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2024年12月 8日 (日)

コンセントの増設工事

電子レンジを使用するとパソコンが落ちて(消えて)しまうのでコンセントを増設してほしいという依頼をいただきました😊

今回はエアコンとは関係ない工事です。

といっても以前からエアコン工事で何回も訪問している会社さんの事務所です。

現状は、
キッチンの家電品がタコ足配線されている
(上に見えるエアコンは以前当店で取り付けたもの)

キッチンで使用している電子レンジをはじめ、冷蔵庫、ポット、コーヒーメーカーなどが延長コードの先端でタコ足配線になっています。

しかも延長コードをたどると元は壁のコンセントにパソコン数台と共に使用されている状況。

電子レンジを使うとパソコンが1台だけ落ちてしまうとのことで高負荷による電圧の低下と考えられます。

そのパソコンだけ電圧低下への耐性が弱いのかもしれませんが、解消するためキッチン用にコンセントを増設したいと思います。

分電盤は
分電盤
事務所の外壁に設置されています。

こちらの事務所は大きな鉄骨構造の建屋内にあるので外壁と言っても雨があたるところではありません。

右のブレーカー3つは切れているので使用されていないようですね。

このあたりから配線できるかもしれません。

分電盤を開けました。
分電盤を開けた
しかし右の3つは200Vでそのままでは使用できません。

100Vへの切替用のバーもありません。

でも左の方に100Vの空き回路がありました😄ここを使うことにします。

配線経路は分電盤から上へあげて天井の上を通します。
分電盤から天井の上を配線する

上って奥の方がキッチン。
天井の上
天井の上は倉庫代わりに物が置かれているのでそれを避けて通します。

キッチンの天井に電線を通す穴を開けて
キッチンの天井に電線を通す穴を開けた
ここからケーブルを入れて竿で分電盤側から引っ張ろうと思ったのですが物が障害となってムリ。

仕方ないので天井の上にあがりました。
天井の上にあがる
こちらの天井は細い梁を通してそれに吊ってあるだけなので中央を歩くことはできません。

以前こちらの社員の方は天井を踏み抜いたそうで😅

端の部分を細心の注意を払いながら進みます。

一応、天井の歩き方は心得ているので落ちることはないでしょう。

天井の上は他の電線と同じく”ころがし配線”。
天井の上をころがし配線
使用したケーブルはVVF2.0mmです。

無事に天井から落ちて😱・・・じゃなく降りてコンセントを設置。
コンセントを設置

付いていたブレーカーは取り外して
ブレーカーを取り外して新品へ交換する
新品に交換することにしました。

外したブレーカーは
外したブレーカー
5年製と書かれているのでたぶん平成5年のことだと思います。

もし西暦なら05年製と書くと思いますが、いずれにしても交換時期を過ぎてますので。

用意した新品のブレーカー
新品のブレーカー
仕様は外したものと同じです。

取り付けました。
新品のブレーカーを取り付けた
配線も接続。

絶縁抵抗等を測定したらブレーカーON
ブレーカーON
100Vでは極性があるので間違いないことを確認。

施工完了です😊
コンセント増設が完了
さっそくタコ足にされてますけど😅

数日後、パソコンが落ちないか聞いたところ”大丈夫”とのこと。

めでたし、めでたし😄

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年12月 5日 (木)

撤去、現調後に取付工事②

さて前回の続きで取り付け工事にかかります😊

今回は撤去・調査から2週間ほど間があいての工事です。

まずは配管穴の状態(外壁側から見てます)
配管穴の状態
ここにスリーブ(丸い筒の養生管)を差し込むわけですが穴の形状とは合いません。

スリーブの周りに隙間ができてしまいます。

壁の中はウレタンフォームが隙間なく充填されているので問題ないのですが、外壁と構造板の間に空間があり通気スペースになっています。

穴が歪なためこのままではその通気がスリーブの外側を通って室内に流れ込んでしまう状況です。

なので穴の周囲のみパテとシーリング材で封止しました。
風が入らないようにパテとシーリング材で封止
これで大丈夫でしょう😄

スリーブを差し込み、据付板を取り付けました。
配管穴にスリーブを差し込み、据付板を付けた
このあと室内機の取り付けは無事終わって外の配管作業へ。

外壁の配管カバーの端末に部品を追加。
外壁の配管カバーの端末に部品を追加

カバーにパイプなどを収めてフタを付けました。
カバーにパイプなどを収めてフタを付けた
これでフタが下がることはありません。

室外機を設置。
室外機を設置
ちょっと光の加減で影がのって見にくいのですが😅

エアコンの絶縁抵抗を測定したら電源プラグを差し込み運転開始。
エアコンを試運転
動作が安定してきたらお客さん立会いで動作チェック。

ドレン排水も注水確認しOK。

その他も問題なく作業終了です😊

今回のように現地調査を必要とするケースは多々あります。

こちらのお客さんは初めから「撤去と現地調査を行ったうえで・・・」とお申し出があり、取り付け機種が限定されることを承知の上でご連絡いただいたので作業もすんなりと進められ助かりました😄

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年12月 4日 (水)

撤去、現調後に取付工事①

エアコンを入れ替えるにあたり、撤去と現調を先に行い、機種選定後に取り付けに伺うという工事依頼をいただきました😊

こちらは撤去する室内機
撤去する室内機
本体寸法(幅73cm)が通常(幅80cm)のものより小さく購入するエアコンが取り付けられるか確認する必要があります。

なおこのエアコンを取り付けたのは当店ではありません。

室外機はすぐ後ろにあるバルコニーに設置されています。
撤去する室外機
室外機の置台はアルミ製でまだ使用可能なので再利用することにします。

パイプには配管カバーが取り付けられています。
パイプには配管カバーが付けられている
このカバーは廉価版のものですがまだ劣化は進んでおらずこちらも再利用します。

バルコニーの上に半透明の屋根が設置されており日光の紫外線があまり当たらなかったためでしょう。

撤去をしていると・・・
配管穴が丸くない
配管穴が丸ではなく下が角形に切り広げられています。

こちらが新築されたとき工務店にエアコンを取り付けられるよう配管穴を開けてもらったらしいのですが、その穴の位置が高すぎたためエアコン設置の際に削ったそうです。

穴の中はパイプにテープが巻かれていなかったり、穴にスリーブ(養生管)が設置されていませんね。

撤去が終わりました。
エアコンの撤去が終わった
室内側の穴も下が角形に削られています。

では新しいエアコンが設置可能か調査します。

まずは穴の高さ
配管穴の高さを測定
購入予定の室内機の高さは25cmで本体下面が穴の下部とほぼ同じ高さに設置することになります。

それより穴が高いと排水管が持ち上がってしまい水漏れなどの不具合が起きます。

廻り縁から27cmあるから余裕で大丈夫、ではありません。

室内機は金属の据付板を壁に取り付けてそこへ引っ掛けるようになっています。

その引っ掛けしろの分、室内機が下がるのです。

次に左右も調査。
配管穴の位置を調査
こちらは左にあるカーテンレールが本体に少し当たりそうです。

持参したエアコンの詳細寸法図面を見ながら確認し、状況により穴を加工することになるかもしれないが購入予定の機種で設置可能と判断しました。

そのほかに気になったのがココ(配管カバー)
配管カバーがズレ下がる
端末に部品が付けられていないため、これではしばらくするとカバーのフタがズレ下がります。

下がるとそのぶん上部に隙間が開いてカッコ悪いし、内部のパイプの劣化が早まります。

お客さんもそのことに気付いてときどき上げていたようです。

まあ、このズレ下がりがわかってないエアコン工事屋さんもいますからね。

設置したときはフタがカッチリはまり、かなり力を入れないと下がらないのでそうなるとは思わないのでしょう。

このフタが下がるのは太陽光が関連しています。

日が当たると温められてフタ側が少し伸びます。

そして日陰になると縮みます。

それを繰り返すうちに重力も加わり徐々に下がっていくのです。

気づいたらカバーに隙間が👀・・・となるわけ。

ここには部品を付けることにします。

これにて調査完了😊

次回設置工事をアップします。

Katoairconservice_mark160
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