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エアコン工事作業

2024年1月22日 (月)

室内のパイプをテープ巻き仕上げで

先日こちらで点検を行ったお客さん宅へエアコン入替工事で伺いました😊

エアコン撤去を終えて新しい据付板を壁に取り付けます。
室内機の据付板を壁に取り付ける
内部の構造を確かめながら空洞部にはボードアンカーを、そして木下地のある部分は木ねじで固定。

室内機の設置が完了。
室内機の設置が完了した
配管を通した壁の穴は外側の配管作業、室外機設置作業が終わってから埋めます。

今回はお客さんのご希望で室内の配管化粧カバーを撤去し、パイプをテープ巻き仕上げで行いました。

理由は配管化粧カバー内のパイプ結露量が多く、水が漏れ出てくるからだそうです。

確かに配管化粧カバーの中の冷媒管は特に結露を生じやすいのでこのような問題はありますね。

その点、テープ巻き仕上げの方が安全と言えます。

室外側を配管施工中。
室外側を配管施工中
外壁の配管化粧カバーはそのまま再利用します。

室外機の設置まで完了しました。
室外機の設置が完了した
背面のサッシなどから少し離れた位置に室外機を設置。

出入りや掃除に邪魔にならないこの位置がご希望とのこと。

そのため床の上を配管しました。
室外機まで床の上を配管

さてエアコンを取り付け終わって試運転と行きたいところですが・・・

壁に設置されているエアコン用コンセントは100V。
エアコン用コンセントは100V用が設置されている
これまで使われていたエアコンは冷房能力2.8kW(10畳用)でした。

しかし今回取り付けたのは冷房能力5.6kW(18畳用)とほぼ倍。

使用電圧も200Vになります。

前回の点検時に電源のチェックもしておいたので200Vにできることは確認済み。

まずはコンセントを交換します。
コンセントを外すとボックスはなかった
コンセントを外すとボックスがありません。

挟み込み金具で壁に固定されていました。

マンションではたまにこのようなことがあります。

200V用コンセントを取り付けました。
200V用コンセントを取り付けた
ご覧の通り100V用とは形状が異なります。

30年以上前のエアコンでは100Vと200Vが同じ形状(T形)だったので、よくそれでエアコンを壊す業者さんがいました。

さてまだこの状態では形が200V用になっただけ。

分電盤で200Vへ切り替える必要があります。
分電盤

カバーを取り外して
分電盤のカバーを取り外した
該当回路のブレーカーにマスキングテープで印をつけました。

ブレーカーの容量と使用できる電圧を確認。
ブレーカーの容量と使用できる電圧を確認する
20Aで200Vにも使用可能。

左隣は同じ20Aでも100V専用です。

またこちらのブレーカーはこの分電盤メーカー専用なので、もし交換となるとそこらには売っておらず取寄せる必要があります。

バスの部分で200Vに切り替え
200Vに切り替え
同じねじがたくさん並んでいるので間違えないように該当部分をテープで囲いました。

間違って隣を切り替えるとエライコッチャ😰になります。

絶縁抵抗等を測定し、帳簿保存用の項目を控えてから分電盤を元通りに戻してコンセントで電圧測定。
200V切替後、コンセントで電圧測定
ばっちり😄

200Vではコンセントまでアース線が来ていれば差し込むだけでアースが接続されます。
200Vコンセントとプラグ
今回の場合も差し込むだけで別にアースを接続する必要はありません。

エアコン試運転開始。
エアコンの試運転を開始
お客さんと共にチェックし問題なく作業終了となりました😊

室内の配管化粧カバーは見た目がよいのでマンションなどでは取り付ける方が多いのですが状況により結露の問題が出てくることがあります。

見た目をとるか、安全性をとるか難しいですね。

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2024年1月 8日 (月)

通路天井内を配管

ちょっと特殊な造りの賃貸マンションでエアコン設置工事を行いました😊
(神奈川県川崎市内にて)

室内機の設置場所は
エアコン室内機設置場所の状況
室内機は固定用ボルトが公団仕様の寸法で設置されているためそれを利用し取り付けられます。

しかし配管穴は2つあり、上部には室外機までの冷媒管と電線を通す穴。

そして右側面には排水用のドレン管を通す穴があります。

ドレン用の穴の蓋を外すと止水用のプラグが付けられていました。
ドレン管に止水用のプラグ

プラグを回して取り外すとこんな感じ
ドレン管接続口についていたプラグを外した
ここに室内機からのドレンホースを差し込むようになっています。

この入り口部分より奥は20cmほど水平に配管されており、さらにその奥に上下階と共用のメイン管に接続されていました。

水平部分は入口より太い管になっているためホースを差し込むだけで逆流(水漏れ)は起こらない構造になっています。

つぎに上部の穴の蓋を外しました。
冷媒管と電線を通す穴の蓋を外した
ここから室外機への冷媒管と電線を通します。

ただしこの先はマンション共用通路の天井内。

配管ルートはこのようになります。
冷媒管の配管ルートは共用通路の天井内
天井内を通って外壁へ。

そこからステンレス製の枠の内側を通し立下げ室外機置場へ。

2つの点検口から配管作業ができるようになっています。

脚立に上り天井内の室内側を見ると
天井内の配管穴
室内側と同じように穴の蓋があります。

反対方向をみると外部への配管穴が遠くに
天井内から外部への配管穴

もう1つの点検口から近づけます。
もう1つの点検口から天井内を見る
左にある白い管はお隣の冷媒管です。

室外機は専用の置場が設けられていました。
室外機置場
ステンレスの柵を外して設置します。

ちょっと特殊な取り付け工事となりますね。

それでは施工開始。

室内機を壁に掛けて冷媒管を外から通しました。
外から天井内を通して室内へ冷媒管を配管
室内機から出ている冷媒管と接続します。

断熱ドレンホースを使用し共用ドレン管へ接続。
断熱ドレンホースを使用しドレン管へ接続
周囲の穴は後で埋めます。

天井内を通した冷媒管。
天井内を通した冷媒管
何度も行ったり来たりして慎重に通しました。

無理に引っ張ったりすると表面の断熱材が切れてしまい断熱効果が落ちて天井内で水漏れの原因になることがあります。

このあと電線(室内外機の接続電線)も通しました。

室内から通路天井内へ入ってすぐの部分で結束バンドで冷媒管を締め付け。
冷媒管の断熱材を結束バンドで締め付け
なぜこんなことをするのかというと、

冷媒管の銅管と断熱材の間には隙間があって、マンションなど気密性の高い建物ではこの部分を外気が通ってしまうことがあります。

それにより発生した結露水が室内側へ漏れ出ることが考えられるため。

この部分を締め付けることで外気の流入と結露を防止し、万一天井内の横引きで水が溜まっても室内側へは流れにくくなります。

もちろん締め付けた部分は断熱効果が落ちるので補強をしました。
冷媒管の断熱を補強

反対方向(室外側へ)の冷媒管。
室外機への冷媒管

このあと外部の配管作業、室外機設置作業を行いましたが撮影を忘れました😅

最後は穴埋め作業。
外壁はパテを埋めてから表面をコーキング。
パテ埋めの上にコーキング
コーキングはパテの硬化やハガレを防止します。

天井内の室内側へつながる穴も
パテ埋めとコーキング
この部分も重要ですので。

室内の穴もパテ埋めして試運転。
エアコン設置後の試運転
排水試験や温度測定等、特に問題なく終了しました😊

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2023年12月17日 (日)

アース工事と室外機転倒防止

エアコンの入替工事の依頼をいただき、合わせてアース工事と室外機転倒防止金具の取り付けを行いました😊

場所は東京都内の一戸建て。

まずはエアコン工事から。
(今回エアコン本体の工事作業の内容は省略します)

撤去する室内機。
撤去する室内機
三菱重工製の冷房能力4.0kW(14畳用)で2階のリビングに設置されています。

三菱重工のエアコンというとあまり知られていないようですが、ビーバーエアコンというと皆さんピンとくるようですね。

室外機は二段置き金具の上段。
室外機は二段置き金具の上段に載っている
下の室外機の方が小さい(軽い)ためちょっと不安定です。

エアコンの入れ替え工事が終わりました。
新しく設置した室内機
こちらも三菱重工製で冷房能力も同じ4.0kW。

かなり久しぶりにビーバーエアコンを取り付けました😄

最近すっかり見かけませんでしたが😅

室外機も
室外機の設置状況
以前と同じように取り付けました。

しかしこの二段置き台は転倒防止措置がとられていません。

引越しの下請けエアコン業者さんが設置したらしいです。

これでは大きな地震や何かの際に倒れる可能性がありますね。

しかも上の段の室外機の方が重いため不安定です。

二段置き金具には転倒防止用の金具もセットで同梱されているはずですがめんどくさがって取り付けなかったのでしょう。

そしてもう一点、以前から設置されていた200Vのエアコン専用コンセント。
設置されていたエアコン専用コンセント
このコンセントを見たらアースのターミナル端子(ねじ止め端子)までついているのでここにアースがあると思ってしまいます。

てっきり建築時に電気工事屋さんが200Vエアコンには必要のないターミナル端子付きのコンセントを取り付けたのだと思っていました。

じつは試運転前にちょっと気になって調べたらここにアースはつながっていないことが判明。

これは確実にどこかのエアコン工事屋さんがコンセントを交換したに違いありません。
(テキトーな工事してますねー、でもこれがエアコン工事業界の現実)

電気工事屋さんはアースがつながっていないところにアースターミナル端子付きのコンセントを設置するなんてアホなことはしません。(と思います)

(なおアース端子のほうはエアコンの200Vプラグが3極(アース極付)なのでアースがコンセントになくてもアース端子の穴が必要でこれがないと差し込むことができません)

ということでアース工事と室外機転倒防止の工事に再訪問することになりました。

そして後日・・・

まずコンセントを外してボックス内に接地線(アース線)がないか見てみると
コンセントボックス内に接地線は見あたらない
電源線だけで接地線はやはりありません。

アースは室外機の置いてある地面に接地極(アース棒)を埋設することにしました。
地面に穴を掘って接地極(アース棒)を埋設する
まずは穴を掘ります。

そこからさらに奥深くへアース棒を差し込みました。
アース棒を地面の奥へ差し込んだ
建物の周囲は設備配管や電線が埋められていることが多いのでアース棒をハンマーで叩いて入れては絶対ダメ。

手の力で差し込み、もし途中で何かに突き当たった場合は別の場所へ差し込みます。

ここでちょっと分電盤へ。
分電盤の漏電遮断器を確認
漏電遮断器の仕様を確認。

その仕様から接地抵抗値を500Ω以下にすればOKです。

先ほど埋めた接地極の接地抵抗を測定してみましょう。

さて接地抵抗計の指示値は
接地抵抗計の指示値は300Ω
よっしゃ300ΩでOK!

接地線を室外機まで配線。
室外機までの接地線を塩ビ管に入れて配線
規程により立ち上げ部分は塩ビ管(塩化ビニル電線管)で保護しました。

室外機のアース端子に接地線を接続。
室外機のアース端子に接地線を接続
接地線の太さも規程に従っています。

それともう一つ。

二段置き台の下段に設置されていた室外機(1階のエアコン)もアースが接続されていませんでした。

こちらも同じ接地極から出した接地線でアース端子へ接続。
既設の室外機へもアースを接続
これで接地工事は終了。

※よくエアコン屋さんが行うアース棒を打ち込んで線をつないだだけというのは接地工事ではありません。

つぎは室外機の転倒防止。

こちらを用意しました。
室外機転倒防止に使用するアイ・スクリュー
ステンレス製のアイ・スクリューです。

これを壁内の柱へねじ込んで針金で二段置き金具を倒れないように固定します。

柱のあるところへドリルで下穴を開けました。
外壁にアイ・スクリューを入れる下穴を開けた
ここへアイ・スクリューを入れます。

表面はモルタルなのでアイ・スクリューよりも少し大きめに開けてモルタルにヒビなどが入らないようにしました。

内部の木材へは小さめの穴を開けます。

ドライバーの棒部分をアイに差し込んで回しねじ込み、
アイ・スクリューをねじ込んで周囲をコーキング
周囲をコーキングで雨水が入らないようにしました。

もう一つのアイ・スクリューも固定し計2箇所からステンレス針金で二段置き台を固定。
二段置き台を針金で転倒防止
1階のエアコンの配管化粧カバーに針金が擦れるので保護のため電線のシースを付けました。

これで転倒防止措置も完了しすべての作業が終了😊

壁側だけで固定しましたが室外機の重心も壁側にあるので安定しています。
室外機の重心は壁側になっている
コンプレッサーや他の機器類が左に集中して配置されているためです。

ここからは余談ですが・・・

建築や建物に詳しい方はエアコンが漏電した場合、今回取り付けた転倒防止の金具を介して建物側へ電流が流れるのではないか。と思われるかもしれません。

でもそうならいないようにエアコンの室外機用の金具には絶縁ゴムが付けられています。
二段置き台の絶縁ゴム
これを防振用と思っている方(エアコン屋さんも)いますが電気的な絶縁用です。

二段置きの金具と室外機は電気的に絶縁されているということですね。

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2023年12月12日 (火)

エアコンの新設工事を行いました

エアコン取り付け工事の依頼をいただきました😊

場所は東京都内の一戸建て1階部分

室内機を設置する場所はこちら。
室内機設置場所
配管穴とエアコン専用コンセントは建物に予め設備されていました。

室外機は壁のすぐ外側の地面へ置きます。

配管穴には蓋が付けられていたのですが、そのツバごと取り外しました。
ツバごと穴の蓋を取り外した
もちろん蓋だけ取り外せるのですが、ツバ部分の厚みが壁にあると室内機がその分浮いてしまい傾くため。

もし外さずにそのまま設置してしまうと、排水がドレンパンに溜まりやすくなります。

また長期間経過すると室内機が歪んで異音のもとになることがあります。

外側の蓋は割りました😅
外側の蓋は外れないので割って取る
割っちゃったのではありません。

穴が歪になっているようで、ツバ部分が変形して蓋が外れなくなっていました。

施工者が無理矢理はめこんだようで、周囲の壁にあるヒビはもしかするとそれが原因かもしれません。

お客さんも挑戦しましたがやっぱり外れず・・・

ゴムハンマーで叩き割った次第です。

あとはペンチなどを使用し蓋を撤去。
蓋を取り終えた
うん、これでよし。

室内機を掛けるための据付板の取り付け。
据付板の取り付け
室内機の重量や厚みなどに合わせ固定箇所と本数を決めてボードアンカーや柱などへは木ねじを使用し強固に固定。

先ほどの配管穴にはスリーブ(筒)と室内機に干渉しない1mm程度の薄いツバを取り付けました。
配管穴にスリーブと薄いツバを取り付けた
スリーブは壁内の空気や外気の出入りがないように外壁側までの長さで入れています。

冷媒管(銅管)を外から差し込み90度曲げ。
冷媒管をスプリングベンダー曲げ
急角度(小さな曲げ半径)に曲げるので太い方の銅管には潰れ防止にスプリングベンダーを差し込んでから行いました。

細い方にはベンダーなどは使用しません(不要)。

この部分の曲げが本体の収まりに関係し、曲げ半径が大きいと本体が浮いたりします。

曲げ完了。
室内機背面の冷媒管曲げ完了
2本の管は接続する位置が異なるので長さも少しちがいますね。

長さを間違えると接続できません。

室内機を掛ける準備。
室内機を壁に掛ける準備ができた
配管穴が本体左背面の位置なのでドレンホース(排水ホース)を右から左に差し替え。

ケーブル(室内外の信号や室外機の電源用)、アース線(保安用)も室内機に接続。

室内機を据付板へ掛けました。
室内機を据付板へ掛けた
冷媒管の接続・断熱・各種テーピング、電線類の配線をします。

ドレンホースは逆勾配にならないよう配慮し配管。

室内機設置作業が完了。
室内機設置完了
アース線はコンセントにあるアースターミナル端子に接続します。

外壁に配管化粧カバーの設置準備。
配管化粧カバーの設置準備で壁に直線を引く
壁に直線を引きます。

これ合わせてカバーを取り付けるとまっすぐに仕上がります。

直線はチョークライン
引いた直線はチョークライン
大工さんなどが使用する墨つぼはご存知と思いますが、それが墨ではなくチョークの粉バージョンです。

配管化粧カバーの仕上がり
配管化粧カバーの仕上がり
施工場所の関係で全体を見られる画像はありません😅

そして室外機も設置完了。
室外機設置完了
土の上に置くので台には安定度の高いブロックを使用しました。

ブロックを使用すると接地する面積が大きいため傾くことを防止できます。

このあとは定番の試運転動作チェック。

一通りお客さんにも確認していただき無事に作業終了となりました😊

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2023年12月 1日 (金)

エアコンにはアースが必要

東京都世田谷区内にて一戸建て2階のエアコン入替工事を行いました😊

いままで設置してあったものは量販店などで購入設置されたもののようです。
設置されているエアコン室内機
すでに故障して動きません。

室外機は地上に置かれた2段置き台の上段。
室外機は地上に置かれた2段置き台の上段
前後は塀に囲まれ、この状態では下段に置かれた室外機は部品交換などの修理ができませんね🤔

なので新しく取り付ける室外機は別のところへ置くことになりました。

室外機を撤去
室外機を撤去した
今回、2段置き台は下段に載っている室外機があるのでそのままにします。

外壁に掛けた二連梯子に上って化粧カバーを開けると
配管穴の中心と配管化粧カバーの中心が大きくずれている
配管穴の中心と配管化粧カバーの中心が大きくずれています。

これだけずれていると穴埋め(雨仕舞)がたいへん。
(じっさい手こずりました😆)

なんでこんなにずれているのか意味不明・・・工事のセンスが疑わしい。

ついでに配管穴は室内から外壁へ向けて水平か若干の逆勾配😌
(排水が流れにくい)

何はともあれ撤去完了。
既設エアコン撤去完了

エアコン専用コンセントは・・・
エアコン専用コンセントにはアースがない
アース端子がありませんね。

しかしエアコンにはアースが必要。

これは建物を建てたハウスメーカーの不手際でしょうか。

室外機にもアースは接続されていませんでした。

エアコンを付け終わったらアース工事(接地工事)も行うことにします。

そしてエアコン設置が完了。
エアコン設置完了
一番はじめの画像と同じに見えますが・・・😅

エアコンは撤去したものと同じメーカーで、大きさも配管穴の位置から室内機の高さが25cmのこの機種になりました。

外壁の配管化粧カバーは再使用。
外壁の配管化粧カバーはそのまま再使用した

新しい室外機は空きスペースへ設置。
室外機とパイプ
エアコンの取り付けは終わりました。

さてようやくアース工事。

ルームエアコンは”D種接地工事”という方法で、こちらの建物の場合は大地との接地抵抗を500Ω以下にします。

室外機そばの砕石をよけてから地面に穴を掘ってアース棒(接地極)を地中へ差し込みました。
地面に穴を掘ってアース棒を地中へ差し込んだ
この段階で接地抵抗値を確認します。

500Ωを超えていると接地極を増やすなどが必要になり費用もその分かかってしまいます。

500Ω以下でありますように🙏
接地抵抗値は240Ω
レンジは×100Ω、指針は2.4(緑色の目盛)を指しているので240Ω。

オッケー👍

地面を埋め戻しました。
接地極を入れた地面を埋め戻す
たまに素人さんがアース棒を適当に地表から打ち込んだりしてますが、棒の上部が地面から出ていたりして危険です。

接地極があまりに浅いと抵抗値が高くなったり、天候により上がったり下がったり不安定になります。

砕石を戻します。
砕石をもとに戻す

少し長めのアース線(接地線)にカールを付けて
接地線にカールを付ける
長さ調整できるようにしました。

室外機へ接続。
室外機へ接地線を接続
アース工事完了。

室外機
室外機周辺も施工完了

絶縁抵抗計で漏電がないか確認したら試運転開始。
設置後の試運転
お客さん立会いの下、問題なく作業完了となりました😊

エアコンのアースはノイズ(インバーターノイズ等)低減の効果もありますが本来は保安目的です。

アースが接続されることでエアコンが漏電した際に感電や火災の防止になり、また分電盤に漏電遮断器がある場合はその動作を助けます。

「エアコンはアースがなくても動くから大丈夫」というのは危険です。

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2023年11月28日 (火)

隠蔽配管から露出配管へ

一戸建て住宅で隠蔽配管されているエアコンを撤去し、新しいエアコンを露出配管で設置する工事を行いました😊

隠蔽配管(先行配管)とは建物を建築するときに壁内や天井裏、床下に冷媒管や電線を予め通しておき、建物が仕上がった後にエアコン本体を設置する方式です。

パイプが見えないので設計士さんに好まれるのですが、後に必ずと言っていいほど問題になる方式。

こちらはガス(冷媒)漏れで、数年前にどこかの業者さんでエアコンを交換したらしいのですが、またもやガス漏れで冷暖房効かず🤔

隠蔽配管部分で漏れている可能性がありますね。

室内機から室外機までの距離が長いのでもしかすると冷媒管(銅管)の途中をユニオン(メカニカルのジョイント、施工後漏れる可能性があるのでメンテのできない部分で使用してはいけない)で接続しているかもしれません。

このような状況から隠蔽配管の使用をやめて露出配管で新しいエアコンを設置することになりました。

まずは撤去から始めます。
室外機を撤去する
室外機から外します。

バルブやパイプが普通のエアコンより多いですね。
マルチ室外機
これは2室マルチの室外機(冷房能力4.5kW)で室内機が2台接続されているからです。

2台の室内機は広めの同じ部屋に設置されており、新しく設置するエアコンは室内機を1台に減らして冷房能力5.6kW(1.1kWアップ)の通常のタイプ(ペア=室外機1台に室内機1台)へ変更します。

室外機の接続を全部外しました。
マルチ室外機の接続を外した
このマルチエアコンは室外機に200Vで電源供給(端子台直結)し、そこから室内機2台へも電源が送られるようになっています。

そのため室内機には普通のエアコンのような電源プラグはなく、壁にはコンセントも設置されていません。

室内機の撤去
室内機を撤去する
室内機は1台だけ撤去してもう1台はそのまま残すことになりました。
(もちろん残した室内機は動かず飾りになります)

撤去完了
室内機撤去完了
壁の穴などはあとで内装屋さんに直してもらうそうです。

冷媒管や電線は抜き取ることができないためそのまま壁内に残ります。

お客さんが購入されたのはこちらのエアコン
お客さんが購入されたエアコンは室外電源機
このメーカーのここの”V”は室外電源機を表しています。

いままでのマルチエアコンも室外電源だったので、これであれば別に電源工事を必要とせず設置できます。

今回の場合、通常の室内電源機を買ってしまうと室外機のところから電源を伸ばしてコンセントを設置することになります。

エアコンの大部分の電気を消費するのは室外機。

せっかく室外機のそばに電源が来ているのに一旦室内機へ行ってからまた室外機に戻ることになり、長くなった電線では電圧降下(無駄な電力消費)を起こしてしまいます。

なのでこの室外電源機を選んでいただいた次第です。

新しい室内機は左側面の外壁に面した壁へ取り付けます。
新しいエアコンは別の壁へ取り付ける
こちらへ設置することで風の吹き出しが部屋の長手方向となり冷暖房効率がよくなります。

細かな設置位置はハウスメーカーから取り寄せていただいた図面をもとにお客さんと決めました。

こちらは通常の木造と異なり柱の配置や壁構造が特殊。

配管穴を開けるには図面が必要でした。
穴を開ける位置
小さな穴は配管穴位置の壁内を探った跡です。

コアドリルで配管穴貫通(直径65mm)
コアドリルで配管穴貫通
壁の構造は”壁紙―石膏ボード―合板―発泡断熱材―合板―モルタル―外壁塗装”となっていました。

配管穴にはスリーブ(養生管)を取り付けます。
開けた配管穴にスリーブ(養生管)を取り付けた

外壁側に開いた配管穴
外壁側の配管穴
室内機は2階。

室外機はいままでと同じ所(地面)へ設置します。

室内機が付きました。
室内機を設置した
室外電源機のため電源プラグはありません。

次に外壁の配管作業。
外壁の配管作業
まず配管化粧カバーを取り付けました。

電線と交差するところがあり配管化粧カバーを切って加工。
配管化粧カバーと電線が交差
電線保護のため塩ビ管を切って被せました。

冷媒管・ドレンホース・電線(内外連絡線)をカバーの中へ収めていきます。
冷媒管・ドレンホース・電線を化粧カバーの中へ収める
塩ビ管が立てかけてありますが、これに横引き部分のドレンホース(排水用)を差し込んで使用します。

このように配管化粧カバーへ収めます。
塩ビ管にドレンホースを差し込み使用する
ドレンホースは軟らかく、そのままだとカバーの中で波打って詰まりを起こすなど不具合につながるため、それを防止する目的です。

なお横引きの配管化粧カバーはドレン排水が流れやすいように1/50下り勾配(1mにつき2cmの勾配)をつけています。

室外機設置場所まで配管とカバー完了。
室外機設置場所まで配管と化粧カバーが完了

配管化粧カバーの仕上がり。
配管化粧カバーの仕上がり
途中にある大きな段差はジャバラのカバーを使用しました。

室外機設置完了。
室外機設置完了
一通りの工事が終わって分電盤で絶縁抵抗のチェック(漏電検査)をしたら通電して試運転開始。

お客さん立会いで確認していただき作業終了となりました😊

これで余計なガス漏れの心配はなくなりました😄

隠蔽配管はパイプが見えなくなること以外に何のメリットもありません。

そして隠蔽配管のデメリットは
・ガス(冷媒)が漏れた際、検査や修理が難しい。
・設置工事を断られることが多い。
・壁内などに配管するため、建物の気密性が落ちる。
・埋め込んだパイプが壁内・天井裏・床下で結露する。
・室内機が結露し水漏れを起こすことがある。
などなど・・・

建物の構造上やむをえない場合を除き露出配管で施工するのがよいと思います。

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2023年11月24日 (金)

高所、3連梯子作業

先日こちらの記録簿で梯子作業の現調を行ったお客さん宅へエアコン入れ替え工事に伺いました😊

到着後さっそく2連梯子を3連へと組んで掛けます。
3連梯子を壁に掛けた
この日は朝から風が強く、建物が高いところにあるため作業ができるかちょっと不安🙁

梯子を伸ばす最中、風にあおられて倒れることも考えられます。

転倒防止措置を行うまでの間、お客さんの手をお借りしました。
(ありがとうございます😃)

梯子の途中をロープでフェンスの支柱に結び、最上部を15年前に取り付けたアイに電線(ケーブル)で固定。
梯子を壁から出ているアイに電線で固定
最上部に上ると右方向は谷なので時折吹く突風で不安感MAX😨

梯子は階段の途中にブロックなどで高さ調整し立てました。
梯子を階段の途中にブロックなどで高さ調整し立てた
これがまた不安感を増す要因となってます😆

強風の中なんとか古いエアコンと配管化粧カバーに収められているパイプ類を撤去。

配管化粧カバーは再使用し、中のパイプ・電線類は新しいものへ交換します。

エアコン取り付け開始。
据付板の取り付け
据付板を取り付けました。

配管穴には17年前に当方で取り付けたスリーブがあるのでそのまま使用します。

室内機の設置が完了。
室内機の設置が完了
さて次は梯子作業(配管)へ・・・

外へ出てみると朝一の強風が少しおさまっていました。

いまがチャンス😄いざ出陣!
壁に掛けた3連梯子
またいつ風が強くなるかわからないので先を進めます。

それにしても高い。

荷物を持っての最上部までは上りごたえがあります。

危険な作業が多いため撮影はほとんどしませんでした。

そのような中、お客さんが作業中の写真を撮ってくれました。
梯子上で配管作業
室内機と配管接続する準備をしています。

全景
梯子作業全景

下側から
3連梯子作業(階段下から)
落ちたらおしまい😱なので細心の注意を払って作業します。

途中からは恐怖心がほぼなくなり作業に集中することができました。

梯子を片付ける頃にはまた強風が吹き始めました。
(間に合ってよかった😄)

エアコン設置作業完了。
エアコン設置作業完了
試運転も問題なく終了しました😊

こちらは今回で3回目の取り付け工事でした。
・1回目:17年前(新築時)に引越しにより移設し取り付け。
・2回目:15年前に故障して新品へ入れ替え。
・3回目(今回):故障前に将来を見越して入れ替え。

すべて当店の工事です。
(毎度ありがとうございます😄)

次回(10数年後)は3連梯子に登れるか・・・微妙ですねぇ。

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2023年11月21日 (火)

配管化粧カバーを2色で施工

配管化粧カバーをアイボリーとブラックの2色を使用しエアコンの設置工事を行いました😊
(東京都内の一戸建て住宅にて)

室内機設置場所は2階の部屋になります。
室内機設置場所
配管穴はこちらの建物が建築された当時に業者に開けてもらったそうです。

室内機は配管穴のある面へ取り付けます。

すぐそばにエアコン専用コンセントもありますね。

こちらは外壁。
外壁は2階と1階で2色に分かれている
2階は白っぽい色で1階は黒色です。

室外機は配管穴から真下の地面に設置します。

事前に現地調査を行い、エアコンは室内機高さ寸法25cmのこの機種(富士通)を選定していただきました。
富士通のエアコンを選定していただいた
理由は壁に開けられた配管穴の高さ。

天井との間の寸法が少なく、通常の高さ30cmクラスのものが設置できないため。

そして今回、この機種を選んでいただいたのは室外機の静粛性などが他のメーカーより優れているためです。
(当店での比較😅)

では作業を始めます。

据付板の取り付け。
据付板の取り付け
水平器を使用し真水平に・・・とは致しません。

据付板は真水平に取り付けても壁の状態や室内機本体の精度によりどちらかに少し傾くことが多いのです。

そのため予め室内機から出るドレン排水が流れやすい方向へ、目で見てもわからない程度ほんの少し傾けて付けています。

たまにお家の造作が傾いていて逆にエアコンが傾いて見えてしまうことがありますが・・・それは致し方ありませんね。
(これが新築だったりするとお客さんに言いにくいものです😅)

室内機を据付板へ掛ける準備。
室内機を据付板へ掛ける準備ができた
室内機に連絡電線(室内機と室外機を結ぶ電線)を接続しパイプ類と一緒にテーピング。

コンセントのアースターミナルへつなぐアース線も取り付けます。

掛ける前にコンセントの位置に合わせて電源コードの長さを調整し、背面に取り忘れた梱包材などが残っていないか、その他を確認します。

室内機を設置。
室内機を壁に掛けてアース線を接続した
壁と室内機背面の間にコードや電線が挟まっていないか確認してから壁へぴったりと収めます。

室内機から出したアース線もコンセントのアースターミナルへ接続しました。

さて次に外壁の工事へと移ります。
外壁の配管工事を行う
2階までは二連梯子を伸ばして掛けました。

今回、パイプには樹脂製の配管化粧カバーを取り付けます。

2階の白っぽい壁(モルタル)にはアイボリー色、1階の黒い壁(金属板)にはブラック色のカバーを用意しました。

チョークラインは配管化粧カバーを真っ直ぐ取り付けるために使用。
使用しているチョークライン
チョークの粉で直線を引く工具です。

配管化粧カバー自体は少し柔軟性があり、特に直射日光が当たり温まるとその面だけが伸びて曲がります。

そのまま取り付けてしまうと下から見上げた際、うねうねと曲がった仕上がりになってしまうのです。

チョークラインで直線を引いてそれに沿って取り付ければ真っ直ぐに仕上がります。

途中には金属の水切りが出ていて、しかも2階のモルタルと1階の金属の壁には1cm程度の段差が。
段差部分は配管化粧カバーを加工して取り付ける
そこはカバーを加工してクリア😄

金属板の壁は下穴を開けてからコーキングを塗布してねじ固定しました。
金属板壁は下穴をあけ、コーキングをしてからねじを打った
こうすることでねじと金属板の接触部の腐食(サビ)を防ぎます。

配管化粧カバーの下地を付け終わりました。
配管化粧カバーの下地を付け終わった
あとはパイプや電線を施工します。

外壁の配管作業が終わりました。
外壁の配管作業が終わった

途中の段差。
配管化粧カバー、途中の段差部分の施工
違和感なくできました😄

室外機はブロックを台にして設置。
室外機はブロックを台にして設置
やっぱりブロックが一番安定します。

室外機の足はブロックへねじで固定しズレ防止。

お客さんとともに試運転チェックしすべて正常で施工完了しました😊

配管化粧カバーは壁の材質で固定の方法やねじの種類を変える必要があると思います。

なんでもかんでも同じねじ・同じ長さでは強度不足や壁内の配線・配管に傷をつける恐れがあります。

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2023年11月10日 (金)

穴パテの剥がれを補修

一戸建て2階の外壁面から出たエアコンパイプの穴を塞いでいるパテが剥がれた、という補修依頼をいただきました😊

当店を初めてご利用されるお客さん宅です。
(神奈川県海老名市へエリア外出張)

この日は朝から雨🤔

現地へ向かう途中、たくさんの虹🌈が。

雨が降ったりやんだり、そして晴れたりとめまぐるしい天候です。

ネットで雨雲レーダーを見るとこれから天気は次第に晴れへ向かうようです。

現地に到着し壁に二連梯子を掛けます。
エアコンのパテ補修のため二連梯子を掛ける
まず目に入ったのはパイプのテープ剥がれ。

このままでは断熱材やドレンホースの劣化が進みます。

そしてパテは
パテがはがれている
はがれてますね。

雨がやんでいるのでいまのうち作業をしてしまいましょう😄

まずはテープの補修から。
テープの補修を行う
これはネコ🙀の仕業です。

爪でカリカリしたり登ったりして剥がれたのでしょう。

テープを巻いてパイプを壁に付けます。
テープを補修した
と、この時点で雨が降り出しました。

しばらく待機しているとすぐにやんだので梯子を伸ばして上ります。

穴パテ付近のテープも劣化などではがれてますね。
劣化したテープ
少し日がさしてきました😄

パテは壁から浮いて穴が見えてます。
外壁のパテがはがれている
外気や雨、虫などが中に入ってしまいます。

この状態では鳥のさえずりなんかもエアコンから聞こえてくるかもしれませんね😅

エアコンのパテはなるべく硬化しないようにできていますが、年数が経つとどうしても硬くなって剥がれてしまうことがあります。

とくにこのような2階部分では剥がれ防止の措置が必要となります。

パテを取りました。
はがれたパテを取り除いた
配管穴にはスリーブ(養生管)もなくエアコン取り付けの際、手の抜かれたことがわかります。

設置後にはスリーブは入れられないのでこのまま穴を埋めなおします。

テープを補修してるとこんどは大粒の雨が降り出して梯子の中間まで下りて一時避難。
雨が降り出し梯子の中間に退避
梯子にコーキングガンが掛けてありますがパテの上に塗布する予定。

しかし強い雨の吹き付けで穴の周囲もびっしょりに・・・

雨はやんでパテを埋めてその上にコーキング。
パテの上にコーキングを塗布
お客さんにティッシュをいただき穴の周囲の雨水を拭いてからパテ、コーキングしましたがなかなか壁に着きません。

残った水分ではじかれてしまうんです。

ここでまた雨が強くなり梯子を下りて作業車の中へ避難しました。

雨雲レーダーではあと少しで完全に雨はやみそうです。

30分ほどそのまま待機し晴れてから再度梯子に上りました。
晴れてから再度梯子に上る
壁は日光で照らされ左には青空が見えてますね😄

先ほど施工したパテとコーキングの状態を確認すると問題ないようです。

しかし念のため周囲のコーキングを補強しました。

これで補修完了。

今回はもう1か所あります。
2つ目の不具合箇所
こちらはパイプのテープが剥がれて断熱材まで劣化し冷媒管(銅管)が見えてます。

この場所も2階の外壁なので二連梯子での作業。
二連梯子に胴綱を掛けて作業
梯子から両手を離すことが多いので胴綱を使用しています。

断熱材の劣化
断熱材が劣化して冷媒管(銅管)が見えている
ここには断熱材を足してテーピングします。

パテは横から見ると壁から離れてすき間ができてます。
パテと壁に間にすき間がある
雨が直接かかる部分ではパテだけではやはりダメなんです。

吸着力がだんだんとなくなって剥がれます。

パテを取り去るとやっぱりスリーブはありません。
配管穴にスリーブがない
もう定番の手抜きですね。

ここは建物の角部分ですが配管穴を端に寄せすぎて少し(5~10mm程度)柱が削られています。
柱が少し削られている
奥に見える木は室内側の石膏ボードを張るための支えの木材なので削っても建物の構造強度には影響ありません。

一方、柱はこの程度であれば建物強度には影響ないのでしょうが、しかしだからといって削っていいというものではありません。

パイプに断熱とテーピング、穴にパテとコーキングを施工し補修作業完了😊
テープ、パテの補修完了
こちらは雨に降られずに済みました😄

雨のかかる部分はパテだけでは剥がれるのでコーキングなどで補強する必要があります。

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2023年11月 3日 (金)

エアコン入替工事と電圧切替

エアコンの入れ替え工事の依頼をいただき伺いました😊
(東京都町田市内の一戸建て)

当店を初めてご利用されるお客さん宅です😄

機種選定などにあたり、少し判断の難しいところがあったため事前に現地調査に伺っています。

取り外すエアコンはこちら(富士通ゼネラル製、冷房能力4.0kW、14畳用)
撤去する室内機
梁の間に設置され、左の梁に寄っています。

この室内機は通常のものより小さいサイズで高さ25cm、幅が73cm。
(現在標準的な室内機サイズは高さ30cm、幅80cm)

建築途中の写真を見せてもらいましたが本体背面右下にある配管穴が筋交いの関係で左寄りになってしまったことでこの機種が選定されたようです。

ということはこれより大きな室内機では設置が難しいでしょう。

梁との間に上部が収まっているため吸気の性能を確保するにも同程度のサイズでなければ風量も低下します。

ということで現在でも同サイズのものが販売されている富士通のエアコンに決定となりました。
(エアコンはお客さんにて通販で購入)

ただし冷暖房能力はアップして冷房5.6kWの18畳用へ。

室外は配管化粧カバーで施工されています。
外壁に設置されている配管化粧カバー
このカバーは設置から10年程度経過していますがまだ弾力性もありそのまま再使用が可能。

中の配管電線類は新品に交換します。

取り外す途中、カバーを開けると・・・
冷媒管の銅管が露出
冷媒管の銅管が露出してます。

これはちょっと施工レベルが低いですねぇ。

銅管の見えているすぐ上には冷媒管接続部が断熱に隠れていますが、ここをビニルテープのみで巻いていたため断熱材の収縮により間があいてしまった状況です。

まだこの程度で済んでいますが、これより断熱が縮むとこんどはドレンホースが引っ張られて抜けてしまうことに。

たまに配管化粧カバーの途中から水が出ているのを見ますがこのドレンホースが抜けているためです。

手間と材料を惜しむとこういった施工になっちゃうんですよ。

さて取り外しが終わりました。
エアコンの撤去が終わった
やはり穴が筋交いの関係で少し左に寄ってますね🤔

穴の周囲はこんな感じ。
配管穴の周囲にツバがない
スリーブは入っていますがその周囲にツバはありません。

据付板を取り付けると同時にツバも設置しました。
据付板の取り付け

配管穴と据付板
配管穴と据付板
よく見ると据付板に配管穴中心の三角マークが縦横2つ見えますが、それより穴は左にありますね。

もっと据付板を左に付けたいところですが、天井から出ている梁でこれ以上寄せられません。

そして高さは穴よりちょっと高め。

これはわざとしてます。

壁を貫通している配管穴はほぼ水平にあけられており、いままで設置されていたエアコンの排水はホースの中で溜まっていました。

それを少しでも回避するため高めに設置。

またそのことで穴のふちが少し見えるかもしれない(下からだとおそらく見える)のでツバを設置した次第です。

室内機の配管を処理して引っ掛け準備。
室内機の引っ掛け準備
天地さかさまに置いてあります。

室内機から出ているパイプ類は配管穴に合わせて少し本体中央寄りにしています。

引っ掛けました。
室内機を壁に掛けた
見た目は以前とほとんど一緒で新しくした感じがしませんが😅

次は外側の作業ですが1枚も画像がありませんでした😆
(作業に集中していたということで・・・)

今回、エアコンは冷房能力4.0kWから5.6kWへアップ。

そして電源は
コンセントを100Vから200Vへ変える必要がある
100Vのコンセントが設置されています。

新しく取り付けたエアコンは200V。

たまにこれを見て通常と形が異なるので200Vと思っている方がいますが違いますよ😄

これは100Vで20Aまで使えるコンセント。

通常の「l l」こんな形をしたのは15Aまで。

まずはコンセントを200V用に取り替えます。

そのまえに必ずこのコンセントが専用回路(ブレーカーから単独回路)になっていることを調べます。

万一、他のコンセントや照明との分岐回路(ブレーカーから同一回路)になっていた場合、それらも200Vになって接続された機器が故障します。

コンセント交換中。
コンセントを交換中
こちらの建物は壁内にウレタン断熱材を吹き込んでありかなり断熱性能は高そう。

しかしそのせいか電線がほとんど動かず引っ張っても出てこないためちょっと手こずりました😅

交換完了。
200Vコンセントへ交換完了
でもこれは形が変わっただけで電圧はまだ100V。

分電盤を開けて
分電盤で電圧を切り替える
ここで電圧を100Vから200Vへ切り替えます。

これはブレーカーを一旦外して電圧を切り替えるタイプ。
ブレーカーを外して電圧を切り替えるタイプ
該当の回路を切り替えます。

このブレーカー(配線用遮断器)は100/200V兼用20Aタイプです。

その後、線間と対地間の絶縁抵抗を測定し問題はなくブレーカーON。

コンセントで電圧を測定。
コンセントは203.8V
203.8VでOK。

コンセントとエアコンのプラグの形状
コンセントとエアコンプラグの形状
コンセントはエル・バー形(20A)、プラグはタンデム形(15A)です。

コンセントは20Aと15Aのどちらも差し込み可能。

ブレーカー(配線用遮断器)は20Aですが、この場合15Aのエアコンを接続してもOKです。

プラグを差し込みエアコンの試運転は問題なく終了😊

200Vのエアコンは同じ電流量でも100Vの倍の仕事ができるので能力が高くなりますね。

ただし注意しなければならないことはその分電気を多く消費することです。

このエアコンは室外機(コンプレッサー)がフル回転時に15A近くを最大電流として使用します。

そのときこの電流制限器(電力会社との契約アンペア数)では
電流制限器
15Aを使用したとはなりません。

200Vで使うと2倍の30Aが流れたことに😳

なので40A契約であればこのとき残りは10A。

他に使用電力の大きな電気製品を同時に使うと逼迫してブレーカーが落ちるかもしれません。

状況によっては契約アンペアをアップする必要が出てきます。

機種選定の際はこれらのことも考慮する必要がありますね。

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