旧型エアコン撤去
横浜市内のマンションでリフォームを行うためエアコン撤去を、という依頼をいただきました😊
室外機側
何度かマンション大規模修繕工事を経たようでパイプはヨレヨレ😅
室外機の後ろに何かぶら下がってますね。
そして、その下に”TOKYO GAS”のラベルが
そう、これはガスエアコンです。
(このラベル傾いて貼られてますね😆)
でも製造は三洋電機です。
東京ガスさんではエアコンの製造はしていません。
先ほどのガス栓は室外機背面の接続口につながっていたもの。
ガス屋さんで予め外してもらったそうです。
当方ではこの部分の取り外しはできませんので。
でも東京ガスさんではエアコンの撤去までは行っていないとのこと。
このエアコンが売られていたのは30年以上まえだと思いますが。
ガスエアコンと言ってもガスで冷房するわけではありませんよ。
当時は「エアコンの暖房なんて使い物にならない」と言われていました。
石油ファンヒーターやストーブの補助としてエアコンの暖房を使うような時代です。
そこで満を持して発売されたのがこのようなガスエアコン。
冷房時は電気式のエアコンと同じ方式の冷房を、そして暖房時は電気式では不足する熱量を冷媒を加熱して補うことにより強力な温風となります。
このほかには温水式などもありましたが。
しかし電気式のエアコンでもインバーターの登場やヒートポンプの効率向上によりガスエアコンの役目も徐々になくなりいまではすっかり過去のものとなりました。
当方でも当時(社員時代)は東京ガスのエアコンも施工していましたよ~
なので研修などに行ってTESやGHPなどの東京ガスの資格?みたいなものをいくつか取った記憶があります。
いまではその修了証もどこかに行ってしまいましたが😅
(必要ないし・・・)
余計な話でしたね。
壁にあるエアコン専用コンセント
これまただいぶ昔のものですね。
コンセントを取り付ける工事の際、現在のような電線を背面に差し込むだけのクイックなタイプではありません。
ドライバーで締め付けるタイプです。
しかもこれだけ古いとマイナスドライバーじゃないかな?
昔の電気工事はマイナスのねじが主流。
自分が電気工事士の資格を取得した40年ほど前は、なにからなにまでマイナスでした。
そのため実技試験の木製ボードに打つ木ネジがコケたり斜めに入ったり面倒だったんですよ。
しまいにはコケたドライバーが指にグサッと😱
おっとまた余計な話になってしまった😅
お客さんの話ではこちらのエアコンはまったく冷えないとのこと。
室外機の側面カバーを開けてバルブを見ると、
キャップが3つともなくなっています。
エアコン設置当初の工事屋さんが付け忘れたのか、それとも途中の大規模修繕工事などで外してそのまま紛失したのか・・・
キャップのないサービスポートには冷媒漏れの痕跡が残っています。
調べると冷媒はカラでした。
ここから抜けてしまったようで、これでは冷えるわけがありません。
たまにこのキャップを手締めだけで付けていくエアコン屋さんいますが、この3つのキャップはきちんと締め付けないとここから冷媒が漏れます。
コンセントやブレーカーなど交換する必要のある部分がありますが、またここへ新しいエアコンの設置を検討されているそうです。
http://aircon.la.coocan.jp/
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