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2024年3月30日 (土)

木造に開けるエアコンの配管穴

長年エアコンに携わっているといろんな工事を目の当たりにします。

その中でエアコンの配管用に開けられた穴により一戸建て木造の柱が切られているなんてことが。

それは・・・

ある新築(木造)のお宅にエアコン取り付け工事へ伺いました。

木造一戸建ての新築では多くの場合、エアコンを取り付けるとき同時に壁の配管穴を開けるのですが、そこではハウスメーカー(工務店)から依頼された工事業者で予め穴が開けられていました。

その配管穴にはスリーブ(樹脂の筒)が入れられていたのですがツバが壁から5mmほど出たタイプだったため当方で使用している薄めのツバのスリーブに入れ替えることに。
(ツバが厚いと室内機にあたり傾くため)

そして既存のスリーブを抜いてみたら柱の幅が1/2近く削られるように穴が貫通しているのを発見。

これを知ったお客さんはもちろんお怒りのご様子。

完成したばかりの家の柱を取り替えるという大工事が行われることになってしまいました。

この穴開けをした業者さんはおそらく室内側の石膏ボードに穴を開けた時点で柱があることに気付いたと思います。

しかしそこでやめずに貫通してしまった。

石膏ボードを開けた段階で止めてミスを報告していればコトは軽く済んだはず。

このようなことはどのみち遅かれ早かれ見つかることです。

失敗はそのとき素直に認めて対処するのが一番。

ごまかすと事態を大きくし信頼を失う結果となってしまいます。

また他にはツーバイフォーなどの住宅で窓の上など開口部の上に穴を開けてしまうケース。

在来工法とは異なりこの部分は建物の強度に重要な木材があります。

これは建物に対する知識がまだ乏しい初心者がしてしまう失敗。

しかもその重要度を知らないためなんの悪気もなくエアコンを設置して帰ってしまいます。

エアコンの設置工事は本体を設置する知識だけでなく建物の構造をある程度理解しておく必要があります。

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http://aircon.la.coocan.jp/

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