約12年使用のエアコンを新品へ
東京都世田谷区の一戸建てでエアコン入替工事の依頼をいただきました😊
― 撤去工事 ―
まずは新しく取り付けるエアコンの機種選定のため撤去工事に伺いました。
取り外すのは当方で約12年前、建物が新築時に設置したものです。
こちらがそのエアコン
冷暖房は問題ないようですが吹き出し口のルーバーが曲がってますね。
エアコンはだいたい10年から15年で交換するパターンが多いと思います。
室内機の銘板
質量が14.5kgで当時としては重い部類になります。
そこで気になるのが壁の状態。
ここ最近はとくに多く取り上げてますが重い室内機は壁を次第に変形させます。
あとでこの辺りも調査してみます。
室外側へ・・・
パイプは配管化粧カバーで仕上げてあります。
これはまだ使用できるので再利用し中身のパイプと電線類を新品に交換します。
バルブを操作し冷媒を室外機に回収したらパイプや電線を取り外していきます。
室内機とパイプの接続部の周囲にはこちらのメーカー(日立)特有の黒い補強断熱材が巻いてあります。
そして内側の断熱材を切り開くと接続部が出てきました。
こちらも漏れの形跡はありません😄
取り外しが終わって新しく購入されるエアコン選定のため各所計測
壁の状態は荷重のかかっていた部分がなんとなく手前に膨らみ変形しているようにも思えます🤔
当初お客さんが新たに購入を予定していた機種は室内機が17kgと重くて奥行きのある機種だったのですが、壁の状況からそれはあきらめていただくことになりました。
現在のものより軽いものを選んだほうが無難ですからね。
― 取付工事 ―
機種決定後、購入されて取り付け工事へ訪問です。
壁の配管穴はそのまま再利用。
ねじやボードアンカーは機種ごとに位置が異なるため打ち直します。
取り外しのときに外したスリーブ(配管穴の筒)は再び取り付けます。
打ち込んだ左右の一番外側のボードアンカーで仮固定したところで中央付近全体で据付板と壁との間に隙間が・・・
やはり以前ついていた室内機の重さにより壁(石膏ボード)が変形していました。
室内機の引っ掛け部のある左右が重みで引っ張られて手前に膨らみ、中央は柱に固定されているので変形せずこのような状態になりました。
やはり重い室内機を一般の住宅に取り付けるにはムリがあるということでしょう。
ここ10年位、特に重いものが増えたので今後この壁の変形があちらこちらで発生し問題になることと思います。
あるメーカーでは20kgを超えるものが存在しており、それはかなりヤバいですね。
ここまで重いものは危険すぎるので当店では設置をお断りしています。
その後、壁の状況や室内機の引っ掛け位置などを確認し今回の程度であれば問題ないと判断し工事は続行。
すべてのボードアンカーのねじを締め、中央は以前と同じく壁内部の柱に固定しました。
下から見るとなんとなく壁の形状に沿って曲がっているような。
室内機は無事難なく引っ掛かりました(ヨカッタヨカッタ😄)
あまり変形が酷いと引っかからないなんてこともありますからね。
すべて問題なく作業完了となりました😊
エアコン購入の際はできる限り軽いものを選定しましょう。
http://kato-aircon.com/
« 壁補修が完了しエアコン取付 | トップページ | 公団ボルトで室内機設置 »
「エアコン工事作業」カテゴリの記事
- 一戸建て右配管で取り付け(2024.09.17)
- 4分管をベンダー曲げ(2024.09.11)
- エアコン入れ替えと電源工事(2)(2024.09.07)
- エアコン入れ替えと電源工事(1)(2024.09.02)
- エアコンと室外機風向板の取り付け(2024.08.15)