冷えないエアコンを点検
13年前に設置された2台のエアコン点検の依頼をいただきました😊
場所は東京都内の一戸建てで、他の業者さん(ハウスメーカー)で新築時に取り付けられたものだそうです。
こちらのお客さんは16年ほど前にも点検を行ったことがあり「是非また点検を」との連絡をいただき訪問しました。
まずは1台目
リビングに取り付けられた冷房能力4.0kW(14畳用)のエアコンです。
数年前から徐々に冷えなくなってきて去年はまったく効かなくなっていたとのこと。
この症状から考えられるのは冷媒漏れ。
その場合、どこから漏れているのかはだいたい見当がついています。
エアコンを運転する前に調べてしまいます。
このようなリークディテクタ(ガス漏れ検知器)を使用。
当店ではこの2台を主に使用してますが、センサーに赤外線式と半導体式があります。
今回は半導体式センサーのほうで一番あやしい室内機を調査するとさっそく「ピピピピピ・・・」と漏れ反応。
点検開始後3分程度で判明しました。
室内機内部の熱交換器(車のラジエターのように見える部分)から漏れています。
漏れ始めて数年経ってもまだ冷媒が残っていて微量に漏れ続けています。
(使用しているリークディテクタは年間数グラムの漏れを検知できる能力があります)
しかし熱交換器での冷媒漏れは高額修理になることと、使用年数からエアコンを買い替えする運びとなりました。
室内機とつながるパイプが隠蔽配管(壁や天井などのなかに埋め込まれているタイプ)のためこちらを建築販売したハウスメーカーに工事を依頼されるようお勧めしました。
こちらはとくに不具合はないということですが、使用頻度が高いため夏に備え効き具合に異常がないか点検をとのことです。
リークディテクタで冷媒の漏れ反応を点検しましたがまったく反応はなく大丈夫です。
この日の気温から暖房で運転し温度測定をしましたがそちらも問題なし。
まだ使えそうですね。
点検はこれで終了😊
隠蔽配管は業者により施工方法がまちまちであったり、万一隠蔽部で不具合があったりすると大変です。
なのでエアコンを入れ替える場合でも隠蔽配管した業者などに責任をもって最後まで面倒を見てもらうのがよいでしょう。
http://kato-aircon.com/
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