銅管のバリ取り工具
エアコンの室内機と室外機を結ぶ冷媒管。
それは銅でできています。
任意の長さで銅管を切断し、室内機や室外機と接続できるようにフレア加工という作業をするのですが、その中間で切断した管の端部のバリ取りをおこないます。
バリ取りの仕上がりがわるいとフレア加工をしたときにやはりいまいちな仕上がりとなってしまいます。
これらにどんな違いがあるのか比べます。
では実際にやってみましょう。
― 1つ目 ―
まずはホームセンターでもよく売られているこの形状から
刃が1つです。
さてその仕上がりは
上のほうに軍手の糸がついているのがわかるでしょうか。
この部分に段ができて引っ掛かりました。
ドリルを回している最中もカクンカクンと段が生じていることが手に伝わってきます。
そしてバリを取った円周部分は不均一で、これではあまり使用したくありませんね。
― 2つ目 ―
バランスがよく先ほどのものよりこれなら安定して切れそうな気がします。
ドリルの手ごたえはわるくありませんが少し滑らかさに欠ける感じ。
でも使用するには十分と言えます。
― 3つ目 ―
なにやらあやしい感じがしますが。
ドリルの手ごたえは滑らか。
バリ取り時間(回転数)も一番短くて済みました。
試していませんがこの刃は逆回転でも使用できるかもしれません。
ということで今は3つ目のこれをメインに使用しています。
1つ目の段つきになる刃は現場では使いません。
(こうなることは想像してたけど買って失敗😆)
ガス漏れをしないフレア加工には、良いパイプカッター、良いバリ取り器、良いフレアツールの3つとそれぞれを適正に使いこなす技術が必要となります。
バリ取りさえしっかりとすればきれいなフレア加工ができると思われるかもしれませんがそれだけではありません。
ほかに大事なことがありますがそれは秘密です😄
http://kato-aircon.com/
« 作業車の空気圧調整 | トップページ | エアコン撤去、調査(隠蔽配管) »
「エアコン工具」カテゴリの記事
- ゲージマニホールド、何に使う?(2023.09.08)
- R22のゲージマニホールド(2023.09.04)
- 真空ポンプのオイル交換😊(2023.07.27)
- 銅管のバリ取り工具(2022.12.19)
- パイプカッターにもこだわる(2022.11.17)