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2022年5月

2022年5月16日 (月)

電源コードの取り回し

エアコンの入れ替え工事の依頼をいただき、新しく取り付けるエアコンを購入される前に撤去工事に伺いました😊

建物はマンションの一室。

なぜ一度に撤去から取り付けまでしないのか?

そりゃ、できればそのほうが出張も一度で済み効率的です。

理由はお客さんがネットで購入予定のエアコン室内機が重量級だから。

もし壁の強度が不足していて設置できなかったときに返品できないと困ってしまうからです。

結果は
壁の強度不足で重い室内機は取り付けられない
強度不足で重い室内機は取り付けられないことが判明しました。

それにしてもいままで使用されていたボードアンカーは抜けて室内機が落下するので禁止されているタイプです。

しかも荷重のかかる上部は3個だけ😆

いままで落ちなくてよかったですね。

過去にあるマンションで落下したエアコンの点検修理に伺いましたが、そこにもこれと同じボードアンカーが使用されていました。

そのことをブログにアップしたのですが、なんとそれを施工したのはあるメーカーの指定工事店。

そちらのお客さんはそのブログ記事を合わせてメーカーへ連絡したそうです。

マンション全体の新築時にオプションで設置されたものだったのでエアコン全台をメーカー保証で設置し直すという大掛かりなことになったとのこと。

こりゃ、メーカーさんの恨みを買ったかもしれませんね😅

でもこれが事実だから仕方ない。

その後このメーカーさんは据付説明書に従わない施工をしていたらエアコン本体の保証も一切しないというずいぶん極端なことを言うようになりました。
(本件が原因かは不明です)

おっとっと・・・

本題はこれではありませんでした😆

撤去した室内機の背面を見ると
室内機背面の発砲断熱材に潰れている部分がある
発砲断熱材につぶれたところがありますね。

背面上部は結露を起こすため落ちてきた水滴がドレンパンへと流れるように排水溝があります。

下部は配管スペースになっています。

このつぶれたところは
室内機背面に電源コードが挟まっていた
このように電源コードが挟まっていた跡です。

これは取り付け工事をした人の不注意です。

室内機を設置する際にはこのようなことがないように確認する必要があるんですよ。

当店へ取り付けを依頼したお客さんは私が室内機設置の最後あたりに背面を鏡でライトをあてて覗いているのを見た方も多いのではないでしょうか。

”なにを見ているのだろう”と思われるかもしれませんがコードのほかテープ類が思わぬところへ入り込んでいないかチェックしているんです。

それが問題なければ室内機下部を押さえてセットアップ完了するわけです。

この確認を怠ると上の画像のようなことになります。

もちろんつぶれているのは断熱だけではありません。
室内機背面と据付板に挟まれてコードが潰れている
背面の排水溝部分と金属の据付板に挟まれてコードもつぶれてます。

ショートの危険がありますね。

それにもう少しコードが上にあがっていたら結露水が伝わって漏れ出ていたことでしょう。

できる限り問題の起こらないように施工するには時間と手間がかかります。
(至極当然のことです)

数をこなさなければならない業者さんには難しいことでしょう。

施工が速いからプロだなんて思わないほうがいいですよ。

私もその昔、会社に使われていたときには速さを重視していたのでよくわかります。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2022年5月13日 (金)

テーピングの力加減

あるところでエアコン取り外し工事を行っていると、
エアコン取り外し工事をおこなっていると・・・
あら~、これは再使用にはきびしいかな?

こちらのエアコンは新品で購入されどこかの工事店で取り付けてもらい今回が初めての移設とのこと。

通常であれば冷媒管は再使用を前提に考えるのですが・・・
冷媒管の断熱材が大きくへこんでいる
断熱材がかなりへこんでますね😆

どうしてこうなったのかというと、
パイプのテーピングがきつすぎる
周囲のテーピングがきつ過ぎたためです。

画像の手前に見えるのはドレンホースの断熱材。

締め過ぎたテープでドレンホースに押されて冷媒管の断熱材がつぶれていました。

しかもその部分だけではなく全体的に断熱がつぶれて薄くなってしまっています。

室内機の補助配管との接続部も
室内機の補助配管との接続部もテープを締め過ぎ
テープを締め過ぎて断熱材がペラッペラ😆

これでは断熱の意味も薄れて周囲に結露を起こしやすくなります。

テープの巻かれていたところと巻かれていなかったところでは
テープの巻かれていたところと巻かれていなかったところでは断熱材の太さが異なっている
太さが異なります。

このまま放置して取り付けるまでの間に少しでも元に戻るといいのですが・・・たぶんムリ。

テーピングはテープの素材や断熱材の種類、場所により力加減を調整しながら巻く必要があります。

なんとかのひとつ覚えのようにがむしゃらに巻けばいいというものではありません。

エアコン工事は通り一遍のことをすればいいというものではなく、ひとつひとつの行動に考えをめぐらして施工しなければなりません。

これは何事にも共通するものだと思います😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2022年5月 8日 (日)

”クリコン”を撤去

今回はクリコン撤去の依頼をいただきました😄
(当店初めてご利用のお客さんです。ありがとうございます😊)

”クリコン・・・” コンクリートの業界用語ではありませんよ😅

クリーンヒーターエアコンの略称です。

こちらがその室内機
クリーンヒーターエアコンの室内機
床置き形で冷房は普通のエアコンと同じ室外機が接続されています。

そして暖房はガスや灯油を燃やすファンヒーターになっています。

これは都市ガス用のタイプです。

なぜクリーンヒーターなのかというと燃料と共に燃やす空気は外気から取り入れ、排気も屋外へ出すようになっているから。

室内の空気は汚れません。

ずいぶん久しぶりにクリコンを目にしました😅

さわるのも30年ぶりくらいでしょうか。

お客さんは当初、電気屋さんに依頼したところ「ガス屋さんへ・・・」と断られ、ガス屋さんへ依頼すると「電気屋さんへ・・・」と、たらい回しにされたそうです。

ネットで検索して当店のブログのどこかにそのクリコンの名が出ていたらしく(覚えてない😆)ご連絡をいただいたとのこと。

給排気管と冷媒管
クリーンヒーターエアコンの給排気管と冷媒管
このように暖房用と冷房用との2つの穴で屋外へ配管されてます。

室内機から出た2本の給排気管は壁部分で二重管になり1本で配管穴を貫通してます。

クリコン末期(30年位前?)の頃は1つの穴で給排気管と冷媒管を通すタイプもありました。

昔、工事に携わった方は覚えていると思いますが給排気管には機種により配管径の異なるAタイプ、Bタイプと呼ばれるものがあったと記憶しています。

給排気トップと室外機
クリーンヒーターエアコンの給排気トップと室外機
この給排気トップは見たことある方も多いのではないでしょうか。

室外機は冷房専用のものが接続されています。

この頃の電気エアコン(ヒートポンプ)の暖房は使い物にならずほとんど効きませんでした。

そこでこのクリコンが活躍していたわけです。

室外機には霧ヶ峰のマーク
室外機のマークは霧ヶ峰
三菱電機製です。

室外機に冷媒管の接続口がないので”あるもの”を探します。

現在主流のフレア接続ではありません。

このボロボロになったところかな?
冷媒管の周囲がボロボロになっている
長年直射日光と風雨にさらされ崩れています。

ナイフで裂いて・・・

あった。
冷媒管の接続部分が見つかった
これが冷媒管の接続部分です。

断熱材をはがして
三菱電機のセルフシールカップリング
三菱電機のセルフシールカップリング接続です。

これをワンショット接続と呼ぶ人がいますが別のものです。

ポンプダウン(室外機へのガス回収)は必要ありません。
セルフシールカップリング接続を外す
スパナで外すだけです。

セルフシールなので冷媒は漏れてきません。

まちがえてワンショット接続を外すとえらいこと😱になるので見分けのつかない方は要注意。

外したカップリングは
オスねじ側
セルフシールカップリングのオスねじ側

メスねじ側
セルフシールカップリングのメスねじ側
こんなかんじ。

このタイプは過去にヒートポンプ冷暖房(普通の電気エアコン)でも採用されていました。

取り付けるときもスパナで接続するだけ。

エアパージ(真空引き等)もいらないので施工は簡単。

難点としては冷媒管を任意の長さに切断できない。(長いと室外機の裏でグルグル巻き)
そして長尺にする場合はオプションの冷媒管セットを別途購入(高価)する必要があるという点。

やっぱりフレア接続へと変わり次第に消えていきました。

つづいて給排気トップを外します。
給排気トップを外す
六角部分でロックされているので緩めて外します。

あとは引き抜くだけ
給排気トップと冷媒管を壁から引き抜く

撤去完了
クリーンヒーターエアコンの撤去が完了

穴にはお客さんのご希望でフタを取り付けました。
配管穴にフタを取り付けた

屋外側
穴2つにフタを取り付け周囲をコーキング
周囲をコーキングして雨水などが入らないようにしました。

室内機の銘板
室内機の銘板
なんと1984年製のようです。

製造から約38年ですね。

私が空調業界に入って36年なので2年も先輩か😆

室外機銘板(てか、なにこの銘板の耐久性😲文字がくっきり)
室外機の銘板
型式VGU-22NRからすると冷房能力は22型です。

しかし現在の2.2kWとは異なります。

この時代は単位がkcal/hなので2240kcal/hを表しています。

現代ではひとクラス上の2.6kW程度の能力となっています。

ただしインバーター機ではないため50Hz地域では低めの能力2.3kW程度になります。
(この時にはまだインバーター機が存在していないか出はじめの頃です)

いろいろと思い出させてくれる撤去工事でした。

さすがにもう現存するものはほとんどないと思われます。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

 

2022年5月 3日 (火)

補強板ありますよ!

エアコンの入れ替え工事に伺ったところ・・・

この室内機を撤去します。
撤去する室内機

据付板も取り外します。
撤去する据付板
たくさんのねじが打たれてますが1本も効いてません😆

使われていたのはコースレッドという長さ30mm位のねじ。
使われていたのはコースレッド
下地のない石膏ボードに打っているので効くわけがない。

ほとんど全部空回りして抜けてこない😆

よくこれで室内機が落ちなかったなぁ~🤔

据付板を外して穴のフタを取り付けました。
据付板を撤去して穴のフタを取り付けた
そもそも使用されていた配管穴は本来通気口でエアコン用のものではないようです。

穴の奥行きが長いため水漏れを起こしやすく、高さも新しく取り付ける室内機には寸法上ムリがあるため窓の横にある本来のエアコン用配管穴を使用します。

据付板を取り外した壁にはそれより以前に取り付けられたエアコンを固定していたボードアンカーが残っていました。

新しいエアコンを設置するにあたり、念のため壁の中を探ります。

ゴソゴソ・・・

ん?

この感覚は木材・・・

石膏ボードの奥3cm位のところに合板があることが判明しました。

そう、これはエアコン固定用の補強板です。

その奥のコンクリート躯体までは壁表面から約6cm。

この50mm(5cm)のトラスタッピングを使えばしっかり固定できますね。
50mmのトラスタッピングで室内機を固定する
ボードアンカーなど必要ありません。

躯体表面までは届かないので地付きして合板をはがす心配もありません。

また合板へのねじ固定はコースレッドよりトラスタッピングの方がよく効きます。

ねじ箱にたくさんの種類を入れているのは現場ごとに異なる壁へ対応するためです。

いままでここへ設置工事をしたエアコン屋さんは壁の奥に補強板があることに気付かなかったということです。
(このケースけっこうあるんですよ)

まえの人がボードアンカーを使っていたとしても、それを疑うことが必要。

無事取り付け工事が終わりました。(画像暗😅)
室内機の取り付けが完了
これで落下の心配はありません。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2022年5月 1日 (日)

リモコン受信せず → 復帰

エアコンがリモコンを受信しないということで点検の依頼をいただきました😄

ありがとうございます😊

ところが数か月間だめだったものが点検の数日前にいきなり復帰したとのこと。

でも点検は一応することになりました。

製造が古い機種でメーカー部品はもうありません。

念のため汎用の赤外線受光モジュールと半田ごてを持参し訪問🚙💨

到着後すぐにリモコン送信を確認。
リモコンの送信状態を確認
赤外線発光しています。

室内機も正常に受信しました。
室内機側もリモコンを正常に受信した
点検のためすでにパネルは外しています。

前面グリルを取り外します。
点検のため前面グリルを取り外す
リモコンの受光部はここ。

この機種の問題点でもあります。

上から見ると
リモコン受光基板と熱交換器、ドレンパン、吹き出し口が接近している
リモコン受光基板と熱交換器、ドレンパン、吹き出し口が接近しています。

この画像からは見えませんが基板背面が露出した状態になっています。

なのでこの機種はやたら受信不良が多い。

よくあるのはエアコン洗浄スプレーを使用したらリモコンを受信しなくなる症状です。

こんな感じ・・・

旦那さん
「よーし!この洗浄スプレーで今年もきれいにしちゃうぞぉー・・・プシュー・・・」
「スイッチオン!・・・あれ動かなくなっちゃった😱」
奥さん
「なにしてんの💢また余計なことして!」

ほのぼのとした日常の一幕、目に浮かびますねぇ・・・

あ、これはこちらのお客さんではありませんのでまちがいのないように。
あくまでも想像です。

洗浄スプレーを使用する場合は皆さん気を付けましょうね。

基板を外しました。
受光基板を取り外す
結構汚れてます😅

よく見ると
基板をよくみると汚れている
汚れが付着してます😆

熱交換器やドレンパンが近いこともあって湿気が多いため汚れを介して極間に電流が流れることも考えられます。

しかもこちらではエアコンの真下でお湯を沸かすことが多いとのこと。

点検したところ受光素子は特に問題ありませんでした。

基板を掃除。
基板を掃除した

画像がボケてますがきれいになりました。
極間の汚れも取り除いた
これで多少湿気ても大丈夫でしょう。

一応の処置が終わって動作確認し点検終了。

本体は2006年製。
点検したエアコンは2006年製で設計寿命が過ぎている
設計寿命は過ぎてます😅

もういつ室外機のメイン基板などが故障するかわかりません。

もちろん部品の供給はすでに終わっているためこれらが壊れたら本体買い替えとなります。

早めの入れ替えをお勧めして完了となりました😊

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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