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2023年9月14日 (木)

エアコンに無線LANアダプター

久しぶりに無線LANアダプターの取り付け依頼をいただきました😊
(場所は川崎市宮前区)

これは何に使用するものかというと、エアコンを外出先から操作したり、宅内でも別の部屋から操作したりとスマホを使いネット経由で遠隔操作するための機器です。

なお宅内に無線LAN環境(親機)がなければこのアダプター(子機)を設置しても使えません。

またエアコンに合ったアダプターでなければ設置もできません。

親機と子機が離れすぎていたり、強いノイズ源などがあるとうまく通信できないこともあるかもしれません。

アダプター自体は一般の方でも簡単に入手可能なようですが、エアコンとアダプターの配線接続など設置で挫折することが多いようです。

室内機を分解し制御基板に接続するのでそこが難しい🤔

余談はこれくらいにして作業に入ります😄
無線LANアダプターの取り付けを行う室内機
こちらは日立の”白くまくん”です。

エアコンを設置したのは当店ではなく別業者。

ネットで検索して過去のアダプター設置記事で当店を見つけられたようです。
(ありがとうございます😄)

アダプターはここへ取り付け予定。
無線LANアダプター取り付け予定位置
アダプター単体の画像は撮り忘れました😅

ここでお客さんへエアコン本体の据付説明書を見せていただくようお願いしました。

しかし取扱説明書はあるものの据付説明書はないそうです。

やっぱり・・・まあ想定してましたけど。

多くのエアコン取り付け業者は据付説明書をお客さんに渡さず持ち帰って捨ててしまいます。

理由は簡単、それをお客さんに見られて工事不備を指摘されることを恐れているから。

据付説明書には無線LANアダプターの接続位置や方法などが図で記載されているのであると助かるのですが仕方ありません。

アダプターに付属していた説明書には
無線LANアダプターの説明書
室内機基板の”CN7”へ接続とだけありました。

これだけでもだいぶ楽になります😄

さてCN7を探すため室内機を分解します。
電機品箱のようなもの
すぐに電機品箱のようなものが見えてここなら楽勝!

と思ったらここは電源基板でハズレ。
制御基板かと思ったら電源基板
めざすは制御基板。

確率の高い右側面カバーを外したけど基板はナシ。

う~む・・・ということは制御基板は前面か・・・

前面のカバーを外すと
制御基板らしきボックス
それらしいボックスが出てきました。

しかしそれにしては小さいけど・・・

当たり!
小さい制御基板
かなり小さくできてます。

また小さいことで基板に印刷されている文字もこれまた小さい😆

CN9がある・・・
CN9のコネクタを見つけた
ということはこの近くにCN7があるはず。

しかしいくら探しても見つからず・・・

ルーペを使ってよく見ると
ルーペを使いやっとCN7を見つけた
あった!さきほどCN9と見えていたところがCN7でした😅

細かすぎて老眼の目にはきびしいです😆

アダプターから出ているコードを通線します。
無線LANアダプターのコードを通線する

コードは柔らかくコシがないので先端に結束バンドを付けて通しました。
結束バンドを使って通線した
下にはぶら下がったアダプターが見えます。

CN7へ差し込みコードを整理。
無線LANアダプターのコネクタを接続
コードは基板上の発熱しそうな部品に当たらないようにします。

コードが引っ張られても動かないように細い結束バンドで固定。
コードが動かないように固定

ボックスのカバーを付けて
制御基板のボックスカバーを付けた

各所カバーを元通りに戻しながらアダプター本体を固定。
無線LANアダプター設置完了
絶縁抵抗測定後、コンセントに電源プラグを差し込みアダプターのスイッチをON。

電源ランプが点灯して作業完了😊
無線LANアダプターの設定はお客さんにしていただく
各種設定はお客さんにしていただく内容になります。

5分ほどで設定が終わり使えるようになったようです。

無線LANアダプターを取り付けた理由をお聞きすると、外出から帰ってきたときにかなり部屋が暑いめ事前に運転して冷やしておくとのことでした。

昔の運転/停止しかできない遠隔操作とは異なり細かな操作が可能。

いろいろな使い方ができそうです。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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