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2025年9月25日 (木)

配管穴にはスリーブが必要

連日の猛暑からやっと涼しくなってきましたね😊

今回も今年の夏にあちらこちらのお宅でも発生した室内配管カバーからの水漏れに関する点検です。

しかしいつもは気密性の高いマンションですがこちらは木造の建物。
室内の配管カバーからの水漏れ
さてどのようになっているのでしょうか。

カバーを外してみると、
配管穴のパテの隙間から風が入ってくる
配管穴を塞いでいるパテの隙間から風が入ってきます。

外側のカバーを外すと
外側のパテにも隙間が
やはりパテがしっかりと埋められておらず隙間があります。

パテをはがしてみると、
配管穴のパテをはがしてみた
配管穴は開けなおされて丸ではなくダルマ型になっていました。
(おそらく室内機からの排水の関係で配管穴の高さが合わず少し下に開けなおしたのでしょう)

壁の中はウレタンフォーム(断熱材)が充填されているのですが、外壁寄りの合板とサイディングボードの間には空間があります。

この空間は外気が流れる層になっています。

本来のエアコン工事では配管穴にスリーブと言って筒を通すことで壁内からの空気流入を阻止するのですがそれがありません。

室内に流れ込んだ風のほとんどはこの壁内を通ってきたものです。

夏の外気は熱く湿度が高いのでそれが室内の配管カバーの中へ流れ込めば冷えたパイプに結露が増加し水漏れしてもおかしくありません。

しかしいまさら穴にスリーブを入れることはエアコンをある程度外さなければできません。

なので合板とサイディングボードの間を塞いで対処することにしました。
パテで空気の流れ込みを遮断
まずはパテで塞ぎます。

それだけではパテがはがれてくるのでコーキングを表面に塗って補強しました。
コーキングでパテを補強

外壁の穴にもパテとコーキング。
外壁の穴にパテとコーキング

カバーを戻してその周囲に元通りコーキング。
カバーを戻して周囲をコーキング
この状態で室内側の穴からは風が出てこなくなりました。

室内側もパテ埋めしてカバーを戻し作業完了😊

配管穴にスリーブが必要なことがこの事例からも明らかです。

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http://aircon.la.coocan.jp/

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