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2022年10月24日 (月)

一戸建て2階へ設置(室内作業)

エアコンの新規設置の依頼をいただきました😊

場所は川崎市高津区、木造ツーバイフォー構造の住宅です。

事前に現地調査に伺ったのですが、その到着時に「あれ?なんかこの辺で以前工事したことあるな~」なんて思っていたら10年前に建物が新築時にも依頼をいただいたお客さんでした😄
(失礼しました)

このたびもありがとうございます!

今回は2台の取り付けなのですがそのうちの1台目。

2階のお子さんの部屋へ取り付けます。

室内機設置場所
室内機設置予定場所
こちらの壁へ配管穴をあけて取り付けます。

将来のエアコン入れ替えも視野に入れてお客さんと配管穴、室内機設置位置を決めます。

開ける配管穴ができるだけ多くの機種に対応できるようにするためです。

位置が決まったら
石膏ボードには金属製傘式のボードアンカー
石膏ボードの部分には金属製傘式のボードアンカーを6本取り付けました。

据付板を取り付け
ボードアンカーで据付板を固定
ボードアンカーのねじで固定しました。

でもボードアンカーだけでは強度が十分とは言えません。

中央の黄色の丸部分、
据付板の中央裏側にスタッド(柱)がある
壁の中を縦にスタッド(柱)があります。

でも据付板にはねじ穴がないので
据付板にねじ固定用の穴を開けた
ドリルで開けました。

そして木工用のビスでがっちり固定
据付板を壁内のスタッドへビスでがっちり固定
これでOK😊

さて次は
壁にコアドリルで配管用の穴を開ける
このコアドリルで壁に配管用の穴を開けます。

室内側の石膏ボードを開けきる寸前で一旦ドリルを止め、手で石膏ボードを取り去り、
コアドリルで室内側の石膏ボードだけ穴をあけて
断熱材をよけて内部を確認します。

右側のスタッドより1cm程横に開ける予定だったのですが事前に内部を探ると電線のような手ごたえがあったので2cm横に変更して開けました。

右横の小さな穴はその探ったときのものです。

断熱材をよけると
断熱材をよけると電線があった
やっぱり電線がありました。

石膏ボードを開けきる前にドリルを止めるのはこのように内部に電線等が隠れていることがよくあるため。

柱の近辺はとくに注意です。

外壁にセンタードリルが貫通し
22102240
ボディの刃が外壁側構造用合板を半分程度削ったらまたドリルを止めます。

ここでセンタードリルを外しました。
途中でコアドリルのセンタードリルを外す
センタードリルのブレなどにより力が分散して切断速度が遅くなったり、壁材が噛みこんでロックするなどを防止するため。

このあたりは経験での判断です。

外壁まで貫通
コアドリルで外壁まで貫通
外に向かって下り勾配で開けてます。

電線は
壁の中の電線は無傷
無傷です。

室内機と室外機を結ぶ連絡電線の長さを測定
巻き尺等を使用して使用する電線の長さを測定
2階(室外機は地面置き)なので巻き尺を使用しました。

穴に入れるスリーブ(筒)も壁の厚みに合わせて切断し
開けた配管穴にスリーブをつける
取り付けました。

室内機にアース線や内外連絡電線を接続
室内機にアース線などを接続
その他パイプ類をテーピング等して据付板へ取り付ける準備をします。

室内機を掛けて
室内機の取り付けが終わった
本体を固定。

アース線をコンセントの接地端子へ接続し室内側作業が完了です😊

長くなりましたがこれでもだいぶ端折ってます😅

なお、ツーバイフォー住宅の場合、配管穴を窓などの開口部の上に開けてはいけません。

建物の重要な構造材が入っています。

たまにエアコン工事であけられてしまっている家を見かけるんですよ。

建物の知識がなくやってしまう人。

その他うっかりして構造を確認せず穴を開け始めてしまい、そこで止めればよいものを後に引く(ミスを認める)勇気がなく黙ってそのまま開けきってエアコンを取り付けてしまう人などもいますね。

エアコン工事は仕上がりだけで判断してはいけません。

途中でどんな施工をしているか立ち会って見ることも重要です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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