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2024年9月

2024年9月28日 (土)

ブレーカーがオンできない

3年前にこちらの記事で入替工事を行ったエアコンのブレーカーがオンできなくなったとの点検依頼をいただきました😊

エアコンはダイキン製でお客さんがストリーマー掃除を行うため取扱説明書通りに電源オフ(室外機直結電源のためブレーカーオフ)し、掃除完了後に再びオンにしようとしてもできなくなってしまったというもの。

ストリーマーの掃除の仕方などが悪かったのでは?と思われたそうですが、その程度でブレーカーがオンできなくなることはないでしょう。

点検に訪問。
分電盤のブレーカー
一番右上が該当の回路です。

試しにブレーカーを上げてみても手を離すと下がってしまいます😅

カバーを開けて
分電盤のカバーを外した
テスターでブレーカー2次側をあたりながらレバーを上げても電圧は出ず。

2次側の配線を外してもオンできずで、これはブレーカー自体が壊れています。

たまにあるんですよね、このようなブレーカー故障。

しかし最近のブレーカーは昔とちがって各メーカー互換性がないため、分電盤と同一メーカー、同一ブレーカーでないと付きません。

メーカーは”カワムラ”製。

これはそんじょそこらのホームセンターでは手に入りません。

品番を調べて資材店に発注することに。
ブレーカーの品番
電話をして注文し、しばらくすると折り返しの電話が。

すでにこのブレーカーは廃番で代替品番になっているとのこと。

なにか改良でもされているのでしょうか。

途中連休などがあったため数日後に入荷しました。
取り寄せたブレーカー
あたまの品番”NCS”が”NCB”に変わっています。

では交換作業へ・・・

故障したブレーカーを外しました。
故障したブレーカー
どういうわけか取り外したらオンできるようになりました🤔

でも故障したブレーカーではこれもよくあること。

再使用しないように処分します。

箱から出した新しいブレーカー
新しいブレーカー
仕様は同じ2P2E20Aです。

そして取り付け
(ブレーカーがオンになっていますがこれは交換完了後の画像です)
ブレーカーを交換
こちらには太陽光発電が導入されており負荷側(2次側)の1線に電流計測用の変流コイルが付けられていたのでまちがいなく取り付けます。

念のため負荷側の絶縁抵抗を測定して問題なし。

ブレーカーをオンしてエアコンを運転し冷房の効き具合もOK😄

分電盤にカバーを付けて
分電盤のカバーを付け戻す
作業完了です😊

ブレーカーにも寿命があります。

半世紀前のものが使われている古いお宅も見かけますが、はたしてちゃんと機能するのかちょっと疑問ですね。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年9月26日 (木)

こ、これは・・・

都内大田区のマンションへ室内配管化粧カバーからの水漏れ点検に伺いました😊

現地到着。
室内配管化粧カバーからの水漏れ点検をする
なかなかよく仕上がってますね。

室内機からの横引きはドレン排水を考慮し勾配が付けられています。

水漏れに関してはここ最近はおさまっているらしいのですが。

ではさっそく漏れていたところのカバーを外して・・・
水漏れしていたところのカバーを外す
あれま~、排水用のドレンホースに屋外用のものが使用され断熱がありません。

白いテープのようなものが巻かれていますがこれは防湿テープです。

防湿テープには断熱効果はほとんどありません。

そのためテープは湿っています。

このドレン管の結露も水漏れに関与していますね。

梁下のカバーを外すと
梁下のカバーを外すと冷媒管にも若干濡れているところが
冷媒管にも若干濡れている部分が。

室内機からの直線部分を開けると
室内機付近のカバーを開けると冷媒管に水滴が付着
冷媒管に水滴がついているのを確認。

冷媒管の断熱材周囲に多くの結露を生じたということは配管穴があやしい・・・

配管穴部分のカバーを開けると
配管穴の室内側はパテ埋めされていない
パテ埋めされていません。

外側の状態も確認することにします。

と、ベランダを見ると床には室内機から出たドレン排水が
ベランダの床のドレン排水
こ、これは・・・うわ~嫌な予感😓

エアコンの製造年は
エアコンの製造年は2020年
2020年製。

「製造から4年か・・・」

とりあえずこれは後回しにして、

外側のカバーを開けて配管穴出口を見ます。
配管穴のパテに隙間がある
パテに隙間がありますね。

冷媒管に水滴がついたのはこれが原因です。

黒いゴムパッキンを外さずに工事してしまっていますが、この程度のことすらしないとは・・・

これも外してしっかり周囲までパテ埋めをする必要があります。

修理内容としては、室内から屋外へ出るまでの排水ホースを断熱ドレンホースに交換し、内外ともパテ埋めをしっかり行うということになります。

見積もりを出して後日修理となります。

それはそうと途中で気になった床のドレン排水、
床に流れるドレン排水
これ油のようなものが浮いてます。

念のためお客さんにベランダで油のようなものを使用したか聞きましたがそのようなことはないとのこと。

ということは・・・室内熱交からの冷媒(ガス)漏れ?

お客さんにお話しし冷媒漏れ検査を行うことに。

作業車からリークディテクター(冷媒漏れ検知器)を持ってきて室内機を検査すると
冷媒漏れ検知器で室内機を検査
あら~やっぱり漏れ反応が出ちゃった・・・

室内機中央付近で反応があります。

しかしかなり微量の漏れのようです。

熱交換器のメーカー保証期間は5年。

まだ製造から4年なので保証期間内。

このような熱交換器の冷媒漏れは微量なことが多くエアコンの冷暖房が効かなくなるのはこれから1~2年後かもしれません。

そのときに保証が切れていたら高額修理となってしまいます。

いまのうちメーカーへ連絡してよく見てもらうようお勧めしました。

これにて点検完了です😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年9月24日 (火)

一戸建て2階にエアコンを増設

エアコン用の配管穴のない部屋へ設置工事を行いました😊

こちらのお客さん宅へはこの夏3台目の取り付け工事です。
(毎度ありがとうございます😄)

コンセントは事前に電気工事士資格をお持ちのお客さんご自身で施工されていました。
室内機設置予定場所
部屋は2階で室外機は地面に設置します。

問題は配管穴を開ける位置。

建物の構造がツーバイフォーなので窓の上は開けられません。

窓の左は1階に出窓があり外壁に梯子を掛けられず配管作業ができません。

窓の右側は図面を見させていただくと何本か変則的にスタッド(柱)が入っている状況。

右のコンセント付近には壁内に障害となるものはありませんが、そこへ穴を開けてしまうと隣の部屋の窓が近くにあり梯子を掛けるスペースがなくなります。

そこで、できる限り窓右側にあるスタッドへ寄せて開けることにしました。

なんともわかりにくい説明ですみません😅

まずは石膏ボードだけ開けて
配管穴を開ける
内部に電線などがないか確認。

貫通した穴にスリーブ(養生管)を入れて
配管穴にスリーブ(養生管)を入れた
室外機と結ぶ電線を通して室内機の引っ掛け準備。

室内機を取り付け(画像は試運転時のものです)
室内機を取り付け

梯子は無事掛けることができました。
外壁に梯子を掛けた

配管カバーを取り付けて配管。
外壁は配管カバーを付けて配管
1階と2階の境には帯状の出っ張りがあるのでカバーを切り欠き加工しました。

1階の出窓をよけるための横引き部分はドレン排水のため勾配を付けています。

降りたところには別の部屋の室外機。
エアコン配管
そのため右へ横引きです。

室外機を取り付けて工事完了。
室外機を取り付け
いつものように試運転は問題なく作業終了しました😊

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年9月20日 (金)

室内の配管カバーから水漏れ

今年の夏に多かった点検依頼がタイトルにある”室内配管カバーからの水漏れ”

その原因はさまざまですが、先日も同症状で川崎市内のマンションへと行ってきました😊
室内の配管化粧カバーから水が漏れる
いきなり水が落ちてびっくりされたそうです。

水平部分のカバーを外してみると
パイプに水滴がついている
パイプに水滴がついていました。

その原因は、
配管穴のパテに隙間がある
配管穴のパテの隙間。

パテは正面から見える部分しか付いておらず簡単にめくれてしまいました。
パテ埋めが不十分
そもそも取り付け工事の際のパテ埋めがしっかりされていませんねぇ。

まぁ、配管カバーを付けるとパテ埋めしない業者もいるくらいなのでまだマシですが。

外壁側のカバーも外して穴埋め状態を確認します。
外壁側のパテ埋めを確認
パッと見て隙間がわかります。

アップ
パテに隙間
パイプとパテの間があいてます。

これは曲げたパイプの内側にあるドレン管や断熱材が押され徐々につぶれてできた隙間でしょう。

表面しかパテ埋めされていないため内側にも大きな隙間。
パテに隙間
ということでこれらの隙間を埋めることにします。

外壁側はパテを補強した上にシリコンコーキング材を塗りました。
パテ補強しコーキング材を塗った
コーキング材は硬化してゴム状になりパテのすき間を防止できます。

室内側のパテもしっかり補強。
室内側のパテを補強
こちらはコーキングは使いません。

周囲に付着したら大変ですからね。

外したカバーを元通り戻して処置完了です😊

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2024年9月17日 (火)

一戸建て右配管で取り付け

一戸建て2階の部屋にエアコン設置工事を行いました😊
(東京都内)

今回の工事は事前に現地調査を行っています。

室内機はここへ取り付けます。
室内機取付位置
ふつう一戸建てでは配管穴を本体背面に開けるのですが、そちらは玄関側になるためお客さんのご希望で右側面の壁へ開けることにします。

室内機から右側にパイプを出すこのような施工を”右配管”などと呼びます。

エアコンは富士通ゼネラル製。
取り付けるエアコンは富士通ゼネラル製
昔はいまいち安物なイメージ(失礼😅)でしたが現在は一流を名乗る下手なメーカーよりいいですよ。

据付板を仮付けしたら配管穴を開けます。
据付板を仮付けし配管穴を開ける
内壁の石膏ボードを開けきる前にドリルを止めました。

石膏ボードの裏に電線などが隠れていることがあるのでそれらを切らないようにするためです。

なお事前の調査で図面を見させていただきここに筋交いがないことは確認済み。

断熱材などをよけたあと外壁まで貫通しました。
外壁まで配管穴を貫通

据付板を固定、配管穴にスリーブ(筒)取り付け、
据付板、カバーの受け、配管穴のスリーブを取り付けた
そして配管カバーの受けを付けました。

室内機右側面から出るパイプが少し見えるため、その部分を配管カバーで隠します。

今回取り付ける室内機は高さ25cmと小さめ。

現在発売されている多くのエアコンは高さ30cm程度です。

そのため取付位置は低めに設定しました。

もしこのエアコンを天井に寄せて付け配管穴を開けてしまうと、将来30cmのエアコンを付けようとしても配管穴の高さが合わなくなってしまうためです。

室内機を取り付けました。
室内機を取り付けた
アースもコンセントのアース端子へ接続。

ここからは室外側の作業。

2階まで梯子をかけて行います。
2階まで梯子を掛けて作業
配管カバーの直線を出すためチョークラインで墨だし。

配管カバーの受けを付けました。
配管カバーの受け側を取り付けた

室外機は地面に設置します。
室外機設置場所
コンセントや水道メーターがあり少し奥へ室外機を置くため配管カバーはクランクさせました。

その後配管して室外機設置まで完了。

カバーの仕上がり
配管カバーの仕上がり

室外機とその周辺。
室外機とその周辺
地面に置いた室外機の台は安定度の高いブロックを使用。

設置後の傾きを防止します。

お客さんに立会いをお願いして試運転。
エアコン試運転
異常はなく作業終了となりました😊

Katoairconservice_mark160
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2024年9月15日 (日)

作業車ブレーキランプ切れ

こちらは作業車のハイマウントストップランプ
作業車のハイマウントストップランプ
コンビニに寄った際にウインドウに映ったランプを見て切れているのに気づきました。

当方の作業車のハイマウントストップランプは4つの電球がついており、そのうちの1つが切れてました。

以前はかなり前の車検の際にディーラーで交換してもらったのですが今回は自分で。

電球はディーラーへ注文して受け取りました。
ディーラーでストップランプの電球を受け取った
よく見えませんが・・・

口金がないのでほとんど透明。
ストップランプの電球
1つ切れたということは、また別のもそろそろ切れる時期なので4つまとめて交換です。

ストップランプを外しました。
電球交換のためストップランプを外した
って簡単に言いましたがちょっと手こずりました😅

たまに同じ車種でこの部分を壊している車を見かけますが多分無理に外そうとして割ってしまったのでしょう。

これディーラーさんには簡単に外す工具かなにかあるんですかねぇ。

裏側には黒いソケットが4つ。
ストップランプの裏側にあるソケット
これを左にひねると電球が抜けてきます。

外した電球。
外したストップランプの電球

切れているのが見えました。
切れた電球
ほかにも1つ切れてました。

コンビニで見たときは1つだけでしたがその後にも切れたということになりますね。

新しい電球を取り付け、全体を軽く掃除して元通りに戻すと
ランプが全部点いた
全部点灯してオッケー😄

ところが・・・

次の日、大雨が降りバックドアを開けると車内に雨漏りが😱

ストップランプの部分から雨水が入ってきています。

やはり軽く掃除しただけではだめだったか・・・

再度外してランプ周りのパッキンを念入りに掃除してから取り付けました。

その後雨漏りはなくなりメンテナンス完了です😊

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2024年9月11日 (水)

4分管をベンダー曲げ

都内の一戸建てで冷房能力7.1kW(23畳用)のエアコン設置工事を行いました😊

まずは据付板の取り付けから
据付板の取り付け
建物はツーバイフォー工法のため筋交いはなくスタッド(柱)の位置を確認して設置位置を決定。

このあと壁に配管穴も開けました。

そもそもここはエアコンを設置するところではなく、右にあるエアコン用コンセントはお客さんご自身(電気工事士免許所持)で別の部屋から延長されたものです。
(そこらのエアコン工事屋よりしっかりした施工がされてます😄)

室内機を取り付けました。
室内機を取り付けた
つぎは屋外側の作業です。

しかし外はまだまだ暑いですね。

空調服のファンをブンブン回しておこないます。

外壁に配管カバーの受けを取り付けて
外壁の配管作業
冷媒管を接続加工します。

ここは雨どいなどをかわす必要があるためジャバラのカバーを使用します。
途中にジャバラカバーを使う
途中、何か所か急角度に冷媒管(銅管)を曲げなければなりませんが冷房能力7.1kW機種の太い管は4分(Φ12.7mm)。

急角度を手曲げで行うとつぶれて折れます。

そこでベンダーを持ってきました。
4分管を曲げるベンダー
これはラチェット式ベンダー。

90度に曲げたあとすぐそばを40度で2箇所曲げて雨どいをかわすようにします。
ベンダーで冷媒管を曲げた
このような曲げ方は手ではまずムリ。

このあと銅管に断熱材を戻してテーピング処理します。

パイプ類をカバーに収めてだいたいの形になりました。
パイプ類を配管カバーに収めた
奥の90度曲がりもベンダーを使用しました。

室外機を取り付けて施工完了。
室外機を取り付けて施工完了
試運転ではしばらく最低温度設定で冷房運転をしたところ部屋が寒いほどになってしまいました😅

さすが7.1kWですね。

お客さんと動作を確認して作業終了😊

4分管では無理に手曲げをして折れている工事をよく見ます。

銅管がつぶれてしまうとそこが冷媒の流れの抵抗になり、せっかくのエアコンの能力が低下します。

やはり工具の適正使用が求められます。

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2024年9月 9日 (月)

エリア外に出張

お台場のフジテレビ
これはどこか・・・多くの方がわかるのでは?

お台場のランドマーク的な建物です。

約10年ぶりにこの近くのマンションにお住いのお客さんから連絡があり現地調査に行ってきました😊

港区は当店の作業エリアからは外れているため普段は出張しません。

しかしこちらのお客さん宅へは当店が開業して間もない頃から何度も依頼をいただいているので今回もよろこんで訪問😄

日曜日の朝に出発して東名、首都高を使い50分弱で到着。
(これが平日の朝だと2時間かかる道のり)

レインボーブリッジを渡るのも10年ぶりかな~😆

むかしは首都高が固定料金で高く感じましたが今はETCで距離別になり利用しやすくなりましたね。

スイスイと流れる道中、若い頃は夜にここ走ったな~なんてなつかしくなりました😆
(あ、べつに走り屋でもなんでもありませんよ~)

当時は夜景を見ながら都心を走るC1(都心環状線)を抜け、ぐるっと回ってK1(横羽線)で大黒パーキングエリアへ・・・なんてコース。

大黒にはおもしろい車がいっぱいでした。

今振り返ると、1日フルに仕事してから夜出かけるなんてそれだけ体力があったんだな~なんて😅

いまでは考えられませんが。

現調は無事終えて工事が決まればまた訪問します😊

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2024年9月 7日 (土)

エアコン入れ替えと電源工事(2)

前回に引き続きエアコンの取り付け作業です。

配管穴の位置と大きさが合わないためもう1つ開けました。
配管穴を開けた
依頼をいただく前にエアコンを購入されていたため他に致し方ありません😅

でも今回開けた穴はほとんどのエアコンで合う位置にしてあります。

設置するエアコンに合わせΦ75mmで貫通。

ここへスリーブ(養生管)を入れると内径が70mmになるためメーカー仕様書とぴったりになります。
配管穴にスリーブを付けた
既設の穴は塞ぎます。

そして据付板を設置。
据付板を設置
壁内にスタッド(ツーバイフォー住宅の柱のようなもの)が2本あるのでそこへ木ネジでしっかり固定。

その他の空洞部分はかさ式ボードアンカーで固定。

取り付ける室内機は重く奥行きが大きいため、スタッドが中央1本だけだったとしたら取り付けをお断りしていたことでしょう。

理由は室内機の重みで壁が引っ張られ変形、破壊するため。

その後、エアコンの設置が終わりました。

途中いろいろありますが撮影を忘れてしまうんですよねー😅

室内機(撮り忘れて試運転時のもの)
新しく取り付けた室内機

外壁の配管
外壁の配管
排出口からはフィルター掃除のホコリが吹き出すようになっています。

室外機
新しく取り付けた室外機
台は既設のブロックを位置調整して使用しました。

地面の沈み等を考慮しパイプは余裕をもたせてあります。
地面の沈み等を考慮しパイプは余裕をもたせた

これまでのエアコンはアース(接地)が接続されていませんでした。

接地工事も実施。
室外機に接続したアース線
地面を掘って接地極を埋めました。

簡単なように思えますがこれも電気工事士の資格が必要になります。

接地抵抗計で抵抗値も測定しなければなりません。

抵抗値は
接地抵抗計で抵抗値を測定
指針は”8”を指し、レンジは×10Ωなので80Ω。

規定内のためOK。

その後、電源も直しました。

プラグ接続していたところは
ボックス内で圧着接続
ボックス内で圧着接続しケーブルを取り出し。

ケーブルも新しいものに交換。

今回は建物の構造やお客さんとの打ち合わせによりケーブル露出配線です。
ケーブル露出配線
電力損失を少なくするため電線が短くすむ上部をまわし、サドルバンドでしっかり固定。

室内機の右横に20Aコンセントを取り付けました。
室内機の右横に20Aコンセントを取り付けた
これで工事は完了。

試運転を行い動作等に問題なく作業終了です😊

いろいろありましたが無事設置できてなによりでした。

Katoairconservice_mark160
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2024年9月 2日 (月)

エアコン入れ替えと電源工事(1)

エアコンが故障したので新品への交換を、と工事の依頼をいただきました😊

でも一つ問題が・・・

事前に現地調査を行ったのですが、それより先に新しく取り付けるエアコンを購入してしまったとのこと。

その新しいエアコンは室内機が重く、奥行きのある機種で、そのうえフィルター自動掃除の屋外排出機能まで付いているもの。

屋外排出機能があるとホースが1本増えてその分、壁の配管穴の径も太くなければなりません。

壁の状況などによっては取り付けをお断りする場合もあることをお伝えして作業をお引き受けしました。

こちらは撤去するエアコン。
撤去する室内機
コロナの製品です。

電源を見ると
エアコンの電源が延長されている
右のほうにあるエアコン用コンセントからエアコンの下までコンセントを延長してあります。

ケーブルで延長してあるのですが途中は床をころがし配線。

隠蔽部でもないのにころがし配線はまずい。

しかもケーブルが長すぎて束ねてあります。
床上でケーブルが束ねてある
どうしてこうなったのでしょう。

そして専用コンセントとケーブルのつなぎはこれ、
15Aプラグ
なんと15Aプラグで差し込んであります。

プラグで差し込み接続すること自体よくないことですが・・・

エアコン下へと延長されたコンセントは20Aなのでこれもまずい。

電源は直さないとだめですね。

外壁のパイプはテープ仕上げになっています。
外壁のパイプはテープ巻きで仕上げられている
この部分は道路等から見えないところなので新しいエアコンもテープ巻きにします。

真下には室外機。
撤去する室外機
この設置もあまり経験のない人が行ったものです。

上からおりてきたパイプがそのまま室外機に接続されてますね。

地面は少しずつ沈むことがあるのでパイプに余裕を持たせておかないと室外機が吊られてしまいます。

それに保安用のアースが接続されていないので接地工事も必要です。

さて撤去が終わりました。
エアコンの撤去が終わった
ここで予想していた問題が・・・

新しく取り付ける室内機が大きく配管穴の位置が合いません。

もし穴位置が合っていたとしても既設の穴の大きさはΦ65mm。
(スリーブ=筒、を入れると60mm)

取り付けるエアコンの仕様書ではΦ70mmとなっているので足りません。

少しの差でも面積にするとこれが大きい。

はてさてどうするか・・・

取り付け工事は次回にアップ予定です。

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