雑というか手抜きというか・・・
引越しに伴いエアコンの移設をと依頼をいただきました😊
今回はその取り外し工事(横浜市の賃貸住宅)
こちらのエアコンを設置したのは当店ではなくどこかの下請け業者。
ちなみにルームエアコン業界では販売店やメーカーの社員が設置工事を行うということはほとんどありません。
外注の下請け業者が行います。
しばらく暖房運転をして温風が出るまでの間、テープ類をはがしていくことにします。
これは上から巻き始めているので雨水や結露水が溜まってカビが生えやすくなります。
下から上へと巻き上げるのが本当なんですが。
この施工をした人はとくに考えはなくいつもこうしてるのだと思います。
余計なことを・・・
賃貸住宅なのに重要でない部分を配管サドルで固定してありました。
持ち家であればいいんですが賃貸住宅では不要。
室外機を外すため側面のカバーのねじを外したところ・・・
ねじが45度近く上向きに付いていたので見たらカバーがしっかりついておらず、ねじ穴がずれているためでした。
ちょっと呆れますね。
室外機に冷媒を回収するポンプダウンを終えて端子台から電線を外します。
とその前に・・・
電線の差し込み確認窓
ここに電線が見えないと差し込み不足ですがご覧の通り見えません。
日立は他の多くのメーカーと異なり電線の皮むき寸法が長めの18mm。
(他の多くは15mm、東芝の19mmというのもあります)
皮むき寸法が短くて奥まで入っていないようです。
端子台に記載されている寸法に合わせ被覆を剥ぐのが正しいやり方。
なにも考えず長さも測らず皮をむいてただ差し込んだだけ。
これでは接触不良になるかもしれません。
この機種を調べたところ指定は2.0mmでした。
たとえ1.6mmが使用できる機種だとしても電圧降下やその部分で生じる電力消費を考えれば2.0mmを使うのが当然と思います。
これは材料などの高騰を末端の下請け業者へ負担を強いる元請け企業側の体制も絡んでいるのかもしれません。
とにかく室外機を外して冷媒管接続部にはキャップを付けました。
数日後に別のところで取り付けるのでガス抜け防止、ホコリなどの混入防止です。
このあと室内機を外すのですが冷媒管の中間接続部が壁の穴の中のためお客さんに外からパイプを押してもらいました。
(ありがとうございます😄)
中間接続部のテープをはがすと・・・
日立のエアコンは取り付け時、ここに付属の補強用断熱材を巻くはずですがありません。
どこへいってしまったんでしょうか?
取付業者はそれがバレないようにするため使用せず余った補強用断熱材を持ち帰って捨ててますよ。
こういった工事屋さんは本来お客さんへ渡すはずの施工説明書も見られてはまずいので持ち帰ってポイ。
困ったもんですねぇ。
その後、取り外し工事は完了😊
他の工事業界もそうかもしれませんがエアコンは雑な工事が多いですね。
http://kato-aircon.com/
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