります。

そのために点検し対処法を考える必要があります。

そしてもう一台は量販店の下請けと思われる施工。
ドレンからポコポコ音、二台目点検
こちらは穴の中では勾配がとれてました。

しかし音が「カンッ、カンッ」と外で大きく聞こえ、ご近所迷惑になるとのこと。

この音の出方からドレンの端末付近に逆勾配があります。

室内機からきたドレンの出口は
室内機からきたドレンホースの出口
室外機の付近に横たわっています。

室外機の下を見ると
室外機の後ろで逆勾配のドレンホース
室内機側(左)からのホースが床に付いて、そこから出口(右)に向かって緩やかに登っています。

これは床の勾配がそうなっているためで、それを考慮して施工しなければなりません。

この部分に溜まった水がはじけて大きな音を出しています。

ということで二台とも施工不良によるポコポコ音ということになります。

「そんなことがあるのか⁉」・・・はい、ポコポコ音は施工不良によるものが結構多いですね。

それを逆止弁で誤魔化しては室内に水漏れのもと。

修理費用を出して後日修理に伺いました。

一台目
一台目ドレン修正開始
明るくするため投光器を使用しました。

残念ながら一台目はいきなり中止!

その理由は
途中で電線接続されている
もうテープを巻いてしまいましたが、ここに電線接続がありました。

またか・・・

材料節約で半端な短い電線を使い、見えないように隠してつないでいます。

これでは危険性もあるため電線を室内機から入れ替える必要がありますが、そこまで費用をかけるのであればエアコンを使用年数的に買い替えたほうがよいとの判断から中止です。

おのれ~、手抜き業者め~

まあ、こういう業者は手を抜いたというよりもまだ未熟さゆえ危険性に思い至らないだけですけどね。

ということで気を取り直して二台目😅
20121140
こちらは室外機背面の冷媒管から施工し直して勾配を確保します。

一旦室外機を外して冷媒管、ドレン管、電線を勾配をつけてまとめてテーピング。

接続して真空引き
ドレン勾配補修が終わって真空引き
途中、どこがどう施工が悪いのかお客さんへ説明しながら行いました。

終わって試運転
ドレン補修が終わって試運転
ドレン排水と音を確認してOK。

室外機背面を左から見て
室外機背面のドレン勾配
しっかり勾配をとりました。

上から
室外機背面を上から

以前は排出した水が床に広がっていたそうですが
排水はドレンレールへ
ドレンレールに流れるようにしました。

室外機のドレンは二台ともつながっていませんでしたが、お客さんからは不要とのことなのでそのままにしています。

修理は一台のみになりましたがこれにて完了。

ポコポコと音が出るからといってよく調べずホームセンターで逆止弁を買ってきて付けてしまうと水漏れすることもあるので注意が必要です。

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2020年12月 3日 (木)

室外機を動かしたらガスが漏れた

室外機の位置を動かしたらガスが漏れてしまったということで修理に伺いました。

到着時の状況
ガス漏れしたエアコン
パイプに巻いてあったであろうテープがなくなってますが、おそらく犬か猫がはがしてしまったのでしょう😅

室外機を動かしてガス漏れというのは年に何件か修理依頼があります。

近づいてみると
室外機のすぐそばでパイプが折れている
2本あるうちの太いほうが折れてます。

ちょっと無理するとこのようにポキッ😱といきます。

この折れた部分に亀裂が生じてそこからシュ~とガス漏れ。

バルブの接続部で切れてすっぽ抜けなくてよかったですね。
すっぽ抜けだとすごい音で一気にガス(液)が抜けるのでそれが肌にかかったりすると凍っちゃいます。

室外機のカバーを外して
室外機のカバーを外して
バルブから数センチで折れてますね。

さてどのように修理するかお客さんと検討。

希望する移動場所までパイプや電線をつないで延長するか、移動はせずできる限り修理費用を抑えて修理するか。

今回はどうしても移動する必要があるわけではないようなので後者の費用が安く済む方を選択されました。

折れたパイプを10cm程度切断
折れたパイプを切断
細い方も長さが合わなくなるので切りました。

パイプを室外機に接続したら真空引き。

室外機内も含めて真空にするので時間がかかります。

その間に電線も長いので切断して皮むき・・・
電線表面に被膜
あらら、緑青や黒い被膜ができてますね。

磨いて接触をよくします。
電線の表面を磨いた
電線の線径は1.6mm

あれ~🤔この機種、電気容量的に1.6mmでOKだっけ?
あまり深追いはやめておきましょう。

基本は2.0mmですからね。

40分程度で真空引きは完了😊

ガスを充てんするため仕様を確認
室外機に貼られている仕様
冷媒はR32で1.34kg

充填完了
冷媒充填完了

室外機のカバーを戻して
室外機のカバーを戻して
修理完了です。

試運転結果は良好😊

よく室外機の裏などにパイプが長めにしてあるのは移動できるようにしているわけではないのでユーザーご自身で動かすのはやめましょう。

これはマンションなどの大規模修繕でも同じことが言えます。
エアコン業者でない者がパイプがつながったまま室外機をあちらこちらへ勝手に移動してますが不具合を起こします。

基本は一旦室外機を取り外してパイプを加工してから接続し直すことです。

なお当店では大規模修繕工事などで他の業者が室外機を動かしたことによるガス漏れや不具合のフォローは行っておりません。
あしからず。

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2020年10月22日 (木)

ユニオン接続を溶接接続へ

川崎市内で冷媒管の「ユニオン接続(機械的接続)を溶接接続へ変更を」と修理依頼をいただきました😊

取り付け工事をしたのは当店ではありません。

今年、冷房が効かなくなりメーカーへ点検依頼したところ室内機の熱交換器よりガス漏れとの判断でその修理を行ったそうです。
(メーカー保証期間で無償修理)

その後また冷えなくなってしまい、再度メーカーサービスマンが訪問。
室外のパイプの途中でユニオン接続があり、そこでガスが漏れていると診断されました。

ユニオンではなく溶接で接続するように勧められたとのこと。

室内機と室外機を結んでいる冷媒管はメーカーが修理する部分ではないため当店へ依頼があり伺った次第です。

ベランダに室外機が設置されています。
ベランダに設置されている室外機

作業を開始してますがパイプ側
室外機とパイプ
右上がガス漏れ箇所。

その漏れているところは
ガス漏れ箇所はユニオン接続部
ユニオン接続されています。

ちょっと施工に慣れていない人が取り付けたようで、通常このようなところに接続部を設けることはしません。

すでにメーカーさんで点検しているためテープ類がはがされていました。

ユニオンはこれ
ユニオン接続部はオイルが付着
オイルが付着していました。

組付け時に付けるオイル量と比べ多く周囲まで広がっているので間違いなくここで漏れてますね。

でもユニオンを使用してもきちんと接続すれば漏れることはありませんので誤解のないように。

外してフレアを見ると
フレアの締め付けが弱い
接触の弱い部分があるので締め付け不足です。

近頃トルクレンチを使用する業者が多くなりましたが、実はこれが締め付け不足を誘発するんですよ。
微妙に締め付けが弱いと何年もかけてガスが漏れて発覚した頃には今回のように保証切れ😱→自腹で修理となります。

溶接するためフレア部分は切断。
銅管を切断
これは2本あるうちの細い方(2分管、外径6.35mm)

この細い管、溶接する場合は要注意なんです。

火炎で炙ると細いため熱のまわりが早く、流し込むロウ材で管を塞いでしまったり狭くしてしまう恐れがあります。

パイプカッターで切断した切り口はすでに狭くなっているので、
銅管をリーマーで面取り
リーマーを使い面取り(バリ取り)を行います。

面取り後
銅管の面取り後
これで詰まる心配が少なくなります。

そして銅管同士を接続するためにはこれ
セージングツール
セージングツールを使います。

セージングツールで拡管中
セージングツールで拡管中
これは太い管(外径12.7mm)の方ですが、内側にそれが入るように広げます。

終わったら銅管を差し込みセット
銅管を溶接できるようにセット
今回は銅管の重さで抜けてしまうので固定金具を使います。

溶接にはこれ
小形溶接器
銅管はガス溶接です。

この溶接器、小型で持ち運びがすごく便利。
ただ欠点は吹管の形状がすごく使いにくい😅

火炎のコントロールがしにくいんです。

溶接をする前には窒素を流します。
溶接前に窒素を流し始める
一旦管内を窒素で満たすため勢いよく吹かしてからその後ごく少量を流しながら行います。(窒素ブロー)

溶接は銅管が赤く光るまで熱を加えるので、空気中の酸素があると管の内面に真っ黒な煤が付くのでそれを防止するため。

[溶接中](画像はありません)

溶接完了
銅管溶接完了
この場所は出窓などでコの字に囲まれているので裏側の具合が見えず、また火炎で周囲を焦がさないようにするためちょっと気を使いました。

裏側は鏡を使って点検してOK。

表面は真っ黒ですが、内部は窒素で置換されているのでピカピカ✨なんですよ。

断熱、テーピング、室外機も接続したら真空引き。
エアコン全体の真空引き
室外機の内部も真空にするため時間がかかります。

今回は45分ほどで真空に到達(到達度はポンプ能力)しました。

続いてガス入れ
エアコンへガス入れ作業中
指定冷媒R32を1.3kgチャージします。

チャージ完了。
エアコンにガスチャージ完了
1.3kg

運転して高圧圧力
高圧圧力3.5MPa
徐々に上昇して3.5MPa

3.5MPa(メガパスカル)というとピンとこないですよね。
乗用車のタイヤの空気圧がだいたい0.2MPa(200kPa)程度なのでその15倍以上の高圧力です。

だから締め付けが弱いと高圧力時や温度変化による金属の伸縮により漏れてしまうんです。

ただし締め過ぎもダメですよ。

”ちょうどよい加減” これが大切。

低圧圧力
低圧圧力0.8MPa
0.8MPa

問題ありません。

温度測定もOK。

カバーは元通り戻して
配管化粧カバーを戻して

完了です。
作業完了

これで安心して冬が迎えられますね😊

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http://kato-aircon.com/

2020年10月11日 (日)

室外機をずらしたらガス漏れた!

室外機をずらしたらガスが漏れてしまったという点検修理依頼をいただきました😊(川崎市内)

設置されているのはマンションのバルコニー。
室外機をずらしたため変形したパイプ
パイプがだいぶ変形してますね😅

なにか必要があって動かしたそうです。

別角度から
室外機背面の変形したパイプ
テープ巻きされた状態でもパイプが折れているところを確認できました。

とくに室外機の接続部分では
ねじれた冷媒管
冷媒管が液管(上の管)、ガス管(下の管)ともにねじれています。

点検ついでについつい見てしまうのが電線。
電線が押さえられていない施工不良
見えちゃうからしかたない🤣

施工不良でバンドに押さえられていないのでこれは後で直します。

冷媒管の接続を外して裏側をみると
冷媒管が切れて開いた穴
ガス管のほうに大きな穴が開いてます😲

お客さんは漏れたガスに驚いたそうです。

これだけの穴が開くと凄い勢いで噴出するので大きな音がします。

漏れだしたらもう止めることはできないのでその場を離れましょう。
触れると凍傷になったり、付近は酸素濃度が落ちるので酸欠で気が遠くなったりします。

その他のところにも
冷媒管のつぶれ
折れてつぶれたところがあります。

この部分まで銅管を切ってしまい室外機と接続し直すことにします。

接続が終わって真空引き
冷媒サイクル全体の真空引き
エアコンの取り付け時とは異なり、室外機内を含む冷媒サイクル全体を真空にするので時間がかかります。

ルームエアコンでは通常で30分から1時間程度。

パイプは
つなぎ直したパイプ
このようになりました。

別角度
室外機背面のパイプ
折れたところで切断したので短くなりました。

それと銅管がかなり硬くなっていて、さらに折れる可能性が高いためきれいには曲げられませんでした。

今回の冷媒は
使用冷媒はR32
R32です。

使用する器具がR410Aと共通なので冷媒を間違えないように要注意。

真空引きが終わってガスチャージ
規程封入量の600gをチャージ
規程封入量の600gをチャージ(秤の表示は0.60kg)

運転を開始して圧力確認
低圧圧力確認
冷房運転で低圧圧力約1MPa、問題なし。

続けて室外機のバルブ部分で温度測定します。

液管(室内機へ向かう管)
冷房時液管側の温度は15.9℃
15.9℃で問題ない温度。

そしてガス管(室内機から戻ってきた管)
冷房時ガス管側の温度は6.0℃
6.0℃でOK、これなら正常に冷房が効いてます。

なぜ室内機から戻ってきた温度の方が低いのかは説明を省きます。

金色の新しいフレアナットが見えますが、パイプがねじれて取り外し困難なため新品に交換しています。

そうそう、この温度計はブログに初登場かもしれませんね。
以前に使用していた放射温度計は近頃調子が悪く、たまにへんな数値を表示するので新調しました。
コロナの影響で入荷まで2ヶ月位かかったような気がします。(まったくコロナには散々ですね😩)

あと電線もつなぎ直しましたよ。
バンドで押さえられるように電線を接続し直した
これでバンドで押さえられました。

切ってある緑色の線はもともと未使用です。
(アース線ではありません)

これで完了です😊

室外機にパイプがつながったまま移動するのは危険なのでやめましょう。

マンションの大規模修繕では工事業者が勝手に室外機をあちらこちらに移動してますが同じように問題が多発しています。

なお当店では業者からの依頼で出向くことは行っておりませんのでご了承ください。

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