フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 据付板の取り付け | トップページ | エアコン漏電、どこから・・・ »

2022年11月 6日 (日)

室内機がカタカタ音して動かない

エアコンを運転すると室内機から「カタカタ」と音がして動かないという点検依頼をいただきました。

場所は川崎市多摩区のマンション。
(ご依頼いただき有難うございます😄)

取り付けを行ったのは当店ではありません。

現地到着。
ダイキンのエアコンを点検する
うわ、この機種なつかしい・・・

むかし何台か取り付けたことがありますよ。

ほんと数えるほどですけど。

このシリーズたしかすぐに消えてなくなったような記憶があります。

製造年は
2005年製造のエアコン
2005年です。

かれこれ17年ですか・・・

室内機は角ばった形でデザインに力をいれた製品でしたけど。

運転すると吸い込み口や吹き出し口のパネルが開くようになってます。

ところが・・・スイッチオンすると
吹き出し口のパネルがカタカタ音を立てて上がらない
吸い込み口のパネルは手前に出てきましたが、吹き出し口のパネルは途中で”カタン、カタン、・・・”と音を立てて上がりません。

そしてパネルが上がらないことを検知したエアコンは運転を停止し、パネルを全部閉じてしまいます。
(貝みたい😆)

少しするとリトライしますが結果は同じで今度はランプでエラーを表示し始めました。

このエアコンのように可動部の多いエアコンにはよく見られる症状です。

パネルを動かすためのギアが摩耗などして歯が飛ぶようになってしまったようですね。

試しに吹き出し口のパネルが上がるタイミングで手を添えて補助すると
吹き出し口のパネルが開くのを手で補助した
スーと上まで開きました。

パネルが上がったことをエアコンは検知し
エアコンが正常に動き出した
こんどはルーバーが動いて正常に運転を開始。

ギアを交換すれば直りそうですね。

室内機のパネルなどを全部外して内部を見たところやはりギアの歯飛び。

問題は部品があるかどうか・・・

メーカーに問い合わせると正式名称は”減速ギア組立品”(ギアユニットとモーター、ハーネスのアッセンブリ)で在庫は全国で20個程度残っているとのこと。

しかし製造から17年経っているので今後他の故障の起きる可能性は大です。

お客さんへは本体買い替えも視野に、修理費用と買い替えた場合の工事費用の見積もりをメールで送ってご検討いただくことになりました😊

メーカー問わず可動部の多いエアコンはどうしても最後はこのような症状が出やすくなります。

エアコン選定する際はできるだけ単純な造りのほうが部品点数が少なく、つまらない故障も減ると思います。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 据付板の取り付け | トップページ | エアコン漏電、どこから・・・ »

エアコン点検」カテゴリの記事