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2022年6月28日 (火)

MADE IN JAPAN はどこへやら

あるお宅で新品のエアコン取り付け工事をしていると・・・
新品室内機の冷媒管接続部にキズがある
室内機の冷媒管接続部にキズがあります。

画像を拡大すると
キズの画像を拡大
変色しているだけのようにも見えますが爪で探ると明らかに線状の溝があります。

この部分は室外機につながる冷媒管(銅管)が接続されるのですが、その冷媒が漏れないように密着するところです。

ここにキズがあるとリークする可能性があります。

しかし確実に漏れるかどうかはある程度の期間(数か月から数年)使用してみなければわかりません。

そのことをお客さんへ伝えると「そのままで付けてください」とのことで作業は続行することになりました。

なにかあったときのためにこの状態をお客さんにも撮影保存していただきました。

このようなキズは日本メーカーが海外生産をするようになってから増えた感じがします。

工作技術も落ちているでしょうし、なにしろ部品工場で製作している人は自分が何を作っていてどのように機能するか理解していないと思われます。

そしてメーカーも下請け企業から来た部品を何も確認せずそのまま組み立てて出荷しているのではないでしょうか。

こうしたことは特定のメーカーや部品の話ではありません。

全体的に品質の低下を感じます。

この業界における”MADE IN JAPAN”は過去の栄光に過ぎません。

がっかりというか、やるせなさを感じます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2022年6月24日 (金)

エアコン品薄、入替工事

およそ11年前、お引っ越しにより当店で移設し取り付けたエアコンを新品へ入れ替える工事に伺いました😊

このたびも当店をご利用いただき有り難うございます😄

当時取り付けた時の壁の状況などは当然覚えていないため、まずは撤去工事を行い機種選定をする手順で行います。

こちらが撤去するエアコン
撤去するエアコン室内機
さすがに取り付けた時のことは覚えていませんね😅

この室内に使用している配管化粧カバーはパナソニック製。

現在当店で使用しているものとは異なります。

このパナソニック製のカバーは強度があり使用していたのですが、これを売っていた資材店が閉店してしまい使わなくなりました。
(現在は入手性のよい因幡電工製を使用)

室外側は
撤去を行うエアコン室外機とパイプ
テープ巻きの仕上げになっています。

紫外線による劣化はありますがまだ破れてはいません。

テープの巻き方やパイプの仕上げ方からまちがいなく当店の工事で当時からそのままです。

こちらのエアコン、取り替える理由は室内機のカビが多くなったことや音がうるさくなったためだそうです。

運転してみるとまだ問題なく冷房が効いています。

冷媒を室外機に回収するためポンプダウンを行います。
冷媒を室外機に回収するためポンプダウンを行う
電線の施工は現在と変わりませんね。

外装シースをむき過ぎて中身が見えているといったお粗末な施工は昔からしていません。

冷媒管を外します。
冷媒管のフレアに問題なし
フレア面はきれいでバリやカエリなどはありません。

撤去が終わりました。
室内の配管化粧カバーは再使用する
この室内の配管化粧カバーはまだまだ使えるので再使用します。

問題はこの壁
室内機の重みで壁が手前に変形している
室内機の重みで黄色の丸部分が手前に少し変形してきています。

中央の少し右に下地の木材が縦に入っているのでそこへは木ねじで固定してあったのですが両サイドは石膏ボードのみ。

室内機は12.5kgでそれほど重い機種ではありませんが長年の荷重には負けてしまったようです。

新しく取り付けるものはもっと軽い機種にした方がよさそうですね。

機種を検討してこの日の作業は終了。

後にお客さんからメールが届き、検討した機種は品薄で入手困難な状況だそうで別の軽めのものを発注されたとのこと。

今年はいろいろな原因でエアコンの生産が思うようにならないみたいですね。
困ったもんです🤔

そして取り付け工事に再訪問。
新しいエアコンの取り付け工事を開始
まず据付板を取り付け。

配管化粧カバーはそのまま利用するのでそこへ合わせて設置します。

ミリ単位で合わせますがミスは許されません😆

配管処理まで終わりました。
室内機設置と配管処理まで完了
一部配管化粧カバーが付いていませんが、ここは工事の最後のほうで取り付けます。

室外側のパイプを加工していきます。
室外側の配管加工をする
今回もテープ巻き仕上げです。

室外側の施工が完了
室外側の施工完了
真空引きには100V電動ツーステージ真空ポンプをいつも使用しています。

室外機裏のパイプは
ドレン勾配を確保するため斜めに配管
ドレン勾配を確保するため斜めに配管しました。
(ドレン排水管は水を流れやすくするため末端に向かい下っていく勾配が必要です)

これは撤去したエアコンでも同じ方法で施工してありました。

室外側の穴を埋める前に撮影した画像ですが
室外側から穴の中のドレン勾配を確認
配管穴内部のドレン勾配を確認します。

その後、内外共パテ埋めをしました。

最後にカバー内部も
配管化粧カバー内部もドレン勾配確認
ドレン勾配を確認してカバーします。

このようにエアコン工事は細かな部分もドレン勾配を気にする必要があります。

なぜこの部分を最後にするかというと外部の配管処理をする間に動くことがあるためです。

手間がかかりますね😆

取り付け工事が完了
取り付け工事が完了し試運転する
絶縁抵抗を測定後、試運転開始。

お客さん立ち合いのもとチェックを行い問題なく終了となりました😊

ちょっと残念なのはご希望の機種を購入できなかったことだと思います。

世の中グローバル化のおかげで何かと問題が起きますね。

人も社会も広くつながるということはそれだけリスクも多くなるということでしょうか。

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http://kato-aircon.com/

2022年6月22日 (水)

リモコンを受信しない原因は

エアコンがリモコンを受信しないという点検依頼をいただきました😊

当店をはじめてご利用のお客さんです。
ご依頼いただき有り難うございます。

事前には「リモコンに反応しないけれど本体の応急運転スイッチでは動く」とご報告いただいています。

こうなると本体側の受信部に問題がありそうです。

訪問してこちらがその室内機
リモコンを受信しなくなった室内機
左右下部分のカバーが付いていませんが・・・

お知り合いから譲っていただいたエアコンのようでなぜないのかは不明です。

ぱっと見でいろいろ施工に問題がありそうですが、今回の点検対象ではなのでスルーすることにします😅

リモコンの送信状態は
リモコンの赤外線送信を確認
問題ありません。

しかし本体へ向けて送信しても反応はありません。

室内機の応急運転スイッチを押すと運転ランプが点灯して動き出しました。

やはり受信側ですね。

本体の受光部は
室内機の赤外線受光部
ここにあります。

その右側には5つのLED表示ランプがあります。

ひとつの基板に受光部と表示部のついたもののようです。

内部を点検するために本体のカバー類を外しますが・・・
室内機のカバー類を外して点検する
ねじ類がばらばらに使用されていて長過ぎたり無くなっていたりと誰かが以前に開けたような形跡があります。

お客さんに尋ねると業者にエアコン洗浄をしてもらったとのこと。

当時は問題なく使用できていたがその後しばらくしてリモコンが反応しなくなったそうです。

もしかするとその時の薬品が基板を侵しているかもしれません。

受光部はここ
エアコン室内機のリモコン受光部
見た目では問題ありません。

マルチテスターで制御基板からの印加電圧と出力の変化をみるとこちらも問題ないように見えます。

しかしテスターでは詳しくまではわかりません。

反応が鈍くなっていることも大いに考えられるのでやはり受光部不良と判断し一旦室内機のカバーを戻しました。

カバーを戻して本体の応急運転スイッチを押すと・・・

あれ、うごかなくなった😱?

いや動いてる?

室内機は運転を開始しますが運転ランプが点かなくなりました🤔

再度カバーを開けて今度は基板のコネクタ類を点検します。
受光・表示部基板のコネクタを点検
青い部分が接続コネクタ。

洗浄時の薬品による腐食やピン折れなどがないかチェック。

こちらは問題なし。

次に制御基板側も見てみます。
制御基板側のコネクタを点検
あら?

これ・・・
制御基板に差さっているコネクタが傾いている
コネクタが傾いてますよ。

これか・・・

洗浄時に取り外したりしてちゃんと差し込まれていなかったと推測します。

まれに新品のエアコンでこのようなことも過去には遭遇しましたが滅多にありません。

一度コネクタを抜いて異常はないのできちんと差し込みました。

念のため他のコネクタも差し込み確認。
室内機制御基板のコネクタ差し込みを確認
他は問題ありませんでした。

これでリモコンを操作すると「ピピッ、ピッ、」と反応するようになり表示ランプも全部点灯を確認。

正常に使えるようになりました。

受光部部品を取り寄せなくてヨカッタ😅

危うく発注するところでした。

今回は点検と処置で完了となりました😊

不足や長すぎるねじは手持ちのものを使用し取り付けておきました。

エアコン洗浄をする業者さんは電気的、機械的なことには不慣れな方が多いので分解すると元通りに戻せないとか、壊してしまうことが多いですね。

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