8年で故障、エアコン交換工事
東京都世田谷区にて当店で8年前に取り付けたエアコンが故障したとのことで点検へ。
昨日あたりから急にランプが点滅するようになって動かないとのこと。
これは冷媒漏れ、コンプレッサー圧縮不良、膨張弁故障、その他が考えられます。
停止時の圧力は1MPa程度で問題ありませんが、運転時の高圧が3MPaに届かず低め。
室外機の接続部
ガス漏れの形跡はなくリークディテクタでも反応なし。
室内機側の接続部
こちらもガス漏れの形跡なくリークディテクタで反応ありませんでした。
室外機の外板を開けて膨張弁コイルも点検しましたが異常なし。
そうなると考えられるのは
・室内機または室外機のどこかに穴が開き冷媒が漏れている。
・コンプレッサー故障。
・膨張弁本体故障。
・その他
どれであっても高額修理です😱
ルームエアコンは寿命10年と言われているのでこの時期に高額修理はやらないのが無難。
ということで後日、エアコンの交換工事に伺いました😊
取り外し工事を始めて室内機を下ろすと
あれ?アンカーボルト固定か・・・
しかも下部は板を挟んで調整してる😅
いやここまでは覚えてなかった😆
ここで問題になるのはアンカーボルトの位置が新しいエアコンでも合うか?ということ。
2本のボルト同士の寸法は45cmと決まってますがボルトと配管穴の位置関係は機種ごとにばらばらです。
このアンカーの施工は見たところ間違いなく当方で行ったものです。
こちらの建物はコンクリート構造の一戸建てで木の部分は薄く柔らかい板で壁表面に貼り付けてあるだけ。
それでは強度不足なので前回取り付け時に躯体コンクリートへアンカーを打ち込んだわけです。
そして下に板を挟んだのは壁に段差があるため。
やはりボルト穴の高さが少し異なるため据付板の穴を加工して取り付けてみました。
前と同じダイキンのエアコンを選んでいただきましたがちょっと寸法が違うんですよね。
でもなんとかなりました😄
これ室外電源機です。
もともと電源配線がそのようになっていたので今回もこのタイプを購入していただきました。
室外電源機はやっぱりダイキンが豊富です。
屋外の配管工事も終わって最後に電源接続をします。
電線のリング(輪)は作り直しました。
さて今回は分電盤で絶縁抵抗測定をします。
ブレーカー2次側で行います。
(画像は絶縁抵抗測定後のものです)
このブレーカーは漏電遮断器(30mA)で配線用遮断器(2P2E20A)と兼用になっています。
これも右隣のひとつ(他のエアコン用)と合わせて8年前に当方で交換設置したものです。
その頃はこの2つを含めすべてのブレーカーに漏電遮断機能は付いてませんでしたがその後他社にて残りの回路も交換されたようです。
というのも8年前に来たときは幹線に漏電警報器用の変流器(漏電測定部)が残がいとして残されているだけでした。
しかし幹線に漏電遮断器を設置するスペースが分電盤にないため分岐回路のブレーカーを漏電遮断器に交換したという経緯です。
なぜそのようなことを覚えているかって?
電気工事業を営む者は”いつ、どこで、誰が、何をしたか”検査結果を含め電気工事の帳簿保存が義務付けられているからです。
年数からするともう保存義務の期間は過ぎてますが消す必要もないので。
そして絶縁抵抗は問題なし😊
通常のルームエアコンはメーカーが部品を保有する期間が10年程度と短いため高額な修理となればどうしても買い替えということになります。
ここでムリに修理をしても2、3年後に壊れたら部品がなくて”あの時買い替えておけばよかった・・・”なんてことになりかねないですからね。
このたびも当店をご利用いただき誠にありがとうございました😊
http://kato-aircon.com/
« さすがにアップできず・・・ | トップページ | もうそんなに経つか・・・ »
「エアコン工事作業」カテゴリの記事
- エアコンに無線LANアダプター(2023.09.14)
- 室外機を移設(パイプ延長)(2023.08.16)
- 15年使用したエアコンを新品へ(2023.08.09)
- 炎天下でエアコン入れ替え工事(2023.08.05)
- エアコンの移設工事をしました(2023.07.31)