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2022年7月 7日 (木)

ガス漏れ修理

こちらの記事にアップしたエアコンの今回は修理作業です😊
(横浜市青葉区)
これからガス漏れ修理を行う室外機
漏れているのは室外機のパイプ接続部。

ガス漏れの原因はマンションの大規模修繕工事による室外機移動。

このパターン多いんですよね~

室外機からパイプを外さずにあちらこちらへ動かしてしまい起きたものです。

修繕工事のコストや住んでいる人の快適性や防犯を考えれば仕方ない面もあるのですが🤔・・・

なお修繕工事業者さんからの修理依頼は当店では受け付けておりませんのであしからず😅

まずは配管化粧カバーを開けてパイプを自由に動かせるようにしますが・・・
配管化粧カバーのフタが下がっている
カバーのフタが下がってますね😆

これは端末に外れ止めの部品を取り付けないために起きます。

フタは割とカッチリはまるため施工した人は大丈夫だと思っているのでしょう。

どうして下がるのか理解していないためです。

これには太陽光などが大きく影響しています。

日中、太陽光が当たるとフタ側が暖められて伸びます。

そして日陰になると冷えて縮みます。

これを繰り返すことにより重力の関係でちょっとずつ下へ下へとずれていくわけです。

フタを外して室外機を手前にずらします。
配管化粧カバーのフタを外して室外機を手前にずらした
室外機右側面にある接続部の加工をしやすくするためです。

接続部のカバーを外して
室外機のバルブはオイル汚れで黒い
これは室外機の3方弁バルブ(太い管)。

油が付いて黒くなっています。

この油こそがガスが漏れていた証拠。

冷媒と一緒に循環しているコンプレッサーオイルです。

パイプを外して見ました。
室外機から冷媒管を外した
この銅管の広がった部分をフレアといいますが・・・

思いのほかきれいですね。

アップにしてみましょう。
フレア表面にキズが見える
○部分に回転したようなキズが見えます。

フレアの厚さをみると締め付けも弱め。

取り付け工事をした人はトルクレンチを使用してますね。

とくに現在のように製品のバラツキがあるものに一定のトルクで対応しようとするには無理があります。

バルブやフレアナット、銅管には硬いものや軟らかいもの、滑りのよいもの悪いもの、いろいろあるので都度さじ加減を変えて対応しなければなりません。

トルクレンチはある程度の締め付け力を覚えるために初心者は使ってもよいですが、使わないとガス漏れをしょっちゅう起こす人はエアコン工事に向いていないのかもしれません。

先ほどの回転したようなキズは締め付けが弱いために修繕工事で室外機を移動した際銅管が回転してしまったのでしょう。

それでガスが漏れてしまったようです。

このフレアは切断して開き直しました。
フレアを作り直した
細い方の管も加工しています。

フレアは再使用不可なので一度外したら必ず作り直します。

アップ。
作り直したフレア
問題ありません。

接続する前にバルブ側のアタリ面も確認して
バルブ側のフレアあたり面にキズがないか確認
大きな傷などは無いようでおそらく大丈夫だと思います。

もしバルブ側が変形などしていたらかなり高額な修理になってしまいます。

それだけはないことを祈ります。

パイプを接続したら電線も直します。
電線の接続を直した
これで漏電やショートの心配はありません。

さてここから真空引き
エアコンの冷媒サイクル内を真空引き
室外機内部も全部真空にするため時間がかかります。

今回は45分程度で終わり冷媒チャージ。
エアコンに冷媒充填
気温が高くボンベの圧力が高いので難なく充填完了。

室外機を元に戻して
ガス漏れ修理完了
修理完了となりました😊

大規模修繕工事のときはどのようなことをしているかよく見たほうがいいかもしれません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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