エアコンを撤去し壁の状態確認
エアコンの入れ替え工事の依頼をいただき、機種選定の前に壁の状況確認を行うため撤去工事に伺いました😊
当店をご指名いただき有り難うございます😄
室内機を取り付ける壁の強度が不足していれば重く奥行きのあるものは設置できません。
お客さんが本体を購入してから取り付けられないでは困るので先に撤去工事を行い状況を調べます。
いままで使われていたエアコンはこちら
画像の明るさを補正したら変な色になってしまいました😅
おそらく量販店での購入設置で、すでに故障しており冷房は効かないそうです。
こちらの室内機の重さは16.5kgで奥行きも大きく壁の負担は大。
それが付いてるのであれば新しく設置するものも同じような重さであれば大丈夫だと思うでしょう?
しかしそれは撤去してみるまでわかりません。
室外機はこのように設置されています。
お客さんの話では室外機から異音がするとのことです。
冷房運転をしてみるとたしかに室外機の中のコンプレッサー(圧縮機)から異音が。
まったく圧縮もしていないようです。
配管化粧カバーは再利用するのですが
壁から浮いて外れてますね。
ねじを回してみると穴が大きくてズルズルでとまりません。
お客さんご自身で直されるそうなので対処方法をお伝えしました。
室内機と室外機を接続する電線は太さ直径2.0mmが指定です。
でもなんだか細いような・・・
やっぱり😆
下請け金額が安いからなんでしょうけれどこれはダメ。
あ、そうそうエアコンは購入するとメーカーからは室内機と室外機しか送られてこないのでパイプ、電線、ドレンホース、室外機の置台、その他細かなパーツは施工する人が調達するんですよ。
だから指定外の安い材料を使ってしまうわけです。
これはコンプレッサーの故障によるものです。
もうこのエアコンは修理して再使用するレベルではありません。
配管化粧カバーを外してパイプを取り出すと
ポコポコ音防止の逆止弁が隠れていました。
これ定期的な掃除が必要な部品なのでお客さん(ユーザー)のわからないところに設置してはだめなんですよ。
そのうち詰まって室内から大量の水漏れを起こします。
ドレン工事の施工不良(逆勾配)を誤魔化すために逆止弁の設置を勧めて取り付けまくっている業者さんがいますがどうかと思いますよ。
さていろいろありましたが取り外しが終わって壁の状況を確認です。
調べると室内機を設置するところの壁は石膏ボードの裏を金属板で補強されていることがわかりました。
壁が手前に少し変形しています。
やっぱり16.5kgは重すぎました。
今後も同程度の重さのものを設置するとますます変形してしまうでしょう。
ということで薄くて軽めの室内機を選定していただくことになりました。
壁が補強されているとはいえ安心はできません。
こういうことがエアコンメーカーではよくわかっていないようで省エネのためなら20kg越えなんて機種もありますからね。
家を守るのはお客さん自身です。
http://kato-aircon.com/
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