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2024年8月 2日 (金)

配管カバーから水が出る

外壁に取り付けられた配管カバーから水が出るという点検依頼をいただきました😊

場所は都内のマンション。

現地到着。
現地到着
どこかの下請けエアコン屋さんの施工だと思いますが見た目には普通に設置されています。

水が出るのは配管カバーの下から
配管カバーから水が出る
試しに室内機に水を注入するとけっこうな量がカバーから落ちます。

カバーを開けてみます。
配管カバーを開けてみた
室内から配管された排水用のドレンホースは断熱タイプで途中にカフスという接続部品を使って室外用のドレンホースへとつながっています。

その接続部は
ドレンホースの接続部
一見抜けているようには見えませんねぇ。

もしかすると下についている逆止弁が詰まって水位上昇して漏れ出たのでしょうか・・・

接続部で漏れているのは間違いないようですが。

もうちょっと引っぱり出して見やすいように・・・
ドレンホースを見やすいように引っぱり出す
上の断熱ドレンホースとカフスは接着接続。

そして下の室外用ドレンホースとカフスは差し込むだけでビニルテープで固定するようになっています。

なので抜けるとしたら室外用ドレンホースですが・・・

あれ~😆
断熱ドレンホースからカフスが抜けた
そっちかい!

接着してあるはずの断熱ドレンホースが抜けました。

抜けた部分を見ると接着剤の跡がない。

接着し忘れたみたいです。

水を流す管を接着接続する場合は接着剤を塗布する前に試しに接続してはいけないというのが基本だと思います。

基本的な施工方法をしらないとミスの元になります。

抜けかけた状態でしばらく使用していたので接続部分は汚れなどが付着。

しっかり掃除してから接着剤で接続しました。

10分ほど放置して水を流し漏れのないことを確認。

そしてテープでしっかり固定しました。
ドレンホースを接続
この状態で再度室内機へ注水して漏れがないことを確認。

配管カバーのフタを元通りに取り付けました。

ここでおわりかと思ったらもう1つ水が落ちるところがあるとのこと。

室外機のこの部分。
室外機から水が落ちる
たまにポタリポタリと落ちるそうです。

これは一目見て原因はわかりました。

この部分は冷媒管接続部のバルブがあり、そこから落ちた結露水がカバーを伝って室外機の中へ流れるようになっています。

が、このカバーの取り付けがきちんとはまっていない。

付け直しました。
バルブカバーを付けなおした
隙間なくぴったり。

これにて完了😊

今回の不具合は”手抜き”ではなく”手抜かり”の工事です。

おそらくほかのお宅でもいろいろやらかしていると思いますね。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

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