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2024年3月

2024年3月30日 (土)

木造に開けるエアコンの配管穴

長年エアコンに携わっているといろんな工事を目の当たりにします。

その中でエアコンの配管用に開けられた穴により一戸建て木造の柱が切られているなんてことが。

それは・・・

ある新築(木造)のお宅にエアコン取り付け工事へ伺いました。

木造一戸建ての新築では多くの場合、エアコンを取り付けるとき同時に壁の配管穴を開けるのですが、そこではハウスメーカー(工務店)から依頼された工事業者で予め穴が開けられていました。

その配管穴にはスリーブ(樹脂の筒)が入れられていたのですがツバが壁から5mmほど出たタイプだったため当方で使用している薄めのツバのスリーブに入れ替えることに。
(ツバが厚いと室内機にあたり傾くため)

そして既存のスリーブを抜いてみたら柱の幅が1/2近く削られるように穴が貫通しているのを発見。

これを知ったお客さんはもちろんお怒りのご様子。

完成したばかりの家の柱を取り替えるという大工事が行われることになってしまいました。

この穴開けをした業者さんはおそらく室内側の石膏ボードに穴を開けた時点で柱があることに気付いたと思います。

しかしそこでやめずに貫通してしまった。

石膏ボードを開けた段階で止めてミスを報告していればコトは軽く済んだはず。

このようなことはどのみち遅かれ早かれ見つかることです。

失敗はそのとき素直に認めて対処するのが一番。

ごまかすと事態を大きくし信頼を失う結果となってしまいます。

また他にはツーバイフォーなどの住宅で窓の上など開口部の上に穴を開けてしまうケース。

在来工法とは異なりこの部分は建物の強度に重要な木材があります。

これは建物に対する知識がまだ乏しい初心者がしてしまう失敗。

しかもその重要度を知らないためなんの悪気もなくエアコンを設置して帰ってしまいます。

エアコンの設置工事は本体を設置する知識だけでなく建物の構造をある程度理解しておく必要があります。

Katoairconservice_mark160
http://aircon.la.coocan.jp/

2024年3月28日 (木)

作業車オイル漏れ修理完了😊

先日ブログにアップしたエンジンオイル漏れですがディーラーでの修理が完了しました😊

修理前はこんな感じに滲み出ていました。
エンジンオイルの漏れ

修理後しばらく走っていまのところ漏れはないようです。
オイル漏れはしていない

漏れていた部分
エンジンオイルが漏れていた部分
乾いています。

大丈夫そうですね😄

ヘッドカバーガスケットというパッキンを交換してもらったのですが本来ゴムのような素材が長年の熱でパキパキに硬化していたそうです。

15万キロも走ったエンジンなので仕方ないです。

ヘッドカバー内部の汚れについて聞いたところ「15万キロ走ったエンジンでは一番きれいだった」とのこと。

一番きれいというのはオーバーな表現かもしれませんがやっぱりエンジンオイルの定期的な交換は重要ですね。

オイル交換は3000km毎おこなってますが、前回交換してから約3000kmというやり方ではありません。

現作業車を新車購入時から積算走行距離で3000km毎にしています。

なので150000kmで交換した際は丁度50回目の交換だったわけです。
(オイルフィルターは25回目)

まあ、ぴったり3000kmではなく前後100km程度はズレることもありますが。

以前、排気管のカバーに垂れていたオイル
排気管カバーに垂れたオイル
このままでは以前のものか新たに漏れたのかわからなくなりますね。

きれいに拭き取りました。
排気管カバーについたオイルを拭き取った
今後もたまに点検してみます。

そしてついでに新品に交換してもらったPCVバルブ
新品に交換してもらったPCVバルブ
せっかくヘッドカバーを開けるので交換をお願いしました。

今回の漏れはレベルゲージでわからないようなごく少量。

でもお客さんのところへ訪問する車はほったらかしておくわけにはいきません。

新築のお宅へ行き、備え付けの駐車場にとめさせていただいたらオイルがぽたぽた落ちてた😱、てなことになったら大変なので。

メンテナンスはかかせません😊

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2024年3月24日 (日)

エンジンオイルを交換したら・・・

年度末ということもあり道路が混んでますね。

みなさん忙しそうです😊

ところで当店の作業車(軽バン)は先日積算走行距離が150000kmを超えました。

普通自動車であればおそらく200000km以上に相当するのではないでしょうかねぇ。

ちょくちょく修理や部品交換をしていますが大きな問題はいまのところ出ていません。

3000kmごとのエンジンオイル交換、6000kmごとのオイルフィルター交換を新車の時からずっと続けてきたので長持ちすることを期待しているのですが・・・

今回もオイルとフィルター交換をしてもらい終了後にシート下のエンジン周りを見ていたら
ヘッドカバーにオイルのシミ
ヘッドカバーの右奥からオイルがしみ出ています。

以前、同じところにオイルじみがあって交換時に垂らしたのかな?と思ってクリーナーでその時は掃除しました。

ところが今回はそれよりシミが大きくなってます。

おそらく奥の継ぎ目から出てきてます。
継ぎ目からエンジンオイル漏れ
まあこの程度であればほとんどオイルも減らないしまだ大丈夫😅

と思って周囲を見回していると
エンジンオイルの滴下した跡
ヘッドカバーの下側の継ぎ目から排気管のカバーへ滴下した跡を発見😯

前回のオイル交換時にはなかったので漏れ量が少しずつ増えているようです。

これ以上増えると道路に落ちる量になるかもしれません。

さっそくディーラーで見てもらってヘッドカバーガスケットを交換してもらうことにしました。

ついでに以前から気になっていたブローバイガスを通すPCVバルブの交換もお願いしました。

さらに車検も予約。

今回の車検では交換部品も多くなりそうです😅

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2024年3月22日 (金)

春は風が・・・

屋外作業で一番困るのは雨。

とくにエアコンはヒートポンプのサイクル内(冷媒回路内)に水分が入ることを嫌うため降雨の中での作業は避けるように言われています。

その次に厄介なのが風。

毎年この時期、春になると暴風が吹き荒れますね。

昨日もエアコン撤去で2階まで梯子を伸ばして作業をしたのですが・・・
強風のため外壁に掛けた二連梯子をロープで固定した
あまりに強い風なので左右に転倒防止のロープ固定をしました。

作業上、本来であればパイプが出ている右側の壁に梯子を掛けるべきなのですが、そちらは突風が吹き抜けており人が立っているのも困難な状態。

とても梯子上で作業ができる状況ではないため左側から手を伸ばして撤去を行いました。

これから夏前までは強風の日が多くなるので安全に心がけて作業にあたります😊

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2024年3月18日 (月)

エアコンにもリコール?

リコール
リコールと聞くとすぐに思い浮かぶのは車。

メーカーから通知が届いて自家用車をディーラーへ持っていったという方は割と多いのでは。

近年ではいろいろと他の製品でもリコールが多くなっています。

ルームエアコンではそれほど多いとは感じませんがたまに出てきますね。

ご存知の通り、リコールはメーカーの設計や製造の欠陥により行われるもの。

現在でもあるメーカーからは過去に販売された製品に呼びかけがされています。

内容としてはだいたい発煙・発火という類のもの。

室内機のファンモーターや室外機基板などの欠陥はときどき聞きます。

ただし各メーカーの対応を見ている限り、製品の欠陥により人命にかかわる場合や重大な損害や傷害等を生じるケース以外はリコールは行われていません。

たとえば欠陥により水漏れや冷媒漏れなどという程度ではメーカーが認識していても公開されることはほぼありません。

そこは企業経営の判断が大きく作用しているのかもしれませんね。

それはそれとして、ご自宅のエアコンがリコールになっていないか一度確認してみては?

メーカーサイトのお知らせ項目を見たり、”エアコン リコール”などと検索をすると出てくると思います。

もし該当機種で対策がなされていない場合は早急に対処してもらいましょう。

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2024年3月16日 (土)

お引越しでエアコン取り外し

当店で去年取り付けたエアコンの取り外し依頼が入りました😊

1年ほどの短期間でしたがお引越しされるそうです。

場所は横浜市内の賃貸住宅2階で台数は2台。

1台は
お引越しで取り外すエアコン1台目
日立製でこちらは前回別のところから移設したものです。

室外機(すでに取り外し作業中)
室外機はバルコニーに設置してある
バルコニーに設置してあります。

2台目は
取り外す富士通のエアコン
富士通ゼネラル製で新品を購入されてこちらも当方で設置したもの。

室外機は同じくバルコニー
バルコニーに設置されている室外機
音が響きやすい床材質のためブロックを置き台にし、床との間には防振ゴムを入れてあります。

また去年購入された2台目のエアコンは室外機が静かな機種を選定してもらいました。

2台ともバルコニーに排水設備がないため室内機と室外機から出てくるドレン排水ホースは地上まで延ばしているのでそれも撤去します。

絶縁抵抗を測定して漏電などがないことを確認し暖房運転開始。

1台目の温度測定
吸い込み温度
吸い込み温度は13℃
13℃

吹き出し温度
吹き出し温度34.5℃
34.5℃
異常なし。

2台目の温度測定
吸い込み温度
吸い込み温度は16℃
16℃

吹き出し温度
吹き出し温度35℃
35℃
こちらも異常なし。

その後、室外機に冷媒(ガス)を戻します(ポンプダウン)。

ここで2点ほど作業をしながら当店ではどんな取り付け工事をしているのか見てみましょう。

パイプに巻かれたテープをはがしますが、
パイプに巻いてあるテープをはがす
当店ではいつも下から上へテープを巻くので中のパイプに雨水などが入らず、カビや汚れは発生していません。

室内機と室外機を接続している電線(ケーブル)
室内機と室外機を接続している電線
ケーブルのねずみ色の外皮(シース)をむき過ぎることなく端子台に接続してあります。

ケーブル押さえのバンドもシースの部分で固定してありますね。

当店ではこれが普通の工事です。
(こうなっていないエアコン工事の多いこと・・・)

電線はこのあと取り外しました。

冷媒管取り外し時に室外機の接続部に取り付けたボンネット
室外機の冷媒管接続部に取り付けたボンネット
先日、別の記事で紹介した部材です。

これにより接続部の保護、ゴミやホコリの防止、内部の酸化防止、冷媒漏れの防止などになります。

室内機側の冷媒管接続部も同様に
室内機の冷媒管接続部に取り付けたボンネット
取り付けます。

エアコンは室内機、室外機、パイプ電線類の3つに分けて取り外します。

取り外した後に残る配管穴は
エアコンを取り外した後の配管穴はパテで塞いだ
エアコン用の配管パテで内外とも塞ぎました。

作業は終了😊

こちらのお客さんは遠方へ引っ越されるため取り付け工事に伺うことができないところが残念。

お仕事柄、業務用エアコンなどにはかなりお詳しい方で作業中も会話が尽きませんでした😄

また何かの機会がありましたら宜しくお願い致します。

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2024年3月13日 (水)

エアコンが効かなくなった

3年前に当店で取り付けたエアコンが効かなくなったとの点検依頼をいただきました😊

こちら
効かなくなったエアコン室内機を点検する
去年の夏に冷えなくなったことを感じたらしいのですがそのままにしていたそうです。

しかし3年程度で効かなくなるとは・・・

いろいろな原因が考えられますがまずは冷媒漏れ(ガス漏れ)がないか確認のためリークディテクター(冷媒検知器)で調べることにします。

室内機には漏れはなし。

次に室外機へ近づくと
室外機近辺でリークディテクターに反応あり
リークディテクターのメーターが右いっぱいに振れ、”ピピピピピ”と強い反応が出ました。

そこでバルブ部分のフレア接続部を確認。
室外機の冷媒管接続部を確認する
見た目で冷媒漏れはなく、リークディテクターでも漏れ反応はありません。

ということは室外機内部で漏れか?

と思ったのですがどうもディテクターの反応がおかしい。

室外機から風上側を見ると
風上の給湯器から排気が流れてくる
奥に給湯器が設置されており、そこからの排気が。

それにリークディテクターが反応していることが判明😅

排気ガスでの誤反応でした。

冷媒漏れではないようです。

エアコンを冷房試運転モードにして室内機で温度測定をしてみます。

吸気側は
室内機の吸気側は19.7℃
19.7℃

吹き出しは
室内機の吹き出しは8.1℃
8.1℃

その後すぐ6℃まで落ちました。

このエアコンの試運転モードは最大風量で風が吹き出すのでこの程度冷えれば十分でしょう。

また暖房も確かめましたが吸い込みが20℃、吹き出しが50℃と問題なし。

冷暖房は機能しています。

ではなぜ効かなくなったのか・・・

エアコン運転開始後にすぐに気づいていたのですがこれ、
室内機の送風ファン
室内機の送風ファンです。

アップにしてみましょう。
送風ファンに汚れが積もっている
ファンに汚れが積もってます。

これが原因で横長の吹き出し口のうち、右1/3は風がまったく出ていませんでした。

この状態では室内機内部にある室温センサーが冷房時には異常に冷やされてしまいます。

結果、エアコンは部屋が冷えたと勘違いしてすぐに室外機を停止。

冷房が効かないということに。

修理ではなくエアコンの洗浄クリーニングを掃除業者に依頼していただくことになりました。

点検はこれにて終了😊

今回のような室内機の送風ファン汚れによる冷暖房能力低下は割と多く存在します。

使用方法や頻度、環境にも大きく左右され、2~3年ごとに洗浄を行わなければならない場合もあります。

なおファンの掃除をご自身ですることはお勧めできません。

よく歯ブラシや割りばしなどで掃除をしてうっかりファンを割ってしまうことがあります。

このファンは一枚でも割れてとれてしまうとバランスがずれて運転したときには室内機がブルブル揺れて使えない状況になります。

毎年のようにこれで修理依頼が入るのですが・・・😅

その他には掃除をしようと割りばしの先に付けたティッシュが中に入って取れなくなってしまったという事例も多いですよ。

ファンの掃除はご自身ではしないほうがいいかもしれませんね。

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2024年3月11日 (月)

ちょっと工作

たまにエアコンの部品調査で登場するこのオシロスコープ
簡易型のオシロスコープ
中華製の簡易型です😅

無線通信機などの高い周波数には使用できませんがちょっとした回路の調査には役に立ちます。

なにしろ小さいため邪魔にならず持ち運びがラクチン。

バッテリー内蔵で電源のないところでも使える利点があります。

しかし先日電源スイッチを入れるとバッテリーは残っているはずなのにいきなり白い画面が出て消えてしまいました。

とうとう壊れたか・・・と思ったのですが充電用のUSBを接続すると正常に起動。

内臓バッテリーが寿命のようです。

新しいバッテリーが必要ですね。

でも入っているのはリチウム電池。
オシロスコープに入っているのはリチウムポリマー電池
下手なことして事故になると厄介。

できることならリチウムバッテリーは使いたくありません。

とりあえずバッテリーを外してしまいます。
だめになったリチウムポリマー電池を外した
ちょっと変形しているような・・・

横から見ると歪になっています。
バッテリーが歪になっている
少し危険な感じがしますね。

バッテリーが機能しなくなったのはバッテリー自体かもしくはそれに付属している回路かもしれません。

バッテリーを外したままオシロスコープの蓋を閉じます。
バッテリーを外したままオシロスコープの蓋を閉じる
バッテリーを使わずUSB給電で使用できるか試します。

スイッチオン!
USB給電でオシロスコープを使う
お、いけるいける😄

でもこのときの感度電圧は5V。
(画面の方眼の縦1マスが5V)

それを10mV(0.01V)にすると・・・
電源ノイズの波形が現れる
あらら、電源ノイズの波形が出てしまいました。

USBの電源アダプターから伝わってきたものが回り込んだものです。

ならばということでUSBのコードを切断してニッケル水素電池で給電することに。
USB端子にニッケル水素電池で給電する
ニッケル水素電池4本で公称4.8Vですが満充電に近い状態では5.6V程度ありました。

USBは5Vなのでちょっと高めですが・・・

これで再びスイッチオン!
ニッケル水素電池からUSB給電してオシロのスイッチをオン
大丈夫そうですねぇ、使えるようになりました。

先ほどと同じ感度電圧は10mV。

ちょっと波が出ていますがこれは周囲の機器から出ている100V50Hz電源のもので問題ありません。

電池接続が必要になってしまいましたが今後まだまだ使えそうです😊

リチウム電池を破棄することで安心感が増しました。

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2024年3月 9日 (土)

冷媒管接続口を塞ぐボンネット

引っ越しなどでのエアコン取り外しや移設の際に使用するボンネットをご紹介します😊
エアコンの冷媒管接続口を塞ぐボンネット
このボンネットはエアコン本体の冷媒管を外した接続口に取り付けるものです。
(素材は銅)

エアコンのヒートポンプサイクル内は普段使用時は冷媒とコンプレッサーオイルのみが流れています。

もしそこに小さなゴミやホコリが入ってしまうと減圧弁を詰まらせたりコンプレッサー内面に傷をつけ能力低下などにつながります。

ビニルテープなどで接続口を塞ぐ業者もいますがそれでは長く保てずはがれてしまいます。

また付着しているコンプレッサーオイルでビニルテープの接着成分が変化し接続金属面に樹脂のように固着し移設後の設置時には接続不良で冷媒漏れに至ることもあります。

それらを防ぐために当店ではこのボンネットでキャップをします。

どのように使用するのかというと・・・

こちらはフレアナット
冷媒管の接続に使用するフレアナット
冷媒管の接続に使用するナットです。
(エアコンの設置時(使用時)はナットの穴に冷媒管(銅管)を通し、エアコン本体に接続します)

フレアナットの中にボンネットをセットします。
フレアナットの中にボンネットを入れる

反対から見るとこうなります。
フレアナットとボンネットのセット状態

そしてエアコン本体側の接続口は室内機、室外機ともこのような形状になっています。
エアコン本体の冷媒管接続口の形状(参考)

そこへ先ほどのフレアナットを取り付けて締め付ければキャップできます。
冷媒管接続口のキャップができた
こうすることで初めに掲げた以外のメリットとしては、
・空気の出入りがなくなるため内面の酸化を防止できる。
・取り外し時に室外機に戻した冷媒の漏れを防止できる。
といったこともあります。

こちらはボンネットを保管しているケースの中。
ボンネットを保管しているケースの中
配管径に合わせ大小サイズがあります。

各サイズを並べて
ボンネットの各サイズを並べて
左の2分(管径6.35mm)と3分(管径9.52mm)は通常多くのルームエアコンで使用するサイズです。

たまに4分(管径12.7mm)も使用します。

手持ちがありませんが5分(管径15.88mm)や右の6分(管径19.05mm)は業務用エアコンで使用するサイズです。

なぜ取り扱っていない業務用エアコンのサイズまであるのかというと、会社を辞めてからも数年間はたまにその会社からお呼びがかかり業務用の施工などをしていたためその時のなごりの品です。

ケース内の画像の右上に写っていますがサイズが大きいため適当に入れていても自然と上に出てくるんです。
(小学校の理科で習ったような・・・)

ルームエアコンの3分ナットと比べると同じくらいの大きさ。
3分のフレアナットと6分のボンネット
業務用からはルームエアコンがいかに可愛らしいかがよくわかりますね。

でも6分管は業務用エアコンの中ではまだ細い方なんですよ。

当方が施工をしていた頃ではインチ5分(1インチと5分)と呼ばれる管径41.28mm程度までが多用されていました。

インチ(1インチ)以上になるとフレア接続ではなく可燃性ガスと酸素を用いた溶接接続やフランジ接続で行っていました。

少し話がずれましたが・・・

エアコンを取り外した際の冷媒管接続口の塞ぎ方でもその業者がどの程度(レベル)か判断できると思いますよ😊

Katoairconservice_mark160

2024年3月 7日 (木)

エアコンの引越しは減少

トラック
引っ越しシーズンになりましたねぇ😊

それに伴い発生するのがエアコンの移設。

10数年前までは3月から4月にかけて移設工事でてんやわんやでしたが・・・

でも時代は移り変わりいまではめっきり減ってしまいました。

思うに企業の転勤制度の廃止や減少もあると思いますが賃貸住宅などではエアコンが設備として備え付けられていることも大きな要因ではないでしょうか。

引越し屋さんの下請けエアコン業者というのも少なくなっているのかもしれませんね。

過去を振り返ると当方も一時期(20数年前に半年間ほど)引越しのエアコン下請け業者をしたことがあります。

当時は引っ越しに伴うエアコン移設が盛んで、その半年間はほぼ休まなかった(休めなかった)記憶がありますヨ。
(超ブラック😆)

ピークの時では1日に7台の取り外しと5台の取り付けを各家庭移動しながら朝から夜まで行ったという強行軍のようなこともしました。否、させられました。

まあこれではまともな工事などできるわけもありません。

体調の心配をする余裕もなくFAX(古😁)で流れてきた1日の仕事を終わらすことができるのか不安を抱えながらひたすらこなすだけの毎日。

たしか当時、下請け業者の末端工事価格は出張費込み取り付けで¥4000、取り外しでは¥1500~2000という考えられない超安値。
(もしかしていまでもこんなかな?)

元請会社(ブローカー)ががっちり中間マージンを取っていきますから。

しかも現場で発生したパイプ交換など直接お客さんからいただいた集金分も半分元請けがもっていくというありさま。
(もちろん材料費は下請け負担)

このまま長く続けたらさすがに身体を壊すと判断し下請けは辞めました。

もし続けていたらすっかり手抜き工事屋になっていたかもしれませんねぇ😆

それはそうと今後も引っ越しによる移設は減少傾向が続くと思っています。

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2024年3月 5日 (火)

コアドリルの手入れ

今回は壁に配管用の穴を開けるときに使用するコアドリルの手入れをします😊
コアドリル
エアコン用の配管穴に使用するドリルの直径は65mmが標準となっています。

このコアドリルは石膏ボードや合板、モルタル、薄鉄板、サイディング、ALCなどいろんな壁材に穴を開けることができます。
(ただしコンクリートは不可)

そのためか何回か使用すると刃先が丸くなって切れ味がわるくなってきてしまいます。

だいたい5~6本の配管穴を開けると徐々に貫通時間がかかるようになる印象。

それをそのまま使い続けるとさらに悪化して刃先がすべるようになり摩擦熱で煙が出ることも。

刃先のアップ
刃先のアップ
この部分に丸みを帯びてきます。

そしてセンタードリルの先端も
センタードリルの先端
角が丸くなってきています。

このように先端が丸くなってくると切れ味がわるくなります。

むかーし会社員時代は切れなくなったドリルでも仕方ないものだと力と気合で開けてましたが😅

今はこれ。
ダイヤモンドヤスリでドリルの刃先を研ぐ
ダイヤモンドヤスリを使って刃先を研ぎます。

ドリル先端のチップは”超硬”なので普通のヤスリでは研げません。

一か所研ぎました。
刃先を一か所研いでみた

すこし拡大
刃先の角が鋭くなった
刃先の角が鋭くなりました。

油断すると歯が斜めに削れてしまうので神経を集中しておこないます。
コアドリルの一周16か所の歯を研いだ
時間をかけて一周16か所を研ぎました。

センタードリルも研ぎます。
センタードリルを研いだ

これまた複雑な形状をしているので・・・
センタードリル先端は4か所研いだ
4面わけて研ぎます。

手入れ終了。
コアドリルの手入れ終了
ドリル全体に錆止め材を付けておきます。

一方、ヤスリのほうは
ヤスリは削りカスが詰まっている
チップの削りカスで黒くなっています。

掃除して
ヤスリを掃除
完了です😊

ドリルに限らず刃先の研磨はできるだけまめにするほうがいいですね。

あまりにも丸くなってしまうと研ぐのが大変になります。

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2024年3月 3日 (日)

エアコンの点検や修理とは

「エアコンの冷暖房が効かなくなったのは何が原因ですか?」という問い合わせをいただくことがあります。

まぁ、「点検してみなければなんとも・・・」という回答になってしまいますが😅

冷暖房が効かなくなった原因というか故障の種類は多岐にわたり、本当に点検しなければわからないものなんですよ。

その中でも多い症状としてはまず”ガス漏れ”と言われる冷媒漏れ。
冷媒漏れ(ガス漏れ)
これは皆さんよく聞くのでご存知ですよね。

ちなみにエアコンを運転しても冷媒は消費しないので漏れさえしなければずーっと減ることはありません。

点検をして冷媒不足の判定をすると「それでは足してもらえますか?」と言われることがあります。

しかし漏れた場合は足しても無駄なんです。

そこからさらに点検して漏れている個所を探し修理をしなければまた抜けてしまうからです。

”漏れたら補充”という発想は昔の車のクーラーの簡易的な対処に似ておりそこから来ているのかもしれません🤔

また現行の冷媒はオゾン層は破壊しなくとも温暖化係数が非常に高いものなので漏れたままにしてよいわけではありません。

それにエアコンの性能発揮のため機種ごとに冷媒の規定量(質量[g])が決められており補充をしても規定量に戻すことは不可能。

漏れ箇所を修理後にシステム内を真空にした後、秤を使用して規定量を充填するのが正しい修理となります。

つぎに多いものとしては”基板故障”です。
エアコン室外機の制御基板
その中でも室外機の制御基板は故障率ではトップです。

この制御基板は室内機との信号のやりとり、ファンや弁の制御、各所温度検知、電源の整流からコンプレッサーのインバーター駆動までを担っています。

室外機は風雨や直射日光にさらされるので故障率が上がるのも仕方ありません。

また厄介なことに一番使用率の高い真夏や真冬に何の前触れもなく突然故障するので「え?なにどうしたの?」って感じになります。

点検を行い基板故障が判明した場合は基板まるごと交換になります。

基板上の細かな各パーツを交換して直すといった修理は改造扱いになるため現在では基本的にしません。

上に挙げた”冷媒漏れ”と”基板故障”がエアコンが効かなくなる原因としては多い印象です。

そのほかに列挙すると、コンプレッサー不良(ロック、圧縮低下など)、ファンモーター不良、四方弁動作不良、膨張弁動作不良、サーミスタ不良、施工不良、設置環境、etc...

とすぐに思いつくだけでこれだけあるので問い合わせで「何が原因ですか?」と聞かれても答えようがないわけです。

「経験からして・・・」などと当てずっぽうで修理はできませんので。

なので点検をして何が壊れているのか判定(判断)することになります。

まぁ、エアコンの不具合は冷暖房の効き具合だけではなく水漏れや異音などもあり、それらにもいろいろな原因があります。

エアコンに関するものであれば「こんなこと聞いていいのかな・・・」ということでも点検に伺いますのでご相談いただければと思います😊

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2024年3月 1日 (金)

マルチエアコンの利点欠点

いまでもたま~に施工依頼のあるマルチエアコン。

いったいどんなメリットやデメリットがあるのか・・・

現在マルチエアコンを使用されている方はもしかするとこの記事を見ないほうがいいかもしれません🤔

まずこちらは一般的に多く使用されているペア(シングル)などと呼ばれるタイプの図。
ペア(シングル)エアコンの図
2台のエアコンが書いてあります。

室外機1台に対し室内機も1台接続されています。

エアコンに必要な電源もそれぞれ1台ずつ専用に設ける必要があります。

またこの方式では室内機と同じ台数の室外機を置くのでそれだけ設置スペースも必要となります。

家の周りに室外機がずら~っと並んでいる光景はよく見かけますね。

さてそれではマルチタイプはどうでしょう。
マルチエアコンの図
これは3室マルチと呼ばれ、室外機1台に室内機が3台接続されています。

これであれば室外機の台数が少なくてすみ、設置場所にあまり困りませんね。

専用の電源も室外機に供給すればよいので電気工事代も少なく済みます。

とこのようにマルチエアコンにはメリットを感じます。

しかし現在マルチを選定するユーザーはあまりいません。

それはなぜでしょう。

1、マルチエアコンは高価。
ペアタイプより本体価格が高くなる傾向があります。

2、配管など施工費用が高くなる。
室外機設置場所から室内機が遠くなることが多く、その分配管・配線費用が高くなります。

3、室外機故障時に一斉に使用不能になる。
室外機が故障した際には接続された室内機の冷暖房がすべて使えなくなります。

4、1台の室内機が故障した際にそのマルチエアコン全部の入れ替えになることがある。
修理部品がない場合に室外機と接続された他の室内機のセットで入れ替えを迫られることがあります。

5、1台のみ室内機を運転しても電気を多く消費する傾向がある。
室外機のコンプレッサーやファンは大きめのものが搭載されているため。

以上のようなデメリットが・・・

そのほかにマルチにまつわる事例としては、

[新築時にハウスメーカーなどの勧めでマルチエアコンを導入]
   ↓
[10年以上使用して故障しマルチをやめてペアタイプへの入れ替えを検討]
   ↓
[しかし専用の電源が室外機に1つしかないため電源工事が高価に]
   ↓
[はじめにマルチを導入して後悔・・・]

というパターン。

「マルチの方が場所をとらなくていいですよ」と勧められ、しかも隠蔽配管(壁内などにパイプを埋め込む方式)などで施工してしまったらもう最悪😱

マルチを選定するのはペアタイプでは室外機の置場がない場合に限ったほうが無難です。

中古住宅を買われる場合もどんなエアコンが付いているのか、また付けられるのかよく確認したほうがいいですね😊

Katoairconservice_mark160

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