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2022年2月26日 (土)

ドレンには勾配をつけて

横浜市青葉区にてエアコンの入れ替え工事を行いました。

ご依頼いただき有り難うございます😄

古いエアコン(他業者設置)の状況は・・・

室内機
撤去する室内機
建物は木造の一戸建てですがパイプが室内を配管してあります。

じつはこちらのエアコン2年程前に水漏れを起こし当店で点検に伺っています。

しかしその時には漏れが再現されずに点検のみでした。

そして室内の配管ですが・・・
撤去する室内の配管
床付近まで下りた配管化粧カバーが2mほど水平に横引きされています。

点検当時のデータにはこの横引き部分が水漏れの原因かもしれないと書いてありました。

撤去時にドレンホース(排水管)確認したところやはり昨年の夏に冷房を使用した水がこの時期になっても乾燥せず溜まっていました。

その湿気で雑菌が湧くためかドレンホース内は室内機の方までドロドロしたヘドロのようなものが付着しています。

これが詰まって水漏れを起こした可能性が大ですね🤔

今回こちらの古い配管化粧カバーも撤去して新しいもので設置し直します。

ついでに排水勾配も確保します。

室外
屋外側のパイプと室外機
室内機が設置されている部屋は2階なので地上3mほどの高さからパイプが下り室外機が設置されています。

こちら側の配管化粧カバーはそのまま再利用します。

室内機を取り外して古い据付板も撤去します。
古い据付板を撤去する
上部は2本のボードアンカーだけ。

安全マージンがありませんね。

そしてそのボードアンカーのねじがかなりサビてました。
サビたボードアンカーのねじ
ここまでサビるのは稀で壁内の湿度が高いのかもしれません。

1本はサビで固着しファスナー部分ごと回転して抜けないので小型のボルトカッターで切断しました。

撤去が終わったら新しい据付板を取り付け。
新しいエアコンの据付板を取り付ける

室内機を引っかけます。
新しい室内機を据付板に引っかけた
この状態で新しい配管化粧カバーを取り付けていきます。

よーく見ると縦に赤い線が見えると思いますが直線出しのチョークラインです。

垂直を出してみると取り外した古いカバーは斜めに付いていました。

カバーを固定するため柱部分にねじを打っていきますがその柱の配置がちょっと変則的になっているところがあるようでこれが活躍。
壁の裏側を調べるセンサー
壁の裏側を調べるセンサーです。

たまに役に立ちます😄

冷媒管の接続まで終わって室内機を分解?
パイプの接続が終わって室内機の前面グリルを外す
なにをするかというと・・・

本体下部を据付板とねじで固定します。
室内機下部を据付板とねじで固定する
ダイキンさんはこれがあるからめんどくさい。

他の機種は改良されて楽になりましたがこのシリーズに限っては形状的にできないみたいです。

しかも取り外す部品が多く時間がかかります😆

配管化粧カバーの中へパイプを収めていきます。
配管化粧カバーの中へパイプを収める

こちらで準備した断熱ドレンホース
使用する断熱ドレンホース
通常のドレンホースとは異なり結露防止の断熱材つき。

横引き部分は波打たないようにカバー内下部に配置
ドレンホースが波打たないように配置する
カバーは1/50勾配(1mにつき2cm)を付けているのでこれで排水勾配が確保できます。

壁の配管穴をパテで塞いだらカバーのフタを取り付けて
配管化粧カバーのフタを取り付けて
室内の配管完了。

今回室内には普段屋外で使っているカバーを使用しました。

理由は床付近で横引きが長く室内用のカバーでは強度が不足すると判断したからです。

室内機のところにはカバーのジョイント部品を使用。
室内機のパイプ取り出し口には配管化粧カバーのジョイント部品で隙間防止と見た目向上
これで隙間の防止と見た目が向上します。

室外機の設置も終わりました。
室外機の設置が終わった
ブロックが敷かれていたのでこちらも再利用。

工事終了後の試運転でドレン排水の通水試験を行い問題なし。

吸引器でドレンホースの途中に逆勾配などがないか調べましたがこちらもOK。

これで長期間水が溜まることはないので以前のようなヘドロだらけにはならないと思います。

ドレンは流れればOKではなく勾配が肝心です。

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http://kato-aircon.com/

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