あ、それ意味ありませんので。
エアコン入れ替え工事の現地調査に伺ったところ、
室外機の二段置き金具にアースが接続されていました。
二段置き金具(二段置台)は文字通り室外機を二段に積む金具です。
これねぇ、たぶん施工した人はこの金具にアースを接続すれば2台の室外機両方にアース工事をしたことになると思ったのでしょう。
でもざんねん。
これでは2台ともアースは接続できていません。
まったく意味のない配線なんです。
それというのも二段置台と室外機は絶縁ブッシュにより電気的に絶縁されているからです。
またそのことを知らない工事屋さんはこの絶縁ブッシュを防振ゴムだと思っているなんてこともあります。
あくまでアースはエアコンに漏電が発生したときの保安目的なので本体に接続されていなければ意味がありません。
電気工事士の資格があるならば実務に関する基本的なことを学ぶべきでしょう。
資格を取っただけでは現場で通用しないのが現実ですね。
http://aircon.la.coocan.jp/
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