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2024年11月

2024年11月30日 (土)

温風が出ない→買い替えへ

暖房をつけても温風が出ないという点検依頼をいただきました😊

現地に到着してエアコンを運転しみると室外機が動きません。
室外機が動かない
正確には”カチカチ”と動こうとする音はするのですがその後はダンマリ。

外板を外して中を調べることに。
室外機の中を調べるため外板を外す
この機種は前面がなかなか外れずちょっと手こずりました😅

いろいろ計測して制御基板不良と判定。
室外機の制御基板不良と判定
おおよその修理費用をお客さんへ報告。

しかし10年以上使用されたエアコンのため修理せず買い替えることになりました。

10年を超えていると補修部品はメーカー在庫限りの状態。

この先いつ他の部品も故障するかわからないのでそのほうがよいでしょう。

ということで今回は点検のみで終了です😊

修理を行うかそれとも買い替えるか・・・修理費用や使用年数を考慮しどちらがよいか判断いただければと思います。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年11月28日 (木)

16年使用のエアコンを新品へ

16年前に当店で取り付けたエアコンを新品に交換する工事の依頼をいただきました😊

場所は川崎市内の一戸建て。

昔から何度も依頼をいただいているお客さん宅で「なにか手伝うことがあれば・・・」と作業着姿で出迎えてくれました。
(おそれいります!)

撤去する室内機
撤去する室内機
設置した記憶はあるような、ないような・・・

当時のデータによると今回と同じように古いエアコンを撤去して新品を取り付けたとなっています。

そのとき撤去したエアコンは当店で設置したものではありませんでした。
(たぶんこちらが新築された際に設置されたもの)

バルコニーにある室外機。
撤去する室外機
外壁の配管カバーはまだ使えそうなのでそのまま再使用します。

配管カバーは前回の入れ替え工事でも再使用しているのでもう30年位経っているかもしれませんね。

撤去が終わって取り付け工事にかかります。
エアコンの撤去がおわり、新品の取り付け工事を始める
お客さんのご希望で室内機は右側面の壁へ設置することになりました。
(配管穴は開けなおさず既設のものを使用)

なんだか左にある壁の配管穴の形がおかしいですね。

中を見ると温水管が残っていました。
壁の中に温水管が残っている
なるほどそれでか・・・

16年前に撤去したエアコンは東京ガスのTESエアコンです。
(暖房で使用する温水を給湯器などの熱源機から供給する方式)

それに接続されていた温水管です。
(保護テープの中に樹脂製の往復温水管と信号線がはいっている)

お客さんも「そういえばそうだった」と思い出されたようです。

配管穴が歪なのは温水管を壁から出して室内機に接続するため。

TESエアコンはなつかしいな~

30年以上前に当方がまだ社員時代にはTESのエアコン工事もやりました。

当時は東京ガスの講習(TESやGHP)などによく行ったものです。

室内側の設置がおわりました。(試運転時のものですが)
室内機の設置が完了
お客さんはDIYを趣味にしているとのことで、壁の補修と室内に露出するパイプにカバーをご自身でされるそうです。

電気工事士の免許も取得されたとのことで、そのうちエアコンも取り付けられるかもしれませんね😅

もうお仕事は引退されたそうで、以前は何をされていたのかお聞きしたところ、
「飛行機に乗ってました」
わぉ!

それもジャンボ機(ボーイング747)の機長をされていたそうで・・・スゲー😆

いいなぁ~あこがれの職業ですね。

そんなこんなで室外機まで設置完了。
室外機設置完了
試運転チェックは正常で作業終了😊

室外機の移動やあと片付けで道具などの運び出しを手伝ってくださり大変助かりました。

またなにか機会がありましたら宜しくお願いします😄

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2024年11月25日 (月)

断熱ドレンホースへ交換修理

以前こちらにアップした点検作業ですが、ガス(冷媒)漏れのメーカー修理が完了したとのことで水漏れ修理に再訪問しました😊

ガス漏れに関してはメーカーの保証期間内なので無償で行われたとのことでよかったですね😄

有償だとかなり高額(メーカー修理だと8万円程度)になる内容なので。

では作業開始。

外側のカバー
外壁の配管カバー
まずはここから外します。

開けてパテをはがしました。
パテをはがした
黒いゴムパッキンも外します。

ドレンホースを切断。
ドレンホースを切断した

室内のカバーも開けます。
室内の配管カバーを開けた

途中にはドレンの接続部があります。
ドレンホースの接続部
接続から右は室内機本体のホース。

左は汎用の室外用ドレンホースです。

この部分から室外側の切断したところまでを断熱ドレンホースに交換します。

撤去したホース。
撤去したホース

断熱ドレンホースを接続。
断熱ドレンホースを接続
接続部はビニルテープで巻いて固定します。

配管カバー内へ下り勾配をつけながら収めます。
ドレンホースを測んカバー内に収める

室内側の穴をパテで隙間のないように埋めました。
室内側の穴をパテ埋め

室外側に出した断熱ドレンホースに接続用の部品を接着。
断熱ドレンホースに接続用の部品を接着

その先に既設のドレンホースを接続。
ドレンホース接続

カバーに収めて穴埋め。
外壁側の穴埋め
パテの上にシーリング材を塗ってハガレ防止。

カバーを戻しました。
室外配管カバー

室内側もカバーを元通りに。
室内側の配管カバー
排水テストを行って作業完了です😊

ということで今回も施工不備による水漏れでした。

マンションで室内に配管(化粧)カバーを付けるとちょっとしたことで結露による水漏れが発生します。

もうこの季節では起こりませんが、今年漏れたというお宅は来年の夏もまた水漏れします。

配管カバーからの水漏れは特にマンションの大規模修繕工事が行われた後に発生しやすい症状です。

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2024年11月21日 (木)

水漏れ・・・だけでなく

今年の夏は”室内配管化粧カバーからの水漏れ”点検依頼が多くありましたが・・・

夏の冷房シーズンによく発生する不具合です。

今回は都内のマンションで当店を初めて利用されるお客さんより点検依頼をいただきました😊

症状は
室内の配管化粧カバーから水が漏れる
室内機から壁の配管穴まで配管化粧カバーで施工されており、その途中から漏れるというもの。

水が落ちないようにティッシュが付けられていました。
水が落ちないように配管カバーにティッシュが付けられていた
この部分からポタポタ落ちるそうです。

点検時は夏の終わり頃で漏れは発生していませんでした。

ではカバーを開けてみます。
どれどれ👀
配管カバーを開けてみる
配管カバーは排水勾配のため少し斜めに設置されており、内部のドレンホースもそれに沿って配管されています。

と、ここまではよいのですが・・・

その先、延長のホースが屋外用で断熱なし。
屋外用ドレンホースで延長され、しかも逆勾配
これでは結露を起こすので水漏れの原因に。

それだけでなく、壁の配管穴に対し配管カバーの設置位置が低いため穴の中のドレンホースは上っていく逆勾配。

この逆勾配があるとポコポコと室内機から大きな音がしたり、次第にホースが詰まって室内機から水漏れすることに。

お客さんに確認するとやはりポコポコ音が出ていたそうです。

そして穴はご覧の通り埋められておらず、ここから壁内を通ってきた風が出てくるため配管カバー内の冷媒管やドレン管が結露しやすくなります。

水漏れは配管類の結露によるもののようですね。

なお、外側はテープ巻きの仕上げになっています。
外壁側の穴はパテで埋められている
こちらの穴はパテで埋まっているためここから外気が入ることはなさそうです。

そのほか気になったのがこれ、コンセントのアース端子。
エアコンにアースがつながっていない
アース線がエアコンにつながっていません。

これではエアコンから漏電していても漏電遮断器が作動せず安全ではありません。

このエアコンのほかに2台同時に設置されたというエアコンがありますがそちらもアースがつながっていませんでした。

といったところで点検は終了。

その後、水漏れ修理とアース接続の見積もりを出して後日作業することになりました。

― 修理作業開始 ―

まずは室外側のパテとテープをはがしてドレンホースを切断。
室外側のパテとテープをはがしてドレンホースを切断

室内側へ引き抜きました。
ドレンホースを室内側へ抜いた
屋外用のホースは外して断熱ドレンホースに交換します。

と、ビニルテープをほどいてホースを抜こうとすると・・・ユルユル😆
ドレンホースの接続部の径があっておらず隙間がある
延長接続されていたドレンホースの径が太く隙間がある。

結露だけでなくここからも排水が多少漏れ出ていたことでしょう。

ちょっと呆れてしまいますね。

用意した断熱ドレンホース。
用意した断熱ドレンホース
任意の長さに切って使用できるタイプ。

接続して穴に通しました。
断熱ドレンホースで配管穴に通した
問題はドレン勾配の確保。

室内機出口から屋外へ出るまでぎりぎりですが下り勾配にできました。
ドレン勾配を確保
先ほど外した屋外用のドレンホースを一番下に配置して支えに利用。

結束バンドで軽く固定して動かないようにしました。

屋外側。
屋外側のドレンホースをつなぐ
断熱ドレンホースを丁度良い長さに切断し接続します。

カフスと呼ばれる接続部品を接着してからホース同士を接続。

接続が終わってテーピングと穴埋め。
テーピングと穴埋め
室内側の壁の穴もパテで埋めました。

配管カバーを戻して水漏れ修理が完了。

つづけてアース線をエアコンに接続します。
エアコンにアースを接続するためIV線を通す
使用するのはIV線という電線です。

本体の背面を通して室内機の右側まで配線。
アース線を配線

取り外していた室内機の前面グリルを付けてから
エアコンにアース線接続
アース端子へと配線、接続。

コンセント側も接続します。
コンセントのアース端子に接続

排水試験等をおこない問題ありませんでした。
ドレン修理とアース線接続が完了
このあと別の2台もアース線を接続しました。

その際に室外機と結ぶ端子台の電線接続が気になったのですが・・・
室内機端子台
端子台に確認窓が付いています。

ようはここから電線が見えるまで差し込んでくださいねというもの。

差し込み不足は発熱することがあります。

窓をよく見ると左だけ銅線が見えません。

その窓の右下には”102℃”とうっすら見えますが、これは端子台に入っている温度ヒューズ。

接続不良で端子台が102℃を超えるとヒューズが切れてエアコンが止まるようになっています。

少し下から電線を見ると
端子台への電線差し込みが足りない
差し込みが不足しているため銅線が露出。

まぁ~何から何まで・・・😓

クイクイと押し込んで窓から見えるようになりました。
電線の差し込みを修正

これにて作業終了😊

いろいろありましたが無事(?)に修理完了です😄

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2024年11月17日 (日)

真空ポンプの手入れ

10年位前まではよく
「真空引きしてくれますか?」
なんて質問をいただいたものです。

エアコンを取り付けた際に行う真空引きは、室内機や接続したパイプの冷媒管内を一度真空状態にし、そこへ室外機に封入されているフロンで満たすためにおこないます。

冷媒管内に空気などが残っているとエアコン運転時に圧力が異常に高くなったり、水分が凍結して詰まったりする場合もあります。

真空引きをエアパージなどと言うこともありますが、この真空引き方式でパージするようになったのは2000年頃から。

それ以前は無害と思われていたフロンガスを使用したパージ(押し出し・追い出し)が正しい方法として行われていました。

据付工事説明書にそのようにするよう書かれていたのです。

管内の空気を押し出すので当然多少のフロンが大気中に放出されます。
(当時は無害となっていたのでねぇ)

空気が押し出されて管内が冷媒で満たされるまでのパージを時間や微妙に変わる臭いで感じ取って行ったものです。

移設や配管長が長くガス不足になる恐れがある場合はフロンガスボンベを接続して行う場合もありましたねぇ。

フロンによるパージが禁止された後も多くの業者は真空引きという面倒な作業を嫌がって以前のパージを続けいていたのです。

それが冒頭の「真空引きしてくれますか?」のフレーズにつながっていました。

もちろん当店では当初から電動真空ポンプを用いた真空引き方式。

こちらが現在使用している真空ポンプ。
ツーステージ100V電動真空ポンプ
お気に入りのツーステージ100V電動真空ポンプです。

ツーステージは内部でポンプが2段になっていて高い真空度を得られるもの。

そして電源が100Vなので充電式とことなり長時間の運転もOK。

しかもこのポンプは軽くて運転音が静か。

現在のエアコンでは5/16(インチ)ポートしか使わないので1/4ポートには真空専用のゲージを取り付けて使用しています。

電磁弁は逆流防止用。

真空引き運転中に万一電源が切れてしまった際、電磁弁が閉じてポンプのオイルがエアコンに流入しないようになっています。
(逆流防止電磁弁)

現在のエアコンはR410AやR32ですが、それ以前のR22の頃の真空ポンプには電磁弁は必要ありませんでした。

その頃は真空ポンプオイルがエアコンのコンプレッサーオイルと混ざっても問題にならなかったからです。

R410Aが出始めたころはほとんどのポンプに電磁弁が付いていなかったのでオプションで電磁弁を接続して使っていたものです。

いまはエアコン用の真空ポンプには必ず電磁弁もしくは逆止弁がセットされています。

さてさてまえおきが長くなってしまいましたが今回はポンプのオイルを交換します。

まずは入っているオイルをドレン口から排出。
真空ポンプのオイルを排出
オイルはきれいに見えますがそれでも定期的に交換するのが高真空を保ったり長く使用するのには必要なこと。

下には少し水分もあるので最後はポンプを傾けて排出します。

ドレンボルトを取り付けたらオイルを入れるのは排気口から
真空ポンプの排気口

排気口のキャップを外して
真空ポンプの排気口のキャップを外した

キャップは排出する気体を出せる構造になっています。
真空ポンプ排出口のキャップ

新しいオイルを注入。
真空ポンプに新しいオイルを注入
オイルはポンプメーカーの純正品です。

他社のオイルは粘度などがことなるので性能維持のためにはやはり純正ですね。

オイル量を確認して交換完了。
真空ポンプのオイル量確認
移設のエアコンで古い冷媒管を再使用すると管内に残留していたコンプレッサーオイルを吸入して少し混ざってしまうことがあります。

そんな場合はまたオイル交換を行うようにしています😊

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2024年11月14日 (木)

12年ぶりの訪問

約12年前に当店で取り付けたエアコンを新品に入れ替える工事依頼をいただきました😊
(場所は横浜市内の賃貸マンション)

ポンプダウン(室外機に冷媒を回収)するため冷房試運転モードで運転中の室内機(ダイキン製)
撤去するエアコンの室内機
まだ故障していませんが使用年数からそろそろ交換時期ですね。

こちらが室外機
撤去するエアコンの室外機
ここの室外機置場には右の窓から出入りし作業します(ちょっときつい😅)

でもお客さんが室外機や道具の出し入れに手を貸してくださり助かりました。
(ありがとうございます!😄)

しかし過去の記憶が曖昧でこのようなところで施工したような、ないような・・・12年も前となるとはっきりしません。

でも室外機のカバーを開けたら
室外機の側面カバーを開けた
この電線のつなぎは当店の施工です。

それに外壁のパイプのテープの巻き方、
パイプのテープは雨水が入らないように下から上に巻いている
雨水が入らないように下から上に巻いてあります。

他の業者さんはほとんどの人が上から下へ巻くのでこの部分も自身で施工したものだとわかります。

それに加えテープの種類も屋外用に厚みのあるタイプを使用しているので間違いありません。

エアコンの施工はそれぞれの業者の特徴やクセがあるので自身で行ったものはわかります。

室内機を外しました。
室内機を外した
据付板はボルトナットで固定されています。

当店のデータベースには落下の危険性があるため管理会社の許可を得ていただき躯体コンクリートへアンカーボルトを打ち込んだ記録が残っていました。

このボルトは公団サイズで打ってあるので新しい据付板もそのまま使用できました。
新しい据付板取り付け

室内機を掛けて配管などを行います。
室内機の配管を行う
下のカーテンレールが接近していますが三菱電機のこの機種は下面が取り外せるようになったので楽に配管できます。

室内側の配管とアース線接続ができました。
室内機の配管が終わった
壁の配管穴は室外側の施工が終わってから最後に埋めます。

室外機まで配管、接続完了。
室外機の接続完了
このあと室内機を含む配管内(冷媒管内)の真空引きを行います。

工事完了。
新しいエアコンへ入れ替え完了
室外側の穴埋めは雨水のかかるところなので12年前と同じくパテの上にコーキングを塗りました。

エアコンの絶縁抵抗を測定したらコンセントにプラグを差し込み試運転。
エアコンの試運転
お客さんに確認していただきながらチェックを行い問題なく作業終了です😊

このたびも当店をご指名いただきありがとうございました😄

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2024年11月11日 (月)

ドレンホースすっぽ抜け😆

配管化粧カバーから水が漏れるという点検依頼をいただきました😊

当店は初めてのお客さん宅。
(一戸建て)

エアコンを施工したのはどこの業者さんかは知りません。

状況は、
配管化粧カバーから水が漏れる
2階の室内機より下りてきた配管カバーから漏れ出た水が1階のサッシ横へ伝ってポタポタ落ちるそうです。

状況からしてあやしいのは配管カバーの上部。
点検のため外壁2階へ梯子掛ける
梯子を掛けて登ります。

カバーを開けてみると
点検のため配管カバーを開ける
室内機からのドレン管にはホースがつながっていません。

そこから出た排水が配管カバーの中を流れて漏れ出ていたわけです。

そして冷媒管の断熱は10cmほど縮んで下がり銅管が露出しています。

この断熱材は縮む性質があるためテーピングが不足しているとこうなります。
(てか、ぜんぜんテープが巻かれていませんね😆)

そして縮んだ断熱材と共に当初つながっていたドレンホースが下方向へ引っ張られ、すっぽ抜けてしまったというもの。

”起こるべくして起きた”不具合で施工の甘さによるものです。

それでは処置を開始。

縮んでしまった断熱は引っ張っても伸びないので新たに追加。
冷媒管に断熱材を追加
ビニルテープで固定。

こちらは抜けたドレンホース。
配管カバーの中で抜けたドレンホース
一応ビニルテープで固定してあったようです。

ホースを接続しビニルテープで固定したら
化粧テープでまとめてテーピング
エアコン用の化粧テープで冷媒管・ドレン管・電線をまとめてテーピング。

こうすると相互に支えあうため断熱の縮みやドレンホースの抜けを防止できます。

配管カバーを元に戻して室内機から注水試験。
修理後の注水試験
配管カバーから漏れることなく地上のドレン出口への排水を確認し修理完了😊

配管化粧カバーで施工すると見た目はキレイなのですが中身は施工不良というケースが多いですね。

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2024年11月 8日 (金)

バルコニーで風向調整板取付

都内の一戸建て2階の部屋で、真夏にエアコンの効きがあまりよくなく室外機の設置場所に問題があるのではないか?との点検依頼をいただきました😊

効きが悪くなる原因にはいろいろあるのでまずは点検を行います。

バルコニーに置かれた室外機の設置状況
バルコニーに設置されている室外機
前面の壁がかなり近いですね。

こちらのエアコンは数年前に設置されたそうですが、去年あたりから徐々に効きが悪くなってきたとのこと。

他に異常や冷媒漏れなどが発生していないか点検しましたが本体には問題なさそう。

徐々に効きが悪くなったのは室内機内部の汚れによる可能性が高そうです。
設置されている室内機
吹き出す風の音が不安定でサージングを起こしているような状態。

こちらのような自動フィルター掃除機能付きのエアコンはその機能により室内機内部へホコリが入り込むため実は汚れやすいという欠点があります。

掃除屋さんで洗浄クリーニングしていただくようお勧めしました。

さて、こちらの室外機、運転すると吹き出した風が
室外機から吹き出した風が背面に戻る
前面の壁にぶつかり背面に戻るというショートサイクルの状態。

以前にメーカーから問題ないと言われたそうですが・・・

さすがにこれでは能力が落ちるでしょう。

それにこのエアコンは冷房能力が5.6kW(18畳用)と大きくそれだけ室外機の熱交換量も多く必要です。

室外機を1階へ移設して他の室外機と2段置きするなどを検討されていましたが、それには工事費用がかなり高くなってしまう状況。

またそれでは次回エアコンを交換する際にも高額な工事費が発生します。

そこで今回は室外機に風向調整板を付けて様子を見てみてはどうかと提案し取り付けることになりました。

しかし壁との間隔がかなり狭いのでどの程度効果がでるかは不明です。

取り寄せた風向調整板
取り寄せた風向調整板
エアコンメーカー純正品です。

説明書と取り付けネジ
風向調整板の説明書と取り付けネジ
問題は室外機と前面にある壁の間が狭く固定できるかという点。

長いネジに付属のスペーサーを付けて固定します。

周囲4か所を止めますが奥の下側が手探りでなかなかネジ穴に命中せず数分間格闘・・・

ようやく入りました😅

取り付け後、運転開始。
風向調整板で室外機の風が上向きに
吹き出す風は上方向に吹き上げ、ほぼ背面に戻らなくなりました😄

冷暖房能力が向上することでしょう。

吹き上げる風でバルコニーの手すり(笠木)の内側に雨水が吹き付けられる可能性があるため、部分的にホームセンターなどで売っているL字型の部材などを貼り付けて塞ぐようにお客さんへお願いし作業終了となりました😊

室外機がショートサイクルを起こすと冷房・暖房共に効きが悪くなります。

たまに室外機に木製の棚みたいなものを全体にかぶせているのを見かけますが能力低下の原因なのでやめましょう。

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2024年11月 4日 (月)

配管テープの補修

エアコンの配管テープが劣化し始めているので、樹脂製の配管化粧カバーを取り付けたいという依頼をいただきました😊

他のエアコン工事もあったためそれと合わせ現地調査へ
劣化した配管テープ
表面のテープが紫外線などで劣化してきています。

こちらのエアコンは当店で10年前に新品を取り付けたもの。

パイプはマンションの大規模修繕工事で動かされてご覧の通りグニャグニャにされてしまいました😅

室外機はすぐ下に置いてあります。
設置してある室外機
室外機の接続部付近のテープも若干劣化しています。

当初のご希望は配管カバーを取り付けるというものでしたが、経年による冷媒管(銅管)の硬化やドレン管の状況などを踏まえるとカバーを付けるための急な曲げ加工は避けた方が無難。

それに加え10年使用したエアコンでは数年内に寿命を迎える可能性があります。

そこで次回エアコンを交換する際に配管カバーを付けることにしていただき、今回はテープの巻き直しで対処することになりました。

室外機などは取り外さずに現状のテープの上に重ねて巻きました。
テープを巻きなおした
グニャグニャにされたパイプもできる限り修正。

室外機接続部付近と背面の見えないところもすべて新しいテープで巻きました。

配管穴のパテも埋めなおしました。
配管穴の埋め直しはパテとコーキングでおこなった
パテの上に”はがれ防止”のコーキングを塗布。

これでエアコンの寿命まではそのまま使用できるでしょう😊

なお、テープの劣化を放置して内部の断熱材まで劣化してしまうと作業は格段に手間がかかり費用も高くなってしまいます。

表面の化粧テープが劣化した段階で補修を行えば安く済ますことができます。

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2024年11月 1日 (金)

FF式ファンヒーター撤去

近頃ではすっかり見掛なくなってきたFF式ファンヒーター。

昭和の末から平成の初頭までたくさん設置工事を行った記憶があります。

その後は業務用空調の仕事に就いたため知らなかったのですが、まだ売っているんですね😅

すっかり消えたと思い込んでいました。

今回は2002年頃に発売された製品で撤去の依頼があり伺いました😊

(なお現在、当店ではFF式ファンヒーターの取り付け工事は行っておりません)

こちらがそのヒーター
撤去するFF式ファンヒーター
すでに使用されておらず本体の灯油タンクは空でした。

そしてFF式といえばこれ、
FF式の吸排気トップ
吸排気トップ。(すでに外しかけてますが)

この部分から外気を吸い込みながら燃焼した排気が出るようになっています。

まずはこれを取り外して
吸排気トップを取り外した
室内側から引き抜けるようにしました。

ヒーター本体の上部ガードを外して
ヒーター本体のガードを外した
排気管と吸気管を外します。

本体を取り外しました。
ヒーター本体を取り外した

あとは壁に残った吸排気管を取り外します。
吸排気管を取り外す
なお、壁の中の管は2重管になっていて内側に排気、外側を吸気が流れるようになっています。

取り外した後に残る配管穴にはフタを取り付けました。
配管穴にフタを取り付けた

外側は
穴フタから周囲がはみ出る
取り付けられていた排気トップのツバのほうが大きく周囲に黒いスポンジテープのようなものがハミ出ています😅

この黒いものははがれないのでパテとコーキングで埋めました。
外側の穴フタ
これで撤去完了😊

機種によっては灯油のタンクが外置きになっていることもあり、その場合はもっと大変な作業になります。

古めの公団系住宅では床付近に配管穴が設けられていてFFが付けられる設計になっていたりします。

いまではその穴をエアコン用に使用しているところもありますね。

FF式ファンヒーターは室内の空気が汚れないという利点があります。

しかし過去には室内に漏れた排気により人命にかかわる事故が発生したことも。

一部のメーカーでは回収が呼びかけられていたりするので、もし設置されていたらメーカーサイトなどで調べてみてください。

昔はたくさんあったFF式ファンヒーター、現在では吸排気トップが壁から出ているお宅をほとんど見かけないので東京・神奈川辺りでは需要が少なくなっているものと思います。

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