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2024年1月22日 (月)

室内のパイプをテープ巻き仕上げで

先日こちらで点検を行ったお客さん宅へエアコン入替工事で伺いました😊

エアコン撤去を終えて新しい据付板を壁に取り付けます。
室内機の据付板を壁に取り付ける
内部の構造を確かめながら空洞部にはボードアンカーを、そして木下地のある部分は木ねじで固定。

室内機の設置が完了。
室内機の設置が完了した
配管を通した壁の穴は外側の配管作業、室外機設置作業が終わってから埋めます。

今回はお客さんのご希望で室内の配管化粧カバーを撤去し、パイプをテープ巻き仕上げで行いました。

理由は配管化粧カバー内のパイプ結露量が多く、水が漏れ出てくるからだそうです。

確かに配管化粧カバーの中の冷媒管は特に結露を生じやすいのでこのような問題はありますね。

その点、テープ巻き仕上げの方が安全と言えます。

室外側を配管施工中。
室外側を配管施工中
外壁の配管化粧カバーはそのまま再利用します。

室外機の設置まで完了しました。
室外機の設置が完了した
背面のサッシなどから少し離れた位置に室外機を設置。

出入りや掃除に邪魔にならないこの位置がご希望とのこと。

そのため床の上を配管しました。
室外機まで床の上を配管

さてエアコンを取り付け終わって試運転と行きたいところですが・・・

壁に設置されているエアコン用コンセントは100V。
エアコン用コンセントは100V用が設置されている
これまで使われていたエアコンは冷房能力2.8kW(10畳用)でした。

しかし今回取り付けたのは冷房能力5.6kW(18畳用)とほぼ倍。

使用電圧も200Vになります。

前回の点検時に電源のチェックもしておいたので200Vにできることは確認済み。

まずはコンセントを交換します。
コンセントを外すとボックスはなかった
コンセントを外すとボックスがありません。

挟み込み金具で壁に固定されていました。

マンションではたまにこのようなことがあります。

200V用コンセントを取り付けました。
200V用コンセントを取り付けた
ご覧の通り100V用とは形状が異なります。

30年以上前のエアコンでは100Vと200Vが同じ形状(T形)だったので、よくそれでエアコンを壊す業者さんがいました。

さてまだこの状態では形が200V用になっただけ。

分電盤で200Vへ切り替える必要があります。
分電盤

カバーを取り外して
分電盤のカバーを取り外した
該当回路のブレーカーにマスキングテープで印をつけました。

ブレーカーの容量と使用できる電圧を確認。
ブレーカーの容量と使用できる電圧を確認する
20Aで200Vにも使用可能。

左隣は同じ20Aでも100V専用です。

またこちらのブレーカーはこの分電盤メーカー専用なので、もし交換となるとそこらには売っておらず取寄せる必要があります。

バスの部分で200Vに切り替え
200Vに切り替え
同じねじがたくさん並んでいるので間違えないように該当部分をテープで囲いました。

間違って隣を切り替えるとエライコッチャ😰になります。

絶縁抵抗等を測定し、帳簿保存用の項目を控えてから分電盤を元通りに戻してコンセントで電圧測定。
200V切替後、コンセントで電圧測定
ばっちり😄

200Vではコンセントまでアース線が来ていれば差し込むだけでアースが接続されます。
200Vコンセントとプラグ
今回の場合も差し込むだけで別にアースを接続する必要はありません。

エアコン試運転開始。
エアコンの試運転を開始
お客さんと共にチェックし問題なく作業終了となりました😊

室内の配管化粧カバーは見た目がよいのでマンションなどでは取り付ける方が多いのですが状況により結露の問題が出てくることがあります。

見た目をとるか、安全性をとるか難しいですね。

Katoairconservice_mark160

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