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2024年1月 8日 (月)

通路天井内を配管

ちょっと特殊な造りの賃貸マンションでエアコン設置工事を行いました😊
(神奈川県川崎市内にて)

室内機の設置場所は
エアコン室内機設置場所の状況
室内機は固定用ボルトが公団仕様の寸法で設置されているためそれを利用し取り付けられます。

しかし配管穴は2つあり、上部には室外機までの冷媒管と電線を通す穴。

そして右側面には排水用のドレン管を通す穴があります。

ドレン用の穴の蓋を外すと止水用のプラグが付けられていました。
ドレン管に止水用のプラグ

プラグを回して取り外すとこんな感じ
ドレン管接続口についていたプラグを外した
ここに室内機からのドレンホースを差し込むようになっています。

この入り口部分より奥は20cmほど水平に配管されており、さらにその奥に上下階と共用のメイン管に接続されていました。

水平部分は入口より太い管になっているためホースを差し込むだけで逆流(水漏れ)は起こらない構造になっています。

つぎに上部の穴の蓋を外しました。
冷媒管と電線を通す穴の蓋を外した
ここから室外機への冷媒管と電線を通します。

ただしこの先はマンション共用通路の天井内。

配管ルートはこのようになります。
冷媒管の配管ルートは共用通路の天井内
天井内を通って外壁へ。

そこからステンレス製の枠の内側を通し立下げ室外機置場へ。

2つの点検口から配管作業ができるようになっています。

脚立に上り天井内の室内側を見ると
天井内の配管穴
室内側と同じように穴の蓋があります。

反対方向をみると外部への配管穴が遠くに
天井内から外部への配管穴

もう1つの点検口から近づけます。
もう1つの点検口から天井内を見る
左にある白い管はお隣の冷媒管です。

室外機は専用の置場が設けられていました。
室外機置場
ステンレスの柵を外して設置します。

ちょっと特殊な取り付け工事となりますね。

それでは施工開始。

室内機を壁に掛けて冷媒管を外から通しました。
外から天井内を通して室内へ冷媒管を配管
室内機から出ている冷媒管と接続します。

断熱ドレンホースを使用し共用ドレン管へ接続。
断熱ドレンホースを使用しドレン管へ接続
周囲の穴は後で埋めます。

天井内を通した冷媒管。
天井内を通した冷媒管
何度も行ったり来たりして慎重に通しました。

無理に引っ張ったりすると表面の断熱材が切れてしまい断熱効果が落ちて天井内で水漏れの原因になることがあります。

このあと電線(室内外機の接続電線)も通しました。

室内から通路天井内へ入ってすぐの部分で結束バンドで冷媒管を締め付け。
冷媒管の断熱材を結束バンドで締め付け
なぜこんなことをするのかというと、

冷媒管の銅管と断熱材の間には隙間があって、マンションなど気密性の高い建物ではこの部分を外気が通ってしまうことがあります。

それにより発生した結露水が室内側へ漏れ出ることが考えられるため。

この部分を締め付けることで外気の流入と結露を防止し、万一天井内の横引きで水が溜まっても室内側へは流れにくくなります。

もちろん締め付けた部分は断熱効果が落ちるので補強をしました。
冷媒管の断熱を補強

反対方向(室外側へ)の冷媒管。
室外機への冷媒管

このあと外部の配管作業、室外機設置作業を行いましたが撮影を忘れました😅

最後は穴埋め作業。
外壁はパテを埋めてから表面をコーキング。
パテ埋めの上にコーキング
コーキングはパテの硬化やハガレを防止します。

天井内の室内側へつながる穴も
パテ埋めとコーキング
この部分も重要ですので。

室内の穴もパテ埋めして試運転。
エアコン設置後の試運転
排水試験や温度測定等、特に問題なく終了しました😊

Katoairconservice_mark160

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