ブレーカーがオンできない
3年前にこちらの記事で入替工事を行ったエアコンのブレーカーがオンできなくなったとの点検依頼をいただきました😊
エアコンはダイキン製でお客さんがストリーマー掃除を行うため取扱説明書通りに電源オフ(室外機直結電源のためブレーカーオフ)し、掃除完了後に再びオンにしようとしてもできなくなってしまったというもの。
ストリーマーの掃除の仕方などが悪かったのでは?と思われたそうですが、その程度でブレーカーがオンできなくなることはないでしょう。
試しにブレーカーを上げてみても手を離すと下がってしまいます😅
カバーを開けて
テスターでブレーカー2次側をあたりながらレバーを上げても電圧は出ず。
2次側の配線を外してもオンできずで、これはブレーカー自体が壊れています。
たまにあるんですよね、このようなブレーカー故障。
しかし最近のブレーカーは昔とちがって各メーカー互換性がないため、分電盤と同一メーカー、同一ブレーカーでないと付きません。
メーカーは”カワムラ”製。
これはそんじょそこらのホームセンターでは手に入りません。
品番を調べて資材店に発注することに。
電話をして注文し、しばらくすると折り返しの電話が。
すでにこのブレーカーは廃番で代替品番になっているとのこと。
なにか改良でもされているのでしょうか。
途中連休などがあったため数日後に入荷しました。
あたまの品番”NCS”が”NCB”に変わっています。
では交換作業へ・・・
故障したブレーカーを外しました。
どういうわけか取り外したらオンできるようになりました🤔
でも故障したブレーカーではこれもよくあること。
再使用しないように処分します。
そして取り付け
(ブレーカーがオンになっていますがこれは交換完了後の画像です)
こちらには太陽光発電が導入されており負荷側(2次側)の1線に電流計測用の変流コイルが付けられていたのでまちがいなく取り付けます。
念のため負荷側の絶縁抵抗を測定して問題なし。
ブレーカーをオンしてエアコンを運転し冷房の効き具合もOK😄
ブレーカーにも寿命があります。
半世紀前のものが使われている古いお宅も見かけますが、はたしてちゃんと機能するのかちょっと疑問ですね。
http://aircon.la.coocan.jp/