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2024年10月 4日 (金)

「・・」そういうことか

エアコンの入れ替え工事(200V機から100V機へ)を終えて電源の電圧切替を行ったときのこと・・・

分電盤
分電盤
ここで電圧切替を行います。

カバーを外してエアコンにつながるブレーカーはこれ、
エアコンにつながるブレーカー
上の方に2Eと表示があります。

2Eは200V用のブレーカーで100Vにも使用できます。
(1Eは100V専用)

ブレーカーを外して切替部分を見てみると、
電圧切替のためブレーカーを外す
あーこれか・・・

ところで一般家庭に引き込まれている電源は、
単相三線の分電盤
単相三線式という3本の電線で、極性がL1・N・L2となっています。
(なお100Vのみの単相二線式の場合はLとNの2本)

L1-L2間の電圧は200V。

L1-NとL2-N間はそれぞれ100V。

なので200Vから100Vへ切り替えるにはエアコン回路のブレーカーを片側Nへ接続すればよいわけです。

でもここで疑問が。

このブレーカーはL1-NもしくはL2-Nのどちらへも切り替え可能で任意で選べるようになっています。

要は盤内L1とL2の電力平衡をとれるようにした設計なのですが・・・

しかし100Vから200Vへ切り替える機会は多いのですが200Vから100Vへは少なく、しかもあまり普及していないこの分電盤(ブレーカー)では初めて。

でもこれでは別のブレーカーがL1-NなのかL2-Nなのか、どちらを使用してるのかわかりません。

さてこのブレーカーはどちらにするか・・・

分電盤に貼られている説明には切替方法しか書かれておらず・・・(そんなのブレーカー見ればわかるし)

あーそういうことか、調べたらわかりました。

ブレーカー上部の”2E・・”の”・・”この2つの点がL2を表しているようです。

上段と下段のブレーカーを見比べると
上段と下段のブレーカー表示のちがい
上段は点が1つ。

なので単純に上段がL1、下段はL2で使用していました。

該当ブレーカーは点が2つなのでその表示に合わせL1をNへと切り替えることで
ブレーカーを100Vへ切り替える
L2-Nの100Vに。

新品のブレーカーにはこの点のシールが付属していて切替に合わせて貼り付けるようになっているようです。

でもねぇ、こんな暗号みたいな表示されてもわからんでしょー😞

だれでもわかるようにL1とかL2と表示しないと。

のちに知ったのですが、こちらのメーカーさんの住宅用分電盤やブレーカーの事業はすでに消滅(?)してしまったようです。

他のメーカーが引き継いで代替のブレーカーを出しているらしいのですが、そちらの仕様を調べると”・・”マークすらないような🤔

となるとテスターであたるしかなさそうですね。

ちょっと手こずりましたが切替完了。
200Vから100Vへ切り替え完了
ブレーカーの表示が赤色から白色に変わり100Vを表しています。

絶縁抵抗測定しブレーカーオン、電圧測定、極性確認しOK。

エアコンも問題なく作業完了となりました😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

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