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2022年9月10日 (土)

エアコンに無線LANアダプタ設置

メーカーの異なるエアコン2台への無線LANアダプタ取り付け依頼をいただきました😊

ありがとうございます!

今回は東京都渋谷区へエリア外出張です。

エアコン用無線LANアダプタは、外出先などからスマホでエアコンを操作・確認することができるようになる便利なものです。

もちろん宅内に無線LAN親機とインターネット環境がなければいけませんが。

さっそく工事にかかります。

なおエアコンは2台とも他店で取り付けられたものです。

まずは三菱電機。
三菱電機のエアコンに無線LANアダプタを取り付ける
外板などを取り外し制御基板を露出させます。

近頃のエアコンは外板を取り外すのが結構たいへんだったりします。

ここで挫折して依頼されてくる方が多いですね。

ちょっとムリすると”バキッ!”なんてプラでできた本体を割ってしまうことも。

基板の上のほうにある赤い部分にアダプタのコネクタを差し込みます。
室内機の制御基板
このあたりはメーカーや機種によって異なります。

コネクタを接続
室内機制御基板へ無線LANアダプタのコネクタを接続
コードの取り回しも気を使います。

基板上には熱を発する部品もあるためそこを避けて配線。

そういうことは据付説明書には書かれていません。

一番よいと思われる経路を通します。

その他の部分で説明書に書かれているところは指示通りに配線します。

基板のボックスを開ける際こんなの見かけました。
電線の色が逆、意味のないアース線がつながっている
室内機と室外機を結ぶ電線(室内外連絡線)の色が逆ですね。

ふつう関東圏では左から黒、白、赤なんですが。

それとアース線が接続されてますけど、右のほうに見えるコンセントは200V。

200Vのエアコンはコンセントにプラグを差し込むとアースもつながるようになっているのでこの配線は不要ですね。

コンセントのアース端子にはつながっていないのでどこへ・・・

それはさておきアダプタの取り付けが終わりました。
三菱電機の無線LANアダプタ取付完了
この機種は本体の側面や底面にクリップで取り付けできるのでよいです。

つぎはダイキン。

コンセントを抜いて。
アース線が接続されていない
アースが接続されてません。

今度は100Vのエアコンなのでプラグにアース端子がありません。

なので室内機からアース線を接続してコンセント下にあるアース端子へ配線しなければならないんですが手抜き工事されてますね。

今はとにかくアダプタ設置が優先。
室内機制御基板を露出させる
外板を外すのにちょっと手こずりました😅

制御基板
室内機制御基板
コネクタの差し込み口を探します。

差し込みました。
制御基板へ無線LANアダプタのコネクタを差し込む
説明書の配線ルートを確認。

配線
無線LANアダプタのコードを配線
余ったコードは本体裏に収めます。

アダプタは本体右の壁へ取り付けました。
アダプタは室内機右の壁へ取り付けた
三菱のようなクリップはないため壁へ直接ねじ止めです。

基板のカバーを戻して
基板のカバーを取り付けて
外板部品も取り付けます。

室内外連絡線の端子台部分のカバーをつけようとしたところ・・・

あれー?
内外連絡線が1.6mm
見た目が細いなと思ったらやっぱり1.6mm(銅線径)だわこれ。

コンセントを抜いた時の画像では定格20A(IL型)のプラグなので1.6mmでは細いです。

電線の差し込み確認用の点検窓(確認窓)には
端子台の差し込み点検窓に電線が見えない
電線が見えないので差し込み不足です。

電線が動かないようにするバンドも
電線を押さえるバンドが捨てられてない
捨てられたようでなくなってます。

お客さんとそのことについて話をしているとなんと・・・

設置当時、エアコンの取付工事が終わって業者の人が帰った後、しばらくして戻ってきたそうです。

「取り付けるエアコンを間違えた」と。

よそのお宅のエアコンと間違えて付けちゃったみたいですね。

量販店の業者さんたちは作業車に何台も積んで何件も回るのでこういうことが起きます。

その後、すごいスピードで本来の機種へ脱着工事を終わらせてふたたび帰っていったそうです。

おそらく間違えて付けた機種の電源プラグは定格15Aだったため1.6mmの電線を使用したのでしょう。
(これもよいことではありませんが)

しかし次の現場へ急がなければならないため電線を20Aへ対応する2.0mmへ入れ替えることはせず、電線が短く端子台には奥まで差し込めず、アース線はつながず、バンドをつける余裕もなく、慌てて次へ向かったのではないでしょうか。

その取り外したエアコンはどうしたんでしょうかねぇー、気になりますねぇー。

そんなこんなで、アダプタは取付完了。
無線LANアダプタ取付完了
設定はパスワード等もありますのでお客さんにて行っていただきます。

今回アダプタを付けたエアコン2台は念のため排水試験もしておきました。

出先から遠隔操作するにあたり一番注意しなければならないのは水漏れ。

壁掛け型ルームエアコンには配水管が詰まった際に室内機にオーバーフローを感知する機能がなく水が漏れっぱなしになります。

何日も留守にし冷房や除湿を付けっぱなしで外部から運転するのは危険といえますね。

適切な使用を心がけましょう。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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