室外機を二段置きで
既設の室外機と新たに取り付ける新品の室外機を上下2段で設置したいとのご希望で工事に伺いました😊
場所は東京都内の一戸建て。
さて既設の室外機はこちら
10年ほど使用されているようです。
(取り付けたのは当店ではありません)
新しく設置するエアコン室内機はこのすぐ後ろの部屋に取り付けるのですが他に室外機の置場がなく2段にすることにしたそうです。
まずは既設の室外機を一度取り外して二段置き金具を組み、その後また室外機を取り付けます。
既設のエアコンが正常稼働するか絶縁抵抗測定、温度測定を行い問題ないのでポンプダウン(室外機にガス回収)を行います。
配線を取り外す前に色の順番を確認。
再取り付けの際に配線の順番を間違えるとエアコンを壊してしまうことがあるのでしっかりと。
このメーカーのバンドは硬質のプラスチックなので古くなると割れるんですよ。
他の金属製のサドルで代用するか・・・
まてよ・・・何年か前にこのバンド余分に(メーカーから)仕入れたような・・・
作業車をゴソゴソ・・・あった!
未使用の袋に入ったバンドが出てきました😄ラッキー
ずいぶんとかわいらしいフレアで
こんなに小さいとガス漏れとか、ヘタすると銅管がすっぽ抜けてものすごい勢いで冷媒が噴出し事故になることもあるのでダメなんですよねェー。
ここから久しぶりの二段置き金具の組み立てに熱中して撮影を完全に忘れてました😅
突然ですが下段の室外機を載せるところまで完了。
金具の錆を防ぎ寿命を延ばす目的と安定性向上のため地面との間にはコンクリート製の台を置きました。
金具は室外機が水平になるように微調整し各ボルトを本締めしてあります。
では室外機に冷媒管などの接続をします。
冷媒管のフレアは再使用できないので必ず作りなおします。
表面に傷などがないか必ず確認。
さて10年も使用した冷媒管は硬化してカチカチです。
室外機へ接続するため無理に曲げるとカクッと折れてパイプが潰れます。
そんなときにはスプリングベンダー。
これを差し込んで曲げるとそう簡単には折れません。
しかし無理しすぎて万が一折れるとスプリングが抜けなくなるので手ごたえを感じながら曲げて。
管内の真空引きをしてバルブを開け、試運転は問題なく既設の室外機はこれで完了。
ここで転倒防止の金具を取り付けました。
室外機が2段に積まれるとやはり少し不安定な感じがします。
二段置き金具に付属していた転倒防止金具で今回は固定できました。
(状況によっては別に用意した金具が必要になることもあります)
建物の柱へコーチボルトで固定し雨水が入らないようにコーキング。
余った金具は邪魔にならないように折り曲げます。
では次に新品のエアコンを取り付けます。
室内機設置予定場所はここ
左にある専用コンセントから少し離れますが、左寄りに棚を設置するのだそうでこの位置がお客さんのご希望。
今回、配管穴は本体左後ろに開けますが事前に見せてもらった図面には筋交いマークが記載されていたのでちょうど穴を開けようとしている付近にあります。
エアコンは基本、右後ろに穴を開けるのですがなぜそうしないかというと窓の上には外側にシャッターがあるため。
まちがってもそこへ穴を開けてはいけません。(開かないし・・・)
筋交いの位置を念入りに確認しながら据付板を取り付けコアドリルで開口
たまに筋交いに穴を開けて設置されているエアコンを見ますが建物の強度が落ちますよ。
穴にスリーブ(養生管)を入れて冷媒管を差し込みました。
穴が本体の裏になるため室内機をかける前に冷媒管を入れておきます。
またこのあと撮影を忘れてエアコン設置完了😅(またやってもうた)
すでに試運転中です。
室外機は二段置き金具の上段へ設置
配管穴から室外機裏まではパイプに化粧カバーを付けました。
試運転結果も問題なく完了です😊
http://kato-aircon.com/
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