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2022年3月

2022年3月31日 (木)

コンプレッサー漏電の原因は・・・

先日こちらにアップしたコンプレッサー漏電の原因がほぼわかりました。

その後、エアコンの入れ替え工事の依頼をいただき壊れたものを撤去していると・・・
室外機のバルブを固定しているねじの頭にオイルが付着している
室外機のバルブを固定しているねじの頭にオイルが付着しているように見えます。

パイプの接続部やバルブのキャップ部分は乾いた状態です。

下の方へ目をやると
室外機本体下部にオイルが付いている
ここにもオイルが。

穴があるので内部をライトで・・・
穴から室外機の内部をライトで照らしてみる
ちょっと見えませんね。

拡大
画像を拡大
内部はオイルでギトギトです😱

なるほど原因は判明。

室外機を取り外して背面を見ると
取り外した室外機の背面を見る
あらまこんなに・・・

熱交換器の下部分がしっとりと濡れてますが
室外機の熱交換にオイルが付着している
これも全部オイルです。

さあ、このオイルはどこから来たのでしょう?

詳しい人は知ってますよね。

これはコンプレッサーオイル。

圧縮機を潤滑するためのもので普段はコンプレッサーとそこにつながった冷媒サイクル内を冷媒と共に循環しています。

それが出てきたということは室外機の中のどこかに穴が開き冷媒と共にオイルが出てしまったということです。

ようはガス漏れ。

まだ冷媒は残っていたのでかなり小さな穴(もしくは亀裂)で微量のリークのようですが時間をかけて漏れ出たのでしょう。

その結果、圧縮機は過熱運転(冷媒が少ないとこうなる)となり周囲を焼き内部では電動機巻線などが絶縁破壊を起こし漏電に至ったのだと推測します。

ガス漏れ(ガス不足)はエアコンの寿命を縮めてしまう要因になります。

コンプレッサーオイルの循環不良やオイルの変質等により、圧縮機の焼き付き(ロック)ということもあります。

効きの弱くなったエアコンをだましだまし使用していると心臓部であるコンプレッサーを壊しかねないということですね。

とくに他の暖房器具などと併用しているお宅ではエアコンの不具合に気付かないこともあるので注意が必要です。

Katoairconservice_mark160
http://kato-aircon.com/

2022年3月28日 (月)

新築2階へのエアコン設置

新築の一戸建てへエアコン設置の依頼をいただきました。
(場所は川崎市麻生区)

ありがとうございます😄

日をわけて計4台設置しましたがその内1台の模様です。

こちらが2階の室内機設置場所
新築一戸建て2階の室内機設置場所
建物の構造はツーバイフォー。

天井が一部斜めになっています。

この壁の真後ろにはバルコニーがありますが室外機を設置できる場所がなく地面に置く設計になっています。

なので外部は梯子作業です😅

取り付けるエアコンは新品。
新品エアコンの室内機
コンパクトタイプで高さが約25cm。

本体は天地逆さまに置いてます。

さっそくお客さんと相談しながら設置位置を決めます。
お客さんと相談して室内機の設置位置を決める
今回、配管穴は右側面へ開けます。

本体背面に開けるのが基本ですが、そうすると雨どいなどとの関係で外部でのパイプの取り回しがカッコ悪くなるため。

通りから見えるところなのでそういうところも考えなければなりません。

先に穴開け工事にかかります。
据付板を取り付ける前に配管用の穴開け工事をする
側面へパイプを出す場合は室内側の見た目も考慮して化粧カバーを取り付けます。

しかし壁内のスタッド(柱のようなもの)などの配置によって穴の開く位置が変わる場合があり、それにより取り付ける化粧カバーも変わります。

そのカバーの種類によって室内機の左右の位置までも変わってしまいます。

なので先に穴開け工事をします。

穴が開きました。
配管用の穴が開いた
もちろんスタッドなどの構造物は切っていません。

これで左右の位置が決まったので据付板を取り付けます。
据付板を取り付けた
室内機の高さは低めにしています。

この室内機は先ほど触れたように高さ25cm。

発売されている多くの室内機は30cmで、そのタイプに将来入替工事になったとき配管穴がそのまま使えるようにするためです。

たとえお客さんに「高めがいいです」と言われても「はい承知しました」なんて調子のいいことを言っていてはいけません。

説明すれば納得してもらえます。

背面の壁はエアコン設置用に石膏ボードの裏に補強板が入っているので30mmのタッピングビスで固定。

高さより奥行きが大きい機種のため計算して通常よりも多めのねじで固定しました。

配管穴にスリーブ(筒)を入れますが、
配管穴に入れるスリーブを加工
こんなふうにしてみました。

刻んであるほうを外側へ出します。

つばを取り付けたら穴へ
スリーブを取り付けた

パイプ電線類を室内機に取り付けて加工したら本体を引っかけて
室内機取り付けが完了
室内機の取り付けが完了。

配管化粧カバーもぴったり付いています。

アース線と電源コードは
化粧カバーの一部を切り取りアース線と電源コードを通した
カバーの一部を切り取ってそこから通しました。

さて今度は外壁の梯子作業です😆

よっこらしょっと登って
外壁にスリーブの一部が出ている
スリーブの刻んだ部分が外壁から1cm程度出ています。

この部分を押し広げるように曲げて
スリーブが抜けないようになる
パイプも曲げればスリーブが室内方向に抜けるのを防げます。

室内機背面に穴を開ける場合は本体で押さえられてスリーブは動きませんが今回のような場合はこうしないとパイプを曲げた際に押し込まれてしまうんですよ。

外の作業の模様は省略して・・・(いつもの写真撮り忘れ😆)

どうも外作業はいつも撮り忘れますね。

なんでだろう?まあいっか😅

外壁の配管化粧カバーの仕上がり
外壁に取り付けた配管化粧カバー
右側2本は雨水などの排水管です。

室外機
取り付けた室外機
安定性のよいブロックを台にしました。

周囲の家を見ると砕石の上にスタンダードなプラベースを使っていますがすぐに沈んで傾きます。
(よく見るとはじめから傾いて取り付けられてますけど😆)

あの台は床などの平坦なところで使用するものですからね。

雨水管の掃除口があるので室外機は少し左に設置しました。

それとドレンホースの出口に透明の入れ物を置いてますが、ドレンテスト(排水テスト)用の水受けです。

絶縁抵抗を測定して漏電がないこととコンセントの電圧を確認したらプラグを差し運転開始。
エアコン設置がおわり試運転開始
道具などをかたづけたらお客さんと共に動作をチェック。

問題なく完了しました。

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http://kato-aircon.com/

2022年3月25日 (金)

なにこの外し・・・素人?

引っ越し業者の取り外したエアコンの設置で伺ったのですが・・・
まるで素人が外したようなエアコン
でたー!😆

室内機にパイプがつながったまま取り外され運ばれてきました。

お客さんの話では若い人が取り外しをしていたとのこと。

これじゃまだ取り外し工事の途中といった感じなので取り付ける前に余計な作業をしなければなりません。

まったくだれがこんな工事の仕方を教えるんですかねぇ🤔

この状態で室内機を運搬すると本体のパイプが折れて熱交換器ごと取り替えなければならなくなったり、排水用のドレンパンが割れたりして大掛かりな修理になることがあります。

冷媒管の先端を見ると
冷媒管の先端は梱包用テープで巻かれている
梱包用のテープで巻いてます😆

これでは冷媒管内に残留オイルがあると流れ出てしまうおそれがあります。

ベテランの専門の人ならおわかりと思いますが暖房時期だから助かったんでしょう。

うーん🤔、室外機のバルブはちゃんとキャップしているのか気になりますねぇ。

どれどれ👀、
室外機のバルブはシールテープで巻いてあった
だめだこりゃー

水道など接続部ねじに使用するシールテープを一巻きだけで封止しているつもりのようです。

これじゃ簡単に取れてしまうし、ずれたり破れたりすることが容易に想像できます。

このテープはとても薄くて粘着性がありませんからね。

バルブの口から砂埃などが入ったらエアコン故障の元。

その後、パイプ電線類を取り外して異常がないことを確認し取り付け工事を行いました。

幸い試運転では問題はありませんでした。

引越し屋さんに手数料請求しようかしら😁

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2022年3月22日 (火)

2年前設置のエアコンを取り外し

川崎市麻生区にて2年程前に当店で取り付けたこちらのエアコンをお引っ越しに伴い取り外しに伺いました😊

このたびもご依頼いただきありがとうございます😄

取り付けたエアコンがその後どうなっているか見ながら外します。

室内機
2年前に当店で取り付けた室内機
取り付けた当時そのままです。

左にはエアコン専用コンセント
2年前に当店で取り付けたエアコン専用回路
これもエアコンと一緒に取り付けたものなので撤去します。

室外機と窓パネル
取り外す室外機と窓パネル
こちらのお部屋はエアコンを取り付ける設備がなくて今ではめずらしい窓パネルを使用しました。

室外機にガスを回収するためカバーを外します。
ガス回収のため室外機のカバーを外す
電線の施工はいつも通り。

バルブをよ~く見ます。
ガスが漏れていないかバルブの周囲をよく見る
乾燥していて問題なし。

油が付着している場合はガスが漏れています。

ガスを回収する前に温度を測定。
吸い込み温度を測定
吸い込み温度は20.5℃

吹き出し温度は
吹き出し温度を測定
44.0℃

ガス量も問題なさそうです😄

ガス回収が終わって室外機のパイプを外したら
室外機のパイプを外したらすぐにビニルテープを巻く
すぐにバルブへビニルテープを巻きます。

もちろんゴミなどが入らないようにする目的もありますがビニルテープの巻き方を見てください。

冷媒の通る口を平らになるように塞いでいます。

なぜこのようにするかというと、バルブ不良がないか調べるためです。

バルブ不良で冷媒が漏れていると平らに張ったビニルテープが短時間で膨らんできます。

調べる間に冷媒管についているフレアナットを取り外しキャップの用意をします。

冷媒漏れはないのでキャップを取り付けました。
室外機のバルブにキャップを取り付けた
フレアナットの中央に見える銅がキャップです。

ナットを締め付けます。

室内機側の中間ジョイント
中間ジョイント
こちらも油の付着はありません。

室外機同様、外してキャップを取り付けます。

エアコンと窓パネルの取り外しが終わりました。
エアコンの取り外しが終わった
まだ2年しか使っていないのでエアコンは再使用を前提に取り外しました。

続いて専用回路の撤去です。
エアコン専用回路を撤去する
分電盤のカバーを外すとすぐにどの回路かわかりましたが、ここは基本のテスターを使いチェック。

分電盤内から背後のトイレに電線が貫通しています。
分電盤からトイレへ電線を通してある
ブレーカーを落としてから配線を外していきます。

トイレ内
トイレの中を通した電線を撤去する
サドル固定していたので撤去は簡単。

コンセントも外します。
コンセントの撤去
接地線(アース線)には緑色の標識を付けてあります。

そしてユニットバスの点検口から天井内に上半身を入れて
ユニットバスの点検口から天井内の電線を撤去する
部屋方向(コンセント側)

部屋方向の電線撤去
部屋方向の電線を撤去
電線は天井内を転がしで配線しているので引き抜くだけです。

トイレ方向
天井内の専用回路電線
見えている壁は洗面所なのでトイレはもっと向こう側にあります。

撤去
天井内トイレ方向の電線を撤去
天井内はこれで完了。

撤去後の分電盤
専用回路撤去後の分電盤
ブレーカーは専用回路設置前からあるものなのでそのまま残します。

またブレーカーをONにしていますがわざとです。

使わない回路だからと言ってOFFにしておくと内部の接点が酸化や腐食するのでそれを防止します。

カバーを戻してすべて完了。
専用回路撤去後分電盤のカバーを戻す
専用回路撤去も電気工事なので帰ったら帳簿保存します。

お客さんは一時海外へ越すのでエアコンを5年程倉庫に保管する予定だったのですが・・・

長期保管して再設置するとなるとまともに動作するか疑問です🤔

そこでエアコンはお知り合いに使っていただくことにしたそうです。

それなら安心😄

お気をつけていってらっしゃいませ。

またお戻りになり機会がありましたら宜しくお願い致します😊

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2022年3月17日 (木)

バルブのキャップ

エアコンの室外機には冷媒を止めたり流したりできるバルブ(弁)が付いています。
室外機にあるバルブ
(参考画像)

新品の室外機には冷媒が予め規定量封入されています。

そのため設置工事では室内機を冷媒管で室外機に接続して真空引きをし、このバルブを開くだけでヒートポンプサイクル管内が冷媒で満たされます。

もし真空引きをせず大気が入ったままバルブを開けてエアコンを使用すると圧力が異常上昇したり空気中の水分が氷結して管路を詰まらせ能力低下の原因になるんですよ。

それはさておき先日新築のお宅でエアコンを設置していると、
「別の業者に2台の工事をしてもらったところバルブのキャップを手で締めただけだったが大丈夫か?」というような質問をいただきました。

バルブはキャップを外すとこのようになっています。
バルブのキャップを外して六角レンチを差している
(参考画像)

六角レンチを使用して回転させることによりバルブを開閉できるようになっています。

回転するということはそこに隙間があるので内部はシールパッキンで冷媒が漏れないような構造になっています。

しかし・・・

冷媒は圧力変化が大きく冷房時は0.3MPa(3kg/c㎡)くらいまで下がることがあり、暖房時は逆に4MPa(40kg/c㎡)近くまで上昇することがあります。

この圧力変化や圧力そのものでどうしても少しずつ冷媒が漏れたり、時にはパッキンがズレて漏れが多くなることもあります。

その時にキャップがあれば漏れ量は最小限にできます。

キャップ内の圧力も高くなるので一層漏れにくくなるわけです。

なので単なるホコリよけとか腐食防止ではありません。

取り外し工事でバルブキャップをレンチで緩めると必ず”プシュッ!”と圧力の抜ける音がします。

キャップ内に冷媒が漏れてきている証拠です。

手締めではダメなことは明らか。

お客さんへはレンチで締めなければならない旨伝えました。

「できれば点検してほしい」とのことで帰り際に見てみると、

ほんとうに2台とも手締めでしたよ😆

真空を引いたり冷媒を入れたりするサービスポートのキャップも手締め。

こりゃ単に忘れたのではなく知らないんでしょうね。
(こわいこわい)

お客さん立ち合いでサービスポートも含め計6つのキャップをレンチで締めました。

これでひと安心😊

設置工事をしたのはまだ若い人だったようなので教えた人が同じことをしていたんでしょう。

手抜きの伝統が脈々と受け継がれています😆

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2022年3月15日 (火)

漏電ブレーカーが落ちた

エアコンを使用していたら突然漏電遮断器が作動して停電になったとのことで点検の依頼をいただきました。
(横浜市青葉区にて)

ありがとうございます😊

すでにエアコンの回路で漏電していることは判明しているとのことです。
漏電していると思われるエアコン
コンセントからプラグは抜かれ、専用回路のブレーカーも落としているそうです。

エアコンのプラグで絶縁抵抗を測定すると
エアコンの絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ωです。

専用回路ではなくやはりエアコン側での漏電ですね。

どこで漏電しているのか、修理は可能なのかを点検します。

室外機のところにやってきました。
漏電しているエアコンの室外機
”室内機(内外連絡電線含む)”と”室外機”のどちらが漏電しているか調べます。

室外機の内外連絡電線端子台
室外機の内外連絡電線端子台
ここで計測します。

電線を抜いて
室外機の端子台から電線を抜く
これで室内機側と電気的に切れました。

エアコンを取り付けたのはどこの工事屋さんか知りませんが電線が細い(線径1.6mm)
連絡電線が細い
このエアコンは2.0mmを使わなければいけない機種ですが。

それはほっといて・・・

室内機側の絶縁抵抗を測ります。
室内機側の絶縁抵抗を測定する

抵抗値は
室内機側の絶縁抵抗値はほぼ無限大を指している
ほぼ無限大で針はほとんど動きません。

ということは室外機か・・・

テスター棒を室外機の端子台にあてます。
絶縁抵抗計のテスター棒を室外機の端子台にあてる

抵抗値は
室外機の絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ωです。

やっぱり漏電は室外機ですね。

この中で一番怪しむべきところはコンプレッサー(圧縮機)かな・・・

エアコンの心臓部とも呼ばれる部品です。

そこを調べるため室外機の外板を外します。
室外機内部の漏電を調べるため外板を外す

右下の黒い大きなものがコンプレッサー。
室外機内部のコンプレッサー
周囲は吸音材に包まれています。

コンプレッサーの電源リードの途中にあるコネクタを外して絶縁抵抗を測定します。
コンプレッサーの絶縁抵抗を測定

結果は
コンプレッサーの絶縁抵抗はほぼ0Ω
ほぼ0Ω。

やっぱりか・・・

念のためコンプレッサーの端子まで確認することにします。

吸音材をはがすと吐出管サーミスタが見えました。
コンプレッサーの吐出管サーミスタ
この部品はコンプレッサーからの吐出温度を監視するセンサーです。

でもこれおかしいところが・・・
サーミスタの樹脂が溶けだしている
内部の黒い樹脂が溶けだしてます。

温度の高い状態が続いていたのかもしれません。

吐出管に接触していた吸音材も結構焼けてます。
コンプレッサーの吐出管に接触していた吸音材が焼けている
かなり高温になっていたことが考えられます。

吐出管温度が高くなるということは冷媒不足(漏れ)や膨張弁などの制御不良、コンプレッサーの圧縮不良などがあったのかもしれません。

そしてコンプレッサーの端子部分は
コンプレッサーの端子に問題なし
問題ありませんでした。

ということはコンプレッサー内部の絶縁が破れて漏電を起こしているということになります。

その原因は先ほどの吐出管をみたとおりコンプレッサー温度が異常に高くなったことではないかと思われます。

おそらく百数十度になったのではないでしょうか。

コンプレッサーの交換修理は高額なためルームエアコンの場合、多くは修理せず終了となります。

お客さんには状態を説明して新しいエアコンへ買い替えていただくことになりました。

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2022年3月12日 (土)

久しぶりに無線LAN取り付け

エアコンを外出先などでスマホを使い操作、監視するための無線LAN機器取り付けに伺いました😊
(川崎市麻生区)

ご依頼いただきありがとうございます!

機器を取り付けるエアコンがこちら
無線LAN機器を取り付ける室内機
エアコンの設置は量販店のようです。

はじめはお客さんご自身で無線LAN機器を取り付けようと挑戦したらしいのですが前面グリルがどうしても外れずあきらめたそうです。

三菱電機のこの機種は室内機の造りはしっかりしている分、外しにくい構造になっています。

いつも外すときに「こーだっけ?、あーだっけ?」ってなるんですよ。

エアコン屋がこれですからね😆

そしてお客さんの格闘した跡が
室内機のカバーに隙間がある
もとに戻したけれどカバーに隙間ができてしまったそうです。

これはどこかズレてはまってますね。

では前面グリルを外すため各所パーツを外していきます。
室内機の前面グリルを外すため各所パーツを外す
割と新しいエアコンなのでこの機種を開けるのは当方も初めてです。

このシリーズ、上部のツメがなかなか外れずいつもここから時間がかかります😅

外れた
室内機の前面グリルを外した
フゥ。

量販店が設置したエアコンなので据付工事説明書は持ち帰ってしまい多分ありません。

事前にダウンロードしてプリントアウトしてきました。
事前に据付工事説明書をダウンロードしプリントアウトしてきた
接続方法やコードの取り回し方などが書かれています。

接続するコネクタはここ
無線LAN機器をつなぐコネクタ
制御基板上ではないので少しラクです。

接続し配線
無線LAN機器の接続と配線
説明書の通りに・・・

説明書には書かれていませんが
コードを結束バンドで固定
よきところで結束バンド固定。

コードを引っ張られても動かないようにします。

前面グリルなどを戻しながら機器本体を取り付け
室内機の前面グリルを戻しながら無線LAN機器本体を固定
設置が終わりました。

カバーの隙間は少なくなりましたがぴったりとはなりませんでした。
前面グリルなどが変形しカバーに隙間がある
ある期間ずれたまま取り付けられていたので変形してしまったようです。

機器を下に出してますが通常使用時は上の白いケースの中にすっぽり収まるようになっています。

動作は問題ないのであとはお客さんで各種設定していただけば使用できます。

なおルームエアコンにはドレンパン内が水位上昇してもオーバーフローセンサーは付いていないので排水ドレン管が詰まると室内機から水が漏れっぱなしになります。
(冷房、除湿時)

スマホ遠隔操作が普及すると外出中にこの問題が発生しそうですね。

フィルター自動掃除機能なんて役に立たないのは必要ないのでオーバーフローセンサーを付けたほういいような気がしますがメーカーさん。

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2022年3月 9日 (水)

赤外線センサーもだめになる?

エアコンのガス漏れを探す工具にリークディテクタというものがあります。

数年前にこちらで紹介した赤外線センサー式リークディテクタなんですが・・・
赤外線センサー式リークディテクタ
なんとなく徐々に感度が落ちてきているような🤔

赤外線式はセンサーが長寿命でずっと使えると思っていたのですがねぇ。

取扱説明書にはセンサー寿命が20000時間となっていますがそれを鵜呑みにしてはいけないようです。

結局は内部の汚れなどで感度低下するみたいでセンサー交換が必要。

資材屋さんでおおよその修理費を聞くとセンサー交換で約2万円とのこと。

なんやかんやでそれよりもう少しかかるかもしれません。

そう考えると半導体センサー式のディテクタを毎年センサー交換したほうが確実のような気もしますね。

ということで以前使用していた半導体センサー式のリークディテクタを倉庫から引っ張り出してきました。
以前使用していた半導体センサー式リークディテクタ
上はタスコ製のTA430MB。
下はFUSO製のDC-8Pro。

両方とも現在でも販売されている機種です。

TA430MBは本体内に吸引ポンプが付いていて反応が早いのが特徴。

DC-8Proはポンプがついていませんが漏れ箇所を特定しやすい特徴があります。

記憶によるとDC-8Proを使用してやはり吸引ポンプがほしくなり後にTA430MBを導入したような気がします。

それを考えるとやはりTA430MBを使ってみることにしましょうか。

赤外線式と半導体式
赤外線センサー式と半導体センサー式のリークディテクタ
この二つで感度比較をすることにしました。

年間5グラムのリークを再現できるチェッカー
年間5グラムの冷媒リークを再現できるチェッカー
これを使って比較しました。
(冷媒にはR410Aを使用します)

結果は両方とも同程度か赤外線センサー式のほうが若干良いような気がします。

しかし・・・

半導体式のセンサーは以前1年ほど使用してその後5年以上倉庫に放置していたもの。

それでこの結果は半導体式もなかなかのものです。

新しいセンサーを付けたらどうなるでしょうか。

予め資材店に発注しておきました。
リークディテクタの半導体センサー
直径8ミリ程度の小さいものです。

これでお値段なんと¥7700😆

70円のまちがいじゃないの?って感じです。

半導体センサーは交換が簡単、差し替えるだけ。

ユーザー自身で取り替え可能となっています。

肝心の交換後の感度は・・・

完全に半導体式の圧勝。

やはり赤外線式のセンサーも劣化が進むことがわかりました。

これはもう半導体式のTA430MBに現場復帰してもらうしかなさそうです。

よく”断捨離”なんていうの聞きますが、わたしこれとは逆なんですよね。

そのとき不要なものでも使えるものはとっておく。するとまた役に立つときがきます。

もちろん壊れたものは捨てますけどね。

ついでにもう一つ
古いリークディテクタ
これもリークディテクタです。(FUSO製)

かれこれ20年以上前のものだったような気がしますが。

たしか6~7万円位だったと思います。

これアナログメーターってところがいいんですよ。

微妙な反応を読み取れます。

再使用できないかと本体を開けてセンサー(これも半導体吸引式)を見ましたが現在のものとはちがいバカでかいセンサーでおそらくもう入手不可能。

動作するかためしにリークチェッカーを使ってみます。

通常時
リークディテクタ、スタンバイ状態
メーターの針は左の緑の位置にありパイロットランプは緑色。

リークチェッカーに近づくと
リークディテクタが冷媒に反応
冷媒に反応して針が右いっぱいに移動しパイロットランプがメーターの動きに合わせ緑から赤へとスゥーと変わります。

そして同時にピピピピピ・・・と音を発出。

感度を落としても反応がよく、先ほどのくたびれた赤外線式よりも高感度です。

おそらくセンサーが大きく寿命は最近のものより長いのかもしれません。

まだ現場でも使えそうなレベルです。

感度の表をみてもR410Aで年間2グラムと他のディテクタよりも高感度です。(もちろん新品時)

やっぱりアナログメーターは最高ですね。

反応がよくわかる。

でもこちらはまた休眠状態へと戻っていただきます。

また何かのときに登場することでしょう。

いままで使用した赤外線式もしばらくお休みいただくことになりそうです。

もしくはサブ機として携行するかもしれません。

いつの間にか4台も持っていたのか・・・😅

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2022年3月 7日 (月)

ドレンホースを塩ビ管へ

エアコンのドレンホース(排水管)の仕上がりが気になるので塩ビ管で施工できないかとお問い合わせをいただきました。

当店をご指名いただき有り難うございます😄
(東京都港区へエリア外出張です)

エアコンを取り付けたのは最近のようで、購入はネット通販、施工はその通販会社の提携業者だそうです。

メールの送っていただいた画像で気になるところがあり簡単ではなさそうなので現地調査に伺いました。

その状況は
ドレン配管の状況
このようにドレンホースが施工されていました。

室外機が天井吊りなのでホースは2本(室内機と室外機の排水)あります。

お客さんの話では施工業者が下見にきて塩ビ管でドレンを施工するように依頼したらしいのですが、それが業者間で伝わっておらずホースで施工されてしまったとのこと。

ドレンホースが短めで水がぽったんぽったん跳ねそうですね。
ドレンホースが短め

本当は地面から出ているドレン接続口へつなぐ予定だったそうです。
コンクリートの地面にあるドレン接続口
黒っぽく見えるのは塩ビ管のキャップです。

室外機付近の状況
室外機付近の状況
冷媒管が壁の配管穴から出てすぐに上へ向かっているので雨水や結露水が配管穴の中へと入っていきます。

どんなパイプも屋外へ出たところは一旦下に下げるなどして水が入るのを防止する必要があります。

この修正工事も必要ですね。

出口のウォールコーナーカバーは
出口のウォールコーナー
🤔? 換気や排気が付いているエアコンではありませんが換気用が付けられています。

工事にきたときこれしか持っていなかったのかもしれませんね。

しかも換気口カバー(フード)が上に向いて付いているので受け皿となって雨水やホコリが内部へ入ります。
(小鳥の巣にはちょうどいいかもしれませんね😄)

ドレン用の穴あけに苦労の跡が・・・
穴の形状がなめらかでない
のこぎりかなにかで切ったのでしょうか、切り口がなめらかではありません。

換気口を固定しているねじはこのカバー用ではなくエアコン本体に付属している4mmねじです。

太くて受け側のねじ穴が割れるかもしれません。

本来は3.5mmのものがカバーに付属してきますが失くしてしまったのかもしれません。

換気口を外して
カバーの換気口を外す
穴はパテで塞いでありました。

でもパイプ(冷媒管と電線)が上に向いているので時間が経つとどうしても水が差すんですよ。

一方、室内機は・・・
室内機が傾いている
これ右側が下がって傾いているように見えますね。
(画像も傾いてますが😅廻り縁や窓枠と見比べると分かります)

お客さん曰く、取り付け工事が終わったときから傾いていたそうです。

しかしこの傾き・・・配管穴が左にあるので本体から水漏れする可能性が高くなります。

室内機のドレンパンに常時水が残って雑菌が湧き詰まりやすくなるんですよ。

これらを考えるとエアコンを全部取り付け直す必要がありそうです。

ところが室内機から左へ目をやると・・・エアコンの電源が換気扇用のコンセントにさしてあります。(画像はありません)

これは専用回路ではないのでエアコンには本来使用できません。

直すところが多いので設置した業者へ依頼されたほうがよいのでは?と話したところ、あまり気が進まないご様子。

さりとて電源がエアコン専用回路ではない場合、当店では取り外しは行っても取り付けはしません。

更に電源工事が必要です。

そうなると金額的にかなりのものになってしまいます。

しばらく話し合った結果、今回はドレンの塩ビ管工事のみを当方で行い他の部分は手を付けず追い追い考えて対応されるそうです。

不具合の出ないことを祈ります😞

― ドレンの施工 ―

ウォールコーナーとパテを外して
ウォールコーナーとパテを外して配管穴の中を見る
穴の中のドレン勾配は大丈夫そうです。

外したカバー
取り外したカバー
これはもう使いません。

新しいカバーを準備してきました。
準備した新しいウォールコーナー
これを使用します。

本当は換気用ではないものを使いたかったのですがカバー同士の寸法などが合わなくなるため諦めました。

穴を埋めてカバーを取り付けます。
穴を埋めてカバーを取り付け
ドレンホースは換気口ではなく下に穴を開けて出しました。

穴はなめらかです。
カバーに開けた穴は切り口がなめらか
コアドリルで穴を開けてリーマーで仕上げました。

こうすれば換気口のメッシュも付きます。
カバー換気口のメッシュも付いた
ついでにこのメッシュの上からもパテを埋めました。

さて本題の塩ビ管を施工
塩ビ管でドレンを施工
お客さんのご希望で立ち下げの管は細いVE管(お客さんから支給)を使ってほしいとのことで異径のソケットで接続します。

この異径ソケットにアイボリー色がないのでグレーを使います。

ここには後でアイボリーのビニルテープを巻きます。

サッシをあけて接触しないか影響を見ます。
サッシと塩ビ管が接触しないか見る
多少擦りますが問題ありません。

地面の口へ差し込みます。
地面から出ている接続口へ塩ビ管を差し込む
塩ビ管の固定はコンクリート壁にハンマードリルで穴を開けてサドル固定します。

完成
塩ビ管によるドレン管施工完了

室外機周辺
室外機周辺のドレン管

下の部分
地面の接続口へつながるドレン管

正面
正面から見た室外機とドレン管

もうお気づきかもしれませんが換気口カバーは受け皿にならないように下向きに
カバーの換気口は下向きに取り付け
上部の冷媒管出口はパテで埋めました。

ジャバラのドレンホースがなくなりスッキリ
ジャバラのドレンホースを撤去して塩ビ管で施工した
室内機と室外機から注水してドレンテストもOK。

今回は見た目をよくするための改修のみとなりました。

ただしエアコンに限らず設備というものは見栄えよりもまずは不具合のおこらない施工に重点をおかなければならないと思います。

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2022年3月 3日 (木)

室外機の音が室内に響く

東京都目黒区にて地面に置かれた室外機の音が室内に響くとのことで現地調査および改修工事に伺いました。

当店をご利用いただきありがとうございます😄

まずは現地調査に伺うと
地面に設置された室外機
このようにお隣との境付近に室外機が設置されています。

購入と施工はつい最近で某量販店だそうです。

室外機の型式から量販店がわかるので銘板部分はわからないようにしています😅

量販店仕様のエアコンはそのお店のイニシャルなどが型式に入っていたりしますので。

そして室外機につながったパイプが
室外機から出たパイプが壁にあたっている
壁にあたっています。

お客さんはこのパイプを伝わって壁を振動させて音が響いてくるのでは?とすでに原因をある程度特定されていました。

確かにこれが一番あやしいですね。

量販店等ではやはり数をこなすこと、その場で終わらすことが一番なので現場に応じた施工は難しいのだと思います。

また作業車をみるとあらゆる状況に対応する工具や材料が載っていません。
(きれいなもんです)

さて、室外機と壁に挟まれてパイプの加工はほぼ不可能なので室外機を壁から離すしかなさそうですね🤔

しかし・・・
室外機が壁とブロックの間にぎりぎり入っている
室外機は境界のブロックとの間に挟まっています。

台になっているベースも前後を切り取ってぎりぎり収まっています。

しかも
室外機の前面吹き出しグリルがブロックにあたっている
前面の吹き出しグリルがブロックにあたっています。

これでは壁側へ室外機を押さえる形になっているので余計に音が響くのかもしれません。

問題なのはこちらのエアコン、冷房能力が7.1kWと大きいため室外機に接続されているパイプ(冷媒管)のガス管側(太い方)がΦ12.7mmと太いんです。

そのため冷媒管(銅管)が硬く簡単に曲げ加工できません。

しかも一度加工された銅管は余計に硬化して再加工時に折れたり、場合によっては既に折れ潰れていることも考えられます。

改修工事が可能か、またどのように施工するか検討します。
基礎とブロックの間の寸法を計測
基礎とブロックの間を計測。

ブロックの高さを計測
お隣との境にあるブロックの高さを計測
幸いにもこのブロックの外側がお隣との境界とのことで室外機を少し壁から離すことができます。

寸法的にも地面にブロックを積めばいけそうです。

しかしよく収めたもんだ。
ブロックと室外機が完全にあたっている
このままでは今後室外機のベースが地面に沈み始めると余計に壁側へパイプを押し付けるようになります。

見積もりを出して後日改修工事を行うことになりました。

― 施工開始 ―

まずは絶縁抵抗測定とガス漏れがないか温度測定を行いました。

う~ん・・・なんか立ち上がりがよくありませんがなにせ量販店仕様なのでよくわかりません。

しばらく運転を続けてなんとか温度も出て施工を始めます(ちょっと気になりますが🤔こんなものなのかもしれません)。

ポンプダウン(室外機へガス回収)を行うため室外機のカバーを外します。
カバーから電線の心線がはみ出ている
あら恥ずかしい(*ノωノ)いつものように電線の心線がカバーからはみ出ています😆

量販店ではこれが普通です。

金属カバーを外して
電線のムキが長い
これだけ長くむいていればそりゃはみ出ちゃいますね。

端子台に力が加わらないように金属カバーの下部が電線の外皮(シース)を押さえるようになっているのですが・・・

可能であればここは直します。

バルブのキャップが固いなと思ったら
バルブキャップのねじ山が潰れている
ねじ山が潰れていました。

多分、ブレアナットを締め付ける際にここにおさえのレンチをかけてますね。

ここにレンチを掛けるとねじ山だけでなく場合によってはバルブを変形させてガスが漏れることがあります。

室外機取外し完了。
室外機の取り外しが完了
パイプを触ってみてこの部分の銅管はそのまま使用できそうです。

室外機との接続に使用されていたフレアナットは再使用のため
フレアナットは再使用する
銅管を切って取り外します。

先ほど触れたように銅管が太くすでに硬化しているため手で曲げると確実にパイプが折れます。

そこで使用するのが
銅管用パイプベンダー
銅管用のパイプベンダー

これを使用すれば硬くなった銅管も簡単に曲げることができます。

寸法をきっちり測って曲げます。
パイプベンダーで冷媒管を曲げる
使い慣れないと曲げた時の寸法が合いません。

手曲げとは異なりベンダーを使用して曲げた銅管はもう元には戻らないので一発勝負。

もし失敗するとその部分は切って新しい銅管を溶接接続などして直すことになります。

まあこの日は銅管が使えないことも想定して溶接工具も一式持ってきてますけど😅

もうすでに室外機を置くためのブロックを敷いてあります。

フレア加工まで終わって
フレア加工が終わった
今回室外機の移動はスペース的に一人では困難だったのでお客さんに手をお借りしました(ありがとうございます😄)。

室外機をセットし接続完了。
室外機の設置と接続完了
ブロックでかさ上げして少し前へ出すことで背面の吸気効率も向上しました。

パイプは接触なし。
壁へのパイプの接触は改善された
一番の改修目的もクリア。

1cmほどブロックから足がはみ出てますが・・・
1cmほど室外機の足がはみ出ているが安定性には問題なし
安定性には問題ありませんでした。

本当は境界のブロックと敷いたブロックの高さを合わせようと思ったんですが境界ブロックに敷かれたモルタルで無理でした。

その分背面側には
ブロックに室外機を固定
ブロックにねじでしっかり固定。

揺すっても動きません。

銅管は20cmほど短くなりました。
切り取った銅管
これで電線の長さに余裕ができます。

ということで今度は
電線のシース(外皮)部分で押さえができる
電線のシース(外皮)で押さえができました。

再度、絶縁抵抗測定、温度測定をして作業完了。

後日メールをいただき音は半分程度に緩和されたとのこと。

近頃、音のうるさい室外機(コンプレッサー)が増えてきたので困ったもんです。

特に暖房のフル回転時ではブーン・・・と大きな音がします。

中には低回転でも常時うるさい室外機があるのでそれを買ってしまうと最悪です。

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