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2024年5月30日 (木)

エアコン4台の接地(アース)工事

さて前回準備したアース棒を使って接地工事を行います😊

4台ある各室外機の脇にD種接地工事を行い室外機のアース端子に接続します。

まず1台目は当店で取り付けたエアコンから。
コンセントのアースには接地線が接続されていない
コンセントには3つ差し込みの穴があり、そのうちの1つはアースです。

しかしそこへはコンセント裏に接地線が配線されていないため機能していません。

本当にそうなのか念のため工事にかかる前にコンセント裏を確認。
コンセントの裏にアース線はつながっていない
黒と白の電源線だけで接地線はありません。

ところが・・・壁のボックス内を見ると
コンセントのボックス内に緑色の線が
緑色の線を発見😮

なんで?

緑色の電線を接地抵抗計で計測してみます。
緑色の電線の接地抵抗値は100Ω
100Ωで接地線として機能しているではありませんか。

このコンセントを取り付けた人の手抜きですね。

コンセントに接続。
接地線をコンセントの裏に接続
このエアコンのアースはこれで完了です。

200Vエアコンなのでコンセントに電源プラグを差し込めばアースがつながります。

なので室外機に接地工事は必要ありません。

残り3台のエアコンは100V機で過去に他の業者さんで取り付けられたもの。

コンセントにはアース端子がありませんが、もしかすると同じくボックス内に接地線があるのかもしれません。

そこで確認しようとしましたがプレートが割れそうなほど引っ張ってもとれない。

壊しそうなのでやめました。

3台とも室外機のところで接地工事します。

なおエアコンは基本的に漏電遮断器の設置が義務(室外機が「水気のある場所」に設置されるため)になっており、もちろんこちらの分電盤(ブレーカーのところ)にも設置されています。

そしてルームエアコンで行うD種接地工事の接地抵抗値は100Ω以下ですが所定の仕様を満たした漏電遮断器が設置されているので500Ω以下でOKです。

2台目の接地工事作業中。
2台目のアース工事中
こちらの地面は非常に硬くなかなか掘れずたいへんでした😅

しかもアース棒がまったく刺さらない。

普通の土ではありません。
(出てくるのは白っぽい砂利のような土と石ばかり)

地中深く埋めるのはあきらめてしかたなく掘れるところまで掘って水平に寝かすように埋めました。

抵抗値が高いかも・・・500Ω超えか?

これは先が思いやられる・・・

おそるおそる接地抵抗測定
接地抵抗460Ω
おぉセーフ、460Ω😅
(接地抵抗計のレンジが×100Ωなので指針の4.6×100Ω)

よかった~、さて室外機のアース端子に接続を・・・しかし
アース端子のねじが回らない
こんどは端子のねじが回らずとれない。

なんてこった。

どうやっても回りません。

浸透性の潤滑剤を差してしばらく待ってもダメ。

エアコンはまだ古くありませんが。

真鍮のバルブやナットの色からしてもまだ新しいことがわかります。

これはエアコン製造時にねじを締めたとき焼き付いたのかもしれません。
(焼き付き・かじり:摩擦で金属同士が溶着する現象)

しかたない、バルブを固定している頑丈な太いねじへ接続。
あきらめてバルブを固定している太いねじへ接地線を接続
電気的にも機械的にもここのねじなら問題ないでしょう。

室外機の側面カバーを付けて2台目完了。
2台目の接地工事完了
ふぅ~😅

ちょっとたいへんでしたが気をとりなおして3台目
3台目のアース工事を行う
手前には雨水マスがあります。

ここからの排水管が地中にあるかもしれないので穴を掘る前にフタを開けてみます。
雨水マスは浸透マスになっていた
これは浸透マスですね。

右に見える管は雨どいからの出口で他に排水管は見あたりません。

これならば多少深くアース棒を差し込んでも大丈夫そうです。

もちろん差し込めればの話ですが。

砕石をよけてから穴掘りを開始
シャベルで地面に穴を掘る
2台目よりも土が軟らかめで掘りやすい。

アース棒を差し込んでみるとなんとか地中に押し込むことに成功😄

抵抗値は
3台目の接地抵抗値は400Ω
400ΩでOK。

つぎに室外機のアース端子に接地線を接続するのですが・・・
室外機の電線接続端子台への差し込みが不十分
その右横にある端子台の電線の差し込みが不十分(エアコン取り付け工事の施工不良)で3つの内、左の確認窓に銅線がみえません。
(残り2箇所は確認窓の左隅に少し見えます)

押し込みましたが電線の皮むき長さが短いようでだめ。

電線(ケーブル)の長さは余っています。
室外機の脇にケーブルが余らせてある
ならば気になるのでついでに直してしまいましょう。

接地線をアース端子に接続したらケーブルを切断。
接地線をアース端子に接続したらケーブルを切断
むきなおします。

このケーブル細いです。

太さを測ると1.6mm
電線の太さは1.6mmと細い
この室内外機を接続する電線は通常2.0mmを使います。

1.6mmを使うとそこでの電力損失(電圧降下)が大きくなります。
(材料をケチられたようです)

接続
電線を端子台に接続しなおした

カバーを付けて3台目も完了。
3台目のアース工事完了

最後の4台目はとくに問題なく接地線の接続までおわりました。
4台目の室外機に接地線接続
こちらの地面は他の2台より軟らかく穴掘りもアース棒の差し込みも割とすんなり。

接地抵抗値は3台目よりさらに低く
接地抵抗値は220Ω
220Ωでした。

接地抵抗は土の質にもかなり左右されます。

こちらもカバーを付けて作業はすべて完了です😊
室外機のカバーを付けて接地工事が完了
一時はどうなることかと思いましたが接地極を増やす必要もなく500Ω以下に収まりました。

これで安心してエアコンを使用できますね。

なお、たまに耳にする「漏電遮断器が付いていればアースは必要ない」というのは間違った考えです。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

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