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エアコン工事作業

2020年3月29日 (日)

隠蔽配管でのエアコン入替(下見)

今回は隠蔽配管(先行配管)がされているお宅でのエアコン入替工事です。
場所は横浜市。ご依頼をいただき有り難うございます😊

建物建築時にエアコン用のパイプや電線を壁や天井、床下内に埋め込まれたものを隠蔽配管とか先行配管といってエアコン本体の入替工事となったときなにかと問題になります。

新しいエアコンはある有名量販店で購入されたそうですが、いままで付いていたものと電線やパイプの長さが合わないため施工まではできないと断られたそうでこちらへ連絡をいただきました。

まあ当店もなんでも工事するというわけではありません。
このような場合はまずは下見に伺って施工可能か判断します。

特に隠蔽配管は工事業者によって配管方法がまちまちでひどい場合は一度しか使用できないようなものもあります。

状況は・・・

室内機
これから入れ替えをする室内機の設置状況
とりあえず普通についてます。

まず一番心配なのはドレン管(排水管)がどう施工されているかです。
これで施工不能と判断することが一番多いですね。

でも室内機のところから覗いてもどうなっているのか全く見えません。

コンセントを外すと
コンセントを外すとドレン排水管が奥に見える
奥の方にドレン管が見えました。

拡大
硬質塩ビ管に差し込んであるドレンホース
硬質塩ビ管が壁内に配管され、そこに室内機のドレンホースが差し込んであります。

ドレンホースは断熱材が剥ぎ取られてます。
この部分は結露が起きていることは間違いないでしょう。

硬質塩ビ管はVP25ですが、この部分はVP30を使用すべきところ。
VP30であればドレンホースの断熱材をはがさなくてもそのまま差し込むことができます。

これはドレンの施工がちょっと難しいですね。
でもなんとかなりそうです。

電線と銅管は接続して延ばせば大丈夫そうです。
量販店の工事屋さんは電気工事士の資格があったとしても店側から電線相互の接続が禁止されてます。
それで断られたんです。

端子台の接続は・・・
ひどい電線の接続
電線押さえのバンドは無視して不使用。

電線は中身の心線が見えて危険!
こうなるのは電線の皮むきに電工ナイフではなくカッターナイフを使用したからです。

このエアコンはむかしの日立製。
内外渡り線(室外機と室外機を結ぶ電線)が4心(4本)でどの線にも100Vの電圧がかかります。

次に室外機
隠蔽配管に接続された室外機
こちらも普通に付いています。

なんとなく予感がするのでカバーを開けると
室外機のカバー内で電線を差込形コネクタで接続してある
案の定、差込形コネクタで不足した電線を継ぎ足してます。

施工した人はこれでいいと思っているんです。
こういうことを平気でするから劣化による事故になるんですよね。
そりゃ店側も接続禁止にしますわ。

銅管はそのまま足りるので電線だけ接続し直せば大丈夫そうです。

隠蔽配管での入替工事はお断りすることが多いのですが今回は可能と判断しお引き受けしました。

次回工事の様子をアップします。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2020年3月22日 (日)

床置き形エアコン設置

先日エアコンの撤去を行ったところへ今回は新品の同じく床置き形エアコンの設置です。

ここへ取り付けます。
床置き形エアコン設置前

まずは別売品(こちらもお客さんにて納入)の置台を組み立てて付け、
床置き形エアコンの置台と冷媒管を配管
冷媒管も外側から入れて成形しておきます。

穴の高さや巾木(床の縁にある木)の関係で置台がないとうまく設置できません。

置台は床にねじ止め固定。

室内機底面の配管取り出し口をのこぎりで切り取って
床置き形室内機の配管取り出し口切り取り
ここからパイプを下(置台の中)へ出します。

現地の状況によってこの他にもパイプの取り出し方向は変えられます。
ただし壁掛け形とちがってこの機種はドレン排水を右左差し替えできないので左配管時は水漏れリスクが高くなります。

室内機をセット
床置き形室内機をセッティング
置台と壁の両方に固定します。

今回壁側は左をボードアンカー、右はちょうど柱があったためそこへねじで強固に固定。

本体左端と壁の間はこの機種の場合10cm確保するところですが、ドレン排水を重視し撤去した以前の室内機と同じ5cmとしました。
それでも以前のものより室内機の横幅が大きく、排水管を横に振ってから穴に入るような感じです。

冷媒管、ドレン管、電線を接続
床置き形室内機に冷媒管、ドレン管、電線を接続
断熱なども済ませます。

接続時に苦労することになるので冷媒管は室内機を置く前にしっかり計測して成形しておかないといけません。

カバーを付けて
床置き形室内機に前面カバーを付けて

フィルターを付けていったん全部閉めます。
一部を残し床置き形室内機取り付け完了
置台のところはまだ終わってません。
ここにもカバーが付くのですが屋外側の工事が終わって試運転後に取り付けます。

簡単に取り付けているように思えるかもしれませんが途中の作業はかなり端折って書いてます。

外部は室内機の位置が2階なので梯子に登って配管作業。

室外機まで設置が終わって最後に電源のボックスを取り替えます。
劣化した電源接続ボックス
14年程度経過して劣化しています。

これは内外の接続電線ではなく室外機(エアコン)に供給する電源200Vの専用回路です。

このボックスは新築時に電気工事屋さんが付けていったものですが防水ではないので内部には水が入った跡がありました。

そこで今回は防水タイプへ交換します。

交換が終わって電線接続
電源電線をボックス内で圧着接続
もちろんここは圧着接続。

屋外でしかもエアコンのように多めの電流が流れ続ける条件では差込形コネクタ(差すだけの簡単接続)だと長期の安全性は確保できないと思いますので。

黒と白の線が電源200V、緑はアースです。

圧着部に絶縁キャップを付けたらボックス内に収めます。
電線をボックス内に収め
下から出ているジャバラの管が室外機へいく線です。
はじめは電線管(PF管)を使おうとしたのですが室外機があまりに近く、管が硬くてボックスや接続コネクタが壊れそうだったので前回と同じくドレンホースを流用しました。

事前にボックスに水抜き穴を開けましたがコネクタを使用しないので必要なかったですね。

防水パッキンの付いたフタを取り付けて
電線接続ボックスに防水パッキンの付いたフタを取り付け
周囲の壁に接する部分はコーキングを塗りました。

外部作業完了。
20032250

電源チェック、試運転が終わって問題なし。

室内機置台のカバーを付けて
床置き形エアコン設置完了
設置完了です。

久しぶりの床置き形でした。(おそらく2~3年ぶり位)

今回も当店をご利用いただき有り難うございました😊

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2020年3月16日 (月)

床置き形エアコン撤去

床置き形のエアコンを撤去工事に伺いました。(川崎市内)

14年前、建物が新築当時に当店で取り付けたものです。
毎度ありがとうございます!

効きが悪くなったとのことで買い替えることになり状況確認を兼ねて先に撤去します。

室内機はこれ
撤去する床置き形エアコンの室内機

部屋の上部が傾斜の壁で普通の壁掛け形のエアコンが付けられないため床置き形を設置しています。

とりあえず暖房運転して確認。
ポンプダウン(ガスを室外機へ回収する作業)をしても差し支えないか様子を見ます。

結構あったかい風が出てガス不足の感じはせずポンプダウン可能と判断。

室外機へ
撤去する室外機
見ると室外機のファンが回ってませんでした。

”こりゃ効きが悪いわぁ”と思いながら早めにポンプダウンを終わらせました。

ファンモーターか基板の故障ですね。
年数的には本体買い替えが正解です。

接続ボックスから室外機へ電源が供給されています。(室外電源機)

屋外の作業が終わったら室内機を外します。
床置き形エアコン室内機のカバーをあけて
(パイプの断熱材は先に外してしまいました)

熱交換器のサイドがサビてますね。
お客さんの話ではエアコン洗浄を業者へ依頼してその後このようになったそうです。

エアコン洗浄(クリーニング)はしっかりしたところへ頼まないと薬品が残留したり、中和させず劣化が早くなります。

ちなみに当店では洗浄は行っておりません。

パイプを外して
床置き形エアコン室内機のパイプを外して
壁掛け形と異なり室内機の中で接続するようになっています。

室内機を外し終わってスリーブを抜き穴の中を覗くと
配管穴の中を覗くと
おっと😅・・・右側に柱と筋交いがあります。

新しく購入を予定されている室内機の穴の位置がちょうど柱のところなんですよねぇー。

できる限りこの穴を再利用できるように取り付けを方法を検討してみます。

穴は仮に塞いで完了
床置き形エアコン撤去完了

壁に2つボードアンカーが打ってありますが室内機の転倒防止です。

余談ですが昔は同じ床置き形でクリーンヒーターエアコン(暖房は灯油)なんていうのがありました。(略称:クリコン)
暖房用の吸排気管(煙突)と冷房用のパイプを穴から出して配管する方式。
ひとつの穴で吸排気管と冷媒管の両方を配管できるものもありました。

需要の少なくなった現在では床置き形エアコンはあまり売れないので価格が高いようですね。

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2020年3月13日 (金)

入替工事で壁紙張替え

エアコンの入れ替え工事の依頼をいただきました。(都内)
ありがとうございます。

まずは取り付け工事をするにあたり、寸法の計測や壁の強度が新たに購入する製品(室内機)質量に耐えられるか確認するため撤去に伺いました。

撤去完了後
エアコンの撤去が終わった室内
壁の強度は問題ありませんでした。

でもエアコンの付いていたところの壁の色が・・・

エアコンを設置したまま壁紙(クロス)を張り替えてしまったため裏側が以前(おそらく建築当初)のままなんです。

これもよくあることでいざエアコンを入れ替えとなって外したとき”あら~😱”ってなるんですよ。

(壁紙は”張り替え”と”貼り替え”でどちらか?という話がありますが、昔からの慣習で”張り替え”がいまでも使われているようです)

室内なのに屋外に使用される配管化粧カバーが付いていたのでそれも交換ご希望とのことで外すと
室内の配管化粧カバーを外した跡
この部分も同じく昔の壁紙が・・・

クロス屋さん(壁紙を貼る職人さん)が化粧カバー周囲のボロ隠しにコーキングしていたのでデコボコです。

寸法の合う機種やカバーを選定しないと以前の壁紙がハミ出てカッコわるいですね。

でもなかなかうまく隠せるようなカバーが見つかりません。
機種もある程度限定されてくる感じです。

その後お客さんから”壁紙を張り替える”との連絡が。
それならすべての問題がクリアされます。

クロス屋さんを呼んで補修すると思っていたらなんとご自身(DIY)でされたとのこと。

取り付け工事に伺います。
お客さんがご自身で壁紙を補修
きれいになってます。

はじめて張り替えしたとのことですがとてもそのようには見えない仕上がり。
プロが施工したといってもわからないレベルです。

ではさっそく設置の準備を
室内機の取り付け準備
室内機据付板とカバー(受け側)の取り付け。

室内機を掛けて配管加工
室内機を掛けて配管を加工
3分管(銅管)は寸法を測って曲げてから接続。

カバーに収まるように曲げるため今回はスプリングベンダーを使用しました。
画像に写っていませんが細長いスプリングを銅管の中に差し込んで曲げます。
銅管を手でグイっと曲げてもパイプは潰れません。

これだけの曲げをするときは何かしらのベンダーを使用しないとパイプがポッキリ折れてしまうことがあります。
また折れるまでいかなくとも大きく変形することがあります。

もう一本の2分管は細いのでベンダーを使う必要はありません。

接続もすべて終わって完了。
配管化粧カバーも取り付けて室内機設置完了

すっきりきれいになりました😊

いまではホームセンターなどに壁紙張り替え用の道具が売られているので挑戦されてはいかがでしょうか。

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2020年3月 2日 (月)

効率向上のため室外機移設

エアコンの冷暖房能力向上のため室外機移設の依頼をいただきました。
ありがとうございます。

室外機の移設前
手前のほうへ移設します。

現状では
室外機の周囲が3方向塞がっている
室外機の周囲3方向のスペースが狭く、吹き出した風が背面へ戻るショートサーキットが起きやすい状況です。

このエアコンはメインに使用するリビングに取り付けられた冷房能力4.0kWのもの。
夏は熱風、冬は冷風がここでぐるぐると回って効率が落ちてしまいます。

お客さんはそれを気にされて相談を受けたわけですが、このことに気付かれるとは脱帽です。

当店が付けたエアコンではないのでガス漏れなどないかチェックをしてから室外機へガスを回収
室外機へガスを回収
ポンプダウンといいます。

もしガスが漏れていたらポンプダウンはできません。
運が悪いと室外機が爆発💥します。(これ冗談ではありません)

ポンプダウンが無事終わったら電線を端子台から外します。
エアコン室外機の端子台
ムム・・・なんか電線が細いような・・・

拡大
室内外機の渡り線が細い
でました1.6mm・・・

久しぶりの遭遇です。

通常、室内機と室外機の渡り線(電線)は直径2.0mmですが工事業者は材料費を節減したいためでしょう細いものが使われています。

某有名量販店の購入とのことですが、数年前までは工事業者がとぼけて1.6mmを使っていたのを以前はよく見かけましたが、現在では是正されて2.0mmになっていると思いますが・・・

据付工事説明書を見せてもらおうとお客さんにお話しするともらっていないとのこと。
これは説明書を見られて指摘を受けることを警戒し施工者が持ち帰ってしまうパターンですね。
まったく・・・

しかたないのでメーカーへ電話。
”この機種は本来は2.0mmを使用。やむを得ない場合には長さ10m以内に限り1.6mmを使用してもよい”
との回答でした。

とりあえず10m以内なのでそのままにして、交換を希望される場合はまた連絡をいただくことにしました。

パイプを外すと
ガス漏れ防止剤が軍手に付着
軍手の指先部分に付いたガス漏れ防止剤。

ちょっと前の室外機移設記事でもこれが使われているものがありましたが、よほど工事ミスによるガス漏れが多くて使用するように店から言われてるんでしょうかねぇ。

これはねばねばしてゴミが付着しやすいので冷凍機油を使用して落としました。

パイプを加工します。
室外機周辺のパイプ加工中
パイプの長さはほぼそのままで曲げ加工するだけでOKでした。

接続部の加工(フレア加工)は再利用せず切断加工します。(これは基本中の基本)

化粧テープを巻いて接続が終わったら真空引き
エアコンの真空引き中

室外機移設完了
室外機の移設が完了
試運転結果も良好。

室外機の背面
吸気しやすくなった室外機の背面
解放されて吸気がしやすくなりました。

後方も
室外機後方のスペース
これだけあれば新鮮な空気を吸入できて効率向上になりそうです。

お宅によってはこのようなスペースを設けることができないこともあると思います。(そのほうが多いかな・・・)

エアコンは室外機の設置場所もよく検討しないと本来の能力がでないので施工者とよく相談しましょう。

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2020年2月25日 (火)

エアコン取り付けの設備がない

賃貸マンションで壁に配管用の穴がなく、専用のコンセントも設置されていない部屋へのエアコン設置工事です。
(当店をご利用いただきありがとうございます)

お客さんからは当店サイトで”窓パネル”を見てお問い合わせいただき、電気工事も含め事前に下見と見積もりに伺いました。

また工事をするにあたり、引っ越しで退去される際は電源ケーブルやコンセントを撤去する条件で管理会社さんへ許可をいただいたそうです。

エアコンと窓パネル
梱包されている新品のエアコンと窓パネル
エアコンはお客さんがネット通販で購入したもの。

窓パネルは当方で準備しました。

まずは窓パネルを取り付けました。
エアコン用の窓パネルを取り付けた
このようにして配管用の穴がない場合に使用します。

サッシの鍵が使えなくなるのでパネルに付属の補助錠を取り付けます。
防犯に不安な場合は市販の補助錠を追加することをお勧めします。

エアコン設置完了
窓パネルを使用してエアコン設置完了
パイプはできる限りカーテンレールに近づけて配管します。

こうすることでカーテンでパイプや窓パネルをできるだけ目立たなくすることができます。

近頃では窓パネルを使用することは珍しいですね。
昔は団地やアパートなどで定番の使用部材でしたが。

つづいて電源工事です。
エアコンは専用回路といってブレーカーから単独の電線でエアコン用にコンセントを設けなければならないんです。

できる限り電線を隠ぺい(なんか悪いイメージ?😅)するため
ユニットバスの点検口を利用し通線
ユニットバスの天井にある点検口を利用して天井内を通線します。

天井内は狭く入れないので通線ワイヤーと竿を使用して通します。
電線はVVFケーブル2.0mm3心。

点検口から部屋方向(エアコン方向)
天井内をころがし配線、部屋方向
部屋の天井とコンクリートスラブに貼られた断熱材との間は10cm程度しかありません。

トイレ方向(分電盤方向)
天井内をころがし配線、トイレ方向
太い塩ビ管は換気用ダクトです。

ケーブルを固定せず天井に這わせる”ころがし配線”
これも内線規程に出ている正規の工事方法です。

注意することはダウンライトなど熱の出るものやガス管などから離すこと。

分電盤はトイレの先にあるのですがコンクリート梁があって通せずトイレの中は露出配線します。

部屋の天井に出たケーブル
エアコン脇の天井から出した専用コンセント用のケーブル

トイレ内の露出配線
トイレ内の露出配線
左が分電盤側、右がユニットバス側。

引っ越しの時には撤去するのでモールケースなど使わずそのままケーブル露出です。

分電盤内の配線接続
分電盤内でブレーカーへ接続、アース線は圧着
使われていないブレーカーの空きがあったのでそこへ接続。

ブレーカーの定格も確認。
2P1E20Aでそのまま使用OK。(エアコンは100V)

アース線(接地線)は圧着接続しました。

通線などの際に周囲の電線が多少動いたので影響のありそうな端子ネジはすべて増し締めしました。

絶縁抵抗測定、極性確認、電圧測定等してエアコン運転
増設したコンセントにエアコンのプラグを差し込み運転開始
接続各所の温度測定をして異常な過熱がないか確認します。

問題等なく分電盤を閉めます。
分電盤のフタを閉めて電気工事完了
同じ日に契約アンペア切替で東京電力の方が来てました。

電流制限器(リミッター)から接続器に替わったのでスマートメーターですね。

エアコンの試運転はお客さんに立ち会いいただき完了です。

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2020年2月20日 (木)

ウッドデッキ設置に伴い室外機移設

お庭にウッドデッキを設置されるとのことで室外機移設の依頼をいただきました。(川崎市内)
ありがとうございます。

移設する室外機はこちら
ウッドデッキ設置のため移設する室外機
こちら全体にウッドデッキを作るためだそうです。

移設先は
室外機の移設先
建物の裏側へ。

お客さんと事前に相談し基礎部分を配管。
あまり見えないのでパイプはテープ巻き仕上げでおこないます。

動作確認等おわったら室外機の取り外し
室外機の取り外しを開始
冷媒ガスを室外機に戻します。

そして銅管の接続を外すと・・・
室外機の銅管を外したところ
なんかネバネバしたものが付けてある。

拡大
室外機銅管接続部に付けられた漏れ防止剤
この黄色い物体、ガス漏れ防止剤です。

エアコンの資材店に行くと売ってますが、こんなもの使わなくても普通はガス漏れしません。

このエアコンを取り付けた人は接続ナットの締め付けが緩いのでトルクレンチを使っているのでしょう。

世の中にはトルクレンチを信仰されているかたが多いですからね(笑)
元請けからの指示で使用を義務付けている場合もあります。
施工初心者ならば使った方が漏れは少なくなるでしょう。

でも自動車や建築と異なりエアコンの場合はナットなどの大きさに対しトルク設定が低いためトルクレンチを使うと、部材や施工環境、使用する人によってバラツキが出てしまうんです。

ナット側(銅管側)を見てみます。
フレアナット側を見てみる
ナット内側の銅の部分が接触してガスが漏れないようにシールされます。

この銅はパイプが広げられた(フレア)部分です。

これも拡大
銅管のフレアに残る接触ムラ
フレア表面に接触している部分とそうでない部分がありますね。

これもトルクレンチを使用することにより起こる接触ムラ。

この状態では何年もかけてガス不足に至るスローリークの元になります。
圧力が高い時だけ漏れたり、温度(金属伸縮)によって漏れたりと厄介なことになるんですよ。

トルクレンチはよい条件がそろってないと安定した締め付けはできません。
まあエアコン工事にその”よい条件”を求めてもムリですが・・・

それで心配になってガス漏れ防止剤を塗布したのだと思います。

室外機を移動すると
ドレン排水管に付けられた逆止弁
ドレンの音止めに使用される逆止弁が付けてありました。

ここは一戸建て。
マンションのような気密性はないので必要ないと思いますが・・・

これも用心で付けたんでしょうか?
もしかするとこれも元請けからの指示で強制的に付けさせられているかもしれません。

まあ虫よけにはなるかもしれないので再使用します。

お客さんに取り付けた人から説明を受けたか確認すると、どうやら付いていたことも知らなかったようです。

この逆止弁、毎シーズン掃除しないと詰まって室内機から大量の水漏れを起こします。
付けるなら必ずその旨お客さんに伝えなければなりません。

ちょうどいい機会なので掃除してもらいました。
汚れがかなりこびりついていたとのこと。

作業を続けます。

室内機と室外機を結ぶケーブルは延長せず交換するため室内機端子台から外します。
室内機のケーブルを撤去した
このあと新しいケーブルを通して接続しました。

冷媒管(銅管)も短いのでこちらは延長します。

まずは銅管を拡管器で広げます。
銅管に拡管器をセットした
工具名は”スウェージングツール”なんていいます。

広げます。
銅管を拡管
ルームエアコンのパイプは細いのでこのスウェージングツールが最適。

ほかにエキスパンダーという工具もありますがかなり慎重にやらないと広げた時に銅管が割れます。

広がりました。
冷媒管の拡管

銅管をつないで
銅管どうしをつないで
このあと溶接します。

その前に
銅管を溶接するため窒素ブロー
窒素で銅管内を満たします。(窒素ブロー)

このエアコンは冷媒がR32で燃性があります。
取り外し前のガス回収でほとんど残ってはいませんが念のため窒素で一旦勢いよく吹かして追い出します。

その後、微量に窒素を送りつつ溶接します。

窒素は20mのホースで作業車に積んだボンベから使用しました。

画像の右上に見えているのは溶接用の酸素ボンベです。

そして溶接完了。
冷媒管の溶接完了
溶接は両手を使うので画像は撮れません。

溶接部分は黒くなってますね。
でも管内は窒素で充満しているのでピッカピカなんですよ。

配管も終わって真空引き
エアコンの真空引き

工事完了。
室外機移設工事完了
ウッドデッキが設置されると手前下のパイプは見えなくなります。

試運転チェックはすべて正常。

ドレンの逆止弁は
ドレン逆止弁をメンテナンスしやすい位置へ取り付け
ウッドデッキが付いてもメンテナンスできる位置へ取り付けました。

しかし逆止弁を結束バンドで固定したのですが帰ってから弁の動きの妨げになる可能性があることに気付き、大丈夫だとは思いますが念のため後日寄ってちょっとだけ修正させていただきます。(こういうこともあります😅)

― 後日 ―

バンドの位置を変更しました。
ドレン逆止弁の固定位置変更
これでOK。

はじめはオレンジ色の位置で固定したのですが結束バンドの締め付けで真夏には逆止弁のケースが変形し弁の動きを妨げる可能性があったため上部へ変更。

弁部分の脱着も容易になり掃除(メンテナンス)もしやすくなったと思います。

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2020年2月13日 (木)

室外機の排水

室外機をマンション通路に置くため取り寄せた部品。
取り寄せたエアコン室外機の排水用部品
何に使うかというと室外機から出る排水を処理するため。

左の黒い二つはゴムキャップ。
右の白いのは排水ホースを接続するための部品。

キャップは機種によって不要な場合もあります。

取り付けた状態
室外機の排水用部品を取り付けた
このようになります。

少し拡大しますね。
室外機排水部品
右にはキャップを付けてあります。

このようにホースを接続して排水溝まで導きます。

通路に置いた室外機はこれを付けないと周囲を濡らして近所から苦情が出たりすることもありますからね。

これらの部品、新品のエアコンには付属部品として外された状態で同梱されているんですよ。
ただし必要がない場合は取り付けないほうが無難です。

今回のエアコンは移設で再使用ですが部品は保管されていませんでした。
どうやら買ったときの取り付け工事業者が持ち帰ってしまったようです。
使用しない場合はお客さんに渡して保管してもらうのが基本ですが・・・

また引っ越しで移設したエアコンではこの部品を紛失していることが多く、室外機の排水が垂れ流しになっているお宅も多く見かけます。
工事した人はわかっていて手間を省くためお客さんに説明しないこともあるのでご注意。

エアコンは機能面にも配慮し問題がないように取り付ける必要があります。

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2020年2月12日 (水)

標準取り外し工事。ですが・・・

久しぶりにこれぞ標準工事といえるエアコン取り外しを行いました。(川崎市内)
ご依頼いただきありがとうございます。

なおエアコンは量販店で1~2年前に購入、取り付けをしてもらったそうです。

まあ、ブログに載せるくらいですので工事は標準でも何かしらあるわけですが。

室内
これから取り外すエアコン室内機側
えー・・・パイプが・・・

はい、のっけからきましたよぉ😅

素人さんとかわりない仕上がりですね。
便利屋さんに付けてもらったといっても納得するレベルです。

室外機はこちら
取り外す室外機
テープの巻きはもちろん上下逆。

まずは動作確認をして不具合がないか調べます。

コンセントを見ると
エアコンのアースが接続されていない
アースが接続されてません。

て・ぬ・き😆
”第一種テヌキ工事士”の資格をお持ちの方の施工でしょうか。

動作確認前に絶縁抵抗測定で機器の漏電は無いことを確認済みなのでそのまま作業を続けます。

室外機のカバーを開けると
室外機のカバーを開けて
電線が2心(2本線)ですね。

じつはこれ冷房専用機、クーラーです。

いまでは珍しく、インバーターではありません。
室内側のリレーで室外機のON、OFFをしているので故障が少ないんですよ。

冷房専用といっても除湿も原理は同じなのでできます。

30年以上前はエアコンの暖房は使い物にならなかったので冷房専用機が半数以上を占めていました。

パイプ類の取り外しも終わって今度は室内機の端子台
エアコン室内機の端子台
電線のバンドがこれでは役に立ってません。

ケーブルのシース(灰色の外皮)をむき過ぎてますね。

端子とバンドが近くて多少難しさはありますがこの程度はきちんとできてあたりまえと思いますが。
細かな調整が苦手なのかもしれません。

据付板を外しますが、
室内機の据付板を取り外す
少し壁から浮いてますね。

ちょっと拡大
室内機固定ボルト部分を拡大
固定ボルト部分は密着しているのに周囲の穴は浮いているように見えます。

これねー、わかってないんですよ。

しかもナットに金属ワッシャーを入れていないのでかなりくい込んでますね。

据付板を外すと
ボルトに付けたままの化粧用プラワッシャー
化粧用のプラワッシャーが付いたまま。

ナットで締め付けられて変形しています。
割れてしまうことも多いんですよ。

勘違いしているようでプラワッシャーを付けたまま据付板を付けてしまう業者がこれまた多い。

多分、仕事を教えた親方が同じことをやっているのを見てそれでいいと思っているのでしょう。

取り外し後の室内
エアコンの取り外し完了、室内側
穴のフタやボルト部分の化粧ナットはお客さんがお持ちでしたのでそれを付けました。

室外側
エアコン取り外し後、室外側
室外機の前に置いてあるのはパイプ、電線です。

ということで工事は完了しました。

いやはや今回もいろいろと見てしまいました。
取り外し工事に行くと唖然とさせられることが多いですね。

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2020年2月11日 (火)

これはなんでしょう?

これ、
これは何?
何に見えますかねぇ。

拡大すると
足がいっぱい
何かの虫のように足がいっぱいあります。

ゴミのようにも見えるし、たいして役に立ちそうにない感じがします。

でも当店の作業車にはこれをわざわざ積んであるんですよ。

しかもちゃんと買ったものです。(あたりまえ😆)

エアコン工事業者でも使い道を知らなかったり使ったことがない人もいることでしょう。

これの名前は”自在ブッシング”または”自在ブッシュ”などといいます。

使い道はというとエアコンでは
アルミの穴に付けた自在ブッシング
一つの例としてこんなところで使います。

見えにくいので拡大
アルミの穴に付けた自在ブッシング、拡大
アルミに開いた穴の縁に付けました。

これでなんとなくわかったと思います。

金属板の穴に電線などを通す場合、切れないように保護する必要があります。
そこで使用します。

漏電やショートを防止するためですね。

エアコンのパイプを通すとこんな感じ
アルミ板の穴にブッシングを取り付けパイプを通したところ

拡大します。
拡大画像
これなら切り口で電線やパイプに傷がつかず安全です。

もちろんこのあとパテで埋めます。

金属の分電盤やボックスなどの穴にも使われていますね。

板厚に合わせて太さも何種類か売られています。

ぱっと見は何の役にも立たないような印象を受けますがなくてはならない重要な部材です。

こういった建物からの電気的絶縁も電気工事士であれば自ら考え施工しなければなりません。

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より以前の記事一覧