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エアコン工事作業

2020年2月13日 (木)

室外機の排水

室外機をマンション通路に置くため取り寄せた部品。
取り寄せたエアコン室外機の排水用部品
何に使うかというと室外機から出る排水を処理するため。

左の黒い二つはゴムキャップ。
右の白いのは排水ホースを接続するための部品。

キャップは機種によって不要な場合もあります。

取り付けた状態
室外機の排水用部品を取り付けた
このようになります。

少し拡大しますね。
室外機排水部品
右にはキャップを付けてあります。

このようにホースを接続して排水溝まで導きます。

通路に置いた室外機はこれを付けないと周囲を濡らして近所から苦情が出たりすることもありますからね。

これらの部品、新品のエアコンには付属部品として外された状態で同梱されているんですよ。
ただし必要がない場合は取り付けないほうが無難です。

今回のエアコンは移設で再使用ですが部品は保管されていませんでした。
どうやら買ったときの取り付け工事業者が持ち帰ってしまったようです。
使用しない場合はお客さんに渡して保管してもらうのが基本ですが・・・

また引っ越しで移設したエアコンではこの部品を紛失していることが多く、室外機の排水が垂れ流しになっているお宅も多く見かけます。
工事した人はわかっていて手間を省くためお客さんに説明しないこともあるのでご注意。

エアコンは機能面にも配慮し問題がないように取り付ける必要があります。

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http://kato-aircon.com/

2020年2月12日 (水)

標準取り外し工事。ですが・・・

久しぶりにこれぞ標準工事といえるエアコン取り外しを行いました。(川崎市内)
ご依頼いただきありがとうございます。

なおエアコンは量販店で1~2年前に購入、取り付けをしてもらったそうです。

まあ、ブログに載せるくらいですので工事は標準でも何かしらあるわけですが。

室内
これから取り外すエアコン室内機側
えー・・・パイプが・・・

はい、のっけからきましたよぉ😅

素人さんとかわりない仕上がりですね。
便利屋さんに付けてもらったといっても納得するレベルです。

室外機はこちら
取り外す室外機
テープの巻きはもちろん上下逆。

まずは動作確認をして不具合がないか調べます。

コンセントを見ると
エアコンのアースが接続されていない
アースが接続されてません。

て・ぬ・き😆
”第一種テヌキ工事士”の資格をお持ちの方の施工でしょうか。

動作確認前に絶縁抵抗測定で機器の漏電は無いことを確認済みなのでそのまま作業を続けます。

室外機のカバーを開けると
室外機のカバーを開けて
電線が2心(2本線)ですね。

じつはこれ冷房専用機、クーラーです。

いまでは珍しく、インバーターではありません。
室内側のリレーで室外機のON、OFFをしているので故障が少ないんですよ。

冷房専用といっても除湿も原理は同じなのでできます。

30年以上前はエアコンの暖房は使い物にならなかったので冷房専用機が半数以上を占めていました。

パイプ類の取り外しも終わって今度は室内機の端子台
エアコン室内機の端子台
電線のバンドがこれでは役に立ってません。

ケーブルのシース(灰色の外皮)をむき過ぎてますね。

端子とバンドが近くて多少難しさはありますがこの程度はきちんとできてあたりまえと思いますが。
細かな調整が苦手なのかもしれません。

据付板を外しますが、
室内機の据付板を取り外す
少し壁から浮いてますね。

ちょっと拡大
室内機固定ボルト部分を拡大
固定ボルト部分は密着しているのに周囲の穴は浮いているように見えます。

これねー、わかってないんですよ。

しかもナットに金属ワッシャーを入れていないのでかなりくい込んでますね。

据付板を外すと
ボルトに付けたままの化粧用プラワッシャー
化粧用のプラワッシャーが付いたまま。

ナットで締め付けられて変形しています。
割れてしまうことも多いんですよ。

勘違いしているようでプラワッシャーを付けたまま据付板を付けてしまう業者がこれまた多い。

多分、仕事を教えた親方が同じことをやっているのを見てそれでいいと思っているのでしょう。

取り外し後の室内
エアコンの取り外し完了、室内側
穴のフタやボルト部分の化粧ナットはお客さんがお持ちでしたのでそれを付けました。

室外側
エアコン取り外し後、室外側
室外機の前に置いてあるのはパイプ、電線です。

ということで工事は完了しました。

いやはや今回もいろいろと見てしまいました。
取り外し工事に行くと唖然とさせられることが多いですね。

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2020年2月11日 (火)

これはなんでしょう?

これ、
これは何?
何に見えますかねぇ。

拡大すると
足がいっぱい
何かの虫のように足がいっぱいあります。

ゴミのようにも見えるし、たいして役に立ちそうにない感じがします。

でも当店の作業車にはこれをわざわざ積んであるんですよ。

しかもちゃんと買ったものです。(あたりまえ😆)

エアコン工事業者でも使い道を知らなかったり使ったことがない人もいることでしょう。

これの名前は”自在ブッシング”または”自在ブッシュ”などといいます。

使い道はというとエアコンでは
アルミの穴に付けた自在ブッシング
一つの例としてこんなところで使います。

見えにくいので拡大
アルミの穴に付けた自在ブッシング、拡大
アルミに開いた穴の縁に付けました。

これでなんとなくわかったと思います。

金属板の穴に電線などを通す場合、切れないように保護する必要があります。
そこで使用します。

漏電やショートを防止するためですね。

エアコンのパイプを通すとこんな感じ
アルミ板の穴にブッシングを取り付けパイプを通したところ

拡大します。
拡大画像
これなら切り口で電線やパイプに傷がつかず安全です。

もちろんこのあとパテで埋めます。

金属の分電盤やボックスなどの穴にも使われていますね。

板厚に合わせて太さも何種類か売られています。

ぱっと見は何の役にも立たないような印象を受けますがなくてはならない重要な部材です。

こういった建物からの電気的絶縁も電気工事士であれば自ら考え施工しなければなりません。

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2020年2月 9日 (日)

室内のドレンホースは断熱が必要

マンションなどでは配管用の穴が室内機と少し離れたところに開けられていることがよくあります。

今回は
エアコン、室内施工途中
穴が下の方にあってパイプが長く露出します。

上の画像は冷媒管(フロンガスの流れる管)を屋外側から入れたところで、これからパイプを施工しようとしているところです。

まずは冷媒管を接続しました。
室内機に冷媒管を接続
エアコンが再使用品で断熱材がペッタンコ。
補強の断熱材を付けました。

左にあるのがドレン管。
冷房や除湿時に室内機から出る水を排水するためのホースです。

冷媒管を断熱して
冷媒管接続部を断熱

ドレン管の周囲の白い部分は断熱材です。

配管作業を続けます。
室内のドレン管は断熱付き
ドレン管を延長しますが、これも断熱付きドレンホースです。

ここに屋外用のドレンホースを使って断熱も被せていない施工をよく目にしますが、排水は冷たい水なので断熱材が被っていないと結露して水滴が付き滴下したりカビが生えたりしてしまうんですよ。

配管穴の方は
配管穴の屋外側に出るところまで断熱付きドレンホースで
屋外側に出るまで断熱ドレンホースで施工します。

そうしないと穴の中でも結露でびっしょりになります。

ついでにマンションでの”エアコン工事あるある”をひとつ・・・

よく穴の中でドレン逆勾配というのがあります。
排水管は流れる方向へ下り勾配を付けて水溜りの無いように施工するのが基本です。
ところが見える部分は勾配がとってあるのに穴の中で逆勾配という”片手落ち”が本当に多いんですよ。

施工する人がそこまで気にしていないためで、室内機から出る”ポコポコ音(ポンポン音)”の一番の原因となっています。
それでもって「これを付ければ音が止まりますよぉ」なんて逆止弁(ポコポコ音防止弁)なんかを売りつけられたりしたら・・・😆こわいこわい

施工が終わって試運転チェック中
エアコンの施工が終わって試運転中
パイプはテープ巻きでこのようになりました。

ドレン管は勾配、そして室内を通る部分は断熱が大切です。

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2020年2月 5日 (水)

公営住宅で専用回路増設

とある公営住宅でエアコンの取り付け工事をしました。

いままで付いていたエアコンが故障したため入れ替えです。

しかしエアコン専用コンセントがないので回路の増設工事をします。

せっかく工事しても居住者が退去時は撤去し原状回復だそうですよ。

人が入れ替わるたびに増設と撤去が繰り返されるわけですね。
なんともまぁ・・・

工事が終わって分電盤の中
分電盤の中
ケーブル3心を使い赤色の線をアース線として緑色の表示を付けておきました。

左の1回路だけで他の電灯やコンセントすべての電気を賄っているんですね。(右のブレーカーは使われてません)
う~ん・・・

いままで電力会社との契約が20Aだと思うのでこれを機に30Aに上げたほうがいいですね。

終わって分電盤のカバーをつけます。
工事が終わって分電盤のカバーをつけた

「あの左の白いのはなんだろう?」と思われた方、
それはただの接続器でなんの機能もありません。

まだ多くのお宅ではこの部分に電力会社の電流制限器(リミッター)などが契約容量に応じて付いていると思います。

屋外にある電力計をスマートメーターというものに取り替えると電流制限器が取り外され代わりにこの接続器が付けられます。

「ブレーカーが落ちなくなるの?」
いいえ、その機能がメーター側に付いているんです。

「え?落ちたらどうすんの?」
通常は自動で復帰ます。
短時間に連続して何回も落ちると電力会社へ連絡しないとだめですが。

それに契約アンペアの変更も連絡するだけでOK。条件にもよりますが作業員は来ません。
結構便利ですね。

なお電力会社側で電気を止めることも簡単にできるので料金未納にはご注意。
(そうそう止められることはないと思いますが)

スマートメーターは電力会社側から遠隔でいろいろ操作できるんですよ。

おっとまた話がズレました。

コンセント
新たに設置したアースターミナル付きのコンセント
アースターミナル付きです。

取り付けたのは15/20A兼用。
15A用でもよかったのですが20A兼用のほうがしっかりしてますので。

途中に間仕切りのふすまがあったので
間仕切りのふすまで線が傷まないように板を取り付け
ケーブルが傷まないように床まで板を取り付けて保護。

開閉のたびにパッタンパッタンされたらケーブルでも持ちませんからね。

公営住宅では壁に穴を開けるわけにはいきませんし。

各測定や極性確認をして電気工事は終了しました。

今回の電気工事で使用した測定器は絶縁抵抗計、接地抵抗計、回路計、検電器、放射温度計です。

線をつないでブレーカーON!ハイサイナラ~ということはしません。

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2020年1月20日 (月)

エアコン、宅内移設

今回はエアコンの移設。(川崎市内、戸建て)

とは言っても引っ越しとかではなく、宅内で別の部屋への移動です。

エアコンを取り付けたけれど、住んでみたらあまり使用せず別の部屋へ移したいというケースで行うことがあります。

依頼いただいたのは1階から2階への移設です。

まずは取り外し作業

移設する室内機はこちら
これから移設する室内機
1階に付いてます。

このエアコンは新品の時に当方で別の建物へ取り付けたものを、お引っ越しでこらちへ3年程前に移設しました。

なので今回で移設は2回目となります。
(いつも有り難うございます)

エアコンの移設は回数を繰り返すと傷むので2回ぐらいを限度と思っていただいたほうがいいですね。

いずれも当店の工事なのでおかしなところはないと思います😅

室外機
移設前の室外機
この室外機の移動は数十センチ程度でほとんど動かしません。

パイプには
配管化粧カバー
配管化粧カバーを付けてあります。

このカバーはそのまま残してエアコンと中身のパイプだけを外すことになりました。

残しておけば将来エアコンを設置する際にそのまま使用できます。
外すとネジ穴が壁に残りますし。

エアコンは外し終わりました。
室内機取り外し後
壁の配管穴は新築時の建築工事で開けられていたので養生管が初めから入ってました。

また室内機の固定は石膏ボードの裏に補強板が入っているのでボードアンカーなどは使用せずネジで直接固定してました。

配管穴のフタは
配管穴のフタ
移設先の2階から室内側、室外側ともに外したものをそのまま付けます。

つづいて2階への取り付け作業

据付板を付けて
室内機据付板の取り付け
1階と同じく補強板が入っているのでネジだけで固定できます。

エアコンコンセントが天井に付いているので取り回しがちょっと手こずりますね。

この画像は工事が終わって試運転時のものですが
電源コードを室内機上部のグリルへ結束バンドで固定
電源コードとアース線を結束バンドで上部グリル部分へ固定しました。

こうすることで動いたりフィルターの出し入れで引っ掛かったりする心配がありません。

屋外側は配管化粧カバーで施工します。
配管化粧カバーを施工中
下から見上げて真っ直ぐですね。

事前にチョークラインというチョークの粉が付いた糸で墨打ちしたので直線がでてます。

2階なので高所の梯子作業です。

こんなときは胴綱を使います。
胴綱のフック
梯子に登って両手を使えないと作業ができません。

胴綱は電柱に登って作業する人が使っているものと同じです。
よく見かける万一の落下防止の安全帯ロープではなく、常時体重をかけて作業するために使用するものです。
一般には”ランヤード”などといいます。

梯子の場合片足を踏み桟にかけて両手を放す方法もありますが長時間では足への負担が大きく疲れますからね。

胴綱であれば両足立ちで作業できます。

上部へ上がって胴綱をかけた状態
梯子に胴綱をかけた状態
フックの固定をしっかり確認して後方へ寄りかかります。

これ梯子の上のほうだからできるんですよ。
下のほうでは梯子ごとひっくり返ります。

なお梯子で胴綱を使うのはあくまで自己責任。
また腰道具のベルトが電気工事などに使用する”柱上安全帯”でないと胴綱はつきません。

左側のフックには
胴綱の左側にはアジャスター
アジャスターがあってここを握ると綱がフリーになり長くしたり短くしたりと調節できます。

なので体重をかけているときは絶対に握ってはいけません。
もし握ると・・・言えません😅

そしてなんやかんやで作業は完了。
配管化粧カバー仕上がり
右側にはエアコンを取り外したほうの化粧カバーも写ってます。

設置後の室外機
設置後の室外機
お客さんと相談し右側には将来室外機を設置できるようスペースを開けておきました。

試運転チェックのお立合いをいただき完了となりました。

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2020年1月16日 (木)

お引越しでエアコン再使用

お引越しで再使用するエアコンの取り付けです。(横浜市内)

建物は賃貸マンションの一室。

設置するエアコン、取り外したのも私です。
引っ越しで運ばれてきたエアコン室内機
引越し屋さんで運搬されてきました。

エアコンが複数台あったので内外機とパイプの組み合わせがわかるように番号をふっておきました。
これは2番

ではさっそく据付板から・・・

あれ・・・
室内機据付ボルト(公団ボルト)の寸法が合わない
据付用のボルト(公団ボルト)の寸法が合いません。

余談ですがここのマンションは民間経営と思いますが、このような公団ボルトが出ていることは珍しく、建てる際に金融公庫から融資を受けた建物かもしれません。

話は戻りまして本来は2本のボルトは45cm幅で付いているはずですが、これは47cm位あります。

据付板のボルト用穴と合わないのでちょっと加工が必要ですね。
据付板のボルト固定用の穴をドリルで広げた
ドリルで削るように数ミリ広げました。

これでぎりぎり入りました。

でも・・・
壁から出ている室内機固定用のボルトが短い
壁から出ているボルトが短くナット面より引っ込んでいます。

ワッシャーを入れると更に短い。

お客さんと相談してボルトを交換することになりました。

このようなボルトは特殊なケースを除いて交換が可能です。

長い全ネジボルトを差し込んで
全ネジボルトを差し込み
ボルトに付いているハンドルみたいなものは全ネジ回し(全ネジレンチ)です。

この全ネジボルト、設備業界では”寸切り(ずんぎり)”とも呼ばれたりします。

作業車にはこのような場合の対応で3/8インチと10mmの2種類(建物により異なるため)積んでます。

ボルトは壁から15mm出の長さでカットしました。
長すぎると室内機背面にぶつかって穴が開いたりするので先に懐寸法を計測しておきます。

全ネジボルトの切断にはこれ
全ネジカッター
全ネジカッターを使います。

こんどはきちんと付きました。
据付板取り付け完了
これで安心。

ワッシャーも
エアコン据付板固定のボルトナット
余裕で入ります。

ボルトの出も丁度いいですね。

このようにエアコン工事は建物の不備や前工事者の施工不良などで本工事と別の部分で時間を取られたりします。

気にしない人は何も言わずテキトウに収めちゃうという感じかもしれませんが、テキトウな工事をお客さんへ引き渡すというのはできません。
やはりここはお客さんに説明、相談して共に答えを出すのがよいと思っています。

つぎに室内機のパイプ加工
室内機の銅管断熱材がつぶれている
室内機の断熱材がつぶれてペッタンコになってます。

これねぇー・・・エアコンメーカーさんもう少し材質考えたほうがいいと思うんですけど・・・

どこのメーカーとは言いませんが(画像見ればわかるか😅)ちょっとケチり過ぎ。
最近は大手メーカーでもがっかりする製品を出しますね。

これではテーピングするとさらにつぶれて間違いなく冷房・除湿時に結露を起こします。

しかたないので断熱補強
室内機銅管の断熱を補強
これでOK。

室内機を取り付けました。
室内機の設置完了
配管施工中は撮影しませんでした。

パイプを屋外へ通す穴が下のほうにあるので室内を長くパイプが通ります。
室内を通るパイプ
棚部分が当たるのでちょっと曲げて・・・

ドレン排水管も室内を通る部分は結露防止のため断熱ドレンホースを使用。

まだ屋外側の配管加工があるので穴埋めはしていません。

そして室外機も完了
室外機の設置状況
左のほうにドレン管が2本出ているのが見えるでしょうか。

1本は室内機で除湿した水が出ることはご存知と思います。

もう1本は室外機から出てくる水を排水するものです。
とくに暖房時は室外機から水が出てくるので、こうしておかないと通路が水びたしになって近所から苦情が来ます。

水は通路に敷設された排水レールに落ちるようにしました。

それと室内からも室外機が見えてます。
室内からガラスをとおして見える室外機
室外機置場の部分がガラスなので。

こうなることがわかっていたのでパイプは室外機背面で蛇行させず水平にしました。
見た目の問題ですね。

パイプがうねっていると見苦しいので。

試運転結果は良好。

完了となりました。

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2020年1月12日 (日)

8年前に付けたエアコン

エアコン4台の取り外しを依頼いただき工事に伺いました。

お引越しで4台中2台は新居へ移設、残り2台は処分です。

8年前に当店で工事に伺ったことがあるとのことで、データベースを確認するとたしかに1台取り付け工事の記録が残っていました。
データベースには工事内容、機種名、試運転結果などが残っているんですよ。

前回の領収書をとっておいてくれたそうで再度の依頼をいただきました。
ありがとうございます!

現地に到着。
8年前に当店で取り付けたエアコン
これが当店で8年前に取り付けたエアコン。

室内機の画像は撮り忘れてありません。

しかし工事をした記憶のほうが残ってないんですよね😅(オイオイ)
近くまで行ってもお家がわからず電話で案内をいただきました。

到着して一通り見て回り、他の3台は明らかに私の工事ではありません。
そしてこの1台は施工の仕方が間違いなく私のもの。

工事は施工方法や材料に人それぞれのクセがあるのでわかります。

でもなんとなく室外機を壁とブロックの間に置いたのを微かに覚えているような・・・ないような・・・

覚えがないのはおそらく施工がやりやすかったためではないかと思います。
大変なところは忘れませんので。

では当時の工事を少し見てみます。

まずはパイプを固定しているバンド
パイプをこていしていた耐候性結束バンド
耐候性結束バンド。(耐候性の黒)

なんでこれを使ったかというと、当時材料店で売られていたエアコンパイプ用の固定バンドに耐候性がなく、紫外線劣化により1~2年で切れてしまったため。

そのため一時期このように耐候性でパイプ保持にも使える太い結束バンドにねじを打って固定していました。
こんなことしてたのウチぐらいでしょうかね。

やっぱりほとんど劣化せず長持ちしますね。
切れる様子はまったくありませんでした。

現在はエアコンパイプ用のバンドも割と丈夫なタイプが多くなっているので結束バンドを使用するシーンは減りました。

パイプのテープ巻きを見ると
パイプのテープ巻きは下から上へ
下から上へ巻いてあります。

雨水などが中に入らないようにしてます。

こういったことは昔からしてます。

[↓ここから別業者設置のエアコン]

逆に上から下へ巻くと
パイプに得体の知れない物体が付いている
これは別の部屋に付けてあったエアコンのパイプです。

テープの中に水が溜まって画像のように得体の知れない物体が発生してました。

雑菌などと混ざってゼリー状になってます。(うわー・・・😱)
このパイプ移設で使うのに・・・

[↑ここまで別業者設置のエアコン]

なので屋外のテープ巻きは下から上へ巻くものです。

パテをはがすと配管穴には
エアコン配管穴には養生管
もちろん養生管が入ってます。

ここの外壁はモルタルで金属の網(ラス網、メタルラス)があるので養生管が必要です。

そうでなくとも、ネズミが宅内に入って壁の中でパイプをかじられ漏水なんてことも実際あるので必要。

虫の出入りや空気の流通を遮断する効果もあります。

なので養生管は基本的に入れるものです。

そして取り外し完了
エアコン取り外し後

このエアコンは別の場所からここへ移設したものだったので製造から14年程度経過しており今回処分することになりました。

8年前と比べても当店の基本的な施工方法は変わっていません。

より良い方向へ変化維持することは難しいことですが、手を抜くほうへは容易に際限なく落ちて後戻りはもっと難しくなりますからね。

気をつけたいと思います。

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2019年12月23日 (月)

一戸建て3階にエアコン取り付け

横浜市内で一戸建て3階部分にエアコンを取り付けました。

バルコニー等はなく室外機は地上に設置します。

ただこのような場合、条件がよくないと設置できません。
お隣との間が狭い場合は梯子などが立てられない(立てても垂直に近く登れない)ためです。

ではまず室内機の設置場所から
一戸建て3階部分の室内機設置場所
ここへ取り付けます。

床と天井の間が140cm程度なので通常よりも1mほど低く脚立が必要ありません。

据付板を取り付けました。
室内機の据付板を取り付け
穴はすでに開いていて壁紙を切っただけです。

こちらのお宅は高気密高断熱だそうで穴は建築工事で開けられてスリーブ(養生管)も入っています。

建物には空気の循環装置も付いていて、先日1階に1台冷房能力4.0kW(14畳用)のタイプを設置したのですが、それだけで全館暖房ができていました。
1階と3階での温度ムラも感じません。たいしたものですね。

循環装置と冷暖房装置が一体となったシステムもありますが、あれは故障や交換の際に大変なコストがかかってしまうので将来のことを考えるとこちらのお宅のタイプのほうがいいかもしれません。

そして3階に取り付けるエアコンは冷房時をメインに想定してのようです。
冷たい空気は重いので理にかなっています。

穴は左後ろなので室内機背面で配管接続
室内機背面で配管接続
態勢がきびしいので壁を汚さないように養生シートを貼りました。

低い位置で工事するのは脚立上とはまた違った意味でたいへん。
足腰にきます😅

室内機の設置は完了
室内機設置完了
この画像はすべて完了して電源プラグを差し込んだ状態のものです。

エアコン本体は移設してきたものなので室内機右側の配管取り出し口が切ってあります。
(以前右出し配管だったため)
ちなみにこの機種、部品を取寄せて交換すれば塞ぐことも可能。

そしてこんどは屋外側の施工です。

3階部分で地上から約7.6mほど。

いつもの二連梯子と・・・
二連梯子ともうひとつ
もうひとつ梯子があります。

じつはこれもともと三連梯子なんです。

この三連梯子は二連梯子にもう一つ足してボルトナットで固定しているだけなので普段は外して二連だけで使うことができるんですよ。

おそらくメーカーはこの使い方を推奨しない(多分改造扱い)と思いますが、必要もないのにいつも三連では重いしかさばるしで使いにくい。
なのでめったに使わない3段目は普段外してあります。

立てました。
三連梯子で3階へ
この梯子は最大8.3m程度まで伸びるのでまだ余裕があります。

下から見るとそれほど高く感じませんがてっぺんに登ると周囲に支えるものがないのでさすがに怖さを感じますね。

胴綱(U字吊り具)を使用して作業しました。

念のため梯子は両サイド転倒防止にロープを張っています。
たまに下で支える人がいれば・・・なんて話を聞きますがそれは意味がありません。
人が登った状態で転倒しそうになった梯子を下で支えることはできません。

外壁の配管は化粧カバーで仕上げます。

途中曲がったりするとみっともないので
墨出しにチョークライン
チョークラインで墨出し。

墨つぼが下げ振り代わりになります。

周囲に基準となるものがない場合は下げ振りで垂直を出します。

墨(チョークの粉)を打ったらそれに合わせて化粧カバーの取り付け、配管。

こんな感じになりました。
外壁配管化粧カバーの仕上がり
画像が暗いですね。

壁が白くて露出アンダー、補正してないので・・・

真下から見上げて
配管化粧カバーを真下から見上げて
真っ直ぐです。

室外機も設置完了
室外機設置完了
置台はお客さんのご希望でエアコン用コンクリートブロック使用。

ということで無事完了しました。

3階建てを建てたり、購入したりする場合は3階部分のエアコン設置が容易にできるか否かも重要です。

ルームエアコンで脱着、修理するたび高所作業車を使用したり、足場を組んだりしていたのではお客さんの費用負担がたいへん。

当方も3階となれば状況によってお断りする場合も多々あるのが現状です。

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2019年12月20日 (金)

配管用の穴あけ

新築一戸建てなどのお家でエアコンを取り付ける際におこなう穴あけ。

どんなふうにやっているか基本的な手順をご紹介します。

ただし建物の構造によってその方法が変わることもあるので参考程度と思ってください。

まず建物の図面があれば壁の構造を確認します。
やみくもに穴を開けたらたいへんなことになりますので。

作業に入る前に外壁の状況も見ます。
これをしないでうっかり雨戸に穴を開けたなんてことを聞いたことがあります。

いまではシャッターなどに要注意。
とある量販店さんの工事で新築のシャッター部に穴を開けられたというのがありました。

据付板の位置を決めて
室内機用据付板
穴の位置を測って決めます。

ここでいきなりコアドリルで穴あけはしません。
あまりにも危険です。

そのまえに壁の内部を探って
穴あけ前に壁の中を探る
障害になるものがないか確認。

もし筋交い、動かない電線類などがあれば穴の位置をずらすなり対処をします。

壁内の安全が確認できたらここで据付板を固定します。

ようやくコアドリルを使っての穴あけ
穴あけに使用するコアドリル
これは直径65mm

センタードリルが穴の中心となります。

このセンタードリルは単なる心出しというだけではありません。
これがないとドリルを回した際に円周の刃が壁を駆けずり回ってえらいこっちゃ😱になります。

穴あけ開始
石膏ボードを開けきる前に一旦停止
すぐに停止。

内壁の石膏ボードをあけきる前にドリルを止めます。

なぜかというと電線が石膏ボードの内側に貼り付いていることがあるんですよ。
一気に開けてしまうと電線まで切ってしまうことがあります。

石膏ボードを手で取ります。
石膏ボードを手で撤去
ビニールがありますね。

これは断熱材の袋のようなもの。
このビニールと石膏ボードの間に電線が挟まっていることがあります。

ビニールを切って
壁の内部を確認
断熱材をかき分け内部を確認します。

電線、ガス管、アンテナ線などが付近に隠れていないかよく調べます。

断熱材もしっかりよけます。
適当にこれをやるとドリルに断熱材が巻き込まれてごっそり取れてしまうことがあるため。

ここまできたら再度コアドリルで外壁側を開けます。

しかしセンタードリルが外壁を貫通したと感じたらまたストップ。
センタードリルが外壁を貫通したらストップ
何度も止めてめんどくさいですね😅

ドリルはこのままにして外壁を見に行きます。

貫通したセンタードリル
貫通したセンタードリル
この時点で再度外壁側に問題ないか見ます。

大丈夫ですね。(外壁はサイディング)

でもここで一気に外壁まで開けません。

外壁側構造用合板に円周の溝が掘れた時点で再度コアドリルを抜きます。
再度コアドリルを引き抜く
なんで?と思われることでしょう。

これをせず一気に穴を開けようとするとコアドリルが壁に食い込んでロックしてしまう恐れがあります。
ロックしてしまうとドリルを逆転させようが簡単には抜けなくなります。

それを回避するためセンタードリルを外します。
コアドリルのロックを防ぐためセンタードリルを外す
これでロックしません。

先ほど構造用合板に円周の溝を掘っておいたのはセンタードリルがなくてもドリルが踊らずに済むため。

これで構造用合板、サイディングをまとめて貫通
外壁まで貫通
開きました。

外壁側は
外壁側の穴
こんな感じ。

周囲のねずみ色っぽいのは飛んだ粉なので払えば簡単に落ちます。

あとは養生管を入れます。
貫通した穴に養生管を入れて
これで穴あけ終了。

こちらのお宅では6台設置したので穴あけも6つ。
刃のチップを研いで伺いましたがサイディングの外壁は硬いので6本目はさすがに切れ味が落ちていました。

また研がないと😅

先ほどコアドリルの刃が壁に食い込んでロックすることがあると言いましたが昔はこれでみんな苦労してました。

いまのドリル本体(私はボッシュ)の多くは安全クラッチが付いているので空回りして問題になりませんが、昔は変速なし(オンとオフしかない)、クラッチなしがあたりまえ。

ロックするとどのようなことが起きるかというと、突然ドンッ!というものすごい衝撃と痛みを感じ恐怖を覚えます。
このとき絶対に手を離してはいけません。ドリル本体側が回転しようとするのを押さえながらトリガースイッチを放します。

なので全神経を集中していつロックが起きてもいいように構えていました。

衝撃の瞬間に運悪く手がドリルの回転保持ボタン(回りっぱなしになるボタン)にあたって押されてしまうと、場合によってはパニックになって誰かに電源プラグを抜いてもらうまで回転トルクと戦うことになります。

その間、ドリル本体は”ブーン・・・”と唸り続けます。

手を緩めるとドリル本体が回転して更なる被害を及ぼします。

また当時はドリルは絶対右側に構えないとだめでした。
左に構えると左手でドリルのトリガー部をつかむことになり、ドリルがロックした際にそのトリガー部分に入っていた指が回転力によって折れてしまうため。

これで指を折った人はたくさんいましたね。
だいたいは初心者の人でしたが。

まえはこんなに危険な作業だったんですよ。

こうした中、ドリルの流れを変えたのはヒルティとボッシュだったんじゃないかと思います。
日本のメーカーじゃないんですよね。
当時の日本メーカーは努力と根性の振動ドリル😅

海外製でははじめにヒルティを使いましたが無段変速、正逆転、強力なハンマー機構、クラッチ付き、脱着容易なシャンク形状と驚きました。

日本は遅れてるな~と思いましたね。

やはり安全な工具が一番です。

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