古くないエアコンを撤去し新品へ
エアコンの撤去と新品取り付け工事の依頼をいただき伺いました😊
こちらが撤去するエアコン室内機
量販店で購入設置(新品へ交換)され3年程度しか使用していないものですが効きが悪くなり、また今回新品へ交換することにしたそうです。
どのような施工がされているか見ながら撤去作業します。
(というか見えてしまう😆)
外側から撤去開始。
配管化粧カバーはこのエアコンを設置したときに交換したとのことで、まだまだ使える年数なので再使用します。
この配管化粧カバーは廉価で華奢なタイプ。
部品代が安く済むので量販店などの下請け業者さんには人気の品。
カバーにある文字が上下逆になっていますが工事への姿勢が表れるところでもありますね。
配管穴部分のカバーを外すとパテはまあそこそこ普通に付けられています。
この廉価版のカバーは小さめにできているので配管穴の雨仕舞がしにくい造りでもあります。
パテをめくると・・・
案の定いつものとおり配管穴にスリーブ(養生管)がありません。
おそらく前回エアコンを交換したとき既になかったのだと思いますがそのままにされています。
外壁はモルタル。
穴の内面には切れたラス網(金属の網)が出ています。
スリーブが入っていないため壁内の空気が室内に流入するなどとこのブログでいつも書いてますが、その他の重要なことにラスからの絶縁という目的があります。
ラス網はモルタルを保持するなどのため建物外壁全体に張られていますが、もし電線に刺さったりするとこのラスに電気が流れ危険です。
また電線だけではなく冷媒管(銅管)と接触してもエアコンが漏電した際など危険な場合があります。
そういった点でもスリーブは重要なのです。
よく見るとねじが抜けかけています。
据付板の上部は室内機の荷重がもろにかかるのでしっかりした固定方法でないとこのようになります。
その他にもちらほら気になるところはありましたがこの辺で。
今回は本体左後ろに配管穴があるので冷媒管を外から差し込み壁面へ曲げておきます。
本体背面で冷媒管を接続するためです。
作業の効率だけを考えれば室内機を下した状態で冷媒管などを接続したほうが早いのですが、当店ではドレンパンなどへの負担や排水勾配確保などの観点からそれは基本的にしません。
(状況により例外もありますが)
室内機を壁に掛けました。
配管穴の位置が高く室内機が天井近くになるため室内機の前面グリルを外して作業。
外側の配管と室外機への接続をして工事完了です。
床の排水勾配によりちょっと室外機の傾きが気になりましたがお客さんからは、これまでもこの状態でつかっていたのでそのままでよいとのことです。
試運転をして作業完了となりました😊

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