R22のゲージマニホールド
今回はエアコンの工具ゲージマニホールド。
赤と青のゲージのついたエアコンや冷凍機などの冷媒のメンテナンスに使用する工具です。
先日、20年以上前のマルチエアコンの点検を行ったのですが・・・
使用されている冷媒(フロン)はR22という古く現在では使われなくなったもの。
これまでルームエアコンでは
R22(オゾン層を破壊する、温暖化係数が高い)
↓
R410A(オゾン層を破壊しない、温暖化係数が高い)
↓
R32(オゾン層を破壊しない、温暖化係数が高い、燃える)
と変遷しました。
一時、フロンガスが上空のオゾン層を破壊してオゾンホールができ紫外線が・・・とか騒いでいたときがありましたね。
それにR22も悪者として含まれていました。
(その頃、自動車のエアコンや冷凍機に使われたR12に比べれば破壊係数、温暖化係数はかわいいものですが)
あれから20数年、現存するR22を使用したエアコンはすっかり少なくなり点検を行うことも稀な状況です。
R22に使用する専用工具も使うことがないので数年前に処分しました。
と思い込んでいたのですが・・・
点検のため圧力を測るのに何か代わりになるゲージはないかと探すと、
あら?まだ持ってたんだ😅
R22に使用できるゲージマニホールドです。
捨てたとばかり・・・
(それほど使う機会がなくなった)
これはR22を使用したエアコンをメーカーが製造しなくなった頃(2000年頃)に古いマニホールドが故障し買い替えたもの。
もうすぐなくなる冷媒なのでエアコン資材専門店で一番安いものを購入したような記憶があります。
使いにくいバルブハンドル。
水道の水栓のように回して使うタイプですがこれが使いにくい😆
全閉と全開の状態ではハンドルが固くなるので開いているのか閉まっているのか分からなくなるということが多発。
全閉から開ける際には力がいるためカクンッと急にバルブが開きすぎるなどかなり不便。
目で見て開閉状態のわかるボールバルブタイプのほうが微調整もしやすく扱いやすいです。
なので普段使用しているR410A、R32用はボールバルブ。
今回行った点検では結局、圧力測定は不要でした。
(電気回路系、基板の故障)
またいつか必要になるかもしれないのでもうしばらくは保存しておこうと思います😊
http://kato-aircon.com/
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