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2022年11月17日 (木)

パイプカッターにもこだわる

こちらはパイプカッター
年季の入ったパイプカッター
だいぶ年季が入ってますが😅

塗装もかなりはげてメーカー名なども全部こすれて消えてます。

メーカーはドイツのROTHENBERGER、これでローテンベルガーと読みます。

これを昔はみんな”ローゼンバーガー”(相鉄のハンバーガー屋さんかよ)なんて呼んでましたが😆

これはエアコンの銅管(冷媒管)を切断する工具です。

冷媒管はノコギリのようなもので切断すると切カスが管の中に入ってエアコンを壊してしまうのでこのタイプのカッターが使われています。

しかしだいぶガタがきているせいかうまく切断できないことがあり、ここしばらくは別のカッター(別メーカーの同じタイプ)をメインに使用しこちらは荒切り用として使っていました。

先日、資材店を訪れたところ・・・
パイプカッターのパーツ
ふと見たらこれが売っていたので購入。

袋から取り出すと
袋から出したパイプカッターのパーツ
こんな感じ。

どこに使われているかというと
パイプカッターの刃の軸
回転する切断刃の軸。

もしかして軸を取り替えるとうまく切断できるようになるかもしれないという期待から交換します。

軸からCリングを外して
パイプカッターの軸からCリングを外した
これで軸が抜けます。

しかしここからちょっと手間取りました。

軸の変形で抜けてこない🤔

軸を押したり、ペンチで引っ張ったりでようやく抜けました。

ふつうはすっと抜けるんですがねぇ。

新しいものと並べると
パイプカッターの軸を新旧並べてみた
左の使い込んだ軸は回転する刃であたり面が細くなってました。

削れた部分をノギスで測ると。
パイプカッターの削れた軸をノギスで測る
4.65mm

新しいものは
パイプカッターの新しい軸をノギスで測る
4.725mm

0.075mm細くなってました。

もちろん刃のほうの穴の内径は広がっていることでしょう。

替刃は買ってきませんでしたが
新品の替刃はパイプカッターに付いている
パイプカッターに新品が付いています😄

軸と刃を新品に取り替えました。
パイプカッターの軸と刃を新品に交換
試しに銅管を切断。

切断面
パイプカッターで切断した銅管の切断面
あらら、優秀とはいえませんネー。

”まあまあ”といったところでしょうか。

バリ取りをおこないフレア加工してみました。
切断した銅管をバリ取りしフレア加工
やっぱり”まあまあ”だなぁー。

切断刃の材質や形状によるところなのでこれ以上を求めてもムリでしょう。

でもこの仕上がりでガス(冷媒)が漏れるようなことはありませんのでご安心を。

さてパイプカッターがもうひとつ
パイプカッターが2つ
シルバーっぽい色をしているのはメインに使用しているもので日本のメーカー製です。

同じ条件で銅管を切断し並べました。
銅管を切り比べた
左はメインで使用しているもので切断面の肉厚というか内側へのカエリが少ないため薄くみえます。
(当然薄いほうがいい)

右は今回新しく軸と刃を替えたほうですがカエリが大きく切断面は厚みがあります。

しかもかなりの確率でこうなります。
パイプカッターが横に走り銅管にはらせん状に切り込みが入る
カッターの刃が横にずれて走るため銅管にはらせん状に切り込みが入りました。

パイプカッターのローラーをよく見ると
パイプカッターのローラーが曲がっているように見える
刃に対して直角ではなく少し曲がっているように見えます。

これが横走りの原因かもしれません。

落としたりして曲がったんでしょうかねぇ
(おぼえてない😅)

残念ですがやっぱり荒切り用として使うことにします。

メインは引き続きこちら
メインに使用するパイプカッター
安心の日本メーカー製。

パイプカッターはただ切れればよいというものではありません。

フレアの仕上がりにも影響するので精度の高いものを選びます😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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