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2026年10月13日 (火)

複数個所の水漏れ(その1)

さて今回は室内の配管化粧カバーと室外機周りの水漏れ問題にお悩みのお宅へ点検修理に伺います😊

場所は横浜市内にあるマンション。

まずはマンションでは定番となっている室内の配管カバーの水漏れから
室内配管カバーからの水漏れ
お客さんに漏れる量や水滴が落ちるテンポなどをお聞きすると配管結露のようです。

漏れ出る部分のカバーを開けます。
配管カバー内部の冷媒管は断熱補強されていた
内部の冷媒管は断熱補強されていました。

以前にも配管結露が起きたとのことで他の業者さんで補強したものでしょう。

しかしその後も水漏れは止まらず。

開けたところを近くで見ると
配管カバーに水が溜まっている
水が溜まっています。

この部分のカバーを開けると
配管カバーを開けると水がたくさん落ちた
一気にたくさんの水が落ちました。

冷媒管だけでなくドレンホースも
ドレンホースにもたくさんの結露水
大量の結露水。

その主な原因はいつものおなじみ
配管穴のパテ埋め不足
配管穴のパテ埋め不足です。

ここから屋外の湿った温かい空気が配管カバーの中へ流れ込むのでいくらパイプを断熱補強しても無駄。

それとドレンホースにあれだけの結露水が着いた原因は
ドレンホースにたるみ
ドレンホースがたるんでいるから。

ここに室内機の熱交換器から出た冷たいドレン排水が溜まってドレンホースの表面温度を余計に下げてしまうためです。

またこのようなたるみがあると内部は次第に雑菌によるスライムのようなドロドロ状態になり最後は詰まって室内機から水漏れを起こします。

たるみをなくし下り勾配に修正。
ドレンホースを外へと下り勾配に修正
本来こうした細かなこともエアコン設置業者がするべきですが。

それと配管穴の中
配管穴の中のドレンホースに勾配がとれていない
ここもドレンホースが手前で一番下あたりに位置しているのでおそらく穴の中で逆勾配(上り勾配)になっています。

この配管穴の中の勾配も施工業者は見落としがち。

しかも施工後での修正はままならない。

できる限りですがドレンホースの端材を入れて
ドレンホースの端材で勾配をつける
少しでも勾配を付けます。

あとはすき間をなくすようにパテ埋め
すき間をなくすようにパテ埋め
パイプの間などへも押し込むため終わった後に指を見るとどこかしら切れてます😅イテテ・・・

カバーを元通りに
配管カバーを元通りに戻した
次は外側へ。

こちらも配管カバーされています。
外壁側配管カバー

開けました。
パテはすき間だらけ
パテはすき間だらけです。

下側は
パテで十分に塞がれていない
塞がれていません。

反対側も
パテにすき間
同様。

本来あるべき機能はしていません。

埋めなおしました。
パテを埋めなおした

下側
すき間のないようパテ埋め
電線との間も押し込みます。

反対側
パテ埋め
奥まで押し込みました。

これだけではパテが硬化してすき間ができるかもしれません。

そこで表面をコーキング
パテの表面をコーキング
パテの硬化とすき間を防止できます。

カバーを戻しました。
配管カバーを付け戻した。
これで外気の流入量を少なくでき室内の配管結露も減ります。

なおパイプは断熱されていても冷たくなるので完璧に配管結露をなくすことはできません。

多少の結露であれば表面に着くだけで漏れ出ることはなくなります。

今回はここまでで次回室外機周りの水漏れ点検修理の模様をアップする予定です😊

Katoairconservice_mark160
https://aircon.la.coocan.jp/

2026年10月 9日 (金)

室内カバーの中は真っ黒

都内にある高層マンションの一室で室内の配管カバーからの水漏れ点検に伺いました😊

こちらが到着時の状況
室内配管カバーからの水漏れ点検を行う
漏れる水をビニール袋で受けています。

漏れ方や量をお聞きすると内部の配管結露の可能性大。

配管カバーを開けてみましょう。
室内の配管カバーを開けた
あららパイプが真っ黒ですね😅

カバーの内側もこのとおり
カバーの内側も真っ黒
真っ黒です。

その原因は
パテがしっかり埋められていない
パテがしっかり埋められておらず隙間があるためです。

ここから屋外の排気ガスなどの粉塵が吸い込まれて時間をかけてこのようになったことがうかがえます。

数年前にも水漏れして他社にてパイプの断熱補強をしてもらったそうですが
結露を起こす配管
それだけでは外気がパテのすきまから常時吹き込んでくるため配管結露はどうしても多くなります。

周囲の壁もカバーから漏れ出る外気で少し黒ずんでいました。

24時間換気システムが作動していることやキッチンの強力な換気扇で室内は屋外に比べいつも負圧になっているためです。

とくに建物が大通りに面していたりすると排ガスの影響が強くなります。

新しいパテですきまがないように埋めなおしました。
パテを埋めなおした
とくにパイプとパイプ、電線との間もできる限りパテを詰めます。

周囲が黒いので新しいパテもところどころ黒くなってしまいます😅

外側も同じようにパテにすきまがあるはずなので点検します。
外側のパテも点検する
こちらもカバーが付いています。

開けると
パテにすきま
やはりこちらも同様に表面はパテが付いていますがパイプ間などは埋められていません。

曲げられたパイプの内側は埋めようとした気配すらない状況
パテが埋まっていない
外気が入りホーダイです。

こちらも硬化した古いパテをはがして新しくします。

可能なかぎりパテを隙間なく押し込んで
パテを埋めなおして表面にコーキング
表面はコーキングして隙間防止。

カバーを戻します。
配管カバーを戻す

室内の配管カバーは作業している間に洗っていただきその後取り付けました。
内側の配管カバーも元通りに戻す
外気の流入がほぼなくなったことを確認。

その他に水漏れがないかドレン排水テストも行います。

排水は正常に屋外へ流れ出ましたが・・・

室内機からポンポンポンポン・・・と音が。

ドレン管に取り付けられている音止め用の逆止弁が汚れているようです。
ドレン用逆止弁
お客さんに掃除方法を説明して洗っていただいたのですが弁の動きが渋く、開きっぱなしになっていました。

これでは音は消えません。

そこで作業車にあった新品の同じ逆止弁と交換。
逆止弁
弁の動きは良好、音は消えました😄

しかし逆止弁を定期的に掃除しなければならないことはご存知なかったようで。

その必要性をエアコン取り付け業者が説明しないことが多い、というかほとんど説明しないようです。

これが詰まると室内機から水が出て部屋が水浸しになるので付けているお宅はしっかり掃除してくださいね。

そのときに弁の動作も確認するのがよいです。

これにて点検および補修の作業が完了です😊

Katoairconservice_mark160
https://aircon.la.coocan.jp/

2026年10月 5日 (月)

エアコンが漏電

エアコンが漏電して漏電遮断器が作動したという点検依頼をいただきました😊

コンセントにエアコンのプラグを差し込むだけで漏電遮断器が落ち、家の電気が全部消えてしまうとのこと。

先日も漏電点検がありましたがそのときは虫の影響でしたね。

さて今回は・・・

場所は横浜市内の一戸建て。

現地に到着しさっそく点検を開始。

あ~ハイハイこの機種ですね~(側面カバーは点検のため外しました)
室外機で漏電点検開始
みただけで漏電箇所の見当は付きました。

ここは室外機の端子台
室外機の端子台
つなぎ方があまりよくありませんがここには漏電はありません。

ここでまず現在も漏電しているか計測
絶縁抵抗計の針は0Ω
絶縁抵抗計が0Ωを指して漏電中です。

室外機の天板と前面のグリルを外して中にある回路図を確認。
回路図
黄色〇の部品(膨張弁)があやしいと踏んでいます。

その弁につながるコネクタを制御基板から外します。
制御基板からコネクタを抜く
これで先ほどの膨張弁が電気的に縁が切れました。

端子台で再度絶縁抵抗を測定。
絶縁抵抗計で測定
25MΩあたりまで抵抗値が上昇し正常になりました。

ここで「え?抵抗は無限大になるのでは」と思われるかもしれませんが新品のエアコンでも無限大にはならないんですよ。

見当をつけていた部品(膨張弁コイル)でしたので点検は簡単に終わりました😄

お客さんへなおす費用(部品交換)を伝えて修理することに。

すぐに部品を注文したところ、メーカーのサービスステーションに在庫有とのことで引取りに行き、あくる日に修理に再訪問しました。

やはりサービスステーションのあるメーカーはこういうときに強いですね。

近頃は注文して後日に配送されてくるメーカーが増えてそのぶん修理までに時間がかかるようになりました。

箱に入った部品。
箱に入った部品
膨張弁コイルと呼んでいますがメーカーの商品名は制御モーター。

冷媒の流量を制御するコイルだからです。

室外機の外板を全部外して
室外機の外板を外した
黄色〇のあたりに交換するコイルがあります。

吸音材をめくると
漏電している膨張弁コイル
漏電している膨張弁のコイル出てきました。

結露防止の断熱テープで覆われていましたがコイルを外すためにすでに破きました。

そして交換後
膨張弁コイル交換後
断熱テープは必要ありません。

これは外したコイル
外したコイル
回転する弁を覆っているステンレスの筒と接触するためかだいぶサビついてます。

ドーナツのような形状で
外したコイルはドーナツのような形状
穴が開いています。

新品のコイルは
新品のコイルは上部がモールドされている
上部がモールドされていて断熱テープを貼らなくてもよくなっています。

このように部品などはちょこちょこ改良されます。

コイルを室外機側の弁へ取り付けるとステッピングモーターとして弁が動くようになり水道の水栓のように開けたり閉めたり電子制御で冷媒の流量をコントロールします。

コネクタを制御基板へ差し込みます。
コネクタを制御基板へ差し込む
基板には英語でエキスパンションバルブと書いてありますね。

膨張弁は呼び名が他にも減圧弁、制御弁などとも呼ばれます。

膨張というとピンときませんが、コンプレッサーの圧縮と真逆の動作をする冷媒を減圧膨張をさせる弁なのです。

上でも触れましたが流量制御という役割も。

車のエアコンでは英語でエキスパンションと呼ぶ方が多いようです。

ついでに端子台の電線のつなぎがいまいちなので直しました。
端子台の電線のつなぎをなおした

外板をすべて元通りにして
室外機の外板を元通りに戻した
室内へ入り確認のため絶縁測定。

正常な抵抗値なのでコンセントにプラグを差し込み運転開始。

これで漏電遮断器が作動することはなくなりました😊

今回は部品劣化での漏電でした。

その中でも修理費用が安い部類だったのが幸い。

これがコンプレッサーだったりするとかなりの高額でエアコン本体の買い替えになることが多いでしょう。

Katoairconservice_mark160
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