フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »

2025年10月

2025年10月27日 (月)

古くないエアコンを撤去し新品へ

エアコンの撤去と新品取り付け工事の依頼をいただき伺いました😊

こちらが撤去するエアコン室内機
撤去するエアコン室内機
量販店で購入設置(新品へ交換)され3年程度しか使用していないものですが効きが悪くなり、また今回新品へ交換することにしたそうです。

どのような施工がされているか見ながら撤去作業します。
(というか見えてしまう😆)

外側から撤去開始。
室外側から撤去作業を始める
配管化粧カバーはこのエアコンを設置したときに交換したとのことで、まだまだ使える年数なので再使用します。

この配管化粧カバーは廉価で華奢なタイプ。
配管カバー
部品代が安く済むので量販店などの下請け業者さんには人気の品。

カバーにある文字が上下逆になっていますが工事への姿勢が表れるところでもありますね。

配管穴部分のカバーを外すとパテはまあそこそこ普通に付けられています。
配管穴のパテ
この廉価版のカバーは小さめにできているので配管穴の雨仕舞がしにくい造りでもあります。

パテをめくると・・・
配管穴にスリーブがない
案の定いつものとおり配管穴にスリーブ(養生管)がありません。

おそらく前回エアコンを交換したとき既になかったのだと思いますがそのままにされています。

外壁はモルタル。
配管穴から出ているラス
穴の内面には切れたラス網(金属の網)が出ています。

スリーブが入っていないため壁内の空気が室内に流入するなどとこのブログでいつも書いてますが、その他の重要なことにラスからの絶縁という目的があります。

ラス網はモルタルを保持するなどのため建物外壁全体に張られていますが、もし電線に刺さったりするとこのラスに電気が流れ危険です。

また電線だけではなく冷媒管(銅管)と接触してもエアコンが漏電した際など危険な場合があります。

そういった点でもスリーブは重要なのです。

室内機を下しました。
据付板
壁にあるのは据付板。

よく見るとねじが抜けかけています。
ねじが抜けかけている
据付板の上部は室内機の荷重がもろにかかるのでしっかりした固定方法でないとこのようになります。

その他にもちらほら気になるところはありましたがこの辺で。

さて次は新品を取り付けます。
新品のエアコン
ダイキン製です。

据付板をしっかりつけて
据付板の取り付けと配管穴にスリーブを付けた
配管穴にスリーブを差し込みました。

今回は本体左後ろに配管穴があるので冷媒管を外から差し込み壁面へ曲げておきます。
配管穴から冷媒管を室内に差し込んだ
本体背面で冷媒管を接続するためです。

作業の効率だけを考えれば室内機を下した状態で冷媒管などを接続したほうが早いのですが、当店ではドレンパンなどへの負担や排水勾配確保などの観点からそれは基本的にしません。
(状況により例外もありますが)

室内機を壁に掛けました。
室内機を壁に掛けた
配管穴の位置が高く室内機が天井近くになるため室内機の前面グリルを外して作業。

接続が終わって浮かしていた室内機を壁面に付けます。
室内機の配管接続作業が終わった

前面グリルを取り付けて室内側完成。
室内機の設置が終わった

外側の配管と室外機への接続をして工事完了です。
エアコンの設置工事が完了
床の排水勾配によりちょっと室外機の傾きが気になりましたがお客さんからは、これまでもこの状態でつかっていたのでそのままでよいとのことです。

試運転をして作業完了となりました😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月23日 (木)

前回の続きで取付工事

さて撤去から数日経過しまして取り付け工事を行います😊

エアコンはネットで購入され、すでにお客さん宅へ届いています。

今回は停電などありませんように・・・😅

エアコンを取り付ける場所は壁紙がはがされていました。
室内機設置場所
設置後に漆喰を施工されるそうです。

露出している石膏ボード表面を見てもやはり団子張りです。

そしてウレタンフォームを注入していただいた配管穴は
ウレタンフォームですき間を埋めてもらった配管穴
注入後かなり膨らんで穴が塞がってしまったとのことでΦ75mmのコアドリルで開孔しました。

こちらがドリルで取り除いた円柱形のウレタン
コアドリルで取り除いたウレタン
結構膨らんでました😄

これなら躯体とボードの隙間もしっかり塞がったことでしょう。

室内機の取り付け準備で壁にボードアンカーを付けます。
壁にかさ式ボードアンカーを付ける
エアコンメーカー推奨の金属製かさ式ボードアンカーです。

とはいえ重量級の室内機の場合では石膏ボードにボードアンカーだけでは抜けてしまう危険性があります。

また団子張りでは石膏ボードごとはがれてエアコンが落下した事例もありますから。

そこで今回、軽い機種を選定してもらった次第です。

室内側設置完了
室内側が設置完了
配管穴のパテ埋めとカバーの取り付けは外の工事が終わった後に行います。

室外側も工事完了。
室外側も工事完了
この時点で窓を閉めてキッチンのレンジフードを回していただき室内側の配管穴から風が出てこないことを確認しOK。

夏の室内配管結露を最小限に抑えることができます。

室内側配管穴のパテ埋めとカバーを付けて試運転開始。
エアコン試運転開始
試運転結果は問題なく作業完了です😊

停電もなく無事終了することができました。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月20日 (月)

エアコン撤去して壁の状況調査

エアコンを新品へ入れ替えるにあたり、室内機を取り付ける壁の強度を調べるため撤去工事に伺いました😊

場所は横浜市内のマンション。

撤去するのはこのエアコン
撤去する室内機
以前、右の配管カバーから水漏れが起き点検したところ、施工があまり良くなくエアコンも古いのでこれを機に入れ替えることに。

壁紙が一部剥がされていますが工事完了後に漆喰を施工されるそうです。

すでに撤去を始めていますが室外側
室外側
ポンプダウンして室外機に冷媒を戻します。

室内と室外の壁に取り付けられた配管カバーはそのまま再利用します。

外のカバーを外すと配管穴のパテがはがれていました。
配管穴のパテがはがれている
パイプの断熱材などが縮んでこのような状況になったと思われます。

パテを取り除くとドレンホースが潰れていました。
ドレンホースが潰れている
ちょうど穴の角にホースの曲がらないつなぎ部分が来ていることが主な原因でしょう。

しかしそれ以前に室内側からここに至るまで屋外用のドレンホースを断熱せず使用していることが問題ですが。

室内側のパテも取り去りました。
室内側の配管穴
元々新築時には付いていたであろう穴のツバが取り外されているためコンクリート躯体と石膏ボードの間の空間が露出しています。

これでは他の通気口のすき間などからの外気がここから入ってくるので外側の穴をしっかり塞いでもダメですね。

そこで取り付け工事までの間にホームセンターで売られているスプレータイプのウレタンフォームで塞いでいただく提案をしました。

撤去完了
エアコン撤去が完了
壁の強度を調べます。

いままで室内機を固定していたのはエアコンには使用が禁止されているねじ込み式ボードアンカー
エアコンに使用が禁止されているねじ込み式ボードアンカー
抜けて室内機が落下してしまう事態が多発しています。

このアンカーの周囲も石膏ボードが崩れ始めていました。

それはさておき石膏ボード表面から躯体までの距離を測ると
壁表面から躯体までの距離
70mm近くあります。

これならば木材や金属で下地が組まれているのでは・・・

と期待したのですがセンサーや針、マグネットで調べたところ石膏ボードはGLボンドによる貼り付け(団子張り)であることが判明。

躯体に吹き付けられたウレタンフォームの上にGLボンドという練り物の接着剤をところどころに点々と付けて石膏ボードをペタッと貼り付ける方式です。

これでは軽い室内機一択になります。

当初購入を予定していたものより軽い機種に変更していただきました。

などといろいろ打ち合わせをしていたところ・・・

部屋の電気が突然消えてしまいました🤔

えーと、うちは何もしてませんけど・・・

分電盤を見させていただくと漏電遮断器は作動していない。

またこちらはスマートメーターなので電気の使い過ぎであれば自動復帰するはずですが一向に電気は入らず。

もしや・・・

エレベーターを見に行くと止まっている。

周辺を見渡すとなにやらあちらこちらから人が出てきて話をしている状況。

こりゃ停電だ・・・

これから道具や撤去したエアコンを運び出すのですがここは7階😰

周囲の人の話し声に「2時間・・・」と聞こえてきました。

どうやら復帰まで2時間かかるようです。

原因は電力会社の設備故障。

周辺地域一帯が停電中。

なんとタイミングの悪い・・・でもエレベーターに乗っている時でなくてよかった。

お客さんからお申し出いただき1階まで搬出を手伝ってもらえることに。

何度かに分けて搬出完了😊

ありがとうございました、たいへん助かりました。

次回は取り付け工事をアップ予定です。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月15日 (水)

隠蔽配管をやめて露出配管へ

以前、点検記事でアップしたこちらのエアコン。
ガス漏れしたエアコン
今回はこの隠蔽配管で取り付けられたエアコンを撤去して別の場所に露出配管で新品のエアコンを取り付けます😊

(隠蔽配管とは先行配管ともいわれ、建物建築時などに壁や天井、床下へ、パイプや電線類を埋めておく方式)

新たに取り付ける場所は現在のところとは反対側の壁。
室内機を取り付ける場所
配管などの関係で外壁に面したところになります。

この場合、ひとつ問題になるのは電源の確保。

こちらはエアコンを取り付けることが想定されていないのでエアコン用コンセントがありません。

そこでいままで使用していたコンセント200Vを閉鎖してそこから延長し配線することにしました。

では施工開始😄
据付板取り付けと配管穴開孔
据付板を取り付け、配管穴を開孔しスリーブを付けました。

こちらの建物は木造ですが、在来の軸組工法ではなく枠組壁工法なので構造物を切らないように穴開け位置もよく調べる必要があります。

そこで細かな設置場所と配管穴の位置はハウスメーカーから建物の図面を取り寄せていただき決めました。

室内機取り付け
室内機を取り付けた
屋外の作業へ移ります。

外壁に配管化粧カバーを取り付けるための準備中。
配管カバーを取り付ける準備
壁につけた赤い線はカバーの直線を出すためのもの。

墨ではなくチョークの粉です。
墨だしはチョークの粉
配管カバーは太陽光などがあたると曲がるためチョークのラインに沿って取り付けます。

カバーの下地がつきました。
配管カバーを付けた
下の横引き部分は基礎より少し上に付けました。

理由は将来設置される予定のエアコンの配管がすぐ下を通るためです。

配管が終わり室外機まで設置。
配管して室外機まで設置
配管カバーの色は窓枠に合わせてホワイトを選定しています。

室外機は少し傾いていたので防振ゴムで修正しました。

続いて電源工事も行いました。
壁につけたワイヤープロテクター
電線をワイヤープロテクター(通称ワイプロ、モール)に収めて配線。

元あったコンセントのボックス内で電線相互を圧着接続しカバープレートで塞ぎました。

反対側の室内機まで配線。
室内機のところまで配線しコンセント設置
コンセントを設置。

回路やブレーカー容量などチェックし絶縁抵抗、電圧を測定。

これらは帳簿に施工内容と合わせ記録保存します。

エアコン運転開始。
エアコン運転開始
お客さんと共にチェックしていただき異常はなく取り付け工事は完了。

その後、隠蔽配管で取り付けられていたエアコンを撤去し無事終了しました😊

今回、隠蔽配管の使用をやめたことで次回以降エアコンを交換する際に工事を断られる心配などもなくなります。

お客さんの話ではこちらを建てたハウスメーカーでも現在では露出配管を勧めているとのことでした。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月11日 (土)

AIはまだ不十分?

エアコンがランプ点滅して停止したという点検依頼をいただきました😊

こちらがそのエアコン(富士通製)
停止してエラーを出すエアコン
運転後、数分するとランプが点滅して停止。

お客さんがリモコンでエラーコードを調べると「55」という数字がでたそうです。

当方にてメーカーサイトでコードを調べると室外機に異常があるというところまではわかったのですがそれ以上のことは判明せず。

試しにAIに機種名(型式)とエラーコードで聞いてみたところ「シリアル信号系の異常」との答えが返ってきました。

ということは基板不良などで室外機からシリアルが返ってこないということ?

ほう、AIはそこまでわかるのか🤔

エアコンは設置後10年ほど経過しているので買い替えを検討されているそうですが、工事の現地調査を含め一度点検をしてもらいたいとのことで訪問しました。

冷房運転をしてみると室外機のファンが回り出し、次にコンプレッサーが回り出したところで停止。

同じ動きを数回、リトライしてエラーを出します。

これはシリアル信号異常ではないな~

そこでメーカー技術部へ電話。

この機種のエラー55はコンプレッサー回転不良とのこと。

やはりそうか・・・

おそらく制御基板不良(劣化)でコンプレッサーの電源3相のうち1相だけ落ちかけているとかでしょう。

まだまだAIは完全ではないので鵜呑みにはできませんね。

AIによって答えが異なることもあります。

一応お客さんに基板交換のおおよその費用をお伝えしましたが、10年使ったので当初の予定通りエアコンを買い替えることに決定です😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月 7日 (火)

戸建て1階エアコン設置

先日、当店で11年前に設置したエアコンを撤去し(工事内容としては載せていませんがこちらの記事)、今回は新品エアコンの取り付け工事です😊

ではさっそく工事開始😄

室内機を掛ける据付板を壁に取り付けます。
壁に据付板を取り付ける
配管穴のスリーブは11年前に取り付けたものをそのまま利用。

室内機を掛けました。
室内機を掛けた
この本体はそれほど重くなく、奥行きも大きくないタイプ。

あまり重い室内機を設置するとその荷重で壁が手前に膨らむように変形してしまうことがあります。

強い力で10年も引っ張り続けられたら壁が曲がってしまうのもしかたありません。

機種選定はそういったことも考えて行う必要があります。

さて続いては屋外の作業。
屋外側の配管作業
塗装されてはっきりとは見えませんが、前回の設置工事で壁に取り付けた配管化粧カバーはまだ使えるのでこちらもそのまま使用します。

化粧カバーにパイプを収めたら室外機周辺の配管作業。
室外機周辺の配管作業
室外機の位置を決めてパイプを曲げます。

室外機へ接続
室外機へパイプ電線を接続
このあと真空引き(パイプの中を真空にする)をしながら配管穴の穴埋めとコーキング。

カバーの状態
配管カバーの状態

真空ポンプ等を外して設置完了。
エアコン設置完了

室外機設置場所が右下がりに傾斜しているので
室外機の台を3つ重ねて使用
台を3つ重ねて調整しました。

絶縁抵抗を測定したら運転開始。
エアコン試運転開始
各所お客さんとともに確認し問題なくOK😄

道具などを片付けて作業終了です😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2025年10月 3日 (金)

作業車のスライドドア部品交換

購入してから13年を超えた作業車、いろいろ細かな部品が劣化してきます。

先日、右側スライドドアを開け閉めすると「ゴトン、ゴトン、ゴトン」と変な音が聞こえてきました🤔

その音の出どころは、
スライドドアを開け閉めするとき異音がする
ドアの下部にあるアーム付近から。

車体側に接しているローラーのようです。
スライドドアのローラー
ドアを動かしながら調べるとどうやらローラーのプラスチックが割れている模様。

2~3年前、同じように左側のスライドドアのローラーが割れてドアが少し下がってしまったことがありました。

今回はそこまではなっていませんが早めに交換することにしました。

ディーラーに部品が届いたので受け取ってきて作業開始。
スライドドアのアーム部分を取り外した
ドアが下がらないようにジャッキで支えてアームを外しました。

外したアーム
スライドドアから外したアーム
ローラーだけではなく、アームごとまるまる交換です。

なぜかというとアームごとアッセンブリで部品供給されているため。

割れたローラー
割れたローラー
このまま使い続けると割れた部分が開いてドアが下がってしまうのです。

さて、新しい部品を袋から取り出し、ローラーに巻かれた養生の発泡シートをはがしてみると・・・
新品部品を袋から取り出す
???、あれ・・・

割れてる・・・😯
新品なのにローラーが割れている
なってこった・・・ヒビ程度ではなく完全に割れてます。

すぐにディーラーへ電話して交換してもらうことに。

先に部品を開けてみればよかった・・・

外したアームをまた元に戻してこの日は作業中止。

その数日後、ディーラーで部品を受け取る際、その場で異常がないか確認し今度は問題なし。

同じ作業をして新品に交換完了😊
スライドドアの部品交換完了
ローラーの回転などもスムーズになり音も静かになりました。

すると次にドア上部のローラー部分が「ゴーゴー」とうるさい感じがする。

よく見るとローラーの回転が渋くなりレールにこすれています。

こちらはアームごと外してパーツクリーナーをローラーの軸部に流し込み洗浄。

乾いた後にシリコンオイルを流し込み元に戻しました。
スライドドアのローラーを洗浄しシリコンオイルを注入
ローラーがくるくると滑らかに回転し音が静かになり、ドアのスライドも軽くなりました😄

車は長く使うといろいろと不具合が出てきますね。

そろそろ走行距離も18万キロに近づきつつありますが買い替える予定はいまのところありません。

というのも使える車がない。

実は数年前に買い替えを考えてどれにするか調べたのですが、現在の軽バンには標準ルーフ仕様(屋根が低い仕様)がなく屋根が高いハイルーフしか新車販売されていません。
(乗用ワゴンには標準ルーフ設定があるようですが)

当方はルーフキャリアにいつも梯子を積むのでハイルーフではバックドアを開けるとそれにぶつかり中途半端にしか開けられないのです。

これでは仕事になりません。

なので部品交換をしつつ使える車(標準ルーフ)が発売されるまで今の車をできるだけ長く使用する予定です😅

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

« 2025年9月 | トップページ | 2025年11月 »