フォト
無料ブログはココログ

リンク

« 久しぶりに無線LAN取り付け | トップページ | バルブのキャップ »

2022年3月15日 (火)

漏電ブレーカーが落ちた

エアコンを使用していたら突然漏電遮断器が作動して停電になったとのことで点検の依頼をいただきました。

ありがとうございます😊

すでにエアコンの回路で漏電していることは判明しているとのことです。
漏電していると思われるエアコン
コンセントからプラグは抜かれ、専用回路のブレーカーも落としているそうです。

エアコンのプラグで絶縁抵抗を測定すると
エアコンの絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ωです。

専用回路ではなくやはりエアコン側での漏電ですね。

どこで漏電しているのか、修理は可能なのかを点検します。

室外機のところにやってきました。
漏電しているエアコンの室外機
”室内機(内外連絡電線含む)”と”室外機”のどちらが漏電しているか調べます。

室外機の内外連絡電線端子台
室外機の内外連絡電線端子台
ここで計測します。

電線を抜いて
室外機の端子台から電線を抜く
これで室内機側と電気的に切れました。

エアコンを取り付けたのはどこの工事屋さんか知りませんが電線が細い(線径1.6mm)
連絡電線が細い
このエアコンは2.0mmを使わなければいけない機種ですが。

それはほっといて・・・

室内機側の絶縁抵抗を測ります。
室内機側の絶縁抵抗を測定する

抵抗値は
室内機側の絶縁抵抗値はほぼ無限大を指している
ほぼ無限大で針はほとんど動きません。

ということは室外機か・・・

テスター棒を室外機の端子台にあてます。
絶縁抵抗計のテスター棒を室外機の端子台にあてる

抵抗値は
室外機の絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ωです。

やっぱり漏電は室外機ですね。

この中で一番怪しむべきところはコンプレッサー(圧縮機)かな・・・

エアコンの心臓部とも呼ばれる部品です。

そこを調べるため室外機の外板を外します。
室外機内部の漏電を調べるため外板を外す

右下の黒い大きなものがコンプレッサー。
室外機内部のコンプレッサー
周囲は吸音材に包まれています。

コンプレッサーの電源リードの途中にあるコネクタを外して絶縁抵抗を測定します。
コンプレッサーの絶縁抵抗を測定

結果は
コンプレッサーの絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ω。

やっぱりか・・・

念のためコンプレッサーの端子まで確認することにします。

吸音材をはがすと吐出管サーミスタが見えました。
コンプレッサーの吐出管サーミスタ
この部品はコンプレッサーからの吐出温度を監視するセンサーです。

でもこれおかしいところが・・・
サーミスタの樹脂が溶けだしている
内部の黒い樹脂が溶けだしてます。

温度の高い状態が続いていたのかもしれません。

吐出管に接触していた吸音材も結構焼けてます。
コンプレッサーの吐出管に接触していた吸音材が焼けている
かなり高温になっていたことが考えられます。

吐出管温度が高くなるということは冷媒不足(漏れ)や膨張弁などの制御不良、コンプレッサーの圧縮不良などがあったのかもしれません。

そしてコンプレッサーの端子部分は
コンプレッサーの端子に問題なし
問題ありませんでした。

ということはコンプレッサー内部の絶縁が破れて漏電を起こしているということになります。

その原因は先ほどの吐出管をみたとおりコンプレッサー温度が異常に高くなったことではないかと思われます。

おそらく百数十度になったのではないでしょうか。

コンプレッサーの交換修理は高額なためルームエアコンの場合、多くは修理せず終了となります。

お客さんには状態を説明して新しいエアコンへ買い替えていただくことになりました。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

« 久しぶりに無線LAN取り付け | トップページ | バルブのキャップ »

エアコン点検」カテゴリの記事