コンセント100Vから200Vへ
200Vのエアコンを設置するとき、壁のエアコン用コンセントが100Vなんてことがよくあります。
今回もエアコンの設置が終わったところでコンセントを200Vへ交換します。
もちろん事前に200Vに交換できることや配線の太さなどは調査済みです。
エアコンを付けたのに200Vに切り替えできなかったらえらいこっちゃ😰ですからね。
まずついているのは
定格20A125V(100V用)のコンセント。
これは15Aでも使用できる兼用タイプです。
内部の配線の太さを確認。
絶縁被覆を測っていますがこれで内部導体の太さがわかります。
いままで20Aのコンセントがついていたから同じアンペア数が付けられると思ったらいけません。
たまにエアコン設置業者が15Aまでしか付けてはいけないところ(配線)へ20Aのコンセントを設置してしまっているお宅があるのでそのようなことがないか確認します。
つぎに分電盤の内部。
下段の左から3つ目が該当回路のブレーカー。
念のためこちらでも配線の太さを測定。
測定の結果、20Aコンセントの設置は問題なし。
ということで200V用のコンセントに交換しました。
20Aと15Aの兼用タイプ
定格20A250V
でもこれでは形だけが変わっただけで実際の電圧は100Vのまま。
ブレーカー上部の銅バーを切り替えて200Vにしました。
この切り替えは分電盤のメーカーや種類で方法が異なります。
該当のブレーカーは20Aの100V・200V兼用なのでそのまま使用可能でした。
回路の絶縁抵抗を測定して問題なし。
コンセントの電圧は200Vになりました。
アナログテスターなのでわかりにくいですね。
300Vレンジに合わせているので黒い数字と目盛を見て20が200Vです。
なので正確に読むと205Vです。
すこし200Vをオーバーしていますがこれが普通。
エアコンを運転すると(電流が流れると)屋内配線やその他途中配線での電圧降下で数ボルト落ちます。
運転していないとき(無負荷)で200V丁度では問題はありませんがちょっと低めです。
これで200Vに交換完了😊
あたりまえのことですが、これらの工事は無資格ではできません。
電気工事士という国家資格が必要となります。
http://aircon.la.coocan.jp/
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