エアコンを入替工事
先日こちらにアップした水漏れ点検。
その後、エアコンを新品へ入れ替える工事費用の見積もりを提出して工事依頼もいただきました😄
(ありがとうございます!)
エアコン本体はお客さんがネット通販で購入、現地に納品済みです。
ではさっそく撤去から取り掛かります。
点検時に気になっていたところがあるので修正しながら工事します。
まずはこれ
室内機と配管化粧カバー90度曲がり部品との間にジョイントとジャバラが入っていますがこれ必要ありません。
ジャバラを入れたのはおそらく施工した人がカバーと室内機をぴったり取り付けるのが苦手だったのでしょう。
また室内機から出たパイプは排水の関係でできるだけすぐに下げたほうが異音や水漏れの危険性が減ります。
お客さんへ話してこの部分は撤去することにしました。
室内機からのドレンホース(排水管)の端末には逆止弁が取り付けられていました。
この部品はドレンホースから出る異音(ポコポコ音)を防止する機能があります。
しかしその異音の原因の多くは施工不良によるドレン逆勾配。
それをごまかすための部品として使われているケースがほとんど。
実際、こちらのエアコンも配管化粧カバーや壁の穴の中でドレンホースが逆勾配になっていました。
でもこの部品はメンテナンスを怠ると詰まって室内から水漏れを起こすこともあるのでユーザーも注意が必要。
こちらのお客さんはそのことを知らなかったそうです。
室内機を掛ける据付板の取り付け。
配管化粧カバーに本体がぴったり着くようにミリ単位で位置を合わせます。
室内外連絡電線(VVFケーブル)の接続。
電線は端子台に書かれている寸法に従い計測して皮むきし、確実に差し込んで確認窓で状態をチェックします。
室内機から出ているパイプ電線類を整形、テーピングし据付板へ引っ掛ける準備。
テープの巻き方は現場ごと状況に合わせ変えます。
室内機を据付板へ引っ掛けました。
配管化粧カバーにぴったり着いています。
パイプは本体から出てすぐに下がるのでドレン排水の流れもよい。
外から先端をフレア加工した冷媒管を入れて配管化粧カバーに収まるように曲げます。
その後、室内機側と接続したら断熱をします。
撤去したエアコンは断熱材の上に直接防湿テープを巻いたことで不具合を起こしていました。
当店のやり方は・・・
まずは断熱材の合わせ目をビニルテープで巻いて固定。
この段階で断熱のすき間をなくします。
次にコーテープ(幅広の非粘着テープ)を巻いて強化。
合わせ目にすき間ができないようにします。
これで断熱材が開いてしまうことはありません。
冷媒管接続の段階で配管化粧カバーの受けを外していることに気付きましたか?
こうすることで作業が容易になります。
これカバーを付けたままだとテープ巻きが大変なんですよ。
ドレンホースに下り勾配を付けながら配管化粧カバーのフタをします。
配管穴は室外側の工事が終わった段階でパテ埋めしカバーします。
いまパテを埋めてもパイプが動いてすき間ができるので。
配管穴の中を外側から覗くと
ドレンホースは室内から室外へ向け下り勾配を確保したのがわかります。
またドレンホースは結露防止のため屋外へ出るまで断熱のされたものを使用します。
配管穴も埋め終わり試運転中。
お客さん立会いでチェックし問題なし。
最後に窓を閉めていただき台所のレンジフード(換気扇)を強く回してドレンからポコポコ音がでるか確認しましたが無音でした😄
逆止弁は不要と考え付けていません。
これにて無事、工事完了😊
ドレン勾配が確保できれば逆止弁は大抵必要ありません。
http://kato-aircon.com/
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