エアコンに無線LANアダプタ設置
メーカーの異なるエアコン2台への無線LANアダプタ取り付け依頼をいただきました😊
ありがとうございます!
今回は東京都渋谷区へエリア外出張です。
エアコン用無線LANアダプタは、外出先などからスマホでエアコンを操作・確認することができるようになる便利なものです。
もちろん宅内に無線LAN親機とインターネット環境がなければいけませんが。
さっそく工事にかかります。
なおエアコンは2台とも他店で取り付けられたものです。
近頃のエアコンは外板を取り外すのが結構たいへんだったりします。
ここで挫折して依頼されてくる方が多いですね。
ちょっとムリすると”バキッ!”なんてプラでできた本体を割ってしまうことも。
基板の上のほうにある赤い部分にアダプタのコネクタを差し込みます。
このあたりはメーカーや機種によって異なります。
基板上には熱を発する部品もあるためそこを避けて配線。
そういうことは据付説明書には書かれていません。
一番よいと思われる経路を通します。
その他の部分で説明書に書かれているところは指示通りに配線します。
基板のボックスを開ける際こんなの見かけました。
室内機と室外機を結ぶ電線(室内外連絡線)の色が逆ですね。
ふつう関東圏では左から黒、白、赤なんですが。
それとアース線が接続されてますけど、右のほうに見えるコンセントは200V。
200Vのエアコンはコンセントにプラグを差し込むとアースもつながるようになっているのでこの配線は不要ですね。
コンセントのアース端子にはつながっていないのでどこへ・・・
それはさておきアダプタの取り付けが終わりました。
この機種は本体の側面や底面にクリップで取り付けできるのでよいです。
つぎはダイキン。
今度は100Vのエアコンなのでプラグにアース端子がありません。
なので室内機からアース線を接続してコンセント下にあるアース端子へ配線しなければならないんですが手抜き工事されてますね。
今はとにかくアダプタ設置が優先。
外板を外すのにちょっと手こずりました😅
アダプタは本体右の壁へ取り付けました。
三菱のようなクリップはないため壁へ直接ねじ止めです。
室内外連絡線の端子台部分のカバーをつけようとしたところ・・・
あれー?
見た目が細いなと思ったらやっぱり1.6mm(銅線径)だわこれ。
コンセントを抜いた時の画像では定格20A(IL型)のプラグなので1.6mmでは細いです。
電線の差し込み確認用の点検窓(確認窓)には
電線が見えないので差し込み不足です。
電線が動かないようにするバンドも
捨てられたようでなくなってます。
お客さんとそのことについて話をしているとなんと・・・
設置当時、エアコンの取付工事が終わって業者の人が帰った後、しばらくして戻ってきたそうです。
「取り付けるエアコンを間違えた」と。
よそのお宅のエアコンと間違えて付けちゃったみたいですね。
量販店の業者さんたちは作業車に何台も積んで何件も回るのでこういうことが起きます。
その後、すごいスピードで本来の機種へ脱着工事を終わらせてふたたび帰っていったそうです。
おそらく間違えて付けた機種の電源プラグは定格15Aだったため1.6mmの電線を使用したのでしょう。
(これもよいことではありませんが)
しかし次の現場へ急がなければならないため電線を20Aへ対応する2.0mmへ入れ替えることはせず、電線が短く端子台には奥まで差し込めず、アース線はつながず、バンドをつける余裕もなく、慌てて次へ向かったのではないでしょうか。
その取り外したエアコンはどうしたんでしょうかねぇー、気になりますねぇー。
そんなこんなで、アダプタは取付完了。
設定はパスワード等もありますのでお客さんにて行っていただきます。
今回アダプタを付けたエアコン2台は念のため排水試験もしておきました。
出先から遠隔操作するにあたり一番注意しなければならないのは水漏れ。
壁掛け型ルームエアコンには配水管が詰まった際に室内機にオーバーフローを感知する機能がなく水が漏れっぱなしになります。
何日も留守にし冷房や除湿を付けっぱなしで外部から運転するのは危険といえますね。
適切な使用を心がけましょう。
http://kato-aircon.com/
« 漏電、だけじゃなかった | トップページ | やっぱり熱交から・・・ »
「エアコン工事作業」カテゴリの記事
- 4分管をベンダー曲げ(2024.09.11)
- エアコン入れ替えと電源工事(2)(2024.09.07)
- エアコン入れ替えと電源工事(1)(2024.09.02)
- エアコンと室外機風向板の取り付け(2024.08.15)
- ガス漏れでエアコン入れ替え(2024.08.09)