冷媒検知器から異音
フロンガスの漏れ検知に使用するリークディテクター
他に3台所有しているのですがこれは急に必要となったとき使用できるよういつも作業車に積んであるサブ機。
予め冷媒漏れの点検に出動するときはもう少し感度の高いメイン機を持っていきます。
先日、急遽冷媒漏れの検査を行うことになりサブ機を出しました。
が、スイッチを入れると「ギュイーン・・・」と聞きなれない大きな異常音😯
内部のファンからのようです。
本体の角度を変えると異音は消えたのでそれで急場をしのいだのですが、作業車にしまう前に再度スイッチを入れるとまた同じ異音。
普段は「ウィーン・・・」という小さな音なのですが。
このディテクターを買ったのは10年以上も前なので故障しても不思議ではありません。
現在では内蔵型充電池の機種もありますが、毎日使用するものではないので市販の電池の方が利便性がいいです。
このファンで先端にセンサーのついたノズルから吸引するようになっています。
ファンを外して反対側を見てみます。
こちらも異状なく手で動かしても回転はなめらか。
ファンを外した部分には基板からセンサーへとつながるリード線が。
この線とファンはかなり接近しています。
よく見ると傷を発見👀
位置からしてファンで削られた痕のようです。
センサーへつながるノズルはフレキシブルに曲がるのでリード線が少し動いてファンにぶつかったようですね。
であればファンにあたらないようにリード線を固定します。
さてどのように固定するかですが・・・
下手に接着剤などを使用するとセンサーが揮発性のガスに反応したり劣化する恐れがあります。
テープでははがれてファンに当たったり吸い込まれる危険性が。
手持ちのものではこれしかなさそう。
グルーガン(ホットボンド)。
さらに上から追いボンド😆
固まってから指でゆすりましたが問題なし。
本体を組み立ててスイッチオン。
センサー暖機が始まり少ししてファンが始動。
「ウィーン・・・」といつもの正常音。
ノズルを動かしたり、本体を上下逆さまにしたりいろいろ動かしましたが異音は出なくなりました😄
ついでに気になっていたセンサー部のスポンジフィルターを調べました。
というのもこのフィルターが検知の遅れに関与しているのではないかという疑問です。
いつも漏れ箇所を通過してから遅れて検知反応が出るのです。
結果はやはり検知遅れが発生、しかもフィルターに残ったガスでしばらく反応が出続ける状態。
フィルターを外すと反応が速くなり、ガスから離れると反応レベルも速やかに下がります。
やはりフィルターはないほうがよさそう。
このディテクターに採用されているのは半導体センサーなのですが、公称の寿命よりかなり短いと感じています。
(センサーは簡単に交換できるようになっていますが1つ¥8000ほど)
センサーは冷媒に触れる時間や濃度が高いほど寿命が短くなるといわれています。
これってもしかするとスポンジに残った冷媒でセンサー寿命を縮めているなんてことも考えられますねぇ。
フィルターを外した状態では水やホコリを吸い込んでセンサーを傷めることも考えられますが。
でもしばらくは試しにフィルターなしで使ってみることにします😊

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