フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 作業車の空気圧調整 | トップページ | エアコン撤去、調査(隠蔽配管) »

2022年12月19日 (月)

銅管のバリ取り工具

エアコンの室内機と室外機を結ぶ冷媒管。

それは銅でできています。

任意の長さで銅管を切断し、室内機や室外機と接続できるようにフレア加工という作業をするのですが、その中間で切断した管の端部のバリ取りをおこないます。

バリ取りの仕上がりがわるいとフレア加工をしたときにやはりいまいちな仕上がりとなってしまいます。

今回用意したバリ取りの刃は
使用してきたバリ取りの刃
この3種類。

これらにどんな違いがあるのか比べます。

正面から
バリ取りの刃を正面から見る
このようになっています。

では実際にやってみましょう。

― 1つ目 ―

まずはホームセンターでもよく売られているこの形状から
バリ取りの刃が1つのタイプ
刃が1つです。

これをドライバードリルに取り付けて
バリ取り用の刃をドリルドライバーに取り付ける
回します。

銅管の端部へ
バリ取りの刃を銅管の端部へあてる
あててドリルを回転。

バリ取り完了
1つ目の刃でバリ取り完了
とれたバリは細かくなって周囲に落ちました。

さてその仕上がりは
1つ目の刃での仕上がり
上のほうに軍手の糸がついているのがわかるでしょうか。

この部分に段ができて引っ掛かりました。

ドリルを回している最中もカクンカクンと段が生じていることが手に伝わってきます。

そしてバリを取った円周部分は不均一で、これではあまり使用したくありませんね。

― 2つ目 ―

こちら
3つの刃があるタイプ
120°ずつ3つの刃があるタイプ。

バランスがよく先ほどのものよりこれなら安定して切れそうな気がします。

バリ取り完了
2つ目の刃でバリ取り完了
取れたバリのひとつひとつは先ほどより大きい。

端面を見ると
バリ取りを行った銅管の端面
段もなく均一でいい仕上がりです。

ドリルの手ごたえはわるくありませんが少し滑らかさに欠ける感じ。

でも使用するには十分と言えます。

― 3つ目 ―

これ
少し変わった形のバリ取りの刃
少し形が変わってますね。

斜めから見ると
バリ取りの刃を斜めから見る
穴が向こう側へ抜けてます。

なにやらあやしい感じがしますが。

では結果
3つ目の刃でのバリ取り結果
これが一番いい。

ドリルの手ごたえは滑らか。

取れたバリは
銅管から取れたバリは糸状
糸状になっています。

バリ取り時間(回転数)も一番短くて済みました。

試していませんがこの刃は逆回転でも使用できるかもしれません。

ということで今は3つ目のこれをメインに使用しています。

1つ目の段つきになる刃は現場では使いません。
(こうなることは想像してたけど買って失敗😆)

ガス漏れをしないフレア加工には、良いパイプカッター、良いバリ取り器、良いフレアツールの3つとそれぞれを適正に使いこなす技術が必要となります。

バリ取りさえしっかりとすればきれいなフレア加工ができると思われるかもしれませんがそれだけではありません。

ほかに大事なことがありますがそれは秘密です😄

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 作業車の空気圧調整 | トップページ | エアコン撤去、調査(隠蔽配管) »

エアコン工具」カテゴリの記事