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2023年7月17日 (月)

またここからガス漏れ!

以前こちらでパテの補修で伺ったお客さんより、今度はエアコンが冷えないとの点検依頼をいただきました😊
(横浜市都筑区内)

エアコンは3年ほど前にどこかの量販店で購入設置されたもののようです。

お話を聞くと・・・
”今年、暖房は普通に使えていた。冷房を使うようになったら冷えが弱く、夜になると少し効くようになる程度”
とのこと。

これだけ状況をお聞きすればなんとなく見当はつきました。

ではまず室外機から見ていきましょう。
冷えなくなったエアコンを室外機から点検する
右の地面は室内機から出てきたドレン排水で濡れています。

ということは若干は冷えているようです。

冷房運転をしてバルブを見てみると
冷房運転をして室外機のバルブを見る
上の細い管のほうが凍り始めました。

このままもう少し様子を見ます。

溶けることなく凍りつきが増しちゃいました。
バルブの凍り付きが増した
ガス漏れ(冷媒漏れ)でほぼ確定でしょう。

ついでに温度も測りますか・・・

細管側はマイナス13℃
室外機バルブの細管側はマイナス13℃
そりゃ凍るのも当然ですね。

この温度の冷媒が室内機へ向かって流れています。
(あくまでこの部分の温度)

そして室外機へ戻ってきた冷媒の温度はプラスの23℃
室外機バルブの太管側は23℃
しっかり熱交換されて戻ってきてます・・・と思ったらそれはおおまちがい。

完璧にヒートポンプのバランスが崩れています。

ほとんど冷媒が抜けてごく少量しか残っていません。

さてさてどこから冷媒が漏れてしまったのか?

エアコンが取り付けられてから約3年・・・

去年は正常に冷房できていた・・・

やっぱり見当をつけていたアレでしょ・・・

エアコンの運転を止めてリークディテクター(ガス漏れ検知器)で室内機をチェック。

かなり弱い反応ですが漏れを検知しました。
室内機で弱いガス漏れ反応あり
これだけ反応あれば漏れてます。

屋外の空気でディテクターのゼロ調整をリセットし再度。
ガス漏れ反応がMAXに
MAXまで反応が出ました。

ということでまたまた室内機内部の熱交換器の穴あき。

どこのメーカーでもやたらと多く発生している症状。

エアコンのメーカー保証期間のうち冷媒サイクルの主要部品は通常5年。

おそらく無償で修理してもらえることでしょう。
(これ有償で修理すると6~9万円はかかりますので)

お客さんからメーカーへ連絡いただくようお話ししました😊

でも猛暑の時期に突入しているのでメーカーも混んでいてすぐには来てくれないと思います。

このような症状は夏前に点検をしておくと事前に判明して暑くなる前に対処できるかもしれませんね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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