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2023年1月 6日 (金)

エアコン暖房の電気消費

冬は電気代が高くなりますね。

エアコンの暖房は効率がいいとよく言われますが、それでも電力消費が気になります。

夏に冷房を使うよりも電気代が高いと感じることが多いのではないでしょうか。

その理由のひとつとして考えられるのが温度差。

ここからは東京、神奈川の平野部での話になります。

多くのエアコンは冷房も暖房も同じヒートポンプという方式で熱を運ぶことで部屋を冷やしたり暖めたりします。

真夏の部屋の温度は30~32℃程度になりますが、冷房で27度前後まで冷やすと湿度も下がり涼しく感じますね。

下げた温度は3~5℃前後。

しかし真冬には室温が10~15℃のところから24℃程度までと、9~14℃も上げなければなりません。

外気温との差も大きいため部屋の熱もどんどん外へ放出していきます。

それだけヒートポンプ能力も必要になり時間もかかります。

これでは電気の消費量が増えるのも当然。

さらに部屋の大きさに対してエアコンの暖房能力が不足していると常時室外機のコンプレッサーがフル回転して電気を大食いします。

しかも短時間で室外機が凍り付いて”プシュー・・・(最近この音しないか😅)”と除霜運転になり室温低下😱

せっかく途中まで上がってきた室温がまた3~5℃ほど下がってしまうというループ。

エアコンは部屋に見合った能力と、可能であれば部屋(窓)の断熱性能を上げることが肝心です。

それと風量設定なんかも自動ではなく強めにしたほうが天井付近に暖気が溜まらず足元まで下りてくるので部屋全体が暖まることが多いようです。

また逆に強制的に微風を使ったり、フィルター掃除を怠ったり自動掃除に任せたままにして風量が落ちてくると暖房時は部屋全体が暖まらないだけでなく冷媒(ヒートポンプサイクル)の圧力が高くなります。

そうなるとどうなるか・・・

冷媒を圧縮するコンプレッサーはモーターで回転しているので圧力が高いと回転を維持しようと余計に力が必要になります。

するとその分電流が増大して電気を多く消費するようになります。

どのように使用するのがベストなのかいろいろ考える余地がありそうですね😊

さて近年では電気の需要に対し、発電所の発電量が限界近くまでなることがあります。

「節電を・・・」なんてよく聞くフレーズです。

融通してなんとか凌いでいるようですが、今後もしEV(電気自動車)などが急激に普及し始めたらブラックアウト(広域に及ぶ大停電)が起きるかもしれません。

もしそんなことになったらエアコンも使えず凍えてしまいますね。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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