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2024年11月 1日 (金)

FF式ファンヒーター撤去

近頃ではすっかり見掛なくなってきたFF式ファンヒーター。

昭和の末から平成の初頭までたくさん設置工事を行った記憶があります。

その後は業務用空調の仕事に就いたため知らなかったのですが、まだ売っているんですね😅

すっかり消えたと思い込んでいました。

今回は2002年頃に発売された製品で撤去の依頼があり伺いました😊

(なお現在、当店ではFF式ファンヒーターの取り付け工事は行っておりません)

こちらがそのヒーター
撤去するFF式ファンヒーター
すでに使用されておらず本体の灯油タンクは空でした。

そしてFF式といえばこれ、
FF式の吸排気トップ
吸排気トップ。(すでに外しかけてますが)

この部分から外気を吸い込みながら燃焼した排気が出るようになっています。

まずはこれを取り外して
吸排気トップを取り外した
室内側から引き抜けるようにしました。

ヒーター本体の上部ガードを外して
ヒーター本体のガードを外した
排気管と吸気管を外します。

本体を取り外しました。
ヒーター本体を取り外した

あとは壁に残った吸排気管を取り外します。
吸排気管を取り外す
なお、壁の中の管は2重管になっていて内側に排気、外側を吸気が流れるようになっています。

取り外した後に残る配管穴にはフタを取り付けました。
配管穴にフタを取り付けた

外側は
穴フタから周囲がはみ出る
取り付けられていた排気トップのツバのほうが大きく周囲に黒いスポンジテープのようなものがハミ出ています😅

この黒いものははがれないのでパテとコーキングで埋めました。
外側の穴フタ
これで撤去完了😊

機種によっては灯油のタンクが外置きになっていることもあり、その場合はもっと大変な作業になります。

古めの公団系住宅では床付近に配管穴が設けられていてFFが付けられる設計になっていたりします。

いまではその穴をエアコン用に使用しているところもありますね。

FF式ファンヒーターは室内の空気が汚れないという利点があります。

しかし過去には室内に漏れた排気により人命にかかわる事故が発生したことも。

一部のメーカーでは回収が呼びかけられていたりするので、もし設置されていたらメーカーサイトなどで調べてみてください。

昔はたくさんあったFF式ファンヒーター、現在では吸排気トップが壁から出ているお宅をほとんど見かけないので東京・神奈川辺りでは需要が少なくなっているものと思います。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

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