ちょっとレアな試運転
いつもお仕事をいただいている賃貸住宅の大家さんからの依頼でエアコンの取り付け工事です😊
左のタイルがひじょうに印象的な部屋で、今回の居住者入れ替わりのタイミングで施工されていました。
これは壁紙ではなく上質な本物のタイルです。
お隣との遮音性にもよいのかもしれません。
さて取り付け工事を開始します。
10年ほど前に当方で取り付けたものを先日撤去したところなので穴はすでに開いており新たに張り替えられた壁紙クロスを切るだけ
穴用のスリーブ(筒)は取り外し時に保管していたので再度取り付けます。
さて次は試運転ですが・・・
あらら、コンセントは200Vです。
新しく設置したエアコンは100V。
これでは運転できません。
コンセントと電圧切替は電気工事担当の方がいるためそちらへお願いしてもらうことになりました。
でも試運転をして正常に動くことを確認しなければ作業完了にはなりません。
しかし延長コードを使って仮に動かそうにもエアコンのプラグが定格20Aで普通(15A)のコンセントの形状とは異なります。
ということでホームセンターへ・・・
100Vで15Aと20Aの形状変換するための材料を買って制作。
最寄りの100Vコンセントから延長コードを使い形状変換してエアコンのプラグを接続。
安全のため形状変換の電線にクランプメーターを取り付けて電流を監視します。
運転開始してしばらくすると室外機が回り始めました。
クランプメーターの電流値は4.8Aです。
このあとインバーターの働きで徐々に電流が増します。
電流値を監視していると13A前後で安定。
コンセントや延長コードは15A定格なのでこれ以上あがる前にエアコンの吹き出し温度など動作確認をしました。
エアコンは正常で試運転完了。
これで作業終了です。
後日、電気屋さんが専用回路のコンセントの交換と電圧切替をしてくれます。
エアコンのアース線も接続できるようにコンセントのところまで延ばしておきました。
ついでにコード類の温度を測っていると
この付近だけ異常に高い。
室温20℃に対し最高で35℃位ありました。
定格電流以下に収まっていてもこのようなことになります。
抜き差しの多い”分岐回路”のコンセント(普通のコンセント)はどうしても接触不良などで発熱しやすくなります。
エアコンを延長コードで使用して火災になったということをたまに聞きますがまさにこういったことが原因です。
なので必ず専用回路(エアコン専用コンセント)を使用しましょう。
あと、短時間の試運転だとしても危険なので皆さんはマネをしないように😊
http://kato-aircon.com/
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