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エアコン工事作業

2021年6月 4日 (金)

30年前のエアコンを新品へ交換

十数年前から幾度となくお世話になっているお客さんより「交換工事を」と依頼をいただきました。
いつもありがとうございます😄

そして今回撤去するのはこちら
撤去する30年前の室内機
時代を感じさせるデザインです😅

サンヨー
サンヨーのPUROO
今はなきサンヨーのPUROO(プル―)です。

このPUROOというと30年以上前に会社(当時会社員)から車での帰り道で二子玉川駅前から橋を渡っていくと二子新地側の建物の屋上に大地真央さんの映る大きな宣伝看板があったのをよく覚えています。

日本が空前の好景気に沸いていたバブルの末期から弾けた直後頃だったような気がします。

テレビのCMでもやってましたねぇ。

いや懐かしいなぁ、ってそりゃどうでもいいですね😆

本体に年式は表示されていませんが電源コードを見ると
エアコンの電源コードに1991年
1991年とあります。

これで約30年前のエアコンということがわかります。

でも運転してみたらこれがよく冷えているんですよ。

やはり昔の製品は耐久性がありますね。

室外機
撤去する30年前の室外機
地面ということでブロックを使用しているのでこれはそのまま使わせていただきます。

パイプが壁から下りてきてそのまま室外機につながってますがこれはよくありません。

地面が下がってもいいように余裕を持たせることが必要です。

化粧カバーもお客さんの希望でそのまま再使用するのですが
化粧カバーのフタがズレ落ちている
フタがズレ落ちてますね。

端末にズレと外れ防止のため部品を付ければいいのですが省かれています。

ということは上を見ると
化粧カバーのフタがズレ下がりパイプが見える
ご覧の通り😆

カッコ悪いこともさることながらこれでは直射日光で断熱材が劣化します。

いまでも勘違いしている工事屋さんがいますがフタを取り付けた時は手で動かそうとしてもかなりの力を入れないと動きません。

それで端末に部品を付けなくても大丈夫と判断しているようです。

でもねぇ~、浅はかなんですよ。

なにがフタを下げるのか・・・

それは日光と重力です。

直射日光の熱によりフタ側は伸縮を繰り返すんですよ。
(日が当たると熱で伸び、陰になると縮む)

そこに重力も加わっているため徐々に尺取虫のように下がっていくわけです。

このカバーは入手できないので下がり止めの対策で対応することにします。

アース工事がされていると思ったら
アース線が細い
アース線(接地線)が細いのでこれも施工し直しですね。

いやーさすがに30年、ケーブル表面が劣化してます。
30年でケーブル表面が紫外線で劣化
紫外線によるものです。

劣化は表面だけですけどね。

このバルブ(バブルじゃないです😁)
昔の三方弁
昔の三方弁です。

いまのエアコンを見ても同じ形の三方弁が使われていますが古くからエアコンに携わっている人であれば一目でわかりますよね。

この弁はサービスポート(真空引き、ガスチャージ、圧力測定などをするポート)にバルブコア(逆止弁)が付いておらずバルブの操作によってサービスポートの開閉を行います。
(前にここで紹介したことがあります。)

撤去は終わり取り付け工事へ・・・

取り付けは特に取り上げることもないので簡単に書きます😅

据付板と穴スリーブの取り付け
据付板と穴スリーブの取り付け
スリーブは中途半端なものが付いていたので交換しました。

室内側設置完了
室内機設置完了
こちらのコンセントはカーテンが覆いかぶさるような感じなので万一発火などすると大変危険です。

お客さんにはカーテンがかからないように対策を講じていただくようお話ししました。

エアコンの設置が終わりアース棒を埋設
エアコンを取り付けて接地工事まで完了
地中が粘土質のような土だったのでアース棒(接地極)を差し込むのがたいへんでした😅

接地抵抗値は
接地抵抗値
230Ω位です。

こちらのお宅の場合は500Ω以下であればOKなので問題なし。

試運転も終わってすべて完了となりました😊

30年前のエアコンは頑丈ですね。

現代とは設計思想が違うようです。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2021年5月31日 (月)

先行隠蔽配管へエアコン取付(2)

前回に続き2台目の施工です😄

設置前の状況は
先行隠蔽配管へのエアコン取り付け前
前回と同じような感じですね。

ただしこちらの壁から出ている冷媒管(銅管)はかなり硬くなっていて折らないようにとくに気を使いました。

銅管は曲げ伸ばしするたびに硬化して無理に加工しようとすると折れます。

配管類の接続を終えて
隠蔽配管と室内機を接続完了
このあと室内機のカバーを付けたら左に出ている電線を接続します。

前回同様こちらも壁から出ている電線が短く中途半端なところに接続があり危険なので直します。

室内外連絡電線を接続
室内外連絡線を圧着接続
圧着接続しました。

どうも差込形コネクタみたいな簡単な接続器は電線どうしをぐいぐい動かすと抜けてくることもあるので使いません。

圧着接続して絶縁キャップを被せます。

室内側取り付け完了。
隠蔽配管へ室内機を取付完了
室内の施工は前回と同じ内容でした。

次に室外側を施工します。
隠蔽配管の室外側
右側に冷媒管と電線、そして左にはドレン(排水管)の塩ビが出ています。

電線の先の方を見ると
電線には”R410にて使用”の文字
いつ書かれたものかは不明ですが”R410にて使用”の文字が。

R410って何?
これは冷媒(フロン)の種類を表しています。
(正しくはR410A)

今回取り付けるエアコンの冷媒はR32。

この表示が信用できるものであればそのまま使用しても問題ありません。

もしここにR22と書かれていた場合はそのままでは使用できません。

配管洗浄が必要になりかなり高額な費用が発生します。
(なお当店では配管洗浄まではおこなっていません)

R22に使用されていたコンプレッサーオイル(冷凍機油)が管内に多く残留していると新しいもの(新冷媒用)と混ざって固まり、冷媒サイクルを詰まらせてしまいます。

まあこれを信用するしかありませんね。

室外機設置完了
隠蔽配管へ室外機を設置完了
壁から出ていた冷媒管と電線が短いため建物裏に余っていたブロックを使わせていただき室外機を高くして取り付けました。

ブロックと樹脂の台は滑りやすいため
ブロックと樹脂台をねじで滑り止め
ねじを打って滑り止めにしました。

試運転は排水も含め問題なく完了です😊

これから家を建てるという方は見た目を重視して隠蔽配管にするのはやめましょう。

見た目以外なんのメリットもありませんので。

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2021年5月26日 (水)

先行隠蔽配管へエアコン取付

賃貸戸建て住宅へエアコンの取り付け依頼をいただきました。
ありがとうございます😄

場所は東京都内。

隠蔽配管(埋設配管)なので工事の前には設置可能か調査に伺いました。

先行隠蔽配管は建物を建てているとき壁、天井、床を貼る前に冷媒管、電線、ドレン管(塩ビ管)を埋設して完成後にエアコンを取り付けるる方式です。

しかしこの配管埋設を不慣れな業者が行うと一度きりしか使えない(エアコンの交換ができない)などの問題が発生するためある程度の経験を積んだ人でないとだめなんですよ。

また何回もエアコン交換ができるわけでもなく、いずれは使えなくなってしまうものなんです。

それを確認するために事前調査をしたわけです。

上記のことから賃貸住宅であったとしても本来はエアコンを建物側設備として設置しておくべきで入居者が入れ替わる度に取り替えていると隠蔽配管の寿命を著しく短くしてしまいます。

そのことをオーナーがわかってないんですね。
(そりゃ知らないのが当然か😁)

室内機はここに取り付けます。
室内機設置場所
壁から出ているのが冷媒管と電線です。

近づくと
冷媒管がユニオン接続されている
冷媒管(銅管)がユニオンという接続器で延長されてますね。

おそらく新築時に取り付けたエアコンはこのユニオン部分で室内機の補助配管(室内機から出ている管)と接続されていたのでしょう。

その後入居者が入れ替わって別のエアコンを付けたところ今度は補助配管が短く延長する必要がありこのユニオンが取り付けられたものと推測できます。

続いてドレン管(排水管)はどうなっているか・・・
壁内のドレン管(塩ビ管)
こ、これは・・・

こちらの建物は築20年弱経過しているようですが塩ビ管の上端の施工を見て誰が埋設配管を工事したかわかりました。

多分わたしがまだ社員時代の時(約30年前)の上司です。

まだ日本が景気が良かった時代は隠蔽配管の需要が多く、社員皆どうすればエアコンを取り付けやすくできるか考えながら施工していました。

そこでその上司は塩ビ管の先端を竹やりのように斜め切りする方法を実践していたのを明確に覚えています。

しかも室内機から出ているドレンホースをそのまま差し込めるようにVP30にサイズアップしてあります。
(ほかの部分はVP20)

隠蔽配管への取り付けはドレン管の施工が悪く断ることが多いのですがこれなら大丈夫😊

そして電線。
壁から出ている電線が途中で接続されている
途中に接続がありますね。

これも入居者が入れ替わった際に短くて延長したのでしょう。

この電線は室内機と室外機の連絡線で電源供給と通信に使われます。

接続には
電線が差込形コネクタで接続されている
差込形コネクタが使われています。

このようにどこでもおかまいなしに電線を接続するから事故が起きて問題になるんですよね。

ということでこの接続は撤去し安全な方法にします。

では取り付け工事開始。

まずは据付板を取り付けました。
室内機据付板を取り付け

今回も本体の補助配管が短いためユニオンを使う必要があります。
ユニオン接続
でも他業者の行ったユニオン接続を信用するわけにはいきませんよ。

そのまま使ってもガス漏れしないだろう・・・などと安易な期待は禁物。

古いものは撤去して
ユニオン、撤去したものと新品
新しいユニオンを使ってつなぎ直します。

フレアを6つも加工しなければ😆
フレア加工
ふぅ、容易ではありません。

壁から出ている銅管はかなり硬化しているので折らないように特に注意が必要です。

加工が終わったら室内機を引っかけて
室内機を据付板に引っ掛けて
施工しやすいように室内機のカバーは外してます。

すべての配管、電線の接続が終わりました。
隠蔽配管へパイプ、電線接続完了
室内機の左に電線の接続用にボックスを設置。

今回賃貸住宅ということで電線の接続はボックスと電線を壁内に埋め込む方式ではなくすべて露出で行いました。

そのほうが物件退去時に問題になりません。

カバー類をすべて付けて完成
隠蔽配管の室内機取り付け完了
室外機側の施工の様子は写真がありませんでした。
(いつもの撮り忘れ😅)

こちらではもう一台施工したので次回アップする予定です。

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2021年5月16日 (日)

新品のエアコンは配管カバーで

都内でエアコンの入れ替え工事の依頼をいただきました😄
ありがとうございます。

取り外すエアコンは
撤去する室内機
こちらです。

建物は戸建て。
室内機は2階で室外機は地面に置いてあります。

これを取り付けたのは引越し屋さんの下請け業者のようです。

むむ、やっぱり
配管穴にスリーブが付いていない
手抜きが見えちゃってますよ😆

壁の配管穴も同じ業者に開けてもらったらしいのですがスリーブ(筒)が入ってませんね。

そしてエアコン専用コンセント
エアコンにアースがつながっていない
こちらは20Aでそのまま使用可能です。

・・・・・、

気づきました?

エアコンにアースがつながっていません。

手を抜きホーダイ😆

室外側を見てみましょう。
屋外の撤去するパイプはテープ巻きになっている
パイプはテープ巻きで仕上げてあります。

なんだか室外機の位置が中途半端でパイプがだら~んとしてますね。

室外機は
撤去する室外機
芝生に埋まってます😅

室外機の台が汎用の樹脂製なので土に沈みこみ伸びた芝でこのようになってしまいました。

横に置いてある砕石と防草シートはお客さんが用意したもので新しい室外機の下に敷くそうです。

室外機をどけてみると
芝に埋まった室外機を撤去した
伸びた芝でこのように・・・

これでは室外機によくありませんね。

次に室内機を外してみると
室内機をはずしたところ
固定方法は・・・

これ
ねじ込み式ボードアンカー
ねじ込み式ボードアンカーでとめてありました。

何度となくブログでも紹介してますがこのアンカーは抜けて室内機が落下します。

しかも荷重のかかる上部はたったの2本。

そのほかにもねじが数本ありましたが内部の柱には1本もあたってませんでした。

いままで落ちなくてなにより。

新しいエアコンを取り付けます。
室内機の設置作業開始
上部は4本のボードアンカー

使用したのは
金属製カサ式ボードアンカーを使用
金属製カサ式ボードアンカーです。

これは丈夫なので簡単には抜けません。

しかし施工が悪いと壁の石膏ボードを破壊して室内機が落下すのでそれなりに経験が必要です。

据付板と穴のスリーブを取付完了
据付板と穴のスリーブを取付完了
据付板の中央は壁内の間柱にねじで固定して強度を上げます。

室内機の取り付けが完了
室内機取り付け完了
途中で撮影を忘れたので試運転時の写真です。

コンセントには
エアコンのアースを接続
ちょっと見にくいですがアースも接続。

室内機の工事が終わって外に出てみると、
室外機設置場所は砕石で整地されていた
お客さんで室外機設置場所が整地されてました。

これなら泥跳ねもなく安心です。

室外機設置後
室外機設置後
台はブロックにしました。

ブロックは接地面積が大きいため沈み込みを最小限にできます。

屋外のパイプは
屋外のパイプは配管化粧カバーで施工
配管化粧カバーで施工。

お客さんのご希望で色はホワイトを使っています。

築年数の浅い建物はやはり配管化粧カバーの方がマッチしますね。

日のあたる南面などはテープ巻きでは劣化してはがれてしまうことが多いのでカバーを付けることをお勧めします。

試運転はもちろん異常なしで完了となりました😊

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2021年4月29日 (木)

室外機の天吊り工事

前回の続きで室外機の天吊り工事を行います。

エアコン関連業者間では天吊りと呼んでますが公団吊りともいいます。

こちらの建物には
室外機天吊り用のインサート
室外機を天吊りするためのインサートが4つ設備されています。

当店ではこのインサートがないと天吊りは行っていません。

また後打ちのアンカーが打込まれている場合は安全性に懸念がありやはり行いません。

インサートの配置間隔は縦横方向どちらも50cm(旧公団規格)。

左に同じくお隣の天吊り用設備のインサート(化粧ナットと化粧ワッシャー)が見えます。
(こちらのは作業前に外してしまいました)

はじめから建物に付けられているナットやボルトは使用しません。

それはステンレスなので建物に埋め込まれているインサートや取り付ける天吊り金具は鉄製で接触すると付近がサビやすくなるためです。

天吊り金具
取り付ける天吊り金具
昔の天吊り金具には先ほどのインサートに固定するボルトナットのセットが付属していましたがサイズが合わないことが多く今では現地調達となっています。

まだエアコン工事駆け出しの頃、インサートにミリねじとインチねじがあり建物ごとにばらばらなことを知らず「あれ?硬くて入らない・・・」と苦戦したことを思い出します😅

インサートの深さとねじのサイズをチェック。
インサートの深さとサイズをチェック
深さは4cm程でサイズは10mm(ミリねじ)です。

ここにインチねじ(3/8インチ)を使用してもスルスルとうまく入ったように勘違いしますが、それではインサートよりボルトが細くしかもねじのピッチが異なるため点接触になり双方のネジ山を壊します。

調達したボルトナット類
調達した天吊り用のボルトナット類
素材は鉄です。

六角ボルトが75mmとちょっと長めですが問題ないのでこれを使用します。

ほかにスプリングワッシャーと大きめの平ワッシャーを用意しました。

金具を取り付けます。
天吊り金具をボルトナットで固定

ボルトナットは
天吊り金具を固定したボルトナット
このようになります。

先に六角ボルトをレンチで軽く締めてそれからナットを締め付けます。

吊り用のステーを付けて
天吊り金具のステーを付けて
室外機の設置位置や足寸法に合わせて付けます。

いよいよ室外機を上げますが一人作業なので
室外機天吊り用の吊り下げ(上げ)機
専用の吊り下げ(上げ)機を使用します。

この辺りに取り付けて・・・
室外機吊り下げ機を設置
センターより右寄りに付けました。

これは室外機の重心が中心より右側にあるためです。

玉掛の技能試験を思い出しますが目で見たものの重心がどこにあるかという出題がありました😅

室外機の吊り下げ機は一本吊りのためこの判断を間違えると滑って落下します。

使用した日晴金属製の天吊り金具には吊り下げ機が付けられるように加工がしてあります。
天吊り金具に吊り下げ機用の加工がしてある
吊り下げ機も同じく日晴金属製なのでこのようになっています。

室外機を上げます。
室外機を天吊り金具へ上げる
綱引きのようにベルトを引くと上がっていきます。

周囲に接触するものがないか注意しながら上昇。

このとき吊り荷の下に入らないのは基本中の基本。

上がりました。
室外機上げ完了
このあとは室外機を載せる金具を渡して吊り下げ機を取り去ります。

室外機設置
室外機の天吊り金具への設置が完了

配管加工と接続完了
天吊り室外機へ配管加工と接続完了

最後に各所のボルトナット類を確認も兼ねて増し締めします。

それとはじめに取り付けたボルトナット類には
ボルトナットに酸化防止でシリコンシーラントを塗布
酸化防止(サビ止め)にシリコンのコーキング材を薄く塗りました。

ここでお隣さんからパーテーション越しに声がかかり「こっちに風がこない?」と心配されています。

風は外の方向に吹き出すことを説明してご納得されていました。

しかしお隣の室外機を見るとベランダに床置きしています。

じつはこういう公営系の建物は消防法の観点から室外機を床置きすることを禁止しているところがあります。
(こちらもそのタイプのようです)

いずれ室外機を天吊りするように指導されるかもしれません。

室外機の天井吊りというのはベランダを広く使ってもらおうというような使用に配慮したものではなく、災害時の避難の際に障害となるのでそもそも床に置くなということなのです。

ベランダは専有部ではなく共用避難路という解釈です。

ということで建物の管理に確認して適切な設置をおこないましょう。

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2021年4月26日 (月)

室内機、ボルト寸法が合わない

東京都の住宅でエアコン設置工事の依頼をいただきました😊
ありがとうございます。

室内機固定ボルトの幅は事前にご連絡いただいていたのですが
室内機固定ボルトの幅が50cmある
50cmです。

エアコン室内機の固定ボルト幅は45cmなので5cm広いですね😅

都営の住宅なのになんで寸法が異なるのか・・・

これに関しての理由は知りませんがエアコン室内機の据付板に開いているボルト穴は”公団ボルト用”となっています。

旧住宅整備公団の規格に合わせて45cmなんです。

なので50cmではおそらくどの機種にも合いません。
(日立あたりに使えそうなのが過去にあったかな・・・?)

たしか別の都営住宅でも同じようなことがあったような・・・

公団に対抗して幅広くしたんでしょうかねぇ😅

でもこれではいい迷惑でしかありません。

(しかもコンセントが天井の中途半端な位置🤣)

据付板に新たなボルト用の穴を開けて対処することにします。

しかし・・・
室内機背面には固定ボルトがあたらないように深い部分がある
このように室内機背面には固定ボルトがあたらないように深い部分があります。
(画像の室内機は天地がひっくり返ってます)

据付板に50cm幅になるように穴を開け直すとその部分は浅いところになってしまい建物に備え付けのボルトでは長くて不具合が出ます。

浅い部分で据付板と本体背面の間を測ってみると15mm弱。

持参のボルトを全ねじカッターで切断して交換しました。
持参した全ネジボルトに交換
壁から12mm程度に設定。

これで背面にぶつかることはありません。

据付板を取り付けました。
据付板を加工したボルトに固定
左側の穴を移動しました。

エアコン設置完了
エアコン設置完了
無事設置できました😄

こういった規格外(独自規格?)のものは住人が入れ替わる際に修正していただけると助かるんですがねぇ。

今回はうまく付きましたが機種によってはダメな場合もあると思います。

こちらの室外機は天井吊りで施工したのでその記事は次回アップする予定です。

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2021年4月13日 (火)

公団系の建物にエアコン取り付け

都内にある旧公団系の建物にエアコン取り付けへ伺いました。
(当店をご利用ありがとうございます😄)

室内機取り付け場所
エアコン室内機取り付け場所
すでにステンレスのボルトを抜いてしまいましたが設置用の公団ボルトがあります。

こちらの建物を建設当時はまだエアコンは贅沢品で取り付け用の設備はなかったためボルトは後打ちのコンクリートアンカーで固定されています。

その右側にモールで露出配線されたエアコン専用コンセントがあり、サッシの一部に配管用の穴が設備されています。

ところでボルトをなぜ抜いたのかというと
据付板と本体の間が20mm程度
据付板と室内機背面の間が20mm程度で壁から出ていたボルトが25mmと長かったため。

このまま使用すると室内機の背面が凹んだり、据付板が曲がったり、ひどい時には本体の引掛け部分が割れて落下するケースもあります。

なのでボルトを短くして取り付けます。

しかしこちらのお部屋を退去する際は原状回復しなければならないので付いていたステンレスのボルトを切ってしまうのはよくないですね。

作業車に積んである全ネジボルトを持ってきました。
全ネジボルトと全ネジ回し
3/8インチのボルトを”全ネジ回し”で締め付けます。

公団系の建物の多くはインチねじではなくミリねじが使われますがコンクリートに打ち込まれたアンカーはインチでした。
(めずらしい🤔)

全ネジ回しは差し込んで回すとネジ部分にロックがかかり締め付け、緩めが容易にできます。

切断部分にマーキングしたらボルトを外して
全ネジカッター
全ネジカッターで切断します。

このカッターもインチ(3/8インチ)とミリ(10mm)で刃を取り替えて使用します。

そうしないとネジ山が崩れてしまうので。

切断
全ネジカッターで切断
ウイ~ン(モーター音)、ポロッとボルトが落ちて切断。

このカッターは無段変速なので扱いやすい😊

再度ボルトを差し込んで計測
ボルトの長さを確認
OK!

使用したボルトはステンレスではなく鉄(メッキ)です。

コンクリートに埋まっているアンカーも鉄なのでステンレスを使用する意味はありません。

ステンレスを使用すると電食で据付板をサビさせてしまうこともあるので鉄には鉄を使用するのがセオリーです。

据付板を取り付けて
公団ボルトで据付板を取り付け
画像が暗かった😅

ワッシャーとナットで固定します。

目のいい人は据付板が左下がりに見えるかもしれません。

でもこれで水平に付いてます。

エアコンは水漏れの原因になるので建物に合わせて傾けることはしません。

室内はこのようになりました。
エアコン設置完了室内側

そして室外機は・・・
室外機置場に段差がある
ご希望の室外機置場には段差があります。

これでは倒れてしまいますね。

事前にメールで画像などの情報をいただいていたのでブロックを準備し対処しました。
段差をブロックで対処
これで安定しました😄

ブロックの下には
レベル調整と防水保護を兼ねてゴムを敷いた
レベル調整とベランダの防水保護を兼ねて左は防振ゴム、右はゴム板を入れました。

右と左で段差の高さが1cmほど異なっていたので使い分けています。

今回使用したゴム板は耐候性のあるものを使用。

画像で情報をくださったおかげで事前の準備ができ”ありあわせの材料で”なんてことも回避できました。

今回取り付けたのは三菱重工製(ビーバーエアコン)です。

このメーカーのエアコンは久しぶりでした😅

印象としてはしっかりした造り。

機種にもよるでしょうがお客さんの仰っていた通り室内機の音は静かな印象。

室外機はあまり意識していませんでしたがうるさいということは感じませんでした。

エアコンというとすぐに思い浮かぶメジャーな会社もありますが、あまり売れていないようでもそれより安心なメーカーも存在します。

その後お客さんから”これからエアコンが本格的に活躍するのが楽しみ”とのメールをいただきました。

そう言っていただけると工事をしたこちらも嬉しいですね。

また機会があればよろしくお願いします😊

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2021年4月 1日 (木)

マンション、穴が低い位置に

都内のマンションにて新品のエアコン取り付け工事に伺いました😊

設置前はこのような感じ
エアコン設置前、配管穴が下にある
配管穴が床近くにあります😅

お客さんのご希望で室内に露出するパイプは配管化粧カバーを使用して施工します。

取り付けるエアコンはこちら
これから取り付ける新品の室内機
ダイキン製、冷房能力2.2kW、”ぴちょんくんのお店取扱商品”仕様です。

このほかに量販店仕様もありますがそれはお勧めしません。

配管化粧カバーの受け側を付けたら室内機を掛けて
配管化粧カバーの受けと室内機を付けて
配管をします。

ところで室内機の壁と右側の壁は面が90度ちがうので面替え用の部品を使います。
配管化粧カバー90度面替えの部品
これがないとうまくいきません。

昔はこれがなくて立曲がりと横曲がりのパーツで大回りして取り付けたものです😅

パイプを接続、断熱したらコーテープ(化粧テープ)で補強。
接続箇所をコーテープで補強
断熱に隙間ができるのを防止します。

さらにその上に防湿テープ。
防湿テープで結露防止
結露防止のため巻きました。

本体から出ている冷媒管の断熱材は薄いのでこうしたほうが無難と判断しました。

床近くまで下りると横引きがあります。
横引きはドレン排水管に下り勾配をつけて
ここは配管化粧カバーを水平に付けました。

ドレン排水管は下り勾配をつけなければならないのでパイプをねじって勾配を確保します。

ここも勾配が崩れないようにコーテープ巻き。

穴に対してカバーが上目に付いてますがこれも穴の中で勾配がつくようにするため。

こういった細かな作業にも手間と時間がかかるわけです😅

現時点だけでなく先を見通して今どうすべきか考えながら施工しなければなりません。

室内側設置完了
室内側設置完了

面替え部分
配管化粧カバー面替え部分

下部
配管化粧カバー下部
このようになりました。

室外機
室外機の設置状況

今回は室内側の配管横引きが長いためドレン管にポコポコ音防止の逆止弁を付けました。
ドレン管に逆止弁
たとえ勾配を付けても横引きが長く換気扇が強力だと水が吸い戻されて音が出てしまうことがあるんですよ。

床の排水レールに室外機のドレンも流し込みます。

室外機からは暖房時に排水が出てきます。

それと穴の位置が低いためここは雨が吹き込むのでパテの上にシーリング材で補強しました。

試運転も問題なく完了。

見た目と機能の両立は難しいです😅

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2021年3月25日 (木)

二連梯子から三連へ継ぎ足し

エアコンの新品への入れ替え工事で梯子の長さが足りず二連梯子から三連梯子へ継ぎ足しを行いました😅

建物は2階建てのアパートで2階の室内機から地面に置いた室外機へつながる配管作業です。

二連、三連、てなんのことかわからないかもしれませんね。

ホームセンターなどでも売ってますが、二連は2つの梯子が合わさっていて伸縮して長さを調整できます。

三連は更にもう1つ付いてもっと長くすることができます。

三連の欠点は重くなって厚みが増し作業性が低下すること。

できるだけ二連で使用できればそのほうが取り回しもスムーズなんです。

まずはエアコンの撤去工事から・・・
(この日は撤去のみで取り付けは後日行います)

通常の2階であれば二連で十分長さは足りるのですが、こちらは基礎が高くなっていて地面から掛けると足りません。

しかし取り外しは二連梯子でなんとか対応。
二連梯子を塀の上から掛けてエアコンの取り外し工事
塀の上から梯子を掛けました😅

地面からでは長さが足りないばかりか、1階のベランダ手すりにつかえてまったく使えませんでした。

かなり斜めに掛けているので登ると梯子が大きくたわみます😂
(お、折れそう・・・)

まあ短時間で終わるし撤去では途中のパイプはほとんど触らないのでなんとかこれでしのぎました。

後日の取り付け工事・・・

取り付けではさすがに二連で対応するのは危険です。

三連梯子
二連から三連梯子に継ぎ足し
もう1本足しました。

当店の使っている梯子はそもそも三連梯子。

普段はそれを二連に改造して使っています。
(他人にはお勧めしません)

これが本来の姿なんですよ。

分厚くて重い・・・😆

狭いところは通れない、周囲にぶつける可能性が高い、重くて一気に運べない、と使いにくいわけです。

これを普段使いにするのはムリってもんです。

それはそうと、こんどは地上から掛けました。
三連梯子を一段下がった地上から掛けた
角度的にも適正ですね。

壁に近づくので配管の作業性は良くなりました。

まだ長さに余裕があり最長で8.5m程度にもなります。

しかし三連にしたのは前回から一年以上間があいているので滅多に使用しません。

いまでは3階まで梯子を伸ばすのも安全性の観点からほとんどしませんので。

だんだんと3階以上の工事や修理は梯子作業を禁止しているところが多くなってきているようです。
それを考えると3階戸建て住宅のエアコン工事は今後大変になりそうですね。

お家を買うときはエアコンなどの設備施工面も考慮しないと後で苦労しますよ。

ということで工事が終わったらすぐに二連に戻して作業車へ積みました。

”三連はしばらく使わずに済みますように・・・”と😁

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2021年3月21日 (日)

室外機の移設工事

都内にて室外機の移設工事を行いました😊

工事前の状況は
室外機移動前の状況
庭の正面に設置されたものを右側面へ移動します。

パイプと電線は
室外機の移動にあたり、パイプを延ばす必要がある
短いので延長する必要があります。

このエアコンは冷房能力6.3kW以上のものなので冷媒管のガス側が太くΦ12.7mm(4分管)です。

温度測定、異音など異常がないことを確認して室外機を取り外しました。

既設の配管化粧カバーは
既設配管化粧カバーのメーカーはバクマ
バクマ製(BEARのマーク)です。

このメーカーのカバーは数年前まで当店でも取り扱っていましたが常置している資材屋さんが閉店してしまい今は使っていません。

ここから延長するカバーはいつも使っている因幡電工製を使用します。
因幡電工製の配管化粧カバーパーツ
メーカーが異なると形状が違うためしっくりこないと思われますが大丈夫。

バクマ製は因幡電工が昔から販売していたものを後年そっくりコピーしたようなものなんです。

加工しやすいように立下りのカバーまで一旦取り外します。
配管化粧カバーを一旦開ける

あら、
ドレンホースが耐候性ではない
ドレンホースが耐候性じゃありませんね。

いまどき珍しい😅

化粧カバーの中は大丈夫ですが露出するところはこれでは長持ちしません。

後で露出部分は交換します。

なお見分け方は内面が黒いものが耐候性ドレンホースです。

パイプは見た目も重視して壁と雨どいの間を通す予定。
パイプを壁と雨どいの間を通す
4分管では幅がぎりぎりです。

化粧カバーを延長して
配管化粧カバーを延長
冷媒管の加工を開始します。

角の部分の近くに雨どいがあるため4分管の曲げをどうするか迷いました。

エルボ
冷媒管4分用エルボ
を使用して溶接接続すれば余裕で通りますがねじりに対して強度があまりありません。

寸法を測ってベンダー(曲げ加工する器具)曲げでもカバーに収まる可能性が高いことを確認しました。

さっそく延長用の銅管をベンダー加工
4分の冷媒管をベンダー曲げ

配管化粧カバーと配管の並びを考えながら2ヶ所を曲げました。
ベンダー曲げ加工完了
寸法を間違えるとカバーに収まりません。

手曲げと異なりベンダー曲げをするともう元には戻らないので慎重に。

既設の銅管と接続できるように拡管
銅管同士を接続できるように拡管
広げた部分に既設の銅管を差し込めるようにします。

長さを合わせて差し込み
銅管を差し込み接続
後で溶接します。

急いでここで溶接してはいけません。

窒素ブローの用意
窒素ブローの準備
一旦、窒素で勢いよく吹かして内部の空気や残留しているガスなどを追い出します。

管内の酸化や残留ガスに引火することを防ぎます。
(エアコンの使用冷媒がR32なので微燃性があります)

その後は窒素を微量に流しながら溶接します。

溶接器
使用する溶接器
これ小さくて本当に便利😄

プロパン類と酸素を使用するのですがプロパンのガスだけだと
燃性のガスだけだと黄色い炎
これじゃライターの火みたいで半田すらつきそうもありませんね。

そこへ酸素を加えれば
酸素を加えると3000℃を超える炎
一気に3000℃を超える炎になります。

溶接といっても銅管を溶かすのではなく”ろう”を流し込むロウ付けですが、慣れない人がやると銅管が溶けてしまいます。

ただ一点この溶接器の難点を挙げるとすると”吹管(ガスの流量を調整する部分)”がチャチで炎が安定しないところ。

もっと品質のいい日本製の吹管を使用したいところですが万一逆火して爆発なんかしたらシャレになりませんので・・・

なおホームセンターに売っている大気中の酸素と共に燃やすバーナーでは炎が大きく温度も低めです。
(多分4分管の溶接は温度不足で難しく仕上がりも悪い)

溶接完了
銅管溶接完了
ルームエアコンは管が細いので溶接しても”やった感”があんまりありませんね😆
(ものたりぬ・・・)

断熱してテーピング
溶接箇所を断熱してテーピング

ドレンホースは排水のための下り勾配をつけてテーピング
ドレンホースに下り勾配をつけてテーピング
この部分は耐候性ドレンホースに交換してあります。

室外機をセットして配管類を接続したら電線を延長接続します。

量販店などでは電線接続は禁止されてますが、それは事故や故障を起こすようなやり方をしていたためです。

今回は室外機にボックスを設けることにしました。
室外機の側面に設けた電線の接続ボックス
理由は壁にボックスを付けると将来エアコンを交換するときには不要になり穴や痕などが残ってしまうため。

ボックスのフタには
ボックスのフタには防水のパッキンつき
防水のパッキンが付いています。

ボックス下面
ボックスの下面
耐候性結束バンドで電線を押さえます。

電線を通した穴は念のための水抜きとしてそのままにします。

すべて施工完了
室外機移動完了
室外機の台は樹脂のベースから安定性向上のためブロックにしました。

絶縁抵抗測定、温度測定、排水試験、その他の確認を行い問題なく完了しました。

今回のような多様な作業には準備と片付けに時間がかかりますね😅

室外機の移設といっても設置されている状況により対応方法は様々です。

そのため事前の現地調査が必要になります。

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