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2022年9月18日 (日)

室外機部品交換修理

補修部品が入荷したので前回に引き続き修理を行います😊
(横浜市神奈川区)

室外機
部品交換修理を行う室外機
外板類(配線類も含めすべて)は点検後もとに戻しているので再度外します。

修理前に電源プラグがコンセントから抜かれていることと、基板上のコンデンサにDC280Vが残っていないかテスターで確認。

まずは基板交換から
まずは基板交換から行う
外したコネクタ類に黄色いテープを付けてますが、これはつなぎ忘れを防止するためです。

この機種はコンプレッサーのリード線も基板と一緒に交換になります。
コンプレッサーのリード線も交換
実際にはこのターミナル端子部分に樹脂のカバーがついています。

基板を取り外しました。
制御基板を取り外した
一部に白いものが付着しています。

裏側には
放熱用のフィン
放熱用のフィンがあり、基板上にある熱の出る部品をファンの風で冷却するようにできてます。

先ほどの白いものは部品から放熱器フィンへの熱伝導を助けるグリスです。

再利用はできないので
古い放熱グリスを拭き取った
拭き取りました。

新しい基板を箱から出して
新しい基板を箱から出した
一応部品に間違いがないか確認して問題なし。

昔、発注して届いた室外機用の基板を箱から出してみたら「なんだこの”扉”って?」(基板上の印字)

「これ冷蔵庫用じゃん!」なんてことが😅

それはさておき裏側も見てみると
基板の裏側を見る
あ、本当だ。

点検時メーカーへ確認した破壊したICとファンモーターの配線は基板背面側のパターンでつながってました。

ダイオードスタックとパワーモジュールには
ダイオードスタックとパワーモジュールに放熱グリスをつける
放熱グリスをつけて

ヘラを使って薄く塗り伸ばします。
放熱グリスをヘラで塗り伸ばす
真っ白😄

基板を室外機へセットし
ねじでダイオードスタックとパワーモジュールを固定
ダイオードスタックとパワーモジュールを3本のねじで放熱器へしっかり固定し密着させます。

コンプレッサーへのリード線接続、カバーの取り付け。
コンプレッサーへのリード線接続とカバー取り付け
コンプレッサーの吐出管に配線が触れないように取り回しに注意します。

吐出管はかなり高温になることあるので。

その他のコネクタ、端子類も接続が終わりました。

次にファンモーターの交換です。
室外機のファンモーターを交換する
ファンはすでに外しました。

ファン固定のねじは
ファン固定のねじは逆ねじ
逆ねじでした。

これは機種によって順逆さまざまです。

ファンの取り外しは固着を想定し割るくらいの気合いを入れて行ったのですが・・・あっさりとれました😅拍子抜け

モーターも取り外して新しいものと並べます。
ファンモーターを新旧並べて見る
ご覧の通り左がいままで使っていた古いものです。

明らかに形状が変わってますね。

仕様変更があったようです。

もしかすると性能や耐久性が向上しているのかもしれません。

ファンも新しいものに交換します。
新しい送風ファン
固定用のナット、ねじ類は付いてこなかったので古いものをそのまま使用。

取り付けが終わって
ファンコネクタを基板に接続
ファンコネクタも接続。

室外機の外板をもとに戻します。
室外機の外板を元に戻す
種類の異なるねじがあるので間違いのないようにして。

ほぼ終わったら絶縁抵抗測定
絶縁抵抗測定
漏電がないか調べます。

問題ないので電源を入れて冷房運転。
修理後の運転開始
この機種は電源投入直後は運転しても3分程室外機が動かないようになってます。

しばらく待っていると”コンッ!”お、室外機の電源が入った。

ファンが回り、その後コンプレッサーが動き出しました😄

室内へ行きエラーのないことを確認し温度測定。

吸い込み
吸い込み温度26℃
26℃

吹き出し
吹き出し13℃
13℃

よく冷えてます。

最後に暖房への切り替えができるか点検してこちらもOK。

修理完了となりました😊

じつを言うとこちらのお客さんへ修理で伺いうのは今回で2台目。

前回は2年ほど前に別のお部屋のエアコンでした。

そちらは元気に動いているそうです。

このたびもどうもありがとうございました😄

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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