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2022年3月31日 (木)

コンプレッサー漏電の原因は・・・

先日こちらにアップしたコンプレッサー漏電の原因がほぼわかりました。

その後、エアコンの入れ替え工事の依頼をいただき壊れたものを撤去していると・・・
室外機のバルブを固定しているねじの頭にオイルが付着している
室外機のバルブを固定しているねじの頭にオイルが付着しているように見えます。

パイプの接続部やバルブのキャップ部分は乾いた状態です。

下の方へ目をやると
室外機本体下部にオイルが付いている
ここにもオイルが。

穴があるので内部をライトで・・・
穴から室外機の内部をライトで照らしてみる
ちょっと見えませんね。

拡大
画像を拡大
内部はオイルでギトギトです😱

なるほど原因は判明。

室外機を取り外して背面を見ると
取り外した室外機の背面を見る
あらまこんなに・・・

熱交換器の下部分がしっとりと濡れてますが
室外機の熱交換にオイルが付着している
これも全部オイルです。

さあ、このオイルはどこから来たのでしょう?

詳しい人は知ってますよね。

これはコンプレッサーオイル。

圧縮機を潤滑するためのもので普段はコンプレッサーとそこにつながった冷媒サイクル内を冷媒と共に循環しています。

それが出てきたということは室外機の中のどこかに穴が開き冷媒と共にオイルが出てしまったということです。

ようはガス漏れ。

まだ冷媒は残っていたのでかなり小さな穴(もしくは亀裂)で微量のリークのようですが時間をかけて漏れ出たのでしょう。

その結果、圧縮機は過熱運転(冷媒が少ないとこうなる)となり周囲を焼き内部では電動機巻線などが絶縁破壊を起こし漏電に至ったのだと推測します。

ガス漏れ(ガス不足)はエアコンの寿命を縮めてしまう要因になります。

コンプレッサーオイルの循環不良やオイルの変質等により、圧縮機の焼き付き(ロック)ということもあります。

効きの弱くなったエアコンをだましだまし使用していると心臓部であるコンプレッサーを壊しかねないということですね。

とくに他の暖房器具などと併用しているお宅ではエアコンの不具合に気付かないこともあるので注意が必要です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

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