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2023年3月 8日 (水)

室内機の背面に隙間が・・・

室内機と壁の間に隙間ができてきた、との点検依頼をいただきました😊

場所は横浜市栄区のマンションで、どこかの量販店で購入設置後約1年半だそうです。

さて到着。
室内機の設置状態を点検する
お部屋に案内され正面から見た時点でおかしなところに気が付きました。

つぎに横から
横から見ると室内機が前下がり
壁と室内機上部との間の隙間が数ミリほど。

それにしてはやけに室内機が前下がりです。
(画像ではちょっとわかりにくいかもしれません)

反対側からも
室内機と壁との隙間
こちらも同じ程度の隙間があります。

やけに前下がりの原因は
室内機が前下がりの原因は
壁(石膏ボードと思われる)が曲がってしまったためです。

上部は室内機の重さで引っ張られて膨らみ、下部は押されて引っ込んでます。

しかも左上部は壁がはがれかけているようで全体に手前に浮き上がっています。
壁が手前に浮き上がってきている

周囲の壁を叩くと壁材は部分的に躯体へGLボンドで接着されたいわゆる団子貼り。

そこへ重く奥行きの大きい室内機を取り付けてしまったため壁が耐えられずこのような状況になってしまったようです。

いつ壁材ごとはがれて落下するかわかりません。

下にはソファーが置かれていましたが、そこに居るのは避けていただくようお話しし後日エアコン取外しに伺うことになりました。

今回のような重く、奥行きの大きい室内機は設置できる壁(家)を選びます。

現在ではこのようなお宅が他にもたくさんあると思います。

事故などにならなければよいのですが・・・

エアコンの機種選定は建物の壁強度にもよります。

単に省エネ性能がよい(電気代が安い)からと選んでしまうと壁を壊してかえって多額の費用がかかってしまうことがあります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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