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2022年1月

2022年1月29日 (土)

8年で故障、エアコン交換工事

東京都世田谷区にて当店で8年前に取り付けたエアコンが故障したとのことで点検へ。
故障したエアコン
昨日あたりから急にランプが点滅するようになって動かないとのこと。

さっそく故障内容を調べると
U0異常
U0異常です。

これは冷媒漏れ、コンプレッサー圧縮不良、膨張弁故障、その他が考えられます。

停止時の圧力は1MPa程度で問題ありませんが、運転時の高圧が3MPaに届かず低め。

室外機の接続部
室外機の接続部にガス漏れの形跡なし
ガス漏れの形跡はなくリークディテクタでも反応なし。

室内機側の接続部
室内機側の接続部にガス漏れの形跡なし
こちらもガス漏れの形跡なくリークディテクタで反応ありませんでした。

室外機の外板を開けて膨張弁コイルも点検しましたが異常なし。

そうなると考えられるのは
・室内機または室外機のどこかに穴が開き冷媒が漏れている。
・コンプレッサー故障。
・膨張弁本体故障。
・その他

どれであっても高額修理です😱

ルームエアコンは寿命10年と言われているのでこの時期に高額修理はやらないのが無難。

ということで後日、エアコンの交換工事に伺いました😊

取り外し工事を始めて室内機を下ろすと
室内機はアンカーボルト固定、下部には板でレベル調整
あれ?アンカーボルト固定か・・・

しかも下部は板を挟んで調整してる😅

いやここまでは覚えてなかった😆

ここで問題になるのはアンカーボルトの位置が新しいエアコンでも合うか?ということ。

2本のボルト同士の寸法は45cmと決まってますがボルトと配管穴の位置関係は機種ごとにばらばらです。

古い据付板を外してみると
古い据付板を外した
木の部分にアンカーを打ってますね。

このアンカーの施工は見たところ間違いなく当方で行ったものです。

こちらの建物はコンクリート構造の一戸建てで木の部分は薄く柔らかい板で壁表面に貼り付けてあるだけ。

それでは強度不足なので前回取り付け時に躯体コンクリートへアンカーを打ち込んだわけです。

そして下に板を挟んだのは壁に段差があるため。

やはりボルト穴の高さが少し異なるため据付板の穴を加工して取り付けてみました。
据付板を加工して取り付けてみた
前と同じダイキンのエアコンを選んでいただきましたがちょっと寸法が違うんですよね。

でもなんとかなりました😄

室内機取り付け
室内機を取り付け
コンセントなどはありません。

これ室外電源機です。

もともと電源配線がそのようになっていたので今回もこのタイプを購入していただきました。

室外電源機はやっぱりダイキンが豊富です。

屋外の配管工事も終わって最後に電源接続をします。
室外機に電源を接続する
電線のリング(輪)は作り直しました。

接続完了
室外機の接続が完了
電線接続部は金属のカバー兼電線押えが付いています。

屋外はこんな感じ
屋外側の仕上がり

さて今回は分電盤で絶縁抵抗測定をします。
ブレーカーの2次側で絶縁抵抗測定
ブレーカー2次側で行います。
(画像は絶縁抵抗測定後のものです)

このブレーカーは漏電遮断器(30mA)で配線用遮断器(2P2E20A)と兼用になっています。

これも右隣のひとつ(他のエアコン用)と合わせて8年前に当方で交換設置したものです。

その頃はこの2つを含めすべてのブレーカーに漏電遮断機能は付いてませんでしたがその後他社にて残りの回路も交換されたようです。

というのも8年前に来たときは幹線に漏電警報器用の変流器(漏電測定部)が残がいとして残されているだけでした。

しかし幹線に漏電遮断器を設置するスペースが分電盤にないため分岐回路のブレーカーを漏電遮断器に交換したという経緯です。

なぜそのようなことを覚えているかって?

電気工事業を営む者は”いつ、どこで、誰が、何をしたか”検査結果を含め電気工事の帳簿保存が義務付けられているからです。

年数からするともう保存義務の期間は過ぎてますが消す必要もないので。

そして絶縁抵抗は問題なし😊

ブレーカーを投入して運転開始
ブレーカーを投入して運転開始
試運転も完了し終了しました。

通常のルームエアコンはメーカーが部品を保有する期間が10年程度と短いため高額な修理となればどうしても買い替えということになります。

ここでムリに修理をしても2、3年後に壊れたら部品がなくて”あの時買い替えておけばよかった・・・”なんてことになりかねないですからね。

このたびも当店をご利用いただき誠にありがとうございました😊

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http://kato-aircon.com/

2022年1月26日 (水)

さすがにアップできず・・・

先日、他の業者が施工したエアコンの修正作業を行ったのですが・・・

新築のお宅で数週間前に設置したばかりのエアコンの仕上がりにご不満ということで調査に伺い、施工が悪く機能上問題があるためいろいろと直すことになりました。

指摘するとキリがないので使用に支障がない程度に修正を行いました😅

それをブログにアップしようと記事を書き終えたのですが・・・ちょっと待てよ・・・🤔

取り付けたのがあまりにも最近なので施工した業者も覚えているはず。

設置状況も特殊な部分があり見ればわかることでしょう。

支障がない程度の修正といっても指摘事項が多く長め記事と写真でしたがアップすることをやめて消去しました😂残念。

このように是非見てもらいたいことであっても載せられないものがあるんですよね~。

書く前もやめたほうがいいかな?と少し思いましたが文面を当たり障りの無いようにすれば何とかなるかと。

でもやっぱりムリですね😆

他社施工不良の修正や取り付け直しはなかなか記事にできません。

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http://kato-aircon.com/

2022年1月22日 (土)

室外機天吊りを取り外し

東京都稲城市にて数年前に当店で取り付けたエアコンの取り外し工事です😊

お引っ越しで3台取り外しますがそのうちの1台です。

室内側
これから取り外しを行う室内機
そういえばこんな工事したな・・・

なんとなく覚えてます😅

室外機は天吊り
天吊りの室外機
室外機の上には鳩よけの網が載せてありました。

隣のお宅も同じ網が載せてあり、こうしないと住み着いてしまうようです😅

室内の配管化粧カバーを外して
室内の配管化粧カバーを外す
パイプが見えました。

全体にテープを巻いてますが何のためかというと
ドレン排水管の勾配をとってある
ドレン排水管の下り勾配を確保するため。

手前側は排水管が上の方に位置してますが、奥へ行くにつれ徐々に下側へと配置しています。

途中に45度の部品で振り返しているのでこうしないと勾配確保が難しいんです。

パイプ類と室内機を外したら最後に室外機を降ろします。

天吊り用の器具を使用し
天吊り用器具で室外機を吊る
室外機を一旦吊り上げます。

当店で取り付けた金具なので吊り下げ器具が簡単に取り付けられるようになっています。

これが他社製の金具だとひと手間かかります。

下の枠を外したらスルスルと降ろして着地。
天吊りの室外機を降ろす
安全に作業できます😄

YouTubeで海外の人がアップしている動画を見ていたら室外機を担ぎ上げて梯子に登り、力尽きたか室外機を落下させてしまうものがありました。

これは珍しいことではなく昔からエアコン工事あるあるです。

工事において力自慢と速さ自慢は事故と不具合のもと😆

天井への固定ボルトには薄くシリコンコーキングを塗ってあったので
天吊り金具の固定ボルトにサビ止めのシリコンコーキングが塗ってある
サビていません。

多少砂埃が付いてますがボルトが空気に接触しないのでサビを防止することができます。

金具を全部外したら建物に予め取り付けられていたボルトナットとプラワッシャーを取り付けて
天吊り室外機取外し完了
取り外し完了です。

他のエアコンも問題なく完了しました😊

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2022年1月20日 (木)

一戸建て2階にエアコン取り付け

今回は一般的な木造一戸建ての2階にエアコンを取り付けます。
(場所は東京都稲城市。ご依頼いただき有り難うございます😄)

室内機の取り付け位置をお客さんと共に決めて
室内機の設置位置をお客さんと決める
作業を始めます。

図面があれば見せていただくのですが筋交いの配置の載っているものはもらっていないとのこと。

重要な図面を渡さない住宅販売会社や建築会社が多いですね。

これらの図面は請求したほうが良いと思います。

穴あけ位置は壁内部を探ります。
壁の内部を探る
ん?、なにか硬いものがあります。

しかし構造物ではありません。

電線のようです。

すぐ下にエアコン専用コンセントがあるのでそのケーブルでしょう。

しかしあまり動く様子がないのでステップルか何かで固定されているようです。

慎重にコアドリルで石膏ボードに穴を開けます。
配管穴あけ位置に電線が埋設されている
やっぱり電線でした。

穴の左側数センチのところには筋交いもありました。

電線が硬かったのは右の柱にこのステップルで固定されていたためです。
電線を固定していたステップル
エアコンの構造や工事を知らない電気屋さんの施工ですね。

このような配線では勢いよく穴を開けると電線まで切断してしまいます。

据付板取り付けと穴あけ、そしてスリーブ入れが完了
据付板取り付けと穴あけスリーブ入れが完了
室内機の引っかけ準備にかかります。

室内機を取り付けました。
室内機を取り付けた
アース線も接続。

さて次は屋外側の作業です。
室内機設置後に屋外側の作業を開始
室内機は2階で室外機は地面に置くので二連梯子作業です。

この日は雨予報で降雨状態によっては延期になるかもしれません。

すでに時折ぱらぱらと雨粒が落ちてきてます😅

壁に赤い線が見えていますがチョークラインです。
壁にチョークラインで線を入れる
これで壁に線を付けて配管化粧カバーの直線を出します。

墨つぼとちがってチョークの粉なので簡単に消すことが可能。

しかし雨が強くなると流れて消えます😆

まぁ、そこまでになったら延期でしょう。

ラインを付けたらそれに沿って配管化粧カバーを取り付け
チョークラインに沿って配管化粧カバーを取り付ける
真っ直ぐに取り付けることができます。

サイディングへ化粧カバーを取り付けるときにはつなぎ部分に注意。
サイディングのつなぎ付近は下穴を開けてからねじ固定
つなぎの近辺ではこのように下穴を開けます。

このようなところに直接ねじを打つとサイディングが割れるためです。

なので意識してよく見ながら行います。

雨脚が強まってきましたのでここで中断、延期です。
雨脚が強くなり室外機取り付けは延期
梯子を必要とする作業はすでに終わらせたので次回二連梯子を出す必要はありません。

いやしかしこの日は寒かった😆

次の日再訪問。
晴れて作業日和
すっかり晴れて作業日和です😄

室外機を取り付けて
室外機を取り付け
お客さん立ち合いで試運転し作業完了😊

こちらへは数年前に新築時2台取り付けていたので2度目の訪問でした。

このたびもありがとうございました😄

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2022年1月18日 (火)

エアコンのランプが点滅(修理)

さて前回の続きで基板交換修理作業です。
(川崎市宮前区)

部品が入荷しました。
室外機の基板が入荷した
箱が大きいですね。

近年ではアッセンブリー(組立品)の部品が増えて大きくなる傾向があります。

その分価格も高く設定されていたりします😅

室内機のコンセントが抜いてあることを確認して交換作業開始。

まずは室内外機接続電線を外します。
室内外機接続電線を外す
差し込み深さの確認窓に電線が見えてませんね。

差し込み不良または電線の皮むき不足です。

これは再度差し込む際に直しますがケーブル外皮のむき過ぎは電線が短く直せないでしょうが仕方ありません。

それよりもこの電線の色順は間違えないように覚えておきます。

室外機の外板を取り外し
基板交換のため室外機の外板を取り外し
ここまで露出させます。

基板交換だけでここまで必要なの?

と思われるでしょうがこの基板はコンプレッサー端子へのリードが一体なのでコンプレッサーまで見えるようにします。

この壊れた基板を変えます。
故障している制御基板

とその前にコンデンサに電荷が残っていないかテスター(回路計)で確認。
コンデンサに電荷が残っていないかテスターで確認
もしも電荷が残っていると最大でDC280V程度の電撃⚡を食らうことになります😱

ほぼ0V近くまで落ちているのを確認し取り外し開始。

コンプレッサー端子も外します。
コンプレッサー端子を外す
すでに端子のカバーは外してあります。

近くで見ると
コンプレッサーの端子
平型端子で接続されてます。

この色順も忘れないようにメモします。

デジカメで画像を撮っているので必要ないと思われるかもしれませんが何かの拍子に消してしまったり、故障で見れなくなることもあり得るのでメモをすることが肝心。

接続を間違えるとコンプレッサーが逆回転😵することがありますので。

そうそう、ちなみにメーカー部品に説明書や交換手順書のような気の利いたものなど付いてきません。

”それぐらい知っていることが前提”となっています。

もし付いてくるとすると仕様変更で機種ごとに”あーしてくれ、こーしてくれ”というような面倒な場合などです。

ここで新しい基板を箱から出すと
箱から出した新しい制御基板
あらま基板だけ?

ずいぶんと大きい箱だったので放熱板やらケースやらが一体の組品かと思ってました😆
(価格的にも・・・)

ということはパワーモジュールとダイオードスタックは冷却用のグリスが必要ですね。

えーっと・・・箱の中には・・・これも付属してない😆

知ってましたがこのメーカーは放熱グリスが付属してきません。
(価格の割に気が利かんな😁)

これじゃ適当な業者じゃなにも付けずにつけちゃうかもしれませんね。

ヘタしたら潤滑用のシリコングリスを塗っちゃったりして🤣

取り外した基板と並べてみます。
取り外した基板と新しい基板
左が取り外したもので右が新しいもの。
(箱の大きさがわかると思います)

見た目の違いはコンデンサの色ぐらいでしょうか。

もし移植する必要のある部品がある場合はここで行います。

室外機側の放熱板には
室外機のパワーモジュール用放熱板
古く硬くなったグリスが付いています。

きれいに拭き取ります。
放熱板についている古いグリスを拭き取った
この裏側には放熱フィンが付いていて室外機の熱交換用ファンの送風で冷却されます。

新しい基板のパワーモジュールとダイオードスタックにグリスを塗ります。
基板と放熱グリス
チューブに入った放熱用シリコングリスです。

修理をするならこれくらい持っているのが当然ですね。

ヘラで塗り伸ばします。

真っ白に
放熱用シリコングリスを塗った
この部分が放熱板に密着します。

基板を室外機にセットしたら
パワーモジュール、ダイオードスタックをねじで固定
パワーモジュールとダイオードスタックをねじで固定し放熱板に押さえつけます。

固定後
パワーモジュール、ダイオードスタックをねじで固定した
周囲に少しグリスがはみ出してOK。

基板の配線接続が完了。
基板の配線接続完了
余っている配線などがないか一通り確認します。

外板類を戻していきます。
基板交換が終わって外板を戻す
配線類が挟まっていないか見ながら行います。

内外接続電線を接続
内外接続電線を接続
心線の皮むきが短かったので修正して接続しました。
(外装シースの修正はケーブルが短くできませんでした)

確認窓から3本とも見えています。

よっしゃー電源スイッチオン!ではありませんよ。

ここで絶縁抵抗を測定して漏電していないかチェックします。

問題ないのでようやく電源を入れて運転開始。
基板交換が完了し運転開始
約3分後、コンプレッサーが回り出し動くようになりました。

暖房の温度は正常。

次に冷房運転を入れます。

なぜ冬に冷房運転をするかというと室外機内部の切替弁がちゃんと動作するか調べるためです。

この切替弁の動きはエアコン本体で検知できないので動作確認が必要です。

冷房も正常で弁はきちんと動作しています。

これですべて完了です😊

基板の故障は前触れなくある日突然起こることが多いので厄介なんですよね。

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2022年1月15日 (土)

エアコンのランプが点滅(点検)

エアコン室内機のランプが点滅(エラー、故障表示)して動かないとの点検依頼を頂きました😊
場所は川崎市宮前区、ありがとうございます。

事前に頂いたメールにランプの点滅回数が記載されていたので調べると”室外機過電流保護”のようです。

現地に到着し室内機を見ると確かにメールと同じ点滅回数です。

こうなると室外機の制御基板(インバーター基板)もしくはコンプレッサーあたりが壊れている可能性が高いためその部分を重点的に点検します。

こちらが室外機
故障していると思われる室外機

天板を外すと制御基板が一番上に見えました。
室外機の天板を外した
この部分で調べます。

基板を近くで見ると
室外機の制御基板
昔に比べるとチップ部品が多用されてコンパクトになりました😄

今では平滑用のコンデンサも小さく基板上に付いてます。

故障内容が過電流だったのでまずはコンバーターの出力電圧をチェック。

DC280V位で異常なし。

続いてインバーターの出力電圧を調べるにはこれ
3相を同時に調べる電圧計
3相を同時に見るための電圧計。

かれこれ20年位前に作ったものです😅

インバーターの出力は3相交流なのでこれが重宝します。

ちょっと専門的な用語になってしまいますが欠相していたり3相にバラつきがあるとわかります。

結果は
インバーター出力がない
コンバーターからの280Vは入力されてますがインバーターからは0V。

皆無😆

電圧計の針がピクリとも動きません。

コンプレッサーからの唸りもまったく聞こえません。

黒い部品はパワーモジュール(パワートランジスタ)と呼ばれる部品です。

ここから出力された電力でコンプレッサーが回転します。

3相とも電圧が出力されないのでパワーモジュール以前の制御側に故障があるようです。

でもそれでは過電流は起こらないと思いますが・・・🤔

たしかに点検中は過電流異常も他のエラーも出ませんでした。

室内機はあたかも室外機が正常運転しているように動作しています。

もしかするとたまに突然復帰していきなり出力が発生し過電流になることも考えられます。
(モーター(コンプレッサー)は停止しているときに大きな電圧を加えると大電流が流れます)

今回はこれが一番考えられますね。

ということで制御基板が故障ということがわかりました。

万一コンプレッサー側のロック、断線、漏電などだとエアコンを買い替えたほうがいい修理金額になりますからね。

室外機を元通りに戻して
室外機の天板を元通り戻して
部品の金額を調べます。

お客さんに修理費用を提示し修理することになりました。

次回、修理のもようをアップ予定です。

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2022年1月13日 (木)

断熱材補修

屋外のパイプが傷んでいるということで修理に伺いました。
ありがとうございます😄
(神奈川県逗子市へエリア外出張)

状況はというと
長年使用されている室外機
長年、日光と風雨にさらされた室外機です。

ここは海も近いので塩害もあることでしょう。

パイプを近くで見ると
パイプがボロボロになっている
ボロボロですね😅

銅管と電線は無事ですがテープと断熱材は劣化で触ると崩れて粉になります。

普通のルームエアコンではここまでになる前に買い替えてしまうことが多いのですがこちらはマルチエアコン。

しかも隠蔽配管に加え室内機が天井埋込形というものでホイホイと入れ替えることはできません。

修理ができなくなるまで使い続けることになります。

ダメになった断熱材を取り去り新しいものを付けました。
冷媒管に新しい断熱材を巻いた
マルチともなるとパイプや電線が多く接近しているためちょっと手間がかかります😅

断熱材(保温筒)は縦に切れ目を入れて銅管に被せますが隙間がないように、そしてそのスリット部に電線などが入り込まないようにビニルテープでテーピングします。

なお冷媒管に使用している断熱材はホームセンターなどにある水道用ではありません。

耐熱120℃の冷媒管専用のものです。

耐熱性がないと暖房時に熱で溶けてしまいます。

コーテープ巻き
断熱材補修後テープ巻き
このテープが劣化ではがれ始めた時点で補修するとテープ巻きだけで済むことが多いのですが。

隙間にパテを埋めました。
パイプの隙間にパテを埋めた
この部分はカバーされて露出しませんが暖房時は暖かくなり虫などが住み着きそうなので😁

補修が終わったら室外機前面のカバーを開けて
室外機の内部を目視点検
目視点検します。

補修作業により異常な箇所が発生していないか、その他に問題がないか見ます。

異常なところはありません。

使用電線などに気になるところはありますがこれは今さらどうこうなるものでもないのでそのままにします。

この室外機は3室マルチですね。

一番下にもう1系統冷媒管の接続口があります。

室内機の合計容量によってこちらのように3室マルチを2系統だけで使う場合があります。

端子台で絶縁抵抗測定し
室外機端子台で絶縁抵抗測定
漏電はありませんでした。

カバーを戻して試運転
室外機のカバーを戻して試運転
動作を確認して完了しました😄

パイプがもっときれいに施工されていればラッキング(水道管に使用されている金属カバー)などで保護する方法もあったかもしれませんね。

ルームエアコンではほとんど使用しませんが業務用エアコンでは屋外配管などでラッキング施工することが多く、当方もその施工はできます。

今回のような機種の場合、業務用エアコンと同じように長期使用されることが想定されるのでなんらかのカバーが付けられるように配管することが必要だったと思います。

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2022年1月 7日 (金)

大森まで3時間半!

久しぶりの積雪でしたね。

案の定、道路は大渋滞😆

今朝は大田区の大森へ現地調査のためまずは道路交通情報と周囲の状況を確かめてこれならば行けそうだと判断し7時半に出発。

高速道路は通行止めばかりなので一般幹線道路を選択。

路面は凍結箇所が多く、橋や陸橋はすべて凍ってました😱

このような状況ではまず車間距離を確保。

なんやかんやでR246の新町手前まではいつもより空いていてそれほど時間はかかりませんでした。

そこから環七を右折するまでは思っていた通りの渋滞。

裏通りで抜けるのは危険なのでそのまま幹線を走行。

環七もそれほど混んでいないのでなんとか約束の時間に間に合いそうな雰囲気です。

ところが・・・

中原街道と交差する陸橋から突然動かなくなります。

時刻は9時ちょっと過ぎ位でしょうか。

そこからはたまにちょっと進んではしばらく停車を繰り返しお客さんのところへ到着したは
お客さんのところに到着したのは11時前
10:55😅

出発から3時間半かかりました。

やはり首都高速などの通行止めが響いていた感じですね。

あまりに長い停車時間に大型トラックの運転手さんの中には止まったまま眠ってしまい、みんなそれを避けて通行するという場面もありました。

東京やその近辺は車が多すぎるのでちょっとした雪でもとんでもない大渋滞になりますね。

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2022年1月 4日 (火)

ドリルを修理

配管穴を開けたりアンカー打ち込みなどに使用しているドリル
故障しているハンマードリル
ボッシュのハンマードリルです。

これもずいぶん長く使用しているので
ボッシュのハンマードリル
色がはげてきてますね😆

長く使えば故障も出てくるわけで近頃回転にムラがあることを感じてました。

そして先日配管穴を開けるため直径65mmのコアドリルを使用していたところいつもより回転が上がりません。

ドリルのトリガースイッチ
ドリルのトリガースイッチ
これで回転数を制御するようになってますがいっぱいに握っても感覚的に8割程度の回転です🤔

いよいよ壊れたか・・・

接触不良であれば分解清掃で復活するかもしれないので
ドリルを分解する
開けてみました。

ここは回転部でスイッチを切り替えることでハンマー機構も付いてます。
ドリル回転部
ハンマードリルは振動ドリルよりも叩く力が強いためコンクリートの穴あけにも適しています。

危険防止のクラッチもあります。

大きめのコアドリル(配管穴用のΦ65mmなど)で穴あけするにはクラッチがないと刃が引っかかったときドリル本体が急に回転し骨折などして危険です。

モーター部
ドリル内部のモーター
ブラシもまだ大丈夫そうです。

そして不具合の原因とみているスイッチ
ドリル内部のスイッチ
これを分解します。

その前にスイッチを操作して抵抗値を見てみます。
ドリルスイッチの抵抗値
いっぱいに握っても10Ωと高い。

トリガーの引き具合で抵抗が変化し回転数を制御するようになってます。

ということでスイッチを分解・・・バキッ!😱

割れました🤣

スイッチは分解できないような造りになってました。

とりあえず元に戻して
ドリルのスイッチを分解しようとしたら割れた
トリガー部が割れてありません😂(使用不能)

すぐに資材屋さんに電話し展開図とパーツリストをメールで送ってもらい部品を注文。

翌日辺りに入荷して取りに行きました。
ドリルの無段変速スイッチ
部品名は”ムダンヘンソクスイッチ(無段変速スイッチ)”です。

価格は¥1500(安!😊)

中身
無段変速スイッチ本体
ちゃんとトリガーも付いてます😄

丸いボタンはスイッチロックで最高回転までトリガーを握ったときにボタンを押すと手を放してもそのまま回転し続けるようになっています。

交換
ドリルのトリガースイッチ交換

ケースを元に戻して
ドリルのトリガースイッチ交換完了
交換完了。

直っているか差し込みプラグでモーターを含むドリル全体の抵抗値を見ます。

少しずつトリガーを握っていくと
ドリルのトリガースイッチを握って抵抗値の変化を見る
指針が無限大からゆっくりと右へ移動していきます。

こういう変化を見るのはやはりアナログテスターです。
(デジタルではわかりにくい)

そしていっぱいまで握ると
ドリルのトリガースイッチをいっぱいに握ると抵抗は約0Ωを指す
ほぼ0Ωを指してます。

これで正常😄

ここで”おや?”と思った方がいるかもしれません。

0Ωではモーターがショートしているのでは?と

これに関しては小難しい理屈があるので割愛します😅

コンセントにプラグを差し込んで試運転したところ回転数の変化が滑らかになり最高回転数も交換前より増しました。

新品のような使用感でまだまだ使えそうです。

日本のメーカーでは部品の取り寄せができない(修理させない)ところもあるのでこうしたところはボッシュが扱いやすいと思いました。

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2022年1月 1日 (土)

謹賀新年

日の出

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

新型コロナウイルスで航空会社などもたいへんなようですが今朝、航空機の飛行状態が表示されるサイトを見たら富士山周辺に10機ほどの旅客機と5機ほどのヘリコプターがぐるぐると飛んでいました。

みんな初日の出フライトを満喫していたようです。
(いいな~😆)

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